目次
冬場は黒いストッキングでもいいのか
冬場になると寒くなってくるので防寒対策は欠かせません。防寒対策をしつつ、ビジネスと同じくある程度のマナーを守る必要があるので、迷うことも多いのではないでしょうか。
特にストッキングについては、寒さ防止のために黒や厚手のものを着用したいと考える人もいるかもしれません。しかし、面接やビジネスなどの場面では、スーツに黒のストッキングを合わせるとお悔みの場を連想させることなどからビジネスマナーとして避けるべきとされています。
では、どのように防寒対策をすれば良いのでしょうか。この記事ではベージュのストッキング着用時の効果的な防寒対策について解説します。
身だしなみは清潔感が最重要
就活で第一印象を左右する「身だしなみ」は重要視されることが多く、どんな服装をすべきか、何を身に付けるべきかなど、悩む人もいるでしょう。しかし、実際のところ明確な「正解」はありません。
そのため、重要なのは清潔感を意識することで、清潔感があればどのような服装でも相手に誠実さや信頼感といった良い印象を与えることができます。
本記事で紹介する防寒対策やマナーについても内容を鵜吞みにしすぎずに自分自身で判断し、選択肢の一つとしてぜひ参考にしてください。
黒のストッキング・タイツがNGといわれる理由
スーツを着る際、スカートでもパンツスタイルでもストッキングやタイツを履くことがビジネスシーンではマナーだと考えている企業もあります。
一般的にカラーはベージュで、明るめから暗めのものがありますが、スーツに合わせた色や自然なカラー・自身の肌の色に近いものを選ぶほうが自然な印象になります。
就活中は、伝染などのトラブルに対応しやすいライトベージュがおすすめです。では、なぜ黒のストッキングやタイツは避けるべきといわれているのか主な理由を紹介したいと思います。
39点以下は危険水域!
選考本番前にマナー力を診断してください
「面倒くさいな…」と思いがちな就活マナーですが、いざというときにできていないと不合格の原因になることも。
不安な人は「マナー力診断」を活用しましょう。39点以下の人は本番前に対策が必須です。
今すぐ診断して、自信を持って就活に臨んでください。
30秒で適職がわかる!スマホで診断できるお役立ちツールです。
お悔やみを連想させるから
スーツと黒のストッキング・タイツを合わせることで、葬儀などのお悔やみの場面を連想させてしまうというのが理由のひとつです。会社によっては黒でも気にならない人がいるかもしれませんが、黒は葬儀を連想させる色であると一般的に認識されているため、就職活動の場においてはマイナスイメージにつながる恐れがあります。
黒のストッキングを履きたい場合は、企業に勤めてから周りの雰囲気を見たり、先輩社員に相談してから判断するのがおすすめです。
ベージュのストッキング着用時にできる防寒対策7選
黒いストッキングやタイツを避けなければならないからといって、寒さを我慢する必要はありません。体調管理のためにも、しっかりと防寒対策をしましょう。
ちょっとした工夫をするだけで移動中や面接時の寒さをしのぎ、しっかりと適した服装で面接に挑むことができます。これから紹介する7つの防寒対策をぜひ試してみてくださいね。
①移動時だけブーツを履く
面接や企業訪問の際は、リクルートスーツにあわせた適切なビジネスシューズ(パンプスや革靴など)を履くことが一般的なマナーとされています。しかし、家を出てから面接会場までずっとその靴を履く必要はありません。
移動中は自分が動きやすい靴でOK。寒い時期ならブーツなどを履くと寒さをしのぐことができます。ただし、面接会場の近くで靴を履き替えるのはやめましょう。また、荷物がかさばるのを避けるため、駅のコインロッカーなどを利用し、人目につかない場所で履き替えることをおすすめします。
あなたの身だしなみは大丈夫?
