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【パナソニックインターン研究】実施内容・選考フロー・事業内容がまるわかり!

パナソニックを研究

日本を代表する会社のひとつであるパナソニックのインターンシップは、2種類あります。「将来こんなことがやりたい」「自分のスキルはどこまで通用するか試したい」「パナソニックの社員と交流を図りたい」そんな方に向けたインターンシップが用意されています。

インターンは、職場や社員の雰囲気などパナソニックのリアルを体感できる機会です。世界で活躍するパナソニックは一体どんな会社なのでしょうか。就職先ランキングでも上位にランクインするパナソニックのインターンシップについて確認していきましょう。

※この記事では、過去の実施内容について記載しています。注釈がない場合は2018年度実施の内容です。

パナソニックの基本情報

パナソニックは、日本を代表する電機メーカーのひとつです。『部品から家庭用電子機器、電化製品、FA機器、情報通信機器、および住宅関連機器等に至るまでの生産、販売、サービスを行う総合エレクトロニクスメーカー』です。創業者は、かの有名な松下幸之助です。

正式名称:パナソニック株式会社 (Panasonic Corporation)
所在地:〒571-8501 大阪府門真市大字門真1006番地
設立年:1935年
従業員数:274,143人(連結)(2018年3月31日現在)
平均年齢:45.6歳
平均勤続年数:22.5年

パナソニックを企業研究

パナソニックの社風は、従業員の働くモチベーションが高く維持されており、どこか家庭的な雰囲気の職場です。常に成長を目的として業務に臨んでいます。専門性を磨くことに熱心で常に技術を磨くことに余念がない社風です。

事業内容は『部品から家庭用電子機器、電化製品、 FA 機器、情報通信機器など幅広く、生産・販売・サービスを行う総合エレクトロニクスメーカー』(公式サイトから引用)です。

パナソニックは、世界を舞台にどんなことにも挑戦し続けています。「攻め」の姿勢で、未知の世界を切り開いていく覚悟を持った人物を求めています。

パナソニックの選考フロー

パナソニックのインターンの選考フローは、書類選考→面談という流れです。

OJTタイプとワークショップタイプのふたつのインターンシップがあります。OJTタイプのインターンシップでは、実際の職場で社員と一緒に職場実習をおこないます。実習地は全国各地です。ワークショップタイプのインターンシップでは、チームに分かれてワークショップをおこないます。実習地は大阪・東京です。

選考では、初めの段階でチャレンジシートの提出と適性検査の受検があります。面談は、北海道・東京・大阪・九州で行われます。ただし、ワークショップタイプのインターンシップでは、面談は東京と大阪のみとなっています。

パナソニックのインターンの選考対策

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選考フローは上記の通り「書類選考」と「面談」であり、選考方法としては、一般的です。書類選考や面接では、企業の求める人材を把握したうえで、いかに効果的に自分を売り込むことができるかが重要です。

パナソニックは自ら挑戦し切り開く人物を求める傾向にある

企業の求める人物像は、企業のホームページや採用特設サイトから把握できます。パナソニックの場合も、ESの作成や面接の前には求める人物像を把握したうえで作成することをおすすめします。

パナソニックは、歴史のある企業としては珍しく、過去や前例にとらわれずに、自らチャレンジし、切り開いていく人を求める傾向にあります。以下で選考対策について詳しく紹介しましょう。

ESではパナソニックが欲しい人物像が当てはまるかが見られる

パナソニックでは「過去や前例にとらわれずに、自らチャレンジし、切り開いていく人を求める傾向にあります。」と述べたように、これを見極めるような設問が上がります。そのため、いかに自分が挑戦的であるかどうかを述べる必要があります。通過例をご紹介します。

ES通過例
設問:これまでに、どんな挑戦をしてきましたか?
回答:①大学からサークルでテニスを始め、2年生のうちにレギュラーとして団体戦に出場することに挑戦。同期にテニス経験者も多く1年生の頃の実力は同期でも下の方で、1年生の冬の団体戦には実力不足から練習の参加すら許されないという挫折を味わう。しかしそこから奮起し、自分から先輩を誘って練習を開催することで基礎力を強化、一方短期間でサークル上位層に追いつくのは難しかったため、ペアと話を重ねて独自の戦略を考案。自分達の強みを活かすテニスで上位層から勝利を重ねた結果2年秋の団体戦で大将として出場した。

②業績の悪化が続いていた知り合いの小さな化粧品メーカーの経営コンサルティングに挑戦。知識、経験ともに不足する中で最初は何を言っても相手にされなかったが、何度も社長と話を重ねたこと、人数が10人にも満たないwebマーケティングのベンチャー企業でインターンを行い実践的な知識と経験を積むことで、その企業にあった現実的な提案が可能になり、自分が提案した新製品が採用となった。

