履歴書

【履歴書の学歴欄の書き方】就活生が知っておきたい記入マニュアル

学歴欄の書き方に迷う人は多い

履歴書の学歴欄の書き方を迷う人は多く、私立大学を卒業する予定の人は特に悩んでいる人が多いです。履歴書は誤字脱字はもちろん、記入する情報に間違いがあってはいけませんし、書き方を間違えてもいけません。間違いがあるとマイナスの印象を与えてしまいますし、基本的なマナーができていないと、評価を下げられてしまう可能性もあります。

履歴書で好印象を与えなければ書類選考を突破することができませんので、細部まで書き方にこだわって作成することが大切です。履歴書は学歴欄であっても、間違いは許されず、間違いがあれば当然印象は悪くなります。学歴欄は意外にも書き間違いが多い項目ですので、正しい書き方を知って、ミスのない履歴書を作成していきましょう。

履歴書における学歴欄の基本的の書き方

履歴書のミスをなくすためにも、学歴欄の基本的な書き方を知っておきましょう。卒業する学校や学校の形態などによって学歴欄の書き方は違っていますが、基本的な書き方については共通しています。

それぞれの書き方を知っていても、基本ができていないことにはミスをしてしまいますので、まずは基本をしっかりと身に付けておくことが大切です。学歴欄は深く考えずに書き進めてしまう人が多いですが、間違いやすいポイントですので、基本を確認して丁寧に書き進めていきましょう。

必ず最初の行に「学歴」と記入してから書き始める

履歴書の学歴欄は、必ず最初の行に「学歴」と記入してから書き始める必要があります。これを書き忘れる人が多く、書き忘れてしまうとマナー違反になりますので注意が必要です。履歴書の多くは学歴・職歴欄となっているため、それぞれを分けて記入しなければなりません。学歴と書いていないと、職歴と混ざってしまう恐れがありますので、それぞれを分けるためにも、必ず学歴と書く必要があります。

また学歴を記入すれば、次に職歴を記しますが、職歴を書き始める前にも「職歴」と記入しておかなければなりません。職歴と記入していないと、これもマナー違反になりますので、学歴とすべて書いた後に一行開けて、「職歴」と記入してから続きを書いていきましょう。

新卒の場合は中学校卒業から記入する

学歴を記載する場合、いつから書けばいいのか悩む人もいるでしょう。新卒の場合、中学校卒業時から記入するのが一般的です。エントリーシートや企業からの指定がある場合は、それに従うようにしてください。中途で転職の場合は高校卒業時からの記入になりますので、注意しましょう。

学歴を中学校卒業時から記載していく際、和暦でも西暦でも決まりはありませが、それ以降統一して書く必要があります。そのため、自分の書き間違えのない方で進めていきましょう。

学校名は正式名称で書く

学歴では学校名を記入する必要がありますが、学校名はすべて正式名称で書くようにしましょう。略称で書いてしまうとマナー違反になりますので、略さずに正しい名称で書くことが大切です。履歴書では学歴に関わらず、略称で記入するのはNGとされています。学歴以外では生年月日や資格なども略して記入するのは禁止されていますので、正式名称で書くことを心がけておきましょう。

また就活の履歴書では大学だけではなく、高校についても記入しますが、高校までは都道府県名も入れる必要があります。都道府県名まで含めた名称が正式名称になります。少しでも不安がある場合は記憶を辿って書くのではなく、学校のホームページや卒業アルバムなどを見て、正式名称を確認しておきましょう。

在学中の場合は「卒業見込み」と記入する

新卒で就活をしている場合、大学または大学院に在学中の人が大半でしょう。大学、大学院に在学中であれば、大学名の後ろには「卒業見込み」と記載する必要があります。

卒業に必要な単位を取得しており、卒業できる前提であることを意味します。新卒の就活生である人は3年から4年の人が多いので、その時点であっても必要な単位が確保できていると分かっていれば「卒業見込み」と記載して問題ありません。

最後の行に「以上」を記入しておく

学歴をすべて書き上げたら、必ず「以上」を書いておく必要があります。「以上」と記入することで、これ以上の学歴はありません、と伝えることができ、最終学歴が何であるかを伝えることができます。「以上」と記していないと、まだ学歴が続いていると思われる可能性もありますので、注意が必要です。また書き忘れだと思われてもマイナスの印象を与えてしまいますので、忘れずに書かなければなりません。

学歴を記入した後は職歴を記入しますが、学歴を書き終えた時点で一度「以上」と締める必要があります。「以上」と書いた後に続いて職歴を記入していくのが正しいマナーです。職歴についても学歴同様に記入後に「以上」が必要になりますので、こちらも忘れないようにしましょう。

