就活のマナー

【会社見学のマナー】必要な持ち物や場面ごとのマナーをご紹介

会社見学でも「見られている」ことを意識する

就活の一環として会社見学は重要なものですが、会社見学をする際にはマナーにも十分気をつけなければなりません。会社見学中に選考がおこなわれるわけではありませんが、見学中の態度なども評価の対象となっていることが多いです。

会社見学のマナーが守れていなければマイナスの印象を与えてしまい、選考でも不利になってしまう可能性があるため注意しなければなりません。会社見学をすることで、企業について理解を深めることもできますし、就活でも役立てられることは多いです。

上手に振舞えば選考を有利に進められるため、正しいマナーを身に付けることが大切です。会社見学でもマナーを大切にして、好印象を与えて就活を有利に進めていきましょう。

会社見学に持っていくべき持ち物

まずは、会社見学に必要な持ち物を確認しましょう。会社見学に行く際、マナーとして最低限必要なものがあります。就職後、社会人のマナーとしても共通する持ち物ですので、覚えておくといいです。必要なものを持ってきているかどうかは、意外と見られているものです。

当日、現場になって慌てることがないよう、あらかじめ準備しておきましょう。企業によっては、私服で会社見学に来るよう指定される場合もありますが、あまりカジュアルになりすぎず、いわゆるビジネスカジュアル・オフィスカジュアルの範囲を逸脱しないよう、注意してください。

A4サイズが入るカバン

会社見学では、企業から資料を渡されることがあります。資料に沿って説明を受けながら社内を見学してまわることになりますが、何枚も資料を渡されたり、会社見学では使わない参考資料なども一緒にもらうことがあります。説明を聞きながらメモを取ったりできるように、余分な資料をしまっておくA4サイズが入るカバンがあれば安心できます。

カバンは置いたときに自立するものを選びましょう。企業から渡される資料は、冊子状になっているものもあれば、チラシのように一枚ずつばらばらに渡される場合もあります。そういった資料をまとめて保管できるように、資料を入れるクリアファイルなどがあれば、会社見学中に再度資料を取り出すことも簡単です。大事に保管するという意味でも、いい印象を与えられます。

履歴書・証明写真

履歴書と証明写真は、予備もあわせて持参しましょう。これは社会人としてのマナーだと思ってください。社会人であれば、どこへ行くにも名刺を持参しますが、就活生にとっては履歴書が名刺の代わりです。就活生は常に履歴書を持参するのが常識・マナーだと認識してください。

実際に、予告なく履歴書の提出を求められることはよくあります。就職活動では多くの企業へ訪問する機会があり、パソコンで作った履歴書を多用している就活生もいます。名刺の代わりと考えるなら、それもひとつの方法です。自分に合った方法を見つけてください。

スマホ・充電器

スマートフォンや充電器を持って行くのも、今や常識です。ただし、会社見学中は電源を切っておくのがマナーです。詳しくは後述しますので、参考にしてください。スマホはあまりに常識になりすぎて、逆に忘れてしまう就活生もいます。普段から忘れ物をしがちなのかと思われてしまいますし、寝坊して慌てて出てきたと見られても仕方ありません。

最近では、会社見学に来た就活生に対して、QRコードからアクセスしてその場でエントリーや登録を求めるなど、企業側でも採用活動のデジタル化が進んでいます。スマホは、就職活動に欠かせないアイテムとなっているのが現在の就活です。スマホは前もって十分充電しておくのがベストですが、1日に何件か訪問することもありますので、モバイルバッテリーを用意しておくと、とっさの事態にも対応できます。

会社見学が始まる前のマナー

会社見学は見学中だけではなく、見学前からマナーに気をつけておかなければなりません。まだ始まっていないからと油断していては、マイナスの印象を与えてしまう可能性も高いので注意をしましょう。

油断しているときこそ素の部分が見えてしまいますし、そこでマイナスの印象を与えてしまうと評価が一気に悪くなってしまいます。その時点で合格の対象から外されてしまう可能性もありますので、開始前でも油断せずに気を引き締めておきましょう。

遅刻は厳禁

会社見学に限らず、就活全般に言えることですが、遅刻は厳禁です。遅刻をしてしまうと大きくマイナスの印象を与えてしまいますし、最悪の場合は会社見学会に参加できない可能性もあります。評価が下がるだけではなく、企業を知るチャンスも失われてしまいますので、時間を大幅に無駄にしてしまいます。

