就活のマナー

【就活で名刺入れはいらない?】選び方とおすすめのアイテムを紹介

就活において名刺入れは必要?

社会人になると名刺を交換する場面も多く、名刺入れは必須のアイテムといえます。一方、就活では自分の名刺を持っていないことが多く、相手から名刺をもらうことはあっても自分の名刺を持ち歩くことは少ないでしょう。しかし、インターンや企業説明会など、多くの先輩社員と接する機会では、名刺入れがあると便利なこともあります。

就活中に名刺入れを用意するべきか、迷ってしまう人もいるでしょう。そこでこの記事では、就活生に名刺入れが必要なのか、名刺入れはどのような場面で使うのか、また、名刺入れを用意する際にはどのように選べばいいのかなどを詳しく解説していきます。名刺入れを持つべきか検討している就活生は、ぜひ参考にしてみてください。

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就活の時点では名刺入れは無くても大丈夫

名刺入れは社会人として必須のアイテムといえますが、就活の時点では持っていなくても問題ありません。名刺はほとんどの場合、企業が作成して個人に配布します。企業名、所属部署名、企業での連絡先などが記載されているため、就職していない学生が名刺を持っていないのは当然のことです。なかには個人で連絡先を記載した名刺を持っている人もいますが、企業側も学生は名刺を持っていないと認識しているでしょう。

就活生が名刺を持っていなくても、マイナスの印象となることはまず考えられません。就活のためにわざわざ名刺を作成する必要もないでしょう。同じように名刺入れも絶対に必要なものではありません。ただ、名刺を持っていなくても、名刺入れはこれから先必要になるものなので、用意しておいてもよいでしょう。

ただし名刺入れを持っていると便利なこともある

名刺入れは、持っていると便利な点もあります。企業説明会やインターンシップ、交流会など社会人と接する機会では、名刺をもらうことも多くなります。そのような時に名刺入れを持っていれば、スムーズにしまうことが可能です。

また、名刺をもらい名刺入れにしまうという一連の流れを身に着けるのは、名刺交換の正しい方法を学ぶ機会にもなります。また、後でお礼メールなどを送る際にも、名刺があればすぐに連絡先が分かります。

名刺は人脈を広げるためのツールともいえます。就活で名刺をわざわざ用意する必要はありませんが、自分の名刺を用意しておけば、就活先で知り合った学生と連絡先を交換しやすいです。就活の情報収集をスムーズにするためのアイテムとして、用意しておくのもよいでしょう。

もらった名刺を保管するのにも使える

名刺入れは、相手にもらった名刺を保管するのにも使えます。先輩社員から名刺をもらってそのまま鞄に入れてしまうと、必要な時にすぐに見つからなかったり、汚れたり折れたりする可能性があります。保管場所を決めておけば、メールや電話で連絡する際にもスムーズに取り出せますし、紛失の心配もありません。

また、名刺をもらった時に裸のまま鞄やポケットに入れると失礼にあたります。名刺入れに入れるのがマナーですので、自分の名刺を持っていなくても、もらった名刺をしまうためのケースとして、就活用に用意してもよいでしょう。名刺ケースには、自分の名刺ともらった名刺を分けてしまえるように2つ折りのタイプなどもあります。

名刺入れを選ぶポイント3つ

名刺入れについてですが、ビジネスシーンで使うものであるため、暗黙的にではありますがある程度のルールが存在しています。名刺入れであれば何でもよいというわけではありませんので注意しましょう。

ここでは、名刺入れを選ぶ際に見ておいてほしいポイントを3つ紹介します。いいものを手に入れれば、社会人になってからも長く使い続けることができるでしょうから、以下で登場する点をおさえたものを選ぶようにしてください。

①色は「茶色・黒・紺」がおすすめ

名刺入れを選ぶ際に見ておいてほしいポイントの1つ目が、「シンプルなもの」であることです。派手な色や柄のものは避けるようにしておくとよいでしょう。そのため、名刺入れの色は茶色や黒色、紺色などのオーソドックスで落ち着いた色のものを選ぶとよいでしょう。

