身だしなみ

入社式で選ぶべきネクタイとは|選び方ポイントと身だしなみマナー

ネクタイは印象を決める重要なアイテム

入社式は新社会人にとって最初の一大セレモニーです。すべてはここから始まるといってもよいでしょう。そして多くの新社会人にとって人生で一度きりの行事でもあります。入社式に挑むにあたって肩に力が入るのも無理はありません。

入社式には直属の上司はもちろんのこと、役員など組織の上層にいる人たちが出席します。ひょっとすると自分の格好次第で、そうした人たちの目に良くない印象を最初に与える結果につながるかもしれません。その意味で入社式の身だしなみは、いかに他人の目に良い印象を与えるかがポイントだと言えます。

そんな入社式の身だしなみを考える上でおすすめしたいのが、ネクタイ選びです。ネクタイ次第でスーツファッションは印象が大きく変わりますので、この記事をぜひ参考にしてください。

スーツは黒・グレーがふさわしい

入社式に着ていくスーツの色は、黒・グレーがふさわしいでしょう。社会人として、TPOに合わせた服装を選べるというのは、最低限のマナーです。入社式には、派手な色や奇抜なスーツスタイルよりも、ベーシックなスーツの方が好まれます。無地のスーツかストライプの入ったスーツで悩んでいる人は、基本的にどちらでも大丈夫です。

就活中に着用していたリクルートスーツを着ていくのもOKです。入社式のスーツを選ぶ際は、そのスーツが場に相応しいかということに加えて、上司や同僚にどのような印象を与えるかを合わせて考えるといいでしょう。

就活のマナーを確認しよう

ネクタイ以外にも、きちんとしたマナーを身に付けていないとマイナスの印象を与えてしまいかねません。マナーは身だしなみだけではなく、到着時間や荷物の取り扱いなど細かいところでも求められます。他の就活生がマナーを守る中、振る舞い方を知らないでいると慌てることになります。

そこでおすすめなのが「就活マナーマニュアル」です。こちらでは、就活で必須のマナーを詳しく紹介しています。無料でダウンロードできるため、マナーに自信がない就活生は手に入れておきましょう。

入社式にふさわしいネクタイとは

ネクタイはシチュエーションに合わせたコーディネートをするのが基本です。会社説明会や面接にふさわしいネクタイ選びと同様に、入社式にふさわしいネクタイ選びも、そのシチュエーションがどういったものであるかを押さえることで分かります。

入社式というシチュエーションは、新たに加わる社員を、社を挙げて迎える式典です。つまり今後その会社で協調的に取り組める人物像を演出することが、迎えられる側のマナーと言えるでしょう。

おすすめは青系のネクタイ

入社式にふさわしいネクタイの色についてですが、これは自己主張の激しくないものが基本と考えましょう。なるべく地味な色を選ぶことをおすすめします。明るい色や派手な色は目立ちすぎて、見た人にあらぬ印象を与えかねません。反対に、地味な色は相手に特別な印象を与える可能性は少ないと言えます。

一番おすすめなのはなんといってもネイビー系のネクタイです。濃い青色は落ち着きや清潔感、誠実さを印象づける色合いだと言われています。色の性質的に目に飛び込むようなきつさがないので、あなたの謙虚さを控えめに演出してくれる優れた色といえるでしょう。

また、水色も主張しすぎず好印象を与えるネクタイのカラーとしておすすめできます。清涼感のある水色は爽やかな印象を相手に伝えるでしょう。

新卒らしいフレッシュ感が出る

青色のネクタイをオススメする理由は、新卒らしいフレッシュ感を演出できるからです。少なからず新卒は「新卒らしさ」を求められていることが往々にしてあるようです。青色は冷静さインテリジェンス、クールな印象を与えることがあります。

その一方で、人間は青色から空や、海などを連想するので開放感や爽快感などの印象を持つようです。ですので、青色のネクタイは新卒らしいフレッシュ感を出すのには最適な色ということができるでしょう。

定番のストライプ柄が無難

ネクタイの柄については、面接などと同様に定番のストライプ柄を選ぶのが賢明でしょう。実際に面接で着けていったものを選ぶのも問題なく、むしろ無難な選択と言えます。注意したいのは、色味を多く使ったものなど派手なストライプ柄を選ばないことです。あくまで地味に控えめなものを選ぶとよいでしょう。

無地のネクタイを選択するのも問題ありません。無地を選択する場合に気をつけたいのは素材感です。コットン地など一般的なネクタイとは素材感を異にする生地は、やや特別な印象を与えかねません。シルク地やそれに準じた光沢感のある一般的な生地を選ぶのが無難と言えます。

