志望動機

人材派遣の志望動機|3つの例文とポイント・NG例を紹介

人材派遣について

「企業」と「求職者」をつなぐコンサルタントの役割を担うのが人材派遣の仕事です。以前に比べ、派遣スタッフが活躍できる業界が広がり、医療系や金融系、IT・Web系など、特定の業界に特化した人材派遣事業を展開する会社も数多く出てきました。

企業と求職者のマッチングはデータ上で機械的におこなうことも可能ですが、よりきめ細かいマッチングをしていくために人の力は欠かせません。企業と求職者それぞれに対してしっかりとヒアリングをおこない、いかに両者をベストな形でつないでいくかが人材派遣会社の力の見せ所です。

ここでは、人材派遣の主な業務内容や、志望動機を考える際のポイントなどをご紹介していきます。人材派遣会社への就職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

人材派遣の主な業務内容

人材派遣の仕事を一言で表すと、「企業と求職者の橋渡し役」です。まずは、人材を求めるクライアント企業に対して「どのようなスキルを持つ人材が必要か」「いつ頃までに何人の人材が必要か」などといったニーズをヒアリングします。それらのニーズを求職者の希望条件とマッチングし、条件に合う仕事があれば求職者に紹介します。

求職者がその企業で働きたいということになれば、企業との面接をセッティングするなど選考過程へと進んでいきます。必要に応じて面接に同行することもあります。

求職者が派遣スタッフとして派遣先企業で働き始めた後のフォローも大切な仕事です。条件面や仕事内容の確認など、派遣スタッフとクライアント企業双方から定期的に話を聞き、働きやすい環境作りをサポートしていきます。

志望動機を書く際の3つのポイント

志望動機を書く際の3つのポイント

選考試験で必ず聞かれる項目のひとつに志望動機があります。なぜその業界や企業を選んだのかを書くこととなりますが、熱意をアピールしようと長い文章をだらだらと書いてしまうと、要点が分かりにくくなってしまいます。自分が伝えたいことをまとめて、簡潔な文章となるように心がけましょう。

採用担当者は、志望動機の文章を通して、なぜこの企業を選んだのか、企業の特徴を理解しているのか、なども見ています。自分の希望や要望だけの文章にならないように注意しましょう。ここでは、人材派遣の志望動機を書く際のポイントを紹介します。

①なぜ人材業界を志望するのか述べる

数ある業界のなかから、なぜ他の業界ではなく、人材業界を志望したのか、その理由を書いていきましょう。人材業界は、人材を求める企業と、働きたいと思っている人を結びつける手伝いをすることが、主な仕事内容となっています。サービス業のひとつですが、形のないものを扱っているといえるでしょう。

旅行や保険なども、同じく形のないものをサービスする仕事ですが、なぜ他の業界ではなく、「人」を取り扱う人材派遣を選んだのか、もう一度掘り下げてみましょう。人と接することが好き、コミュニケーションが得意、人の役に立つ仕事がしたいなど、人を取り扱う仕事への思いがあるはずです。人材派遣業界への意欲が採用担当者へ伝わるように書いていきましょう。

②その企業を選んだ理由を伝える

人材派遣業界は、「人材紹介ビジネス」、「人材派遣ビジネス」、「求人メディアビジネス」、「人材コンサルティングビジネス」の4つに分類されます。「人材紹介」と「人材派遣」は、企業と人材の仲介をするという業務は同じですが、紹介型か派遣型かによって異なります。企業によって、すべての業務をおこなっているところもあれば、それぞれを専門的におこなっている場合もあります。

自分の興味のある分野はどこなのか、なぜそう思うのかを述べることで、ほかの企業ではなくその企業を選んだ理由をアピールできます。ほかの企業でも良いのではと思われないように、志望する企業の特徴や取り扱うサービスを理解しておくことも重要となります。

③人材派遣への適性をアピールする

自分が人材派遣業界に向いているということをアピールすることも効果的です。人材派遣では、企業と働きたい人の両方の要望をマッチさせて、満足してもらうことが求められます。なかでも、企業や働きたい人と対面で仕事をする人材紹介・人材派遣では、誠実さや信頼される人柄、高いコミュニケーション能力が必要です。

求人メディアでは、雑誌やインターネットなどを扱うことが多いので、パソコンスキルなども重要となります。また、人の話を聞き、適切なアドバイスをする必要があるため、人間の行動特性や心理学などを学んでいると強みとなるでしょう。会計士や、中小企業診断士などの資格もあると効果的です。資格を取るために勉強中というだけでも十分にアピールできます。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

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質問に答えるだけで志望動機を完成させよう

人材派遣の志望動機を作成する際、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。

志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に人材派遣に採用される志望動機を完成させましょう。

人材派遣の志望動機例5選

それでは、人材派遣の正しい志望動機はどのようなものでしょうか。5つほど例を挙げて見ていくことにしましょう。

志望動機の例文①

私が貴社を志望した動機は、貴社の「人と人をつなぐ」という企業理念に大変共感したからです。私は学生時代にファーストフード店でアルバイトをしていましたが、「店員」と「人」ではなく、「人」と「人」であるという感覚で仕事をすることで、よりお客様のニーズに応えられる接客ができることを学びました。
「人」と「人」をつなぐ意識で「企業」と「人」をつなぎ、たくさんの人たちに喜ばれる仕事がしたいと思い、貴社を志望いたしました。