柄に関しては、できるだけ無地のものを選ぶようにしてください。このような小物でもおしゃれを大切にしたいという方はいるかもしれませんが、就活の場ではおすすめしません。

②コンパクトなものが使いやすい

名刺入れを選ぶ際に見ておいてほしいポイントの2つ目が、「コンパクトなもの」であることです。ポケットに入れてもかさばらない程度の大きさのものが理想とされています。名刺をしまうタイミングは一連のことが終わってからではあるのですが、「名刺入れを出して、名刺を中に入れて、戻す」という一連の動作はささっとできることが望ましいです。

そのため、内ポケットなどに入れておけるサイズのもののほうがスマートに扱えます。ちなみに、日本国内の名詞のサイズは「91mm×55mm」が一般的だとされています。基本はこの大きさのものが入る名刺入れを選ぶとよいでしょう。

③革製のものが好印象

革製の名刺入れは落ち着いた雰囲気で、ビジネスシーンにも便利です。耐久性があり、長く使い続けることができますし、使うほどに色合いや風合いが変わってきて、味が出てくるでしょう。使い始めは固く感じることもありますが、徐々に手に馴染んでくるのも革製の特徴です。

ビニール製や布製は汚れがつきやすく、社会人としてはふさわしくありません。素材は本革がおすすめです。革製の名刺入れは高価なものが多いですが、クレンザーやワックス、クリームなど専用のケアをすることで、良い状態を保つことができます。本革は水に弱いため、濡れないように注意しましょう。お手入れしながら使い続けることで、愛着もわいてきます。

就活で避けた方がいい名刺入れの種類

名刺入れにも様々な素材やデザインがありますが、就活中に使うなら避けた方がいいものがあります。まず、華美なものやハイブランドは、就活生にはふさわしい名刺入れとはいえません。社会人になってからも、目立ちすぎる名刺入れはマイナスのイメージになりますので避けた方がよいでしょう。

また、金属製やプラスチック製も子供っぽく感じられます。それぞれ詳しく解説していきますので参考にしてみてください。名刺入れを選ぶ際には、ビジネスシーンで使用するのに適切かどうかで判断してみましょう。

華美なものやハイブランドはNG

ここまでは「こういうものを選んでほしい」というものでしたが、「選ばないでほしいもの」もあります。それが名刺入れを選ぶ際に見ておいてほしいポイントの4つ目で、「華美なものやハイブランドのものはNG」です。ポイント1つ目の中でも触れていますが、ロゴが目立つものや柄の入ったものは就活用のものとして好ましくありません。

就職活動はあくまでもビジネスの場であるため、TPOに合わせた「シンプルなもの」を選ぶようにしてください。また、ハイブランドのものも望ましいとされていません。贈りものでいただいたというのであれば話は別になってしまいますが、自分でアイテムを選ぶというのであれば、それよりもリーズナブルなものを選ぶようにしてください。

金属製やプラスチック製の名刺入れは避ける

名刺入れの素材としては「革製」のもの以外にも、「金属製」のものや「プラスチック製」のものなどがあります。これらのもの中にも優れたものはあるのですが、就活用にメインで持っておくのはおすすめしません。

というのも、金属製のものは指紋が付きやすく、プラスチック製のものは壊れやすいためです。また、ともに長持ちはしないでしょう。しかし、これらのものを「サブ」として持っておくのはおすすめです。1日に複数の企業を訪れる予定がある場合、あとでサブのほうに移し替えておくことで、メインの中身を空にすることができます。

就活で使えるおすすめの名刺入れ

前の見出しの中では、名刺入れを選ぶ際に見ておいてほしいポイントをご紹介しました。登場した点をおさえたものを選んでもらいたいのですが、当てはまるものは多いため、どれを選べばよいのかが分からない方もいるのではないでしょうか。

