目次
TOEIC高得点のカギは点数配分にある
TOEICは高得点であれば就活のアピールでも使いやすく、点数配分が重要なカギとなります。TOEICはリーディングとリスニングの2つで構成されており、それぞれの配分を考えながらテストに臨むことが大切です。
事前にしっかり勉強をしておくことも大切ですが、それに加えて点数配分を考えることで、より高得点を獲得しやすくなります。TOEICでは英語力をアピールできますが、高評価を得るには、高得点を提示することが大切です。
点数が低いとアピール力は弱くなり、場合によってはマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。TOEICで高得点を取っておけば、就活の武器がひとつ増えるため、選考の突破にも役立ちます。上手な点数配分を知って、高得点の獲得を目指しましょう。
あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
就活でTOEICが重要な理由
TOEICは高得点が取れれば就活でのアピールにも使えますが、そもそもなぜTOEICを取っておくべきなのかを疑問に思う人も多いでしょう。TOEICは必ずしも必要なわけではありませんし、取得していなくても内定を獲得している人はたくさんいます。
また、すべての企業で英語力が必要とも限らず、国内だけで仕事が完結している企業もたくさんあります。しかし、それでもTOEICは就活において重要な役割を果たしますので、その理由を理解しておきましょう。
グローバルな企業が増えている
就活でTOEICが重要な理由としては、グローバルな企業が増えていることが挙げられます。国内だけではなく、海外に事業を展開する企業は増えており、海外拠点を持つ企業も数多く存在します。
海外企業との取引、海外での事業があれば、当然語学力は必要であり、特に英語力を求められることが多いです。英語圏ではない国でも、ビジネスでの言語は英語が基本であるため、TOEICで高得点を取っていれば、高評価を獲得できます。
グローバル企業に就職したからといって、すべての人が海外赴任をするわけではありませんが、それでも選択肢として海外で働けるのは大切なことです。企業は新卒に対して成長力を求めており、多彩なキャリアを積んでほしいと考えるため、グローバルに活躍できる人材が求められていることも多いです。
スコアで努力を定量的にアピールできる
グローバルな企業は増えているものの、それでも国内だけで仕事が完結する企業は多く、英語力を必要としない仕事もたくさんあります。仕事で英語を使わないのであれば、TOEICも役に立たないと感じる人は多いですが、実はそうではありません。
TOEICはスコアで成績が表されるため、取得した点数によってどれだけ努力したのかが分かりやすいです。仮に英語を使わない仕事でも、高得点を提示できれば自身の努力をアピールでき、物事への取り組みの姿勢などを伝えることができます。
就活では結果ではなく過程が評価されることが多いため、TOIECに関しても高得点獲得の努力の過程、勉強の姿勢などが評価の対象になります。グローバル企業以外でもTOIECによるアピールは可能なため、アピールポイントを増やすためにも取得がおすすめです。
英検やTOEFLよりも評価される
英語力をアピールする資格としては、TOEIC以外にも英検やTOEFLなどがあります。これを提示することでも、英語力のアピールにはなりますが、より評価されやすいのはTOEICです。
TOEICでは、ビジネス英語を中心に出題されるため、高得点を獲得していれば仕事でも即戦力として英語を使えると判断されます。対して英検やTOEFLは、基本的には日常会話の問題が出題されることが多く、就活のアピールとしては不向きです。
もちろん、これらの資格が全く評価されないわけではありませんし、より高い級数、スコアを獲得していれば高評価が得られる場合もあります。しかし、もっともアピールしやすく、評価もされやすいのはTOEICです。数ある英語の資格でも、TOEICが最も就活に向いているため、積極的に取得するようにしましょう。
TOEICの点数配分
TOEICの試験の満点は990点となっていて、英検のように合格・不合格という判定はありません。リーディングとリスニングに分かれていて、それぞれ495点づつの配分となっています。パート1~4はリスニングパートで、最高点は満点の495点、最低点は5点です。パート5~7がリーディングパートで、リスニングと同じく最高点495点、最低点5点となっています。
