職種研究

WEBデザイナーの志望動機の書き方【ポイント・例文5選付き】

WEBデザイナーについて

学生の頃からデザインを勉強していて、ゆくゆくは自分のデザインスキルを会社で試してみたいと思っている方は多いでしょう。独学でWEBページを制作して公開し、多くの成果をだす人もいる業界です。したがって、ある程度独学でも勉強をして、WEBページを作ってみる必要があります。

そんなWEBデザイナーが迷ってしまうのは志望動機です。どこまでスキルをアピールしたほうがいいのか悩むところですが、ただアピールするだけでは、デザインという創作物を作るうえでどういった能力や強みがあるのかを伝えられない可能性があります。ここでは、志望動機のNG例や基本的にはOKな例文を3つ紹介していきます。

WEBデザイナーの主な業務内容

WEBデザイナーは、PhotoshopやIllustrator、Fireworks、Flashなどの制作支援ソフトを使ってデザインの作成をします。写真の配置や文字の配置という基本デザインから、タイポグラフィという文字表現方法の知識も必要になります。

最初に、クライアントとどういったものを作りたいのか方向性を決めるヒアリング業務があります。その後、ヒアリングの時に決めた課題について調査・分析をして、初めてデザインに取り掛かります。

WEBデザイナーの場合、HTML/CSS、Javascriptを使ってのマークアップまでが業務ですが、サーバーサイド向けのWebプログラミングをおこなわせる企業もあります。したがって、デザインの制作支援ソフトだけではなく、マークアップ技術やプログラミング技術も必要になる場合があります。企業によって業務範囲は様々です。

志望動機を書く際の注意ポイント

WEBデザイナーの志望動機を書く際に大切なポイントが3つあります。それが、なぜこの会社がいいのか明確にすること、活かせるスキル、未経験ならではのやる気の明記です。以下で具体的に紹介していきます。

①企業の特徴を理解した上でなぜこの会社がいいのか明記

企業の特徴を知るうえでは、まず提供する商品(サービス)を理解することがおすすめです。また、応募企業がどのような商品をどのような形で提供しているのかを理解することも重要です。HPのデザインは売り上げに関わる重要な要素ですので、コーポレートサイトやサービスサイトを読み込み、その優位性や自分ならこの商品をこのようにアピールしたい、といった観点から志望動機を作成すると良いでしょう。

②活かせるスキルを明記

次に、WEBデザイナーとして働くうえで重要だとおもう活かせるスキルがあれば明記していきましょう。WEBデザイナーとして活かせるスキルは数多くありますが、実績のない新卒であれば、コミュニケーションスキルやデザインスキルのアピールがおすすめです。以下で詳しくご紹介します。

コミュニケーション能力

企業のWEBサイトはWEBデザイナー一人で制作するのではなく、ディレクターやプログラマー、SEO担当者、時には社外のクライアントなど、複数の人間が関わって制作します。規模が大きくなればなるほどその人数は増えていきますが、関わるすべての人間と目的や進捗、問題意識を共有しなくては、企業にとって良いデザインを制作することはできません。

そのため、WEBデザイナーにとってコミュニケーション能力はとても重要なスキルとなります。ゼミのグループワークやクラブ・サークル、ボランティア活動など、チームで活動してきた経験をもとに、あなたがどのような役割を担ってきたか等、具体的なエピソードを交えコミュニケーション能力をアピールするとよいでしょう。

デザインスキル

WEBデザイナーにはデザインスキルも重要です。転職でスキルや実績がある人とは比べられませんが、授業やゼミなど学内での活動の他にも趣味やサークル活動などにおいて下記のようなツール・言語を使った経験がある場合はアピールしましょう。

  • photoshop、Illustrator
    photoshop、Illustratorなどを使いこなして写真や画像の加工、イラストの作成などができるデザインスキルはWEBデザイナーには必須です。
  • HTMLやCSS、Javascript
    HTMLやCSS、Javascriptなどはコーディングで必要な言語です。理解していることも重要ですので即戦力としてのアピールができます。