そこでここからは、就職活動におすすめの名刺入れを具体的に紹介していきます。アイテム選びの参考にしてみてください。

ポールスミスの「オールドレザー名刺入れ」

おすすめできる名刺入れとしてまずご紹介するのが、ポールスミスの「オールドレザー名刺入れ(¥15,120)」です。ポールスミスはイギリス出身の同名のデザイナーが立ち上げたファッションブランドです。油分を多く含んでおり、また耐久性にも優れているイタリア産のカーフレザー(生後6か月以内の仔牛の革)を使用しており、使っていくほどになじんで味わい深くなっていきます。

色はブラック・ブラウン・ダークブラウンの3色です。デザイン自体は非常にシンプルで、右下に小さく「Paul Smith」の文字があしらわれています。なお、本革を使用していることからシワや色ムラなどが出ている場合があります。これは自然由来のものであり、製品自体に全く問題はありません。

ビームスの「ビーミング名刺入れ」

名刺入れとして次にご紹介するのが、ビーミング by ビームスの「コードバン名刺入れ(¥10,800)」です。ビーミング by ビームスとは、1976年に誕生したセレクトショップ・ビームスが展開するファッションブランドです。職人の手によって丁寧に縫い上げられた名刺入れで、表側に馬革、内側には牛革が用いられています。

自然の革を用いていることから、使い込むごとに風合いが増していくアイテムです。色はブラック・ブラウンの2色で、大きさは「7×10.8cm」、厚みは 「2.1cm」となっています。本革使用で長く使え、また価格もリーズナブルであることから、贈り物としても喜ばれるでしょう。

名刺をもらう時のマナー

就活中は自分の名刺をもっていなくても、様々な場面で相手からもらうことが考えられます。名刺をもらった時にスムーズに受け取れるように、どのような手順でもらうべきか、あらかじめ確認しておきましょう。

名刺をもらう時には、必ず立って相手の方へ体を向けます。先方が名乗りながら名刺を差し出したら「頂戴いたします」といってから両手で受け取りましょう。企業名や氏名の部分に指がかからないように注意してください。

そのまま胸の位置で名刺を持ちながら「〇〇と申します。宜しくお願い致します」と自分の名前をいいましょう。受け取ったあと、すぐに鞄やポケットにしまうのはマナー違反です。座って話をする場合は、名刺入れの上に置き、机に出しておきます。席を立つ時に、名刺入れにしまいましょう。

名刺管理アプリを活用するのもおすすめ

もらった名刺が増えてきたら、名刺管理のアプリを活用するのもおすすめです。学生のうちはそれほど名刺の数も多くありませんが、社会人になると多くの名刺をもらうことになります。必要な時にすぐに見つけ出せるように、今から名刺管理アプリを使って慣れておくのもよいでしょう。

名刺管理アプリでは、もらった名刺を50音別や分野別などで分けておけるため、見つける時にも便利です。紙の名刺をデータとして保管しますが、スキャナで読み取るものや、写真を取ってデータを保存するものなどがあります。アプリを使えば、量が増えても保管に困ることがなく、外出先でもスマホからすぐにチェックできます。アプリによって機能や使い方が異なりますので、自分に合ったものを選びましょう。

就活では実用性のある名刺入れを選ぼう

この記事では「名刺入れ」に焦点を当て、就活に適した名刺入れを選ぶ際のポイントを解説したり、おすすめの名刺入れをご紹介したりするなどしてきました。本文中でもご紹介したように、就職活動に使用する名刺入れを選ぶ際にはコンパクトかつ革製のものを選ぶとよいでしょう。

これらの条件に当てはまるアイテムは実用性の面から見ても非常に優れているため、長きにわたって使い続けていくことができるでしょう。一度にかかるコストとしては少し痛いものになるかもしれませんが、費用対効果から見ると大変優れたものになるはずです。この記事の中に登場した情報を参考にして、自分の予算の範囲内で収まり、かつ自分の好みに合ったアイテムを見つけるようにしてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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