職種研究

【職業種類の一覧表】気になる仕事の特徴について徹底解説

職業の種類を知ることが就活の第一歩

世の中にはさまざまな職業種類があり、就活を成功させるためにはそれらを知っておくことが大切です。職業の種類が違えば仕事内容などは全く違っていますし、求められる能力や資質、仕事への適性なども違います。

さまざまな種類の職業を知っていれば、就職の選択肢も広がりますし、より自分に合った職業を見つけることができます。さまざまな職業を知っておかなければ、就活の幅も狭くなりますし、失敗してしまう可能性も高いです。

職業を知ることで選択肢が広がるだけではなく、それぞれの特徴を知っておけば、選考を有利に進めることができます。将来の可能性を広げるためにもさまざまな種類の職業を知ることは大切ですし、それらを知って視野を広げて就活を進めていきましょう。

職業の種類は分類されている

職業の種類はさまざまなものに分類されており、分類の基準として総務省の日本標準職業分類があります。日本標準職業分類は職業を大きく分けた大分類と、大分類の中でさらに詳細な職業に分けた中分類で構成されています。

大分類は12の職業で分けられていますので、まずはこれを参考にして大まかな就活の方向性を決めていくのもいいでしょう。大分類はいわば業種を表したものですので、自分がどんな業種に興味を持っているのかを知っておくことが大切です。

大分類をさらに詳細に分けた中分類は職種として考えられますので、大まかな方向性を決めれば、具体的な職業についてを決めていきましょう。日本標準職業分類はあくまで大まかに職業を分類したものですので、これを参考にしながら、さらにそれぞれの職業への理解を深めることが大切です。

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押さえておくべき職業の種類

職業はさまざまなものに分類され、その分類の方法も色々です。より自分に合った職業を見つけようと思えば、さまざまな分類を知り、多くの職業について知っておくことが大切です。

職業は無数と言えるほどに選択肢がありますが、就活をする上では押さえておきたい職業の種類もあります。それらを知っておくことで就活の選択肢を広げることができ、就活もスムーズに進めることができます。押さえておくべき職業の種類を知り、それぞれの特徴を理解して、就活を攻略していきましょう。

営業関連

営業関連の職業は、商品やサービスを売ることが主な仕事です。営業は多くの業界、企業に存在している職業であり、どこに就職するかによって扱うものは違ってきます。形のある商品を販売する場合もあれば、形のないサービスを販売する場合もあり、どちらの場合でも自社が扱う商材を正しく理解していることが大切です。

商品やサービスを売り込むためには、自分自身がその魅力を知っていなければなりませんし、自社商品を知るための努力は欠かせません。営業の仕事は多くの業界にある職業ですが、どの業界でもコミュニケーション能力は必須です。

営業は人と関わる仕事ですし、自社の商品を上手に売り込まなければなりませんので、高いコミュニケーション能力が求められます。

企画・マーケティング関連

企画・マーケティング関連の職業は、市場の動向をつかみ、考えることが主な仕事です。市場では何が求められているのか、トレンドとなっていることは何なのかなどを調査し、それらに合った商品やサービスを考えていきます。

自分がいいと思ってもそれが市場で受け入れられなければ意味がありませんし、企業の利益にもなりません。企画を考えることはセンスが必要ですが、独りよがりになるのではなく、消費者の意見などを取り入れて新しいものを考えていくことが大切です。

また企画の仕事はアイデアを形にする必要があり、そのアイデアを実現するのは別の部署の仕事であることが多いです。企画は設計図を作る仕事であり、それを他人に上手に伝えていける力が必要になります。

事務・スタッフ関連

事務・スタッフ関連の職業は、企業が円滑に機能するために仕事をします。メインとなって働くのではなく、基本的にはサポートに回ることが多く、広い視野で素早く業務を遂行することが求められます。

事務の場合であれば素早い事務処理能力が必要ですし、スタッフ職の場合は上手にサポートするためにコミュニケーション能力が必要な場合も多いです。事務の仕事はどの業界、企業でも必要なものであり、需要は高いです。

企業を運営するためには欠かせない職業でもありますので、仕事がなくなることはありません。仕事は常に増え続け、なくなることはありませんので、素早く正確にこなしていかなければなりません。分野によっては専門的なスキルが必要な場合もあります。

