職種研究

スポーツトレーナーの平均年収・ボーナス事情|比較シミュレーションで比べてみよう

スポーツトレーナーとは

アスリート選手のサポートをおこなう職種であるスポーツトレーナー。そんなスポーツトレーナーへの就職を目指す場合は、職種について理解を深めておくことが大切となります。スポーツトレーナーの業務内容や平均年収などを知り、本当にその選択で後悔しないのか考えることで、就職後、後悔せずに働けるのです。本ページでは、スポーツトレーナーの業務内容や平均年収、ボーナス、昇給などについてご紹介します。ぜひ、選考にしてください。

スポーツトレーナーの種類について

  • アスレティックトレーナー
  • メディカルトレーナー
  • ストレングトレーナー
  • フィットネストレーナー

スポーツトレーナーは、細かく分けると上記の4つに分類されます。「アスレティックトレーナー」と「メディカルトレーナー」は、アスリート選手が怪我をした際に活躍するスポーツトレーナーです。種類によっては、医療や筋肉に関する知識も必要となるのが、スポーツトレーナーだといえるでしょう。

スポーツトレーナーの業務内容

スポーツトレーナーの業務内容を、種類別にご紹介します。

「アスレティックトレーナー」の業務内容は、アスリート選手が怪我をした際、応急処置などをおこなうことです。「メディカルトレーナー」は、怪我をして復帰を目指すアスリート選手のサポートが仕事となります。どちらも、医療分野の知識が必要となるスポーツトレーナーだといえるでしょう。

また、「ストレングトレーナー」はトレーニング指導をおこなう職種で、「フィットネストレーナー」はスポーツジムなどで会員のサポートをする職種となります。それぞれに役割や細かな違いがあるため、覚えておいてください。

スポーツトレーナーに求められる能力について

  • トレーニングに関する専門的な知識
  • 我慢強さ

スポーツトレーナーに求められる能力として、第一に「トレーニングに関する専門的な知識」が挙げられます。何の知識もないスポーツトレーナーに、指導されたいと思うアスリート選手はいません。トレーニング機器の使い方や身体の構造はもちろん、怪我に対する処置の仕方なども知っておくことが求められるでしょう。

また、スポーツトレーナーには、我慢強さも必要です。どんなに選手が興奮している状態でも、スポーツトレーナーが冷静に判断をおこなうことで、選手の実力へと繋がります。選手を鍛えるという熱意を持ちつつも、どこか冷静な性格の人が、スポーツトレーナーに向いているといえるでしょう。

スポーツトレーナーの平均年収と他職種との比較

スポーツトレーナーの平均年収について

スポーツトレーナーの平均年収は、200~1,000万円程度だといわれています。プロのアスリート選手のスポーツトレーナーになるか、スポーツジムのスタッフとして働くかなど、就職先によって変わってくるようです。

他の職種・平均との比較

  • 日本の平均年収:422万
  • インストラクター:321万
  • スポーツ用品メーカー:400~900万

スポーツトレーナーの平均年収は、日本の平均である422万円と比較すると高いといえます。しかし、全てのスポーツトレーナーがそうというわけではなく、就職先によるといえるでしょう。インストラクターやスポーツ用品メーカーと比較しても、同じことがいえるようです。

スポーツトレーナーのボーナス・昇給事情

ボーナスについて

スポーツトレーナーのボーナスの有無は、就職先によって異なります。これは、プロアスリート選手のスポーツトレーナーになっても、スポーツジムのスタッフになっても、同じことがいえるでしょう。ボーナスが欲しいと考えている場合は、求人をよくチェックするようにしてください。

昇給について

スポーツトレーナーの昇給の有無も、ボーナス同様、就職先によって異なります。プロアスリート選手のスポーツトレーナーになった場合、その選手が良い成績を修めるかどうかによっても、異なってくるでしょう。

スポーツトレーナーの年齢別平均年収推移シミュレーション

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 374.7万円 25.7万円 66.2万円
25~29歳 488.1万円 33.5万円 86.2万円
30~34歳 562.3万円 38.6万円 99.3万円
35~39歳 616.2万円 42.3万円 108.9万円
40~44歳 664.1万円 45.6万円 117.3万円
45~49歳 702.1万円 48.2万円 124.0万円
50~54歳 731.4万円 50.2万円 129.2万円
55~59歳 720.8万円 49.5万円 127.3万円
60~64歳 540.4万円 37.1万円 95.5万円

年齢別の平均年収を5歳刻みで算出すると、30~34歳での平均年収は562.3万円、うちボーナスは99.3万円になると予測されます。40~44歳では平均年収が664.1万円、うちボーナスは117.3万円になると予測されます。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

スポーツトレーナーと日本の平均年収との年齢別比較シミュレーション

年齢 スポーツトレーナーの平均年収 日本の平均年収
20~24歳 374.7万円 263.5万円
25~29歳 488.1万円 343.3万円
30~34歳 562.3万円 395.5万円
35~39歳 616.2万円 433.4万円
40~44歳 664.1万円 467.1万円
45~49歳 702.1万円 493.8万円
50~54歳 731.4万円 514.4万円
55~59歳 720.8万円 507.0万円
60~64歳 540.4万円 380.1万円

スポーツトレーナーの平均年収は、日本の企業全体の平均年収と比較すると高いといえるでしょう。30~34歳の平均年収は562.3万円で、日本の平均と比較すると167万円ほど高くなると推測されます。40~44歳では664.1万円の予測です。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

スポーツトレーナーの生涯賃金シミュレーション

スポーツトレーナーの平均年収 日本の平均年収
生涯賃金 2.70億円 1.90億円

日本の平均的な生涯賃金とスポーツトレーナーの生涯賃金を比較してみましょう。スポーツトレーナーの平均年収は200~1,000万円であることがわかりました。一方、日本の平均年収は422万円です。20~65歳まで勤めたと仮定した場合、生涯で得られる賃金はどれくらいになるのでしょうか。その結果が、上記の表です。

スポーツトレーナーの生涯賃金は、2億7,000万円と予想されます。日本の平均生涯賃金と比較すると8,000万円ほど多いと推測されます。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

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まとめ

スポーツトレーナーの業務内容や平均年収、ボーナスや昇給についてご紹介しました。スポーツトレーナーは、アスリート選手やスポーツジムにきた会員のサポートをおこなうのが、主な業務内容です。スポーツトレーナーには、「アスレティックトレーナー」「ストレングトレーナー」などの種類があり、それぞれが異なる役割を持っています。自分がどの種類のスポーツトレーナーになりたいのか、就職活動を始める前に考えておくと良いでしょう。

スポーツトレーナーの平均年収は、200~1,000万円と就職先によって大きく差が出ます。プロアスリート選手のプロトレーナーになれば、年収で1,000万円以上を稼ぐことも可能かもしれません。ぜひ、これらの情報を知ったうえで、スポーツトレーナーを目指してみてください。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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