職種研究

生産技術職の志望動機の書き方|例文5選やNG例をご紹介

生産技術職について

生産技術職という職種はあまり聞き慣れないと思いますが、その名前の通り生産するための技術を確立する仕事です。かんたんに説明すると、企業で新製品などを開発した際に、その製品を安定して生産するための技術を確立する必要がありますが、それを主体となっておこなうのが生産技術職の仕事です。日本の主要産業である製造業には生産技術がなくてはならないため、生産技術職には一定の雇用があります。

生産技術職の主な業務内容

生産技術職は、製品をローコストで大量生産する体制を確立するのが主な役割です。しかし、コストを追求して品質を落としてしまうと商品のブランドイメージが低下して売れなくなる恐れがあります。したがって、高品質の製品をいかにローコストで大量生産できる体制をつくるかが重要となります。

仕事内容は様々であり、「新製品の生産ライン立ち上げ」や「工場や生産機の増設・新設」だけでなく、稼働している生産工程の問題点を抽出して改善もおこないます。「研究開発部門」や「生産部門」と連携して、「生産設備の改善」から「作業内容の改善」、「人員の配置」をおこない、生産効率アップを実現する仕事なのです。

技術職の志望動機を書くポイント

志望動機は、限られた文字数で自分をアピールしなければいけません。相手に伝えてたいポイントを抑えておくことで、志望動機をスムーズに書くことが出来ます。たくさんアピールしたいことがあるかもしれませんが、要点が定まっていないと採用担当者が内容を理解することが出来ません。生産技術職の志望動機を書くポイントは3つあります。

「なぜその業界なのか」「なぜその企業なのか」「どのように企業に貢献できるか」です。就職したい企業研究をおこない、志望動機を整理してみましょう。ここでは、それぞれのポイントについて説明します。

①なぜその業界なのか

生産技術職の志望動機を書くポイントの1つ目は「なぜその業界なのか」を明確にすることです。一言で生産技術職といっても、生産しているものは多くあります。製造業のなかで、なぜ生産技術職での就職を目指しているかを説明できるようになりましょう。業界を志望する理由がないと、どのような業界でもよいのではないかと面接官に思われてしまいます。

さまざまな業界がある中で、なぜ製造過程の品質や工程管理といった生産技術職を目指したいかを明確にしましょう。企業研究の前に業界の研究をして、志望動機に一貫性を持たせることが重要です。

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②なぜその企業なのか

生産技術職の志望動機を書くポイントの2つ目は「なぜその企業なのか」を明らかにすることです。採用担当者は、その人がなぜ自社に入社したいのかを見ます。その際に「この人はうちの会社でなくてもよいんだな」と思わせてしまったら、採用されることは難しいです。

企業研究をして、その企業のどのような面に惹かれているかを考えてみましょう。ホームページの企業情報や、プレスリリースなどの社外に向けた広報などを参考にして、事業内容や生産ラインの品質に関した取り組みなどを確認してみてください。

③どのように企業に貢献できるか

生産技術職の志望動機を書く3つ目のポイントは「どのように企業に貢献できるか」をはっきりとアピールすることです。採用担当者は長所や短所を見るのはもちろんですが、会社の中でどのように働いてもらうかも考えています。

志望理由だけでなく、どのように企業に貢献できるかも明確にしておきましょう。貢献度をアピールするためには、企業研究をして企業が扱っている商材や業務を知ることが大切です。調べた業種や部門に対するスキルの活かし方を考えて、どのように企業に貢献できるかをまとめましょう。

生産技術職の正しい志望動機例5選

生産技術職の志望動機をアピールするにあたり、必要なポイントをおさえた5つの例文をご紹介します。

例文①

私は小さいときから貴社の○○を愛用しています。貴社の○○はかなり複雑な部品が組み合わさった構造であるにもかかわらず、世界最高水準の品質を保たれているところに感動し、貴社の高度な製品作りに直接携わりたいと考えて志望させていただきました。生産技術を希望する理由は、生産設備の勉強をしていた際に、テキストで貴社の生産技術の構築プロセスが紹介されており、効率アップの着眼点に深い感銘を受けたからです。

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上記の例で大事なポイントは、希望する企業の代表的な商品を用いて、その企業が力を入れている技術に感動した旨を説明しているところです。こうすることにより、企業研究ができていることをアピールできます。また、勉強してきた内容と職種を組み合わせることで、「貴社の生産技術に入りたい」という気持ちを強く印象付けることができます。

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例文②

私は生産技術職を志望します。貴社の工場で職場体験をさせていただいた際に、生産技術の方から生産条件の変更に関する指示がありました。生産条件の変更後は、素人の私でも感じるほど作業自体が楽になり、なおかつ生産効率が良くなっていたことに感動しました。それまでは、工場の生産性は各工程が努力して上げていると考えていたため、このことが強く印象に残り、生産技術で仕事をしてみたいと思うようになりました。