クリエイティブ関連

クリエイティブ関連の職業は、デザイン、編集などが主な仕事です。クリエイティブ職は幅が広く、専門分野で働くことも多い職業です。分野が違えば必要な能力や仕事内容なども違いますが、各分野で連携が必要な場合も多く、コミュニケーション能力が必要になります。

クリエイティブ関連はスキルだけではなく、センスが必要な職業ですが、自分の好き勝手に業務を進められるわけではありません。基本的にはクライアントからの依頼を受けて業務を進めていきますので、クライアントの要望に合わせたものを作成する必要があります。

クリエイティブ関連の職業は芸術家ではありませんので、自身の作品を作るのではなく、クライアントに求められたものを正確に作らなければなりません。

IT・ソフトウエア関連

IT・ソフトウエア関連の職業は、システムを企画することが主な仕事です。ITの分野は幅広く、大規模なシステムの開発をおこなう場合もあれば、アプリなど小規模なシステム開発の場合もあります。

同じ業界であっても企業によって担当する専門とする分野が違いますので、仕事内容は違っていることも多いです。IT業界はインターネットの普及から成長を続けている業界であり、現在でも成長し続けています。

スマホの普及によって業界規模はさらに拡大していますし、今後の成長力、将来性も高い業界です。IT関連の職業は多いですし、今後も期待できる分野であり、人気の高い職業でもあります。競争率が高い場合も多く、就職するためにはパソコンスキルが必須です。

生産・製造・品質管理関連

生産・製造・品質管理関連の職業は、製品を作り出すことが主な仕事です。生産と製造、品質管理が別の分野として分けられている場合もあれば、一つにまとめられている場合もあり、企業によって違っています。

生産や製造では製品を作り出すだけではなく、どのようにすれば低コスト化が可能か、大量生産が可能かなどを考えることも仕事です。それらのアイデアをもとに、技術の開発などをおこなう場合もあり、専門的なスキルや知識が必要になる場合もあります。

品質管理は製品の品質をチェックするだけではなく、製品の在庫管理などをおこなう場合も多いです。また既存の製品についても品質をチェックし、より高品質な製品を目指して改善を進めていきます。

研究・開発・設計関連

研究・開発・設計関連の職業は、研究に従事することが主な仕事です。さまざまな業界に存在する職業であり、業界によって研究の対象は異なっています。対象は異なるものの、基本的には基礎研究と応用研究の2種類に分けられることが多く、研究所などに勤務していることが多いです。

研究・開発・設計関連は基本的には専門分野の職業であり、理系の学生が多く活躍している分野です。大学時代の研究内容に合わせて就職先を選ぶことが一般的であり、文系では応募することができません。

専門的な知識やスキルが必要になり、研究者としての実力の高さが求められます。新技術の開発をおこなうことが多いですが、既存の技術の改善や応用など、研究の幅は広いです。

建築・土木設計関連

建築・土木設計関連の職業は、設計、建築に携わる仕事です。建物の設計図を作ったり、設計図をもとに建築を進めていきます。設計の仕事でもさまざまな分野があり、戸建ての住宅やマンション、アパート、ビル、商業施設など分野ごとに仕事が分けられていることが多いです。

それぞれが専門分野を持っていることが多く、企業によってもどの分野の設計や建築に強みを持っているのかは違います。建築や土木の業界は、2020年の東京オリンピックに向けた都市部の再開発需要などで好調な業界であり、注目度の高い業界です。

需要の高さから将来性のある業界でもあり、職業への注目度も高まっています。業界好調のため待遇が良い場合も多く、働きやすい環境である場合も多いです。

金融関連

金融関連の職業は、資産運用や管理をサポートするのが主な仕事です。金融関連の職業は就活生人気も高く、競争率が高い場合も多いので、就職を目指すのであればしっかりと対策をしなければなりません。

金融関連の職業は分野も幅広く、銀行をはじめとして保険や証券、クレジットカードやリースなどさまざまな選択肢があります。金融=銀行とイメージする人は多いですが、それ以外の職業があることを忘れてはいけません。

