志望動機

【公務員のエントリーシートの書き方】志望動機や自己PRの例文を紹介

公務員のエントリーシートを書く前に

公務員試験に合格するためには、エントリーシートの対策を進めておくことが大切です。エントリーシートでは志望動機や自己PRなどを書く必要があり、これらで好印象を与えることができなければ、選考を突破することはできません。公務員試験は難関ですので、エントリーシートはしっかりと練り込んで考えることが大切です。

アピール力を高めるためには、いきなりエントリーシートを作成するのではなく、正しい書き方を身に付けておく必要があります。エントリーシートは書き方次第で印象が変わりますし、少し工夫するだけで評価は大幅に違ってきます。エントリーシートの書き方のポイントを知り、公務員試験の合格を目指しましょう。

公務員の志望動機の書き方

公務員のエントリーシートでは志望動機が求められますので、しっかりと考えておかなければなりません。志望動機では公務員を志したきっかけや仕事への熱意を伝えていくことが大切ですが、これも書き方次第で伝わり方が違ってきます。

どれだけ仕事への意欲が高くても、上手に書けていなければ熱意は伝わりませんし、高評価を獲得することもできません。志望動機の上手な書き方を知って、仕事への意欲の高さをアピールしていきましょう。

志望動機は具体的にする

志望動機で好印象を与えるためには、公務員を志望した理由を具体的に書くことが大切です。なぜ民間企業ではなく公務員なのか、そこで働きたいと思った理由を具体的に述べることができなければ好印象を与えられません。公務員と民間企業は大きく違っているため、その違いを明確にした志望動機を作成することが大切です。

公務員は安定している仕事ですし、安定性や待遇のよさを求めて公務員を目指す人もたくさんいます。しかし、安定した仕事だからという理由は志望動機としてアピールになりませんし、マイナスの印象を与えてしまうのです。条件面だけで志望理由を語るのではなく、公務員の仕事の特徴などを正しく理解した上で、志望動機を伝えていきましょう。

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人の役に立ちたいという情熱をアピール

公務員の志望動機では、人の役に立ちたいという情熱をアピールすることが大切です。公務員は民間企業と違い、利益を求めず公のために働く職種です。そのため人の役に立ちたいという情熱をしっかりアピールすることで、好印象を与えられます。どの仕事も世の中の役に立っていますし、人の役に立つ点では違いはありません。

しかし、公務員と民間企業ではそもそもの目的に違いがありますし、利益に関係なく人の役に立ちたいと、仕事への情熱を伝えることが大切です。同じ人の役に立つのでも、利益を求めて人の役に立つのと、利益を度外視して人の役に立とうとするのでは意味が違ってきます。損得勘定を抜きにして人の役に立ちたいことを述べましょう。

結論では目標やビジョンを伝える

志望動機ではその仕事を志す理由を提示し、次にそれを裏付ける根拠を示し、最後に結論で締めるのが正しい文章構成です。志望動機のアピール力を高めるためには、最後は結論で締めることが大切ですが、結論では目標やビジョンを伝えることでさらに好印象を与えることができます。

実際に公務員になって実現したいことや将来の目標など、自分にはビジョンがあるところを見せられるかがポイントです。ただ公務員になりたいと伝えるだけではアピール力としては弱いですし、説得力もありません。就職すれば終わりではなく、就職後に何がしたいかを具体的に説明することが大切です。就職後のビジョンについて具体的に語り、志望度の高さをアピールしていきましょう。

公務員試験で好印象を与える自己PRの書き方

公務員のエントリーシートでは志望動機だけではなく、自己PRも求められます。志望動機は重要ですが、自己PRも同様に重要であり、両方でしっかりとアピールができていなければ選考を突破することはできません。

自己PRは自身のアピールポイントを伝えていきますが、エントリーシートへの書き方次第で印象は良くも悪くも違ってきます。好印象を与えることができる自己PRの書き方を知り、上手にアピールして評価を高めていきましょう。

自分の経験を交える

自己PRでは長所、短所を端的に伝えるのではなく、自分の経験談を交えて周りからもこのように言われている、といった風に具体的に書くことが大切です。長所を端的に伝えているだけでは説得力もありませんし、好印象を与えることはできません。自身の長所やアピールポイントをしっかりと深堀りし、より具体的に伝えることが大切ですし、説得力を高めるためにも経験談を交えることが大切です。

また主観だけでアピールをしても説得力に欠けますので、客観的な意見を取り入れることも必要です。主観だけではどうしても信憑性が出ませんし、アピール力も不足してしまいます。経験談でアピール内容を補足し、第三者の意見も取り入れて説得力を高めてアピールしていくことが大切です。

志望動機と絡ませる

自己PRは志望動機と絡ませることも大切です。長所を就職後どのように活かせるのかを志望動機と交えながら書くことで、よりアピール力を高めることができます。志望動機と絡ませて書くことで自己PRの説得力も上がり、好印象を与えることができます。自己PRはどんな能力でもアピールできるわけではなく、就職後の仕事に活かせることが大切です。公務員の仕事に必要な能力を選んでアピールしていきましょう。

面接で聞かれることを意識する

エントリーシートに書く志望動機は、面接で聞かれることを意識することが大切です。志望動機は書いたら終わりではなく、面接の際に聞かれることになるので、話を膨らませたり展開させたりすることができるような内容で書かなければなりません。

エントリーシートでは要約した内容だけを記入し、細かい部分については省いて構いません。細部まで書こうとすれば文字数も多くなってしまいますし、エントリーシートの枠内で収まらなくなってしまいます。エントリシートは簡潔に記し、面接で聞かれた際に口頭で話を膨らませられるようにしておきましょう。