遅刻は絶対にNGですので、余裕を持って行動し、5~10分前には企業に到着しておくようにしましょう。時間に余裕を持つからといって、あまりに早くに到着してしまうのはかえって迷惑がかかる場合もあります。会社見学会は会場の設営などの準備があったり、1日に何回もおこなわれる場合もあり、まだ前の組が終わっていない可能性もあります。早すぎもNGですので、適切なタイミングで企業に到着しましょう。

携帯電話の電源は切っておく

会社見学会が始まる前には、携帯電話は電源を切っておくかマナーモードにしておきましょう。途中で電話がなってしまうと流れを遮ることになりますし、企業の人だけではなく、他の就活生にも迷惑をかけてしまいます。

電話やメールの着信だけではなく、アラームが鳴ってしまう場合もありますので、アラームも忘れずに解除しておきましょう。会社見学会中は携帯電話を確認するのはNGです。携帯電話を触っていると、企業への興味が薄いとマイナスの印象を与えてしまいます。

音が鳴らないようにマナーモードにするのもいいですが、触らないようにするためにも電源を切っておくのがおすすめです。見学会中は携帯は触らず、見学会に集中して取り組みましょう。

あいさつはきちんとする

企業に到着すれば、まずは受付を通ることになりますが、あいさつをきちんとするようにしましょう。企業に入った瞬間から行動や振る舞いは見られていますので、受付の人にきちんとあいさつをし、丁寧に取次ぎをお願いすることが大切です。

見学会中にいかに礼儀正しく振る舞ったとしても、受付でのマナーが悪ければ裏表があると思われ、マイナスの評価になってしまうこともあります。受付での印象は大切ですし、受付だから、採用担当者だからと人によって態度を変えるのはよくありません。

あいさつをすることはマナーとして基本中の基本ですし、これができていなければ常識を疑われてしまいます。受付に限らず、企業の人にはしっかりとあいさつをして、礼儀正しく振る舞いましょう。

基本的なマナーができていると印象がよくなる

会社見学に行く場合、きちんとしたマナーを身に付けていないとマイナスの印象を与えてしまいかねません。マナーは挨拶や態度だけでなく、到着時間や荷物の取り扱いなど細かいところでも求められます。他の就活生がマナーを守る中、振る舞い方を知らないでいると慌てることになります。

そこでおすすめなのが「就活マナーマニュアル」です。こちらでは、就活で必須のマナーを詳しく紹介しています。無料でダウンロードできるため、マナーに自信がない就活生は手に入れておきましょう。

会社見学時のマナー

会社見学会は開始までのマナーも大切ですが、見学中にも気をつけなければならない点があります。見学会中は採用担当者に直接見られていますし、マナーが守れていないと一気に印象が悪くなってしまいます。

マナーができていない学生と記憶されてしまうと選考でも不利になるでしょう。会社見学会中も、気を抜くことなく振る舞いを考えることが大切です。見学中も正しいマナーを意識して、会社見学を実りあるものにしていきましょう。

メモをとる

会社見学会中は、どんなに些細なことでもしっかりとメモを取ることが大切です。担当者の説明や気付いたことをしっかりメモしましょう。会社見学に参加しても、メモを取っていなければ、帰ってから何を見て何を学んだのかを忘れてしまいますし、参加しても何も身に付かない場合もあります。

せっかく参加しても何も得るものがないのはもったいないですし、細かくメモを取って後から見返せるようにしておくことが大切です。また、メモを取ることは情報を記録するためだけではなく、会社見学への真剣度や企業への興味をアピールするためにも必要なものです。メモを取っていなければ企業への興味が薄いと評価されてしまう場合もありますので、メモを取る姿勢をしっかりアピールしていきましょう。

姿勢を正す

会社見学の内容は企業によって異なりますが、大抵の場合、企業内を歩き回ることになります。立っていることが多いので後半になると疲れる場合もありますが、どれだけ疲れても姿勢を正しておくことが大切です。

姿勢が悪くなってしまうと、だらしない印象を与えてしまいますし、説明をしてくれている人に対しても失礼になります。だらだら行動していては会社見学の進行も遅れてしまう可能性がありますし、予定時刻を過ぎてしまうと、企業の人にも迷惑をかけてしまいます。

会社見学会中は、良い姿勢できびきびと行動することを心がけることが大切です。どれだけ疲れを感じていても、良い姿勢を保つことを意識し、きびきびと行動してやる気のある態度をアピールしていきましょう。

質問をする

会社見学では適宜質問の時間が設けられたり、最後に質問タイムが用意されていることが多いです。好印象を与えるためには、しっかりと質問をすることが大切です。事前に準備しておき、疑問点などを質問していきましょう。疑問点を質問して、それを解消しておくことで就活にも役立てることができますし、企業に対しての熱意も伝わります。