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上記は、希望する企業の職場体験で感じたことを例にすることで、積極的に企業研究していることをアピールする方法です。体験した仕事内容を伝えるのではなく、その際に発生したエピソードをもとに、生産技術の実績に感動した内容を加えることで、採用担当者に生産技術職に対する熱意を伝えることができます。

例文③

私が貴社を志望した理由は、「食で安全と安心をとどける」という貴社の企業理念が、「直接摂取する食品は何よりも安全でなければならない」という私の考えと一致したからです。生産技術職を志望する理由としては、私は大学で生産工学を専攻しており、貴社の品質・食品衛生・コスト・生産性を踏まえた生産プロセスの構築に興味を抱いたからです。開発部門と生産部門のかけ橋になるような人材になりたいと考えております。

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上記の例では、企業理念と自分の考えを結び付けて説明することにより、その企業を選んだ志望動機を明確にしています。また、学校の授業で学んだことを軸に、希望する会社および職種に対してどのような点に魅力を感じたかを付け加えることで、企業研究・職種研究をアピールし、その企業・職種への熱意を伝えることができます。

例文④

私が貴社を志望した理由は、世界的に評価されている品質保証の技術に惹かれ、貢献したいと思ったからです。貴社の生産物の欠品率は、業界内の他社に比べて低い値になっています。その中でも、独自で開発している画像処理技術を応用した品質チェックシステムに興味があります。私は大学で画像処理を専攻しており、この知識を貴社で発揮したいと考えています。

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この例文は、企業研究を十分におこなっていることをアピールする内容になっています。業界全体を見てその企業が同評価されているか、そのなかで自分が大学でやってきた知識を活かせることをPRしています。

例文⑤

私は、小さい頃から貴社のティッシュペーパーを使ってきました。生活するうえで無くてはならない存在であり、品質が長年保たれている点に素晴らしさを感じています。また、昨年発売された、化学薬品にアレルギーがある人向けの無添加の製品にも興味があります。
薬品を使わず天然物のみで一定量を生産し、品質を保っている手法について深く学びたいです。採用された際には既存の仕組みを理解するのはもちろんですが、より効率的な手法の提案ができるような人材になりたいと思っています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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この例文のポイントは最新の企業研究をして、製品のリリースなどを把握していることと、企業に入った後どのように貢献していきたいかを明確にしている点です。企業に入った後にやりたいと思っていることを明確にして、採用担当者に働いている姿をイメージしてもらいやすくしましょう。

生産技術職の志望動機NG例文

生産技術職の志望動機におけるNG例文を記載します。理由も併せて記載しますので、参考にしてください。

NG例文

私が貴社を志望した理由は、貴社の商品を愛用しているからです。普段使用している商品を実際にこの手で作り出すことで、その商品開発の技術力に直接触れてみたいと思い生産技術職を希望いたしました。また、貴社は研修制度が充実していると伺い、貴社に入社することで私自身が今以上に成長できる会社であると感じています。貴社の製品に対する愛情は誰にも負けません。やる気はありますので、よろしくお願いします。

上記の例でNGとなる理由は4つあります。まず、「商品を愛用している」だけでは、志望理由としては弱すぎます。その商品のどの部分を気に入って、どのように志望動機につながったかを具体的に説明する必要があります。次に、例では生産技術職を生産職か開発職と勘違いした内容となっており、職種研究ができていないことがわかります。希望する職種をよく研究しましょう。

3つ目は、「自身が成長できる」という部分です。この内容では、受け身と判断されてしまいます。成長してどのように貢献するかを明確にする必要があるでしょう。最後が、「やる気がある」という文章です。自己アピールとしては、漠然としている印象を受けます。経験やエピソードをもとに、具体的に説明することが重要です。

生産技術職の志望動機は業界・企業研究が重要

製造業は日本の主要産業であり、多くの製品が国内の工場で生産されています。製造業の中で生産技術職は「新製品の生産ライン立ち上げ」や「生産状況の改善」などで、高品質の製品をローコストで大量生産する体制を作り上げる重要な仕事です。生産技術には、洞察力や判断力、問題解決能力といったスキルが必要となり、それらのスキルを証明できる自身の体験を洗い出して、積極的にアピールすることが重要です。

また、「生産技術職」は入社してから習得しなければならない知識が数多くあります。そのため、企業が自分を採用するメリットを洗い出し、積極的に仕事内容を吸収して少しでも早く会社に貢献できるとアピールすることで、就活を優位に進めることができます。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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