志望動機
【幼稚園教諭の志望動機】3つの例文とポイント・NG例を紹介
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目次
幼稚園教諭について
幼稚園教諭は、満3歳児から小学校入学前の幼児に対して、教育をおこなう教員のことです。担任の教諭だけでなく、副園長や教頭、講師、養護教諭なども幼稚園教諭に含まれます。幼稚園は文部科学省の管轄で、小学校や中学校と同じ「学校」という位置付けにあります。また、幼稚園教諭になるためには、「幼稚園教諭免許状」の取得が必要です。
子どもが好きな人は、一度は幼稚園の先生に憧れたことがあるのではないでしょうか。この記事では、幼稚園教諭を目指す人に向けて、志望動機の書き方を説明していきます。
幼稚園教諭の主な業務内容
幼稚園教諭の主な仕事内容は、運動や音楽、遊びを通して子どもたちに教育をおこなうことです。子どもは一人ひとり個性があり、その個性を理解したうえで子供の成長を支援していきます。また、集団生活での決まりを教えたり、健康管理や保護者とのやりとりも仕事のひとつです。
そのほかにも、年間行事の準備や、お便りの作成、連絡帳の記入など、子どもたちが降園してからも多くの業務をこなしています。幼稚園教諭には、多くの子どもたちの世話をするための体力と、子どもや保護者に対して適切に対応ができるコミュニケーション能力などが求められます。
志望動機を書く際の注意ポイント
幼稚園教諭の志望動機を作成するときは、「なぜこの幼稚園を選んだのか」と、「どのような幼稚園教諭になりたいか」の2点を盛り込むことがポイントです。たくさんの幼稚園があるなかで、なぜこの幼稚園を志望しているのかを明らかにすると、熱意を伝えることができます。
また、入社後はどのような教諭を目指し、どのように幼稚園に貢献できるのかを伝えることも大切です。さらに、子どもが好きであることのアピールも重要です。子どもが好きな理由や、子どもが好きになったきっかけなどのエピソードがあれば、より説得力の強い文章になります。
幼稚園教諭の正しい志望動機例3選
それでは、幼稚園教諭として採用されるためには、どのような志望動機を作成したらよいのでしょうか。次に、正しい志望動機の例文を挙げて説明します。
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志望動機の例文①
私が貴園を志望した理由は、貴園が少人数制の園で、園児ひとりひとりと向き合う保育ができるためです。多くの子どもたちを受け入れている園もありますが、私はクラスの子どもたち全員に目を合わせて、子どもと関わる仕事がしたいと考えておりましたので、御社の保育環境を魅力的に感じました。
私は子どもの笑顔が大好きです。時には泣いてしまう子どももいると思いますが、その時はその子が元気になるための手助けをしながら、笑顔に溢れたクラスを作っていきたいと考えています。
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1つ目の例文は、幼稚園の特徴と保育方針に共感した点を述べています。園の保育方針と自分の考えが一致していることをアピールすることで、好印象を与えることができるでしょう。また、自分が目指す教諭像を伝えることで、明確なビジョンを持って志望したことが分かります。
志望動機の例文②
私は、よく親せきの子どもの面倒を見る機会があり、それがきっかけで幼稚園教諭の仕事に興味を持ちました。貴園は障害を持った子どもも積極的に受け入れており、その保育姿勢に共感して貴園を志望しました。
高校時代はバスケットボール部に所属しており、体力には自信があります。また、大学時代にはペットショップでアルバイトを経験し、お客さまの立場に立って、笑顔で対応することを心がけていました。これらの学生時代の経験を活かし、子どもや保護者とのコミュニケーションを大切にしながら、貴園に貢献していきたいです。
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上記の例文では、学生時代の部活動やアルバイトの経験をアピールしています。幼稚園教諭には体力とコミュニケーション能力が必要ですので、この能力を裏付けるエピソードがある場合は、文章に加えましょう。そのほかにも、学生時代に子どもに関する授業を選考していたり、ピアノの経験があったりすると、強みとなります。
志望動機の例文③
私が貴園を志望したのは、見学させていただいたときに、園庭で遊ぶ子供たちの笑顔が輝いていたためです。子どもたちだけでなく、先生方も子どもたちと同じ笑顔で対応しており、貴園の雰囲気の良さを感じました。
他にもいくつかの園を見学しましたが、その中でも一番貴園の環境や雰囲気に魅力を感じたため、貴園を志望いたしました。私も先生方を見習い、子どもたちが安全に、のびのびと過ごせる環境を作っていきたいと思います。
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3つ目の例文は、実際に園を見学し、そのときに感じた魅力を志望動機として書いています。他にもいくつかの園を見学したうえで、志望する園を決めており、その園に対する熱意を伝えられています。また、先生方の保育方針に共感し、自分も同じように働きたいと伝えることで、一緒に働く仲間として受け入れてもらいやすくなるでしょう。
幼稚園教諭の志望動機NG例
幼稚園教諭の志望動機として、避けるべき内容とはどのようなものなのでしょうか。以下では、志望動機として悪い例を挙げて説明します。
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NG例
私が貴園を志望したのは、子どもが大好きなためです。特に、3歳から6歳までの幼稚園児が好きです。私には兄弟が2人おり、私は長女ですので、幼いころから兄弟の面倒を見ていました。そのため、子どものお世話や遊び相手になることには慣れています。貴園に入社したら、大好きな小さい子供たちに囲まれて、楽しくお仕事をしていきたいと思っています。
上記の例文では、子どもが好きだということを中心に志望動機を書いています。幼稚園教諭の志望動機に「子どもが好き」という理由だけでは、動機としては弱いです。子どもが好きなことを伝えるのはよいですが、子どもの好きなところや理由などを具体的に書くようにしましょう。
また、2人の兄弟がいて、過去に子どものお世話をしていたことをアピールしていますが、兄弟の世話をすることと、幼稚園教諭になって子どもに教育をすることは、全く違います。幼稚園教諭は、子どもと関わるだけでなく、降園後の雑務や保護者とのやり取りなど、さまざまな業務をこなす必要があります。
「幼稚園教諭は子どもたちに囲まれた楽しい職業」だというイメージだけを伝えてしまうと、幼稚園教諭の業務内容を十分に理解していないと思われてしまいかねません。
幼稚園教諭の志望動機ではなぜその職場を選んだのかを具体的に述べることが大切
幼稚園教諭を目指す人に向けて、志望動機の書き方をご紹介しました。幼稚園教諭は、保護者から大切な子どもという命を預かる、責任の重い仕事です。ただ単に「子どもが好きだから」「子どもがかわいいから」「楽しそうだから」という理由だけでは、幼稚園教諭は務まりません。
志望動機を作成するときも、子どもが好きだという理由だけではなく、「なぜこの幼稚園を選んだのか」「どのような教諭を目指すのか」という点を書くことがポイントです。志望する幼稚園を知るためにインターネットや資料などを用いて教育方針を調べたり、実際に園へ出向いて見学に行ったりするのも良いでしょう。
さらに、幼稚園教諭に求められる体力や、コミュニケーション能力などを強みとしてアピールすると、より良い印象を与えられます。幼稚園教諭を志望している方は、この記事を参考に、自分なりの志望動機を作成してみてください。