つまり、すべて不正解でも最低10点は取れるという仕組みです。1年に10回のTOEIC試験が実施されていますが、平均スコアは500~600点の間です。リスニングとリーディングでそれぞれ200~300点を取れれば、平均的なスコアになります。試験の解答はマークシート形式で、選択肢の中からひとつを選んでマークします。
点数は統計処理によって算出される
TOEIC試験は、他の試験と違い配点が問題によって異なります。英検では、1問につき10点と配点が決まっているので不正解なら0点、1問正解すれば10点です。しかし、TOEIC試験はスコアが統計処理で計算されるので、1つの問題に対しての配点が同じになるとは限りません。配点の基準はTOEIC試験を受けた受験者全体の正解率によって決まります。
例えば、とても難しい問題があり、統計処理した際に正解者がいなかったとします。誰も答えられない問題は配点が無しになり、この問題を間違っていても他の回答が合っていれば満点を取ることが可能となります。
全ての答案が集計されてから統計処理によってスコアが決められるので、問題の正解率に合わせて配点が決まります。これはTOEIC試験の大きな特徴で、公式の問題集に配点が無い理由にもなっています。
2~3回受けた結果の平均が正確な英語力といえる
TOEIC試験は一般的な試験とは違い、全問正解でなくても990点満点を取れる可能性があります。すべて間違えたとしても、0点にはなりません。試験が実施された時によって、1つの問題の配分や難易度も異なるということです。
そのため、1回試験を受けただけでは、正確な英語力は判定できません。TOEIC試験を2~3回受けて、全てのスコアの平均がその人の英語の実力と考えられます。
自分の英語力がどの程度なのか、しっかりと確認したいのなら試験を2、3回受けて、スコアの合計点の平均を計算するとよいでしょう。例として、1回目のスコアが550点、2回目500点、3回目610点だとすると、(550+500+610)÷3=約550点となります。
TOEICで高得点を取る点数配分
TOEICは就活において重要な役割を果たしますが、より評価されるためには、高得点を獲得しなければなりません。TOEICを取得していても、得点が低ければアピール力は弱くなり、あまりに低すぎると英語力が身に付いていないとしてマイナスの印象を与えてしまいます。
業界や企業ごとに、求められる点数の水準は違いますが、どの場合でも点数が高ければ高評価、低ければマイナス評価であることには変わりありません。高得点を獲得するためにも、上手な点数配分の方法を知っておきましょう。
リスニングに重きを置く
TOEICはリーディングとリスニングの2つで構成されていますが、高得点を獲得するには、リスニングに重きをおきましょう。リスニングの方が得点しやすいですし、配点も高い傾向にあります。
基本的にはリーディングもリスニングも総得点数は同じですが、リスニングの方が1問あたりの配点は高い傾向にあるため、いかに多く解答できるかが重要です。リスニングで高得点を獲得するためには、あらかじめ問題に目を通しておくことが大切です。
指示を聞きながら解答を進めていると、解答方法や問題の意図などが分からないままに問題が流れることも多く、場合によってはどの問題まで進んだのか分からなくなります。問題を聞き逃すのが一番もったいないですし、事前に内容を把握しておき、じっくり取り組めるよう準備しておきましょう。
優先パートを決めて解答する
TOEICはパートごとに配点が違いますので、配点が高い、かつ自分が得意で確実に得点できるものから解くことが大切です。そのためパート1から順番に解答する必要はなく、できるところから進めていくのが、高得点を獲得するポイントです。
TOEICでは最後まで解答できない、あるいは集中力が続かないためにミスをしてしまう人はたくさんいます。そのため最後のパートは受検者全体の得点率が低くなり、パートとしての配点率が高くなる可能性があります。
他の人が解けないパートほど配点率は高くなりやすいため、あえて最後から始めるのもおすすめです。TOEICはいかに集中力を持続させられるかも重要であるため、解ける問題から進めていき、モチベーションを落とさないままテンポよく解答していきましょう。
苦手分野をなくすことが大切
高得点を取るには、いかに間違いを減らせるかが重要であるため、苦手分野は徹底して勉強しておきましょう。得意分野を伸ばすのには限度があり、得意なことばかり勉強していても、TOEICの点数は伸びません。