設問:なぜその挑戦をしたか、理由を教えてください。
回答:テニスについて。私は中学時代軟式テニス部に所属していたが、なかなか上達せず、2年の終わりに辞めてしまった。そのことが自分の中ではコンプレックスになっていたが、一年間の浪人を経て東京大学に合格したことで持続力の面で自信がついたこともあり、リベンジしたいという気持ちがあったため。また軟式テニスでの失敗を硬式テニスという似た形での成功に変えることで、自分に自信をつけたかったため。 知り合いのメーカーの経営コンサルティングについて。私は元々起業を考えていたこともあったが、結局リスクを恐れ諦めてしまった。一方で自らビジネスを始め成功した人を見た時に、その時からもっと積極的に動ける人になりたいと感じ、積極的な行動を意識してきた。企業の経営に関わるのは重い責任を伴うものだったが、以前のような消極性を変えたいと思い、挑戦した。

設問:上記の挑戦を通じて、ご自身が実感している「成長」を教えてください。
回答:テニスの経験から実感した成長は持続力と思考力である。実際に努力の結果が出始めたのは2年の夏頃であり、それまで諦めずに努力し続けたことが結果に繋がったため。また思考の転換がなく他のメンバーと同じ戦略を取ったままであったら目標達成は無理だったため。 経営コンサルティングの経験から実感した成長は積極性とコミュニケーション能力である。何度も社長と話をする、少数メンバーのベンチャー企業に飛び込むことで自分の積極性に自信がついた。また大学生の自分が社長からその企業の本当の問題を聞き出すべく社長から信頼してもらうために努力したことが、信頼関係の構築という面でのコミュニケーション能力の上達につながった。

面接ではESの深堀のほかに経験を問われる

書類選考が通過したら、次は面接です。パナソニックのインターン選考の面接では、ESで記載した内容の深堀のほかに、自身の経験について聞かれる傾向があります。パナソニックが求めるのは、未来を切り拓いていける、向上心の高い人ということを忘れずに、ほかの設問についても回答していかなくてはいけません。

ESは向上心が高い内容を記載したが、他の質問からは、保守的でマニュアル通りの内容を進めることが得意といった内容の場合、パナソニックの求める人物像と離れてしまいます。ESと面接は、内容のブレがなく一貫性があるようにしましょう。

《過去の設問事例》
・学生時代に力を注いだこと
・挫折経験

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パナソニックのインターン内容と日程

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パナソニックのインターンシップは、OJT タイプとワークショップタイプでの2種類あります。実際の体験やワークショップが中心となり、インターンに参加することによって、パナソニックでの仕事内容を知ることができるだけでなく、社会人としての働き方についても知ることができるようになっています。

①OJT タイプ

OJTタイプのインターンは、2月に実施されます。期間が2週間と、比較的長いインターンです。募集人数が250名以上で様々なコースがあります。実習地は全国各地というのが特徴的ですね。 報酬はありませんが、昼食補助として1実習日につき1,000円が支給されます 。応募資格は、学部1年生以上で文理は不問です。

実施時期:2019年2月4日(月)~22日(金)のうち約2週間 ※日程は募集コースにより異なります

参加条件:学部1年生以上(文理不問)

開催地:全国各地 ※実習地は募集コースにより異なります

待遇:報酬はありませんが、昼食補助として1実習日につき1,000円が支給されます。交通費は全額支給、寮・ホテルなど宿泊施設もパナソニックが準備・提供します

その他:実習時間は、9時~17時30分もしくは8時30分~17時となります ※受入事業場によって異なります

  • エントリー〆切:2018年11月26日(月)
  • 適性検査・ES:2018年11月30日(金)
  • 面接:2018年12月7日(金)~10日(月)
  • 合否連絡:2018年12月20日(木)~

②ワークショップタイプ(5日間)

ワークショップタイプのインターンは、OJTタイプと同様に2月に行われます。募集人数は約50名で、「体感パナソニック」と称したパナソニックのビジネス戦略を考える内容となっています。実習地は東京と大阪の2カ所です。応募資格は、学部1年生以上で文理は不問です。

実施時期:
【東京ワークショップ】
2019年2月4日(月)~5日(火)
2019年2月6日(水)~7日(木)
【大阪ワークショップ】
2019年2月11日(月)~12日(火)
2019年2月14日(木)~15日(金)

参加条件:学部1年生以上(文理不問)

開催地:東京・大阪

待遇:報酬はありません

その他:基本的には9時~18時となります。交通費はパナソニック規定に基づき支給されます

  • エントリー〆切:2018年11月26日(月)15:00
  • 適性検査・ES:2018年11月26日(月)17:00
  • 面接:2018年12月7日(金)~10日(月)
  • 合否連絡:2018年12月10日(木)~

パナソニックのインターンシップは内容に応じて参加のタイプを決めよう

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OJT形式のインターンシップは数少ないので、貴重な体験です。パナソニックの社員と机を並べて実務をおこなう機会は、入社しないかぎりないでしょうから、大学生の特権と言えるでしょう。

参加者の声のなかにも、社員の日々の過ごし方や考え方など内面的なことも知ることができ、社会人として責任を持つことの大切さを実感したと、という声が届いているようです。他にも、技術者にとって気づきや好奇心はとても大切であることを学んだという声もあります。短い期間ではあるかもしれませんが、数日間でも得られるものが大きいプログラムなのではないでしょうか。

パナソニックのインターンシップはチャレンジシートの提出と適性検査の受検から始まります。どちらも期限があるので、応募し忘れないように気をつけましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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