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公務員のエントリーシート例文

エントリーシートの書き方のポイントを知れば、実際に志望動機や自己PRを作成していきましょう。エントリーシートの作成には時間がかかりますので、早めに始めておくことが大切ですし、面接で聞かれることも見越して作成することが大切です。例文を参考にしながら、どのように書けばいいのか、イメージを膨らませていきましょう。

例文①志望動機

私は市民のために働き、少しでも暮らしやすい環境を提供したいと考え、市役所を志望しました。市役所は市の顔ですし、様々な人が訪れる場です。公的な手続きなど複雑なものも多いですし、親身に接し、分かりやすく説明することで市民の皆様の役に立ちたいと考えています。
大学時代はボランティア活動を行い、ケア施設などのお手伝いをすることで、様々な人と関わり、コミュニケーション能力を身に付けました。コミュニケーション能力を活かし、しっかりと話を聞くことで信用を勝ち取って、一人でも多くの方の役に立てる存在に成長したいと考えています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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例文①では市役所で働きたいと志望動機が語られています。単に市役所に就職したいとするのではなく、市民のために働き、暮らしやすい環境を提供したいと具体的に語ることで志望度の高さがアピールできています。人の役に立ちたい熱意の強さが感じられますし、仕事への意欲の高さも伝わり好印象でしょう。

市役所での仕事の特徴もしっかりと理解できており、仕事への理解が高いことでも志望度の高さを裏付けることできています。志望度の高さがアピールできているだけではなく、大学時代の経験から自身の能力についてもアピールできています。コミュニケーション能力を活かしてどのように仕事がしたいのかが具体的に語られており、活躍する姿がイメージしやすく好印象でしょう。

例文②自己PR

私は人と関わることが好きであり、傾聴力を活かして相手の話をしっかりと聞き、本音を引き出すことが出来ます。大学時代はボランティア活動を行い、ご年配の方がいるケア施設や野外の炊き出しなどのお手伝いをしました。
単にお世話をするだけではなく、コミュニケーションを取ることを意識してボランティアに取り組み、出来るだけ多くの人と関わるよう意識しました。聞き役に回り、色々な方のお話を聞くことで様々な価値観を知ることが出来ましたし、話しやすいと言っていただき、満足して頂くことが出来ました。
傾聴力を活かして不満などをしっかり聞き取り、それを解決することで、多くの人の生活を豊かにしたいと考えています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
たった3分で受かる志望動機が完成する「志望動機作成ツール」

例文の②では人と関わることが好きであり、傾聴力を活かして相手の話を聞くことができると自己PRが語られています。人と関わることや傾聴力などは、志望動機ともリンクしていますし、それぞれの説得力を高めることができています。ボランティアの経験を語ることで人の役に立ちたい気持ちが強いことが伝わり、好印象です。

また、経験談によって能力の裏付けができていますし、他人の意見が加わることでさらに説得力を高めることができています。能力を活かしてどのように働きたいか、活躍したいかも語られており、これも好印象です。どのように活躍するかを具体的に示すことで、働いている姿がイメージしやすいですし、好印象を与えることができています。

公務員のエントリーシートを作成する際の注意点

エントリーシートを作成する場合、読み手である採用担当者にマイナスの印象を与えないように注意が必要です。採用担当者は多くのエントリーシートに目を通しています。真剣に読めば読むほど、疲れが溜まることが考えられるでしょう。

そのため、少しでも「読みたい」という気持ちにさせることが大切です。別の言い方をすると、読みたくなくなるエントリーシートを作らないようにしなければなりません。ここからは、エントリーシートを作成する際の注意点についてご紹介していきます。

丁寧に記入する

基本的なことですが、エントリーシートは丁寧に記入することが大切です。雑に書かれたエントリーシートでは「読みたい」という気持ちを失くします。字は人格をあらわすと考える人もいるため、乱雑な字だと性格についてもマイナスのイメージを持たれるかもしれません。

また、最も避けたいのが誤字脱字です。誤字脱字があると注意力が低い、それほど真剣に志望していないなどの印象を与えます。丁寧に書くことはもちろん、誤字脱字にも注意して書きましょう。エントリーシートを書き上げた後は、1度読み返すことが大切です。

空欄を作らない

エントリーシートは空欄を作らずにすべての欄を埋めましょう。エントリーシートをひと目見たときに、空欄があるものとびっしり書かれたものでは印象が大きく異なります。エントリーシートの記入欄は、志望者について知るために設けられています。そこに回答しないというのは、質問を無視することと同じです。

また、エントリーシートの記入欄は8~9割以上埋めるようにしましょう。あまりに小さい字だと読みにくいため、読みやすい文字の大きさではっきりと書くことが大切です。読み返す際は、句読点の位置や文末に違和感がないなどに注意してみましょう。

公務員のエントリーシートは具体的に書くのが大事

公務員試験を突破するにはエントリーシートの作成が必須であり、志望動機や自己PRなどを念入りに考えて作成しなければなりません。それぞれ書き方のポイントはありますが、大切なのは具体性を持たせることです。志望動機も自己PRも漠然としていては伝わりませんし、好印象を与えることもできません。

なぜ民間企業ではなく公務員を志望するのか、自分の能力が公務員の仕事でいかに活かせるのかを具体的に伝えていくことが大切です。具体的にアピールすることで好印象を与えることができますし、志望度の高さを伝えることができ、仕事への熱意も感じてもらうことができます。仕事への情熱をアピールすることが大切ですので、志望動機と自己PRを上手に伝えて、公務員になりたい気持ちの強さを伝えていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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