③未経験ならではのやる気を明記

WEBデザイナー職は中途採用ではほとんどの場合経験者採用となりますが、新卒の場合は未経験者でも採用されるケースも多くあります。多くの企業はポテンシャル採用といって、新卒に対しては現在のスキルより将来性を重視して採用します。そのためWEBデザインの経験がなくても将来的にWEBデザイナーとして活躍してくれる資質と意欲があれば採用される可能性も十分にあります。

ただし、未経験者が一人前のWEBデザイナーとなるためには人一倍の努力が必要なことは言うまででもありませんので、必要な知識やスキルを学んでいきたいという意欲「やる気」をアピールすることが必須となります。そのためには最低でも「これから何を学べばよいか?」ということを理解して、現在進行形で学びを進めていることをアピールすると良いでしょう。

質問に答えるだけで志望動機を完成させよう

WEBデザイナーの志望動機を作成する際、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。

志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的にWEBデザイナーに採用される志望動機を完成させましょう。

WEBデザイナーの志望動機NG例

WEBデザイナーの志望動機として、典型的NGな例を紹介します。ダメな理由も説明していますので、NG例を知っておきましょう。

NG例

私が御社で働きたいと思ったきっかけは、日本のWeb業界トップシェアで業績が伸びているからです。御社ではどういった物を制作するのかわかりませんが、私自身html/cssの技術はもちろんwebプログラミングの技術、photoshopやillustratorの技術が高いと自負しております。業界大手の御社で働けるならば、自分自身もさらなるスキルアップができそうと思い応募した次第です。

まず、「業績が伸びているから」の一文は基本的にNGです。業績の良さだけで選んでいると思われてしまうでしょう。「どういったものを制作するのかわかりませんが」の部分も、企業について調べようという意思が感じられないと思われてしまいます。面接を受ける企業の事業内容は把握しておきましょう。自己主張が強すぎるのもダメな例です。経験者がアピールするのはいいことですが、単なる自己満足と受け取られてしまいかねません。最後のスキルアップをしたいというのも、会社を学校と勘違いしているとうかがえます。

WEBデザイナーの志望動機例3選

次に、採用者担当に好印象を残せる志望動機の例文を3つ紹介します。参考にしながら、自分らしい志望動機を考えてみましょう。

志望動機の例文①

学生の時に、独学ではありますがwordpressでWEBサイトを公開していました。photoshopやillustratorを使いデザインをし、SEOやアクセシビリティを意識してコーディングをしました。わからないことは調べ、時には人に聞いたりして試行錯誤をした結果、PVを○○と大きく伸ばすことができました。

デザイン制作を「楽しい」と実感したことが、WEBデザイナーとしてWEB業界に入りたいと思ったきっかけです。御社のインターンや企業説明会でwebサービスの開発環境を見せていただき、チームでサービスをつくるということに感銘を受けました。独学なので実務経験はありませんが、ゆくゆくは御社のWEBディレクターやフロントエンドエンジニアにキャリアアップし活躍したいと思っています。

上記の例は、きちんと自己分析をした上で自分のスキルを具体的に述べているのがポイントです。ただ、自己主張をしすぎるとマイナスイメージになりかねないので、控えめがベストです。自分で調べて結果を出したというところもポイントです。特に具体的な数値を入れると信頼性が増します。インターンに参加したという実体験は、積極的にアピールすると効果的です。やる気と積極性が評価される可能性が高いでしょう。将来どうしたいのか具体的な方向性の説明も必要になります。

志望動機の例文②

御社を希望したのは、御社のWEBサービスを利用しており、サービスをもっと知りたい、開発に携わりたいと思ったからです。御社のWEBページも拝見させていただきましたが、色使い、レイアウト、表現力などに魅力を感じました。ただ、学生の時に独学で勉強してた視点から見ると○○部分と○○部分はソースを見た感じぱっとしない、少しコードを減らせると思ったので、私の経験上は○○のように記述するとコードがスッキリすると思います。学生時代に勉強をして、培ったコーディング力や情報収集能力を使い、御社に貢献できたらいいと考えています。

きちんと企業のWEBページを見て指摘して、解決策を軽く提案しているところがポイントになっています。「御社のWEBサービス」の一文は具体的なホームページ名などを含めるとベストです。さらに、この人はソースだけを見て理解できる人なんだという採用担当者の判断材料になる可能性が高くなります。