まずは、その会社の企業理念や社風などについて盛り込んだ志望動機の例です。ホームページなどで手に入る情報でも良いですが、会社説明会などで直接話を聞く機会があれば、そのとき聞いて感銘を受けたり共感したりしたことを盛り込むと良いでしょう。企業研究ができているという印象を持ってもらえるはずです。

志望動機の例文②

私が貴社を志望した動機は、人と接することが好きな自分の性格を業務に活かせると思ったからです。私は人とコミュニケーションをとることが好きで、学生時代は飲食店など接客業のアルバイトをしてきました。お客様の求めていることは何か、困っていることがないかなど、お客様の様子に常に気を配る姿勢は、人材派遣会社で働く上でも役に立つのではないかと思っています。
貴社は求職者との面談の時間を最も大切にしているとうかがいました。私も求職者一人一人の心に寄り添い、適切な支援ができるよう努めていきたいと思います。

次に、自分の特性を業務にどのように活かしていきたいかを盛り込んだ志望動機の例です。アルバイトやボランティア活動などの具体的な経験から学んだことがあれば、ぜひ盛り込みましょう。話に具体性が出て、採用担当者の印象に残りやすいはずです。

志望動機の例文③

私が貴社を志望した動機は、ベテランの社員が多く、長い時間をかけて社員を育てていくという姿勢に大変共感したからです。成長を見守ってもらえる土台がしっかりとあるということは、お客様との信頼関係を長い目で築いていくためにとても大切なことだと感じています。
また、貴社の社員から「クライアントから直接感謝される機会が多いため成長を感じることができる」というお話をうかがい、私も企業と求職者両方に満足していただけるコーディネーターになりたいと思い、貴社を志望いたしました。

最後に、その会社の強みについて盛り込んだ志望動機の例です。その会社の強みに魅力を感じたということだけではなく、その理由も併せて伝えるようにしましょう。理由の部分に、自分が働く上で大切にしていることや価値観など、企業にアピールすべき要点が表れてくるからです。

志望動機の例文④

私は大学時代にディベート部に所属していました。ある年の全国大会での論題が『派遣労働を廃止するべきか』であり、そのとき初めて、現状の日本の労働問題を知りました。大学では経済学、社会学を学びました。そのなかで、「誰もが最大幸福を得られる派遣労働システム」作りに取り組みたいと考えるようになりました。
貴社は登録している派遣社員へのサポートが優れていると評判です。また「人材派遣部門」以外にも「人材コンサルティング部門」「求人メディア部門」「人材紹介部門」を持ち、総合的に人材派遣の業務が可能であることに魅力を感じています。

なぜ人材派遣業界に興味を持つようになったのか、そのきっかけが具体的なエピソードで分かりやすく書かれています。目標を掲げることで、仕事に対する前向きな姿勢もアピールしています。また、ほかの企業ではなく、なぜその企業を選んだのかも書かれていて、志望度の高さが感じられるでしょう。

志望動機の例文⑤

私は大学時代に何度か貴社の求人募集のフリーペーパーを利用しました。求人誌には珍しく、デザインや構成がしっかりしていたことに驚き、興味が湧きました。大学でメディア論を専攻していたため、卒論では商業用のフリーペーパーを題材に研究しました。「人」と「仕事」を結びつけ、多くの人に発信力のある「求人メディア業界」には、現在の日本の雇用問題を解決できる力があると信じております。
その求人メディア業界の中でも突出した貴社の求人誌・HPに関するこだわりに魅力を感じました。貴社に入社することができましたら、これまでの求人誌・求人サイトが対象としなかった職種や人材同士を結びつけるなど、新しい分野にも挑戦したいと思っております。

実際に自分自身がその企業のサービスを利用したエピソードを紹介しています。その経験を通し、企業のどのような点に魅力を感じたのかが述べられています。企業に対する熱意や、入社後の目標も書かれていて、前向きな姿勢が伝わるでしょう。

人材派遣の志望動機NG例

まず、人材派遣の志望動機としてふさわしくない例を見ていきましょう。どこが良くないのか考えながら読んでみてください。

NG例

私が貴社を志望した動機は、年間休日130日以上、残業月10時間以下という労働環境に魅力を感じたからです。企業と求職者をつなぐ存在である人材派遣会社自身が、徹底した労働環境の整備に努めていることは素晴らしいと感じました。
また、サークル活動や社内イベントも充実していると聞き、楽しく生き生きと働けそうだと感じました。私も貴社の一員として、オンオフの切り替えをしっかり行い、真面目に業務に取り組んでいきたいと思っています。

給与や労働時間、福利厚生などは働く上で大切なことではありますが、志望動機においてそればかり取り上げることは、あまり印象が良くないかもしれません。

それよりも、企業理念や社風、その会社の強み、売りとしていることなどを取り上げた方が、採用担当者にとって好印象でしょう。特に自分が共感できることや心に残ったことなどを、自分の考えを織り交ぜながら伝えると良いでしょう。

人材派遣の志望動機では適性をアピールしよう

ここまで、人材派遣の主な業務内容や、志望動機を考える際のポイントなどを見てきました。人材派遣の仕事は、企業と求職者両方の力になれる仕事であり、また、企業のビジネスに貢献しているという手応えを感じることもできる、とてもやりがいのある仕事です。

人に喜んでもらうことが好きな人や、相談に乗ることが得意な人などは、人材派遣の仕事に向いているといえるでしょう。しっかりとした企業研究をもとに、自分の能力や性格を客観的に分析し、人材派遣の仕事に対して自分はどのように貢献していきたいか考えてみましょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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