他にはドット柄や小紋柄などの定番的な柄でもよいでしょう。ただしドットが大きいものや華美なものは避けてください。

柄ものにしたい場合は小ぶりなものにする

どうしても柄物のネクタイにしたいときは、小ぶりなものにしましょう。入社式はカジュアルな場所ではないので、柄物の中でもあまり派手でない方がベターです。

先ほども触れましたが、雰囲気に相応しいネクタイを選ぶというのが基本です。どこまでの柄物のネクタイがOKか判断が付きにくい場合は「自分がどう思うか」ではなく「他の人から見てどう見えるか」を意識するといいでしょう。他の人から見てもOKだと思える小ぶりの柄の入ったネクタイなら着用してもいいかもしれません。

スーツやシャツに合わせてネクタイを選ぶことも大事

ネクタイを選ぶ際は、スーツに合わせてネクタイを選ぶことも大事です。もっとも簡単なガイドラインとして、スーツとネクタイの色をなるべく近いものにするということがあげられます。

例えば、ネイビーのスーツにはネイビー系統ののネクタイを合わせるといいでしょう。また、スーツのストライプにも注意を払いましょう。細いストライプの入ったスーツに、細いストライプの入ったネクタイを合わせてしまうと少し野暮ったい印象になります。

この場合スーツのストライプが細いので、ネクタイのストライプは太めのものを合わせるのが好印象でしょう。ストライプの方が無難で好ましいですが、リクルートスーツのような真っ黒なスーツとあまり派手ではない柄のネクタイは好相性です。

色物のシャツの場合は同系色のネクタイにする

色物のシャツの場合は、同系色のネクタイにするようにしましょう。色物のシャツとネクタイのコーディネートでは気をつけなければならないことがあります。それはスーツとネクタイとシャツで使う色が3色以上にならないようにすることです。3色以上色を使うと、相手の視線がそれぞれの色へと散ってしまいます。

基本的には、スーツとシャツとネクタイに同系統の色を使うと無難でしょう。同系統の色でまとめる場合は、スーツがもっとも濃い色でシャツの色はネクタイより薄く、シャツにはさらに薄い色を使うと、よりまとまった印象を与えることができます。シャツのネクタイの組み合わせとしてNGなのは、シャツもネクタイも柄物にしてしまうことです。どちらも柄物にしてしまうとあまり洗練された印象を与えることができないので気をつけましょう。

入社式でネクタイピンをつけても問題ない

入社式でネクタイピンをつけても問題ありません。そもそもネクタイピンにはどういう役割があるのでしょうか。一説によると、昔のネクタイは、裏地などが無く、ネクタイ自体が薄かったそうです。よじれたり、揺れたりするのを防ぐためにネクタイピンが使われるようになったと言われています。

現在のネクタイには、昔のものように簡単によじれたりすることが少なくなってきたので、どちらかというとアクセサリー的な感覚で用いられることが多くなっています。ですが、お辞儀したりした時にネクタイが上着からはみ出るのほ防ぐなど一定の機能的な役割があるので、入社式にネクタイピンをつけて行っても問題はありません。

入社式で避けるべきネクタイとは

入社式はあなたの個性を表現する場ではない、ということを押さえておきましょう。晴れの舞台なのは他の新入社員も同様であり、あなただけに用意された場ではありません。あなたの魅力を発揮するのは入社後、その働きによって周囲に示していきましょう。

場をわきまえた姿勢を示すのも、社会では大切な心構えです。社風にもよりますが、あえて入社式で目立つ格好をするメリットは未知数と言わざるを得ません。一方、謙虚な姿勢を示すことにデメリットはほとんどないと言ってよいでしょう。

色・柄共に派手なもの

赤やピンクなどの彩度の高い色は、紺やグレーなどの控えめな色のスーツによく映えます。式典ということで華やかな衣装を選びたい気持ちも分かりますが、こうした派手めの色味は避けたほうが無難です。自己主張の激しい色味は入社後、社風に合わせて選ぶのがマナーといえるでしょう。

難しいのは柄選びです。せっかく色味をネイビーなどで地味に抑えていても、柄が大きいものや色味の多いものを選んでしまうと、結果的に派手な印象を与えてしまいます。柄は小さめのものやあっさりしたものを選びましょう。