疑問が生まれるのは企業に対して興味や関心があるからであり、何の興味もなければ疑問を持つことすらありません。何も質問がなければ企業に対して興味がないと判断される可能性もありますので、事前にいくつか準備しておくことが大切です。他の学生と質問が被る場合もありますので、質問は複数用意しておきましょう。

会社見学が終わった後のマナー

会社見学は常に気を張っていなければなりませんし、終わると同時に一気に気が緩んでしまう場合も多いです。緊張した時間が続けば疲れてしまい、気が緩むのも仕方ありませんが、見学会終了後にもマナーがあるため注意しなければなりません。

最後の最後で気を抜いてしまうとマイナスの印象を与えてしまう場合がありますので、終わったからと気を抜かないことが大切です。会社見学が終わってもすぐには気を抜かず、もうひと踏ん張りマナーを意識しましょう。

挨拶

会社見学が始まる前もあいさつは大切でしたが、それは終了後も同じです。あいさつはマナーの基本ですので、開始前、終了後に関わらず大切にしなければなりません。会社見学はすべての企業でおこなわれるものではありませんし、開催するためにはさまざまな準備が必要です。

会社見学が終われば、時間を作っていただいたお礼を言い、社内ですれ違う人には軽く会釈することが大切です。感謝の気持ちを伝えることで好印象を与えられますし、会社見学に直接関係ない人でもあいさつをしておくことでプラスにつながる場合もあります。会社見学を通して企業の人にはお世話になっていますので、担当者か否かに関わらず、しっかりとあいさつをしておきましょう。

会社近辺で休まない

会社見学が終われば緊張の糸が切れ、リラックスしたい気持ちにもなりますが、会社近辺で休まないようにしましょう。会社の近辺であれば社内の人間が見ているとも限らないので、会社の近くで休憩をとったりしないで離れることが大切です。

最寄りの駅までは企業の人がいると思い、速やかにその場を離れる必要があります。会社見学には関係なくても、営業で外回りの社員が近辺にいる場合もありますし、休憩している様子を見られないためにも、すぐに移動することが大切です。

休憩すること自体は問題ありませんが、だらしない姿を見せてしまうと、マイナスの印象を与えてしまう可能性があります。休憩をする場合も少し我慢して企業を離れ、完全に企業から離れた場所で休憩するようにしましょう。

お礼のメール

会社見学の終了後には、お礼のメールを出しておくことも大切です。お礼メールを送ることでより丁寧な印象を与えることができますし、企業への志望度の高さもアピールでき好印象になります。お礼メールはできるだけ早く送ることが大切であり、可能であれば当日中に送るようにしましょう。

素早くメールを送ることで採用担当者の記憶に残ることができますし、自身をより強く印象付けることができます。当日中に送るのが難しい場合は、翌日の午前中までにはメールしておくようにしましょう。お礼のメールは採用担当窓口に宛てて送信し、件名の付け方や宛先の書き方、本文での言葉遣いなど、メールマナーにも注意が必要です。

メール例文

(件名)会社見学のお礼/◯◯大学◯◯◯◯

〇〇株式会社
人事部採用担当 〇〇様

お世話になっております。◯◯大学◯◯学部の◯◯ ◯○です。

本日はお忙しい中、貴重なお時間を割いていただき、誠にありがとうございました。御社に訪問し、直に職場の空気に触れる機会を得られたことを深く感謝しております。特に◯◯様のお話は、◯◯に携わりたい私にとってとても興味深く、大変勉強になりました。どうぞこれからもご指導くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

まずはメールにてお礼申し上げます。
―――――――――――――――――
○○大学 ○○学部△△学科
◯○ ◯○◯
【電話】080-****-****
【メール】◯○◯@***.jp
【住所】〒000-0000
東京都○○区○○1-1-1
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お礼メールは、ほんのひと手間でほかの就活生と差をつけられるので、積極的に就活に取り入れてください。会社見学のお礼メールでは、感謝の気持ちを伝えることが大切です。具体的に感謝を伝えたいエピソードがあれば、活用してください。

会社見学ではマナーに十分気を付けよう

自分に合ったスーツを購入しよう会社見学は参加することでメリットがありますし、就活に役立てることもできます。就活を有利に進めるためには、ぜひ参加しておきたいイベントですが、参加時にはマナーに注意しなければなりません。

会社見学ではさまざまなマナーがありますし、それらが守れていなければマイナスの印象を与えてしまい、選考でも不利になってしまいます。会社見学は企業に到着した瞬間から見られていると思っておく必要があります。常に見られている意識を持ってマナーを守り、好印象を獲得しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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