就活その他

就活はいつまで続けるのか|スケジュールや焦る時期をご紹介

就活がいつまで続くのかわからない就活生は多い

就活は内定が出なければ出るまで続けざるを得ませんし、企業から内定が出ても「もっといい企業からも内定が貰えるかもしれない」と、ズルズルと続けてしまう就活生も少なくありません。

また、合格者のみに通知し、不合格の通知はしないという、いわゆる「サイレントお祈り」をする企業も少なからずあり、いつまでも連絡を待ち続ける羽目になる就活生もいます。周囲が次々と内定を獲得する中でこのような状態が長く続くと、精神がすり減ってしまいます。そこで、就活はいつまで続けるものなのか順を追って見てみましょう。

就活はいつまで続けるのか

就活の開始は、一般的に大手就活サイトのグランドオープンから、あるいは各企業のエントリー開始から、と言われています。では、就活の終わりとはいつを指すのでしょうか。「内々定が出た時」「内定通知が届いたとき」「内定式が終わったとき」など、人や状況によって判断基準は異なります。それぞれの節目が就活生にとって、また企業にとってどのようなものなのか、そして一般的にどのように捉えられているのか、詳しく見ていきましょう。

内々定まで

内々定とはその名の通り、「内定前の内定」のことです。正式(公式)な内定通知よりも前に本人に伝えられる「非公式の採用予定通知」だと考えておきましょう。内々定が告げられる人は企業からの期待値が高く、「他の企業に取られたくない」「一刻も早く確保したい」と思われている場合が多いため、内々定が取り消される可能性は非常に低いといえます。

しかし、内々定はあくまでも非公式なものであり、口約束のような形で交わされることが多いため、「確定」だと過信しないようにしましょう。内々定の段階で就活を辞める人もいるようですが、法的な意味合いや取り消された際のリスクを考えると、この段階で就活を終わらせてしまうのは時期尚早といえます。

内定まで

多くの就活生はこの段階で就活を終えます。内定は公式な通知であり、取り消される可能性は非常に低いためです。もしも他に気になる企業がある場合などは、しばらく内定先を確保した状態で就活を続けても構いません。

一社でも内定が出ていると、その後の就活も随分気が楽になるというメリットもあります。ただし、せっかく貰った内定を辞退するのであればできる限り早く伝えましょう。

理由があって内定を辞退すること事態は悪いことではありませんが、企業側に迷惑が掛かってしまうことは事実です。内定辞退者が出た企業は、空いた枠を埋めるために採用活動を再開しなければならないため、辞退する意思が固まったなら速やかにその旨を伝えましょう。

内定式まで

内定先の企業での内定式が終わった段階で、就活を終える人も多いです。内定が出たとはいえ、それは就活生にとっても企業側にとっても100%の確約ではありません。内定式を執りおこない、それに内定者が参加することをもって事実上の確約と捉え、就活生側の就職活動、企業側の採用活動がそれぞれ一段落するといえます。

とはいえ、すべての企業が必ず内定式をおこなうとは限りませんし、入社の意志が固まっていても内定式への参加自体は義務ではありません。内定式がこなわれるのであれば、入社の意思確認だけでなく、上司や同期との顔合わせや交流の場を兼ねていることが多いため、出席しておいた方がいいでしょう。

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就活はいつまでに決まらないと焦るか

周囲が続々と内定を獲得していく中、自分だけがいつまでも内定が貰えないでいるとどうしても焦ってしまうものです。受けても受けても不採用、不安で勉強にも身が入らず睡眠もままならず…となってしまうのはよくありません。

しかし、内定が出る時期は業界や企業によって様々であり、全体を見るとまだ焦る段階ではないのかも知れません。焦ってエントリーしただけの適合度の低い企業に飛びついてしまわないよう、全体のペースを掴んでおきましょう。

4年生の夏までに決まらないと焦る

一般的には、大学4年生(最終学年)の夏には多くの企業で内定者が確定しています。一般的に内定式は10月頃におこなわれることが多いため、そこから逆算すると6~9月には内定者が決まることになります。この期間から言うと9月が最終選考のリミットであるため、8月時点で内定が出ていない場合は、そのときに受けている、あるいはエントリーした企業がラストチャンスになる可能性が極めて高いです。

また、8月には次年分の夏季インターンが始まるため、企業にとしても8月までにはその年分の選考にけりをつけたいという思惑があります。不安を煽るわけではありませんが、早めに就活を終えるに越したことはありません。目安として7~8月頃までに内定が出ていれば安全圏、それ以降になると焦る時期、くらいだと思っておきましょう。

秋採用に応募する方法もある

秋採用とは9~11月下旬にかけておこなわれている新卒採用活動のことです。厳密には違いますが、大学受験でいう後期試験のようなものだと思うとわかりやすいでしょう。余りものだからロクな企業がないなどと悲観してはいけません。

純粋に採用枠の多い大手グループ企業や、一般には知名度の低い大手BtoB企業、大手よりは知名度の低い中堅・中小企業など、多くの企業が秋採用を行っています。ただ、大手就活サイトでは秋採用の情報が少ないため、そちらばかりに頼り切っている就活生には情報が入らないのです。

秋採用に応募したいのなら、受け身でいるのではなく、自分から探すのが一番です。企業に直接応募してみたり、就職支援課などの情報を活用したりして、自分の力で内定を勝ち取りましょう。

秋採用の強い味方「キャリアパーク!就職エージェント」

キャリアパーク!就職エージェントでは年間1,000名以上の学生と面談をし、内定へと導いたエージェントが非常に親身になって、サポートしてくれるのがメリットです。

就活のプロとも言えるエージェントが書類選考や面接はもちろん、内定後の相談や内定先企業の決定まで一貫してサポートしてくれます。また、厳選した企業を紹介してくれるので、多数の求人を抱える大手エージェントに比べて、一つ一つ企業との繋がりが強いのも特徴と言えるでしょう。

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就活のスケジュール

就活において、スケジュール管理は非常に重