TOEICはパートごとに分野が違うので、どのパートが苦手なのかを把握しておくことが大切です。ミスが減れば自然と得点数も高くなり、高得点が期待できます。苦手分野をひとつずつ塗りつぶしていけば、全体的な英語力も伸びるため、基礎能力の向上にも繋がるでしょう。
TOIECは高得点を取れば英語力をアピールできますが、単にスコアを伸ばすだけではなく、実際の英語力を高めることも大切です。高得点を獲得してアピールポイントを作るのはもちろん、自身の成長のためにも苦手分野をしっかり克服していきましょう。
適職診断を試してください。
適職診断はもう試しましたでしょうか?就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
TOEICを就活で活かすには
TOEICで高得点を取れば、就活での武器として使うことができますが、高評価を獲得するには上手な活かし方を知っておかなければなりません。高得点を獲得しているからといって、必ずしも評価されるわけではなく、アピールの方法を間違えれば期待以上の評価は得られなくなってしまいます。
アピールポイントは上手に活かせてこそ高評価の獲得に繋がるため、活かす方法を知ることが大切です。TOEICを就活で活かすにはどうすればいいのかを知り、高評価の獲得を目指しましょう。
資格や特技としてアピールする
TOEICは就活でもアピールできますが、あくまで武器のひとつであることを忘れてはいけません。アピール自体は可能であるものの、自己PRなどで英語力だけを主軸に据えるのはNGであり、基本的には資格や特技としてアピールしましょう。
英語力だけでアピールをしてしまうと、人柄などが伝わりづらくなるため、英語力しか魅力がないと思われる可能性が高いです。英語力はあくまで付加価値であり、メインのアピールに使用すべきものではありません。
資格や特技などであれば自己PRでは別の内容でアピールできるため、より自分のことを深くまで知ってもらい、かつ能力までアピールできます。TOEICは評価されやすいですが、メインではなくサブとしてアピールすることは覚えておきましょう。
英語力が必要な業界・企業を志望する
TOEICはどの業界、企業でもアピールは可能ですが、もっとも評価されるのは英語力が必要な仕事の場合です。上手に活かしたいのであれば、グローバルな企業であったり、仕事柄英語を必要とする企業を志望しましょう。
英語力が必要な企業であれば、当然TOEICは評価され、点数次第では高評価を獲得することもできます。ただし、英語力が求められる業界や企業の場合は、それぞれ求められるレベルの水準が違うので注意が必要です。TOEICでアピールできるのは、基本的には500~600点以上であり、頻繁に英語を使う仕事の場合は最低でも700点以上は必要なので注意しましょう。
高得点獲得までの努力をアピールする
TOEICは点数そのものも評価の対象ですが、それだけではなく、そこに至るまでの過程も評価してもらえます。就活では結果や実績だけではなく、過程や物事への取り組みの姿勢もアピールできますし、上手に伝えれば高評価の獲得も可能です。
評価されるためには、高得点を獲得するためにどんな努力をしたのか、工夫をしたのかを細かく伝える必要があります。問題に出くわし、それを乗り越えたエピソードなどを合わせて伝えることができれば、さらに評価される可能性は高くなるでしょう。
努力の過程のアピールはおすすめであり、獲得点数も高ければダブルで評価の対象となります。ただ結果を提示するだけではなく、その結果を得るためにどんな苦労があったのか、努力をしたのかもアピールしましょう。
TOEICで高得点を取って就活を有利に運ぼう
TOEICは高得点を獲得できれば、就活でのアピールに使えるため、積極的に取得しておくことが大切です。得点は高いほど評価もされやすくなるため、きちんと事前対策をおこない、スコアを伸ばす工夫をしましょう。
TOEICで高得点を獲得するには点数配分が重要であり、どのパートの得点率を上げるかを意識するだけでも、スコアは伸びます。苦手分野の克服など、事前の勉強も重要ですが、テストの受け方だけでもスコアは違ってきますので、点数配分はしっかり意識しておきましょう。
TOEICは点数そのものだけではなく、高得点を獲得するに至った過程もアピールできます。結果と経過の両方を上手にアピールして、TOEICで就活を有利に進めていきましょう。