39点以下は要注意なマナー力診断で確かめてください。
「めんどくさいな」と思われがちな就活マナーですが、身だしなみで第一印象が決まるといっても過言ではなく、それが原因で選考がうまくいかない可能性があります。
そこで「マナー力診断」を活用しましょう。数分で終わる就活マナーの問題に答えるだけで、あなたの就活マナー力と改善点を把握することができます。
また服装の模範解答や、当日の持ち物リストなどもついているため、診断後も役立つものになっています。
今すぐ診断して、自信を持って就活に臨みましょう
30秒で適職がわかる!スマホで診断できるお役立ちツールです。
②暖かいインナー・防寒ガードル身に着ける
見えないところで防寒をするのであれば問題ありません。薄手の暖かいインナーを着たり、ストッキングの上からガードルを履くなどして、冷えやすいおなか周りをあたためましょう。おすすめは、ユニクロなどで売られているヒートテック素材のインナーです。極薄で寒い日でも体を暖かく保温してくれます。半そでや長袖などの他に8分丈もあり、1,500円程で手に入るので1枚は持っておくと便利です。
その中で注意しておきたいことは、厚手のものや目立つ色のものを着てしまうと不格好になってしまったり透けて見えたりするため、薄手の白・ベージュなど透けにくい色を選ぶことが大切です。
③厚手のストッキングを履く
冬で寒いときは、靴かストッキングで対策する必要があります。そこで、ベージュの厚手
寒さ対策として、デニール数(厚さ)を調整する方法もあります。一般的には、薄手で素肌に近い20~30デニールのストッキングがベターとされていますが、寒さが厳しい場合には40〜50デニールの厚手のストッキングを選ぶと良いでしょう。
ただし、80デニール以上になると、足元が重たい印象に見えてしまうため、厚手のストッキングを購入する際は、厚さがどのくらいかしっかり確認して購入するようにしましょう。
④スカートではなくパンツスーツを着る
パンツスーツの着用もおすすめです。パンツスーツは動きやすいため、企業見学会といった動くことが多い場面や、面接会場まで距離がある場合などに適しています。
パンツスーツを持っていない人もいるかもしれませんが、寒さで震えてしまっては顔色が悪くなったり、選考にも集中できません。そのためパンツスーツを一着持っておくと、寒さ対策や着回しができ便利なのでおすすめです。レンタルスーツなどのサービスを利用するのも良いでしょう。
⑤ストッキングを重ね履きする
ストッキングを2枚重ね履きすることも、防寒対策の一つです。重ね履きすることで、少しではありますが足の暖かさを保つことができます。重ね履きする際の注意点として、厚手ではなく薄手のストッキングを選びましょう。
また、薄手のストッキングを重ね履きするとしても、2枚までにしておきましょう。厚手のストッキングを履くときの注意点と同じで、重ねすぎや厚いストッキングの重ね履きでは野暮ったくみえてしまう恐れがあります。
ストッキングの重ね履きをする場合は、厚手のストッキングをもっていない寒い日にしましょう。違う色のストッキングを重ね履きすると、色味がおかしく見える場合があります。鏡などで自分の全身の姿をみた時色味のバランスがおかしくないか、暗く見えないかなどに注意をする必要があることを覚えておきましょう。
⑥温感ストッキングを履く
近年、寒い時期になると温感効果や保温効果のある肌着を購入する人が増えていますが、ストッキングにも同様の機能をもつ温感ストッキングがあります。温感ストッキングは、通常のストッキングに保温性を高める素材を織り込んだもので、普通のストッキングと同じようにスーツに合わせて着用できます。
着用時に発熱を促し、長時間の保温に優れているので、会社説明会や面接に向かう道中でも寒さ対策が可能になります。着用してすぐに温感を感じるので、寒い朝にも大変効果的です。ブランドによって、厚手タイプや消臭効果タイプなどが販売されているので、自分にぴったりな温感ストッキングを探してみてください。
特に保温に力を入れているものは保湿効果が高く、乾燥しやすい季節にもおすすめです。通常のストッキングよりも割高ではありますが、機能性が高く便利なので、冬が始まる前に1枚だけでも購入しておくと良いでしょう。
ATSUGI
どのような温感ストッキングを購入すればいいのか迷っている方に、おすすめのストッキングを紹介します。まずは、ATSUGIから販売されている「【暖】シリーズ」のストッキングを紹介します。こちらのシリーズは40〜110デニールのものまで幅広く展開されていますが、おすすめは80デニールの厚手タイプです。厚手なので保温効果も高く、しっかりと足を温めてくれます。カラーは黒色だけではなく肌色も展開されており、就職活動中でも使用できる色味です。
切り替えがないので動きやすく、移動の多い就職活動にもぴったりです。消臭効果もあるので、足蒸れによる臭い対策もできます。また、厚手タイプのストッキングは、通常のものよりも生地が厚いので、足が太く見えてしまうのではと不安な人もいるかもしれませんが、足のラインが綺麗に見えるように設計されているので、安心して着用できます。
SABRINA
次にご紹介するのは、グンゼの「SABRINA あったかストッキング」です。こちらは通常のストッキング生地に温感効果が追加されたタイプのものです。伝染しにくいマイクロファイバーを使用しているので、伝染に強く、就職活動中でも安心して履くことができます。
つま先まで保温効果のある生地を使用しているので、足全体を温めることができます。デオドラント加工も施されているので、臭い対策も問題ありません。グンゼのSABRINAシリーズは足を綺麗に演出し、履きやすい設計をしているものが多いので、冬だけではなくほかの季節にもおすすめなストッキングです。また、生地が薄いので、バッグの中に入れておく予備として持ち歩くのにも向いています。
⑦靴の中に敷く足用カイロを使う
靴の中に敷く足用カイロを使うことも、非常に有効な寒さ対策の一つです。足先は体の末端であり、手と同様に冷えやすい箇所です。寒さに敏感でもある足先は、靴の中にカイロを忍ばせることにより、効果的に温かさを感じることができます。
オンパックスより販売されている「オンパックス足ぽかシート」は、靴の中に敷いて使用することができるカイロです。温かさは開封してから約8時間持続します。長時間外出する人は、交換用の予備を持ち歩くといいでしょう。サイズは22cmと25㎝の2種類があり、どちらも薄型で歩きやすい仕様になっています。鉱物系吸着剤と抗菌不織布を使用しており、靴の中の臭いを抑える効果もあります。
自分に合った防寒対策で冬の就活を乗り切ろう
今回は、就職活動において黒いストッキングを避けるべき理由と、冬の寒さを乗り切るための具体的な対策を紹介しました。
体調管理のための防寒対策は重要ですが、あくまでビジネスマナーを守ることが前提です。寒さ対策に意識が偏りすぎて、マナーが疎かにならないよう注意しましょう。
自身の体調や状況にあわせて上手に工夫し、冬の就活を乗り切りましょう。