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学歴欄に私立の学校名を書く際のポイント

履歴書の学歴は基本的な書き方を覚えることが大切ですが、それだけではなく卒業する学校によっても書き方が異なっていますので注意しなければなりません。学歴欄を記入するときに最も悩むのが、私立の学校を卒業している場合です。

私立の学校名を記入する場合は、他の学校とは書き方のポイントが異なっていますので、注意する必要があります。細かい点も多いですが、間違っていると印象は悪くなりますので、細部までミスのないように正しい書き方を身に付けておきましょう。

学歴欄には「私立○○高等学校」と書く

私立の学校を卒業している場合は、学歴欄には「私立○○高等学校」と書くのが基本です。高校の場合は都道府県名が必要になりますが、私立の場合は必要ありません。都道府県名は書かずに私立+学校名で書くのが基本になりますので、間違えないようにしましょう。また都道府県名以外にも「学校法人」や「○○学園」などは書かなくても問題ありません。

これらも書いてしまうと間違いと判断される可能性がありますので、注意が必要です。私立の場合は気をつけるべき点も多いですが、基本的にはシンプルに記入していれば問題ありません。他の学校に比べて記入する内容は少なくなりますが、余計なものを付け足して間違いにならないよう注意しましょう。

大学名には私立はつけなくてよい

高校の場合は私立+学校名が基本でしたが、大学名には私立と書く必要はありません。私立と書かずに、大学名から書き始めるのが正しい書き方です。私立と記入しても問題ないケースも多いですが、マナーに厳しい企業であればマイナスの印象を与えてしまう可能性もあるので注意しなければなりません。

私立の大学では学校名だけを記入すればいいですが、私立や公立、国立などに関わらず、大学名と学部名を記入するのを忘れてはいけません。

大学院の場合も、大学と同じで私立はつけず、大学名と修士課程の名称まで書くのが正しい書き方です。修士課程の名称を書いていなければ、大学院卒であることが分かりませんので、忘れずに記入する必要があります。また大学の場合は卒業ですが、修士課程の場合は卒業ではなく修了となりますのでそれも注意しましょう。

大学院の学歴の書き方としては、「○○大学大学院○○研究科○○専攻修士課程 入学」、「○○大学大学院○○研究科○○専攻修士課程 修了」が基本となります。入学の場合は大学と同様に「入学」と記入しますが、卒業時には「修了」と書き方が違っていますので注意しましょう。

学校名が変わった場合の書き方

大学に通っている途中で学校名が変わった場合は、その旨も学歴欄に記入しなければなりません。学校名が変わった場合の正しい書き方は「○○大学○○学部○○学科(現・○○大学)」となります。入学時の大学名を先に書き、その後に新しい大学名を記入しますので間違えないようにしましょう。在学中に学校名が変わったにも関わらず、その旨を記入しないのはマナー違反です。

古い名前、新しい名前のどちらか一方だけではなく、必ず両方を記入する必要があります。またこれは在学中に学校名が変わった場合のみで、入学前にすでに学校名が変わっている場合は、記入の必要はありません。入学の1年前などに学校名が変わった場合は記入の必要はなく、学歴欄には新しい学校名のみを記しましょう。

中退の場合も正式名称で記入する

高校または大学の中退経験がある人は、これも履歴書の学歴欄に記載する必要があります。記載方法は「〇年〇月 △△高等学校 中途退学」がフォーマットです。中途退学の後ろに理由を書くケースもありますが、これに決まりはありません。

しかし中退の理由を記載していない場合でも、面接選考に進んだら理由を聞かれる可能性があることは把握しておきましょう。

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私立も公立も正しい学歴で履歴書を作成しよう

履歴書の学歴欄は意外にも間違えてしまう人が多いポイントであり、学歴欄であっても間違っているとマイナスの評価となってしまいます。履歴書はどの項目も間違ってはいけませんので、正しい書き方を身に付けておくことが大切です。学歴欄の書き方は私立卒か公立卒かによって違っている点もありますが、どちらの場合でも基本的な書き方のルールを守って、丁寧に記入する必要があります。

学校の形態が違っても基本的な書き方は同じですし、深く考えずに書いてしまうとミスをしてしまう可能性が高いです。学歴欄は深く考えずに書いてしまいがちですが、好印象を与えるためには学歴欄も丁寧に書くことが大切です。細部までしっかりとこだわり、丁寧に記入して間違いのない完璧な履歴書を作成していきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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