同じ金融関連でも職業によって仕事内容は違っていますが、お金に関わる点では共通している部分は多いです。お金に関わり、時には預かる場合もありますので、責任感が必要な仕事ですし、信用されることも大切で、高いコミュニケーション能力が求められます。

流通・サービス関連

流通・サービス関連の職業は、商品、サービスを消費者に届けることが主な仕事です。商品やサービスが消費者に届くまでにはさまざまな過程があり、流通・サービス関連の職業は消費者と企業の橋渡しとなる存在です。

企画やマーケティングの職業が商品やサービスを考え、生産、製造の職業がそれを実際の形にしていきます。営業関連の職業がそれを売り込みますが、最終的に消費者に届けるのは流通・サービスの職業です。

商品やサービスを供給するために欠かせない存在であり、経済の発展を担う重要な存在でもあります。流通・サービス関連の職業は、スマホの普及によるインターネット市場の拡大によって、個人宅配の需要が拡大し、人手不足となっている場合が多いです。

医療関連

医療関連の職業は、普段目にするお医者さん以外にも様々な業種が存在します。よく目にするところでは看護師や薬剤師などがあります。それ以外にも救急救命士や歯科医師のような専門的な医療に関わる職業や、登録販売者・ドラッグストア店員のような職業もあるでしょう。医療事務や医療秘書など、医療業務を支える職業なども存在しています。

このように医療関連の職業は大まかに、専門的な医療行為をおこなう職業と、その医療行為を支える職業の2つに分かれています。特に後者の仕事にあたる、登録販売者や薬剤師などは、近年のドラッグストアでは必須となる職業になります。そのことも反映しているのか、近年はこれらの職業への就職を目指す人も増えているようです。

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美容・ファッション関連

美容・ファッション関連の職業は、その華やかな印象もあってか女性の就職希望者が多くいる職業でもあるようです。美容師やネイリストは特に話題に挙げられることも多いでしょう。他にはファッションデザイナーやスタイリストのような職業を連想するかもしれません。

実際は他にも、化粧品販売に携わる美容部員やショップ店員、バイヤーのような美容・ファッション関連の商品販売に関わる仕事も含まれます。また着物の着付け師や和裁士など、和服に関わる仕事も含まれています。

これらの業種から分かるように、美容・ファッション関連の職業は日本の文化的な部分にも関わりを持っている職業といえるでしょう。その分携わる人々も、周囲に見られていることを意識して仕事に取り組む必要があるといえます。

飲食・食品関連

飲食・食品関連の職業ですぐに思い浮かぶのは、調理師や板前のような料理を提供する職業かもしれません。他には管理栄養士やフードコーディネーター、食品衛生監視員のような飲食業界そのものを支える仕事も属しています。

飲食・食品関連は特に専門性が高い職業が多く、洋菓子専門のパティシエやコーヒー専門のバリスタというように、各飲食の分野によって職種が分かれているのが特徴といえます。その分就職の際にも、それぞれの分野に応じた専門の知識が求められることになるので、事前に資格などを取得しておく必要があるようです。

その点を踏まえて、飲食・食品関連の自分が就職したい職業に向けた、個別の就職対策をしておくようにしましょう。

教育関連

教育関連の職業は保育士や学校教師、大学教授や職員に至るまで、様々な形で関わることになる職業です。特に近年では特別支援学級の増設もあり、専門の知識を持つ特別支援学校教諭の需要も増えつつあるようです。

他にも教育関連では、塾講師のような直接教育に関わる職業だけでなく、学校事務員のような教育を補助する職業や、キャリアカウンセラーのような将来に関わる職業も含まれます。科学者や心理学者など、学者系の職業も教育関連に含まれます。

教育関連の職業は、特に教師や講師のような人に教える仕事、学者のような仕事で専門的知識が要求されることになります。逆に言えば、大学職員のような仕事では、目立った専門的知識が求められることはあまりないようです。

公務員・法律関連

公務員や法律関連も、よく目にする仕事といえるでしょう。公務員は国家・地方公務員以外にも消防士・警察官・自衛隊などの専門職が有名です。国会議員も職業としては公務員の関連職業といえるでしょう。

