身だしなみ
公務員の服装には規定があるのか|勤務するとき・試験の場合などもご紹介します【疑問解決】
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目次
公務員の服装に規定はない
法律や条例によってさまざまな服務規程を課されている公務員ではありますが、服装についてはこれといった規定はありません。もちろん、警察官や自衛官などは制服が定められていますが、いわゆる事務系の公務員はそれぞれが働きやすい服装をしているのが実情です。男性であれば、通常はスーツの上下にワイシャツ・ネクタイ姿でしょう。とはいえ、全員が同じような格好をしているわけではなく、紺色やグレーのスーツを着ている人もいれば、スーツの柄にカラーシャツやネクタイをうまく組み合わせておしゃれを楽しんでいる男性公務員も少なくありません。
女性であれば、管理職でばちっと決まったスーツを愛用している人もいますし、そのままアパレル業界で働けそうなモードな格好で一般事務をしている人もいるようです。ほとんどの女性公務員は、派手すぎないカジュアルウェアで勤務をしています。
セミナー参加時の服装については、こちらの記事をチェックしてみてください。
公務員試験に適した服装
公務員になるには、志望先の公務員試験に合格しなければなりません。公務員試験に適した服装は、スーツといえます。1次試験では私服で受験する人は少なくないようですが、2次試験でおこなわれる面接では、服装は採用担当者に与える印象に繋がるでしょう。スーツは私服と比べて、相手にきっちりとした印象を与えられます。
また、スーツであればどのような色のものを着ても良いわけではなく黒や紺、グレーなどビジネスマナーに合ったものが好ましいでしょう。公務員試験をスーツで受験する際は、しわや汚れがないか事前に確認しましょう。しわや汚れがある場合は、クリーニングに出すと良いです。
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公務員試験での服装について、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
公務員の条件附採用期間と服装との関係
入庁してからしばらくの間は、リクルートスーツのまま勤務していることが多いです。公務員には「条件附採用期間」というものがあり(国家公務員法59条、地方公務員法22条など)、採用から6か月以上の間、職務を良好な成績で遂行したときにはじめて採用が正式のものとなるという決まりがあります。民間企業の試用期間と同じようなものだと考えていただいてかまいません。
新人公務員は服装面で気を遣う
このような規定があるために、新任公務員はとりあえず最初の半年間は何も問題を起こさないように、上司に目をつけられないように、服装面でも気をつかって過ごしているようです。女性の場合であればスーツ姿の服装で、男性の場合も派手なネクタイやシャツを控えて勤務していることが多いのです。
公務員の夏場の服装とは
2005年、地球温暖化防止を標榜する環境省の主導により、庁舎内の夏場の冷房温度を摂氏28度以上に設定し、職員に対してはその室温に対応できるような軽装を認めるという「クールビズ」キャンペーンが始まりました。
これにより、6月1日から10月31日までの間は男性公務員がノーネクタイ、半袖シャツという服装で勤務してもよいと認められるようになったというのは、今でこそ多くの民間企業も追随していますが、当時としては画期的なできごとでした。
公務員の服装の自由化はだいぶ進んでいる
2012年、東日本大震災の影響による夏季の節電政策ともあいまって、6月1日から9月30日までの最も暑い時期については、ポロシャツやチノパン、アロハシャツやかりゆしウェア、スニーカーなどでの勤務を認めるという「スーパークールビズ」が始まりました。ここにおいて、公務員の服装の自由化はだいぶ進んだと言えるでしょう。
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公務員の現在の服装に規定はない!!ただし自由化が進んでいる
公務員の服装に規定はなく、普通の民間企業と同じように各人が思い思いの服装で勤務をしているというのが現状です。とはいえ、職場により来客の多い窓口業務であったり、現場に出て身体を動かしたりする必要があったりもしますから、結局は周囲の服装になじむものを着るというのが一番良いでしょう。
服装について悩んでいる人は、こちらの記事もおすすめです。