志望動機の例文③

御社の採用情報を見て、中途採用で入社されている方や未経験者でも多く働いていると知り、いろんな人生経験、感性を持った人が働いている職場だと感じました。また、○○という企業理念に感銘を受けました。いろいろな感性を持っている人たちと一緒にデザインの仕事をしていきたいと思い、応募した次第です。私自身、実務経験や制作経験はありませんが、御社のWEB制作の分業体制に興味があり、コミュニケーションをとりながら仕事をするということに魅力を感じています。常に互いに刺激しあいながら技術を身につけられればと思いました。

全くの未経験の場合は、応募する会社をきちんと調べてから書くことが必要です。会社のホームページなどは絶対にチェックしましょう。事業内容や企業理念で共感したことを記述し、魅力的に感じたことなどは、志望動機の内容に盛り込むとよいでしょう。就職支援サイトなどで業務体制を知っておくのもベストです。

志望動機の例文④

私は貴社の医療従事者向け転職サイトが都市部のみならず地方の持続可能な医療の実現に貢献されている点に感銘を受けました。また、貴社事業の優位性は訴求力があるHPのデザイン性にあると考え、貴社のWEBデザイナー職を志望いたしました。

私は学生時代、illustratorやPhotoshopを用いて所属するサークルのHP制作をしていましたが、日に日に興味を持ち、プロのWEBデザイナーとして活躍したいという気持ちが強くなりました。貴社のWEBデザイナーとして活躍することで、日本の地方医療を影から支える存在になりたいと思っております。

この例文のポイントは、下記の3点です。

  • 応募企業の社会的意義を理解し、賛同している
  • 応募企業のサービスにおけるWEBデザインの重要性を理解している
  • 自身のWEBデザイン経験を明記している

HP作成は企業の意思を反映させるものであるため、応募者が自社事業を正しく理解し、賛同していることはとても重要です。また、例文ではWEBデザインの経験や興味が書かれており、具体的な入社意欲がよく伝わる文章となっています。

志望動機の例文⑤

私は貴社HPの親しみやすいデザインに魅かれ、WEBデザイナーとして活躍したいと考え志望いたしました。貴社のHPは中小企業の経営支援やビジネスマッチングなどBTOB事業を展開されているにもかかわらず私のような学生が見ても興味を引くデザインわかりやすい構成で描かれてあり、確かな優位性を感じました。

私はWEBデザインの経験はありませんが、先月よりスクーリングにてPhotoshop、illustratorを学んでおり、そのほかにも卒業までに必要なスキルを学んでいきたいと考えております。当然入社後も自己研鑽を続け、将来的に一人前のWEBデザイナーになりたいと考えております。

この例文は、WEBデザイン未経験ながらそれをマイナスポイントと感じさせない内容となっています。ポイントは以下の点です。

  • 応募企業を客観的に研究し、HPデザインの優位性を志望動機としている。
  • 未経験であるが、「やる気」を具体的な形で伝えることができている。

未経験の場合、ただ単に「未経験ですが頑張ります!」というアピールでは不十分です。WEBデザイナーとして必要なスキルを理解し、現在進行形で勉強をしていること、今後も継続して勉強する意思があることを具体的に明記する必要があります。

WEBデザイナーの志望動機は企業研究・自己分析が重要

WEBデザイナーの業務内容と志望動機の例文を3つ紹介しました。WEBデザイナーの志望動機では「勉強してきたスキルや自分の感性」を積極的にアピールすすることが大事です。また、ポートフォリオなどを完成させて志望動機に自サイトのURLなどを書いている就活生も多いでしょう。「企業研究や業界研究をしているか」「将来はどういったヴィジョンを見ているか」など、数ある会社の中で「その会社を選んだ理由」を志望動機に盛り込むことが大切です。

WEBデザイナーという職業は、学生時代から専門的な勉強をしている人が多い業界なので、会社に入って働く場合にはサービス内容やHTML/CSSといった必須なスキル情報は調べて勉強しておくことが重要です。

またNGな志望動機として「会社の業績が好調だからという理由」「自己満足に思われるようなアピール」はやめておいたほうがよいでしょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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