公務員は安定性がある職業とよくいわれますが、実際の職業としてはそうともいえない部分があるようです。また仕事によっては、専門的な知識を求められないこともあるようです。

法律関連は弁護士や検事、裁判官などが挙げられます。その他法律に関わりのある職業は、公務員の中にも多く見られるようです。法律を扱う都合上、法律に関する知識が必要になります。実際に法律関連の職業を目指すのであれば、大学の学科からある程度考えて進学することになるでしょう。

マスコミ・エンターテイメント関連

マスコミ・エンターテイメント関連は様々な職業が見られます。最近ではプロゲーマーやユーチューバーも、エンターテイメント関連の職業として定着しつつあるようです。他にはタレントや俳優、お笑い芸人や声優などもここに属する職業です。これらの職業は、人を楽しませる仕事であると同時に、自身の個性を生かすことが強く求められる職業でもあります。

マスコミとしての職業は、アナウンサーやリポーター、記者や編集者なども挙げられます。これらの職業に共通していえるのは、情報を他者に伝える仕事であることです。その分、就職の際にはある程度人に情報を伝える能力が求められることになるでしょう。就職を目指すのであれば、自身が持っている能力をいかに上手くアピールすることができるかが重要であると覚えておきましょう。

旅行・観光関連

旅行・観光関連に属する職業は、客室乗務員やバスガイド、ツアーガイドのように旅行の際に付き添う仕事がすぐに思い浮かぶかもしれません。他にはホテルスタッフやツアーコンダクター、飛行機搭乗の際のグランドスタッフのような、旅行・観光の際の裏方に携わる仕事も多くあります。また、飛行機パイロットやバスの運転手などの職業も一部含まれます。

これらの仕事には、旅行に関係する知識が必要です。航空関係では、空に関する知識が求められます。その分、事前の社員教育などがしっかりおこなわれる傾向にあるようです。このように、さまざまな知識を求められることになるため、就職の際にもある程度専門的な知識を持っている方が採用に有利になるでしょう。

スポーツ関連

スポーツ関連の職業と聞いても、何が当てはまるのか分からないこともあるでしょう。スポーツ選手は言わずもがな、スポーツトレーナーやインストラクターのような運動の指導をおこなう職業を指します。

また、グラウンドキーパーや審判に加え、キャディのようなスポーツの補助をおこなう仕事もスポーツ関連の職業といえます。近年では、健康運動実践指導者という職業も注目を集めています。スポーツ選手に関しては、基本的にそういった職業を目指して学生時代から自身を鍛えていたり、大会などに出場してスカウトされたりする場合があります。

それ以外の職業の場合、専門の資格などを求められることもあります。特にトレーナーやインストラクターは専門の資格を取得していることが、就職でも有利になるでしょう。

専門・スペシャリスト関連

専門・スペシャリスト関連の職業は、資格や知識を活かして仕事を進めていきます。さまざまな業界、分野にある職業ですが専門性が高いため、就職するのが難しい場合も多いです。

高い専門知識がなければ就職するのが難しく、就職後も活躍できない場合もありますが、職業によっては資格を持っていることが選考に応募する条件の場合もあります。資格を持っていなければ、そもそも仕事にチャレンジすることもできない場合がありますので、事前に就職の条件を調べ、必要な資格を取得しなければなりません。

専門・スペシャリスト関連の職業は就職のハードルが高いですが、その分給料などの待遇が良い場合も多いです。高年収が目指せる可能性も高く、人気のある職合でもあります。

職業の種類を知って自分のやりたいことを明確に

職業にはさまざまな種類があり、就活を成功させるためには、それらを正しく理解しておくことが大切です。知っている職業の種類が少なければ就活の選択肢は狭くなってしまいますし、自分に合った仕事を見つけることも難しくなります。

就活では、ただ就職できればいいわけではなく、就職後に企業で活躍できることが大切ですので、仕事の適性などを知っておくことも大切です。自分に合わない企業に就職してしまうと、仕事が嫌になってしまいますし、長く続けることができず、企業と双方の損失につながってしまいます。

就職先は自分に合っていること、やりたいことから選ぶことが大切です。さまざまな種類の職業を知って、選択肢を広げ、本当にやりたい職業を選んで就活を進めていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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