就活のマナー
【住所の書き方】番地を書く際に印象を損ねないためのマナー
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目次
知らないうちに省略して住所を書いているかも
就活生は、他の学生よりも自分の住所を書く機会が多いかもしれません。履歴書やエントリーシートはもちろんのこと、郵送する際の封筒もそうでしょう。さまざまな書類などに自分の住んでいる場所を記入します。
住所には正しい書き方があります。就活生によっては「『丁目』『番地』などは省いている」「住民票の住所とは少し違うことを書いている」という人もいるかもしれません。しかし、こうした対応は実はマナー違反なのです。
住所の書き方ひとつで、相手に与える印象は変わってくるでしょう。「いい加減な人」「非常識」などと思われることを防ぐために、本記事では正しい住所の書き方をご紹介します。
住所を正しく記載する前に確認すべきこと
履歴書や封筒などに住所を書く前に、確認すべきことがあります。もちろん住所は、住んでいる場所によって街の名前や数字が異なりますが、そうではない部分も違うケースがあるのです。
細かいことではありますが、正式な住所を記入することは、ビジネスマナーとして無視できません。もしかしたら、「正式な住所を調べようがない」と思う就活生もいるでしょうが、正しく記載するための確認すべきことを見ていきましょう。
正式に番地は地域によって表記が異なる場合もある
住所は「○丁目○番地○号」という表記が一般的かもしれませんが、住むエリアによって少し異なります。実は「○丁目○番地の○」と「の」が入るケースもあるのです。この表記は、今ではあまり見かけることはありませんが、昔は使用しているエリアもありました。現在も「の」が残っている可能性は否定できません。
「の」以外では、「字」という表記もあります。これは「あざ」と読み、江戸時代頃から使用されていたそうです。こうした住居表示が改正される前の状態が住む場所によっては残っていることもあるでしょう。詳しく知りたい人は、役場などに聞いてみましょう。
自分の住所は住民票で確認する
正式な住所は、「住民票」に記載されているものです。さまざまな書類に住所を書く時は、「住民票」の表記に従ってください。区役所・市役所・出張所などに手続きすれば、正しい住所表記を確認できるでしょう。
注意点としては、住所の数字が漢字で記されている時があります。その場合、漢字表記を「正」として進めてください。また、マンション・アパート名の部屋番号において「号」がないケースもあります。こうした場合でも、「住民票」の内容を正式な住所としてください。
「住民票」は正しい住所が載っているだけではなく、入社する際の手続きとして提出を求められることがあります。さまざまなシーンで役立つものなので、時間のある時に入手しておきましょう。
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【方向別】住所の書き方ポイント
年賀状に住所を書く時は、縦書きにする人が多いかもしれません。Webサイトで会員登録する際は、横書きで住所を記入することもあります。このように、日本語には「縦書き」「横書き」の2種類の書き方があると言えるでしょう。
では、これらの書き方によって、注意すべきポイントなどはあるのでしょうか。同じ住所を書くにしても、「縦書き」「横書き」で変更しなければならないことはいくかあります。詳細を確認していきましょう。
縦書き
縦書きの場合、数字に気をつけてください。「1、2…」ではなく「一、二…」と漢数字が違和感のない書き方でしょう。つまり、「○丁目○番地○号」の数字は、すべて「一、二…」の書き方で統一してください。
また、「一丁目二十一番地二十一号」と二桁の数字になる住所もあります。この場合「十」を抜いて表記することがマナーとなっているのです。先の住所を正しく書くとすれば、「一丁目二一番地二一号」となるので、十分注意してください。
ちなみに、「平成〇〇年」と年号を縦書きにする場合は、「十」の字を省略してはいけません。「平成二九年」ではなく、「平成二十九年」が正しい表記となります。住所と年号でマナーが異なりますので、しっかり頭に入れておきましょう。
横書き
横書きでは、漢数字ではなくアラビア数字を使います。「一、二…」ではなく「1、2…」と書いてください。ビジネス書類などは、縦書きよりも横書きの方が多い傾向にあるので、間違えないようにしましょう。
横書きの場合、「丁目」「番地」「号」などを省略して書いている人もいるかもしれません。それらを「ー」にすれば、確かに見た目はスッキリとします。しかし、正式な書類では「丁目」「番地」「号」はきちんと書いてください。「住民票」でも省略されていないでしょう。
縦書きでも横書きでも、省略することは避けてください。「都道府県名はいつも書いていない」という人もいるかもしれません。住んでいる場所によっては判断できるかもしれませんが、ビジネスマナー的にはNGです。
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【モノ別】住所を記載する際のポイント
縦書きと横書きの注意ポイントをご紹介しましたが、履歴書や封筒では住所の書き方で守るマナーをご紹介します。歴書は、基本的には横書きです。ですので、上記でご紹介した内容を踏まえ、プラスアルファで注意すべきことがあります。
封筒の場合は、郵送するモノによって縦書きも横書きも両方考えられるでしょう。どちらの書き方にせよ、自分の住所だけではなく、送り先の所在地を書くこともあります。それぞれのポイントを見ていきましょう。
封筒
まず封筒の表面には、送り先である企業の住所を書きます。その際、縦書きでは「〇〇株式会社」などは真ん中になるので、右側に住所を記入してください。横書きの場合は、宛名の上がベストでしょう。そして、バランスの良い見た目になるように、キリの良いところで改行しましょう。ビル名がないなどの短い住所であれば、改行はしなくても問題ありません。
裏面も同様に自分の住所を書きます。表面と同様に、誤字脱字には十分注意してください。「送れる」「送れない」という話以前に、送り先に対して大変失礼な行為となります。また、「裏面は大して見ていないだろう」と住所などを省略するのはやめましょう。就活では、細かいところも必ずチェックされているという認識を持ってください。
履歴書
履歴書で住所を書く時の注意点は、ふりがなです。ふりがな欄に「ふりがな」とあれば、平仮名で書いてください。「フリガナ」ならば、カタカナにしましょう。
また、ふりがなを書くのは市区町村までで問題ないとされています。つまり、「○丁目○番地○号」にふりがなは必要ありません。マンション・アパート名は、読みにくい漢字があれば書いた方が親切です。
住所が一行で収まりきらない場合は、二行にしても構いません。キリの良いところで、二行にしてください。見た目を重視するあまり、省略することは避けましょう。読みやすさを重視して、地名とマンション・アパート名の間に、スペースを入れるとキレイに仕上がります。履歴書の書き方については、履歴書作成マニュアルも参考にしてみましょう。
住所の書き方は番地を正しく記載していないと指摘を受ける場合もある
住所の「丁目」「番地」「号」などは、省略してはいけません。エリアによっては「○丁目○番地の○」と「の」が入るパターンもあるので、事前に確認しておきましょう。正式な住所は、「住民票」の通りです。
縦書きで住所を書く時、アラビア数字ではく漢数字が望ましいです。数字が二桁の場合、「十」は省いても問題ありません。横書きでは、「1、2…」のアラビア数字を用いてください。
封筒には、表面と裏面に住所を書くことになります。裏面に書く自分の住所も省略しないようにしましょう。履歴書の場合は、ふりがなや改行、スペースなどに気をつけてください。いずれにせよ、「人事担当者は細かいところもチェックしている」という認識を持って、正式な住所を書きましょう。