また、地味な色味だからといって黒や白を選択するのも控えましょう。黒や白は冠婚葬祭で着用するものであり、悪くすれば常識を疑われてしまいます。

ブランドもののネクタイは生意気にみられる可能性あり

ブランドもののネクタイにもさまざまあり、中には色味の抑えた控えめなデザインのものもあるでしょう。ブランドものでもそうした地味めなものを選べば問題がないようにも思えますが、注意したい点があります。

高価なブランドもののネクタイは、一見してそのブランドであるという特徴を持つデザインのものが多いです。どれだけ色味が控えめであっても、見る人が見れば一発でどこのブランドか分かってしまいます。新入社員が高価なブランドもののネクタイを着けて入社式に来たら、人によっては生意気に感じる人があるかもしれません。

またキャラクターもののネクタイも軽薄な印象を与えかねませんので、注意しましょう。

入社式にふさわしい身だしなみ

自分に合ったスーツを購入しよう入社式で気をつけたい身だしなみは、当然ながらネクタイだけではありません。合わせるスーツや髪型なども同様に大切です。これらのチョイスもシチュエーションをよく理解することが重要と言えるでしょう。

入社式の前に、どこの部署に配属されるか、どのように使っていくかはもうすでに決まっていることがほとんどです。入社式で必要以上にアピールすることは誰も望んでいません。入社式の意義は、これからともに会社を盛り上げるという一体感の演出です。その意図に沿うような心構えを示しましょう。

スーツの皺はとっておく

スーツの着こなしでとにかく注意したいポイント、それは清潔感です。清潔感さえ徹底していれば、入社式だけでなくあらゆるシチュエーションでも、そう大外しをすることはありません。特にスーツのしわは徹底的に除いておきましょう。しわのないスーツはそれだけでもかなり清潔感を醸し出します。

スーツは丈がぴったりと合ったものを選ぶことで、よりすっきりとした印象になります。肩の合いや裾周りがちょうどよい丈のものを選び、すっきりとした清潔なシルエットを心がけましょう。

もちろん中に着るワイシャツも清潔なものを選んでください。入社式では白いワイシャツを着用するのが基本ですが、白は汚れが目立ちやすい色でもあります。襟や裾が汚れているものは必ず避けましょう。

清潔感のある髪型

いくら着るものに気を配っていても、髪型に清潔感がなければ台無しでしょう。髪型は着るものと同様、あるいはそれ以上に目につくものです。ひょっとしたら、就活中は気をつけていた髪型も、内定以降は気の緩みからおろそかになってはいないでしょうか。

短めのカットにすることが、一番手っ取り早い清潔感のある髪型といえるでしょう。髪の裾は耳や襟にかからない程度の長さまでにとどめ、乱れない程度に整髪料などで抑えるセットが無難です。このとき、整髪料のつけ過ぎで髪がギラギラと光っているのは清潔感を損ないますので、注意しましょう。

また社風にもよりますが、染髪や脱色している髪も基本的にNGです。少なくとも入社式だけでも黒染めしておくのが無難と言えるでしょう。

小物はシンプルなものにする

入社式に小物をつけていく場合は、シンプルなものにしましょう。スーツに合わせる小物は、スーツのラペル部分につけるラペルピンやカフリンクス、ハンカチーフなどがあります。しかし、ラペルピンとハンカチーフは結婚式やパーティなどで使うものなどで入社式のようなビジネスシーンで使うのはふさわしくありません。ビジネスシーンでアクセサリーをつけるのは基本的にはNGです。

しかし、先ほど紹介したネクタイピンと、カフリンクスは機能的な面があるのでビジネスシーンで用いられることがよくあります。カフリンクスをつける場合もできるだけデザインが派手なものは避けるようにしましょう。色も、ダイヤモンドが散りばめられていたり、金でできたものはNGです。落ち着いたシルバーのような色が好ましいでしょう。

入社式はネクタイまでこだわって参加しよう

入社式とは、言うまでもなく新入社員にとって晴れの舞台です。しかし新入社員を迎える会社にとっても重要な式典であることを認識しなくてはなりません。入社式の主役は個人ではなく新入社員全員、ひいては会社全体とも言えるでしょう。

そう考えれば個人の主張よりも、一体感を重んじることが重要と言えます。マナーにのっとった身だしなみが大切なのは、それぞれが示すことで会社全体の一体感へとつながるからです。

入社式の身だしなみに気を使うことは、入社先に献身的に貢献するという意思表明の手段とも言えます。そうした最初の印象は今後の活躍にも影響を与えかねません。入社式ではネクタイにまでこだわることで、やる気を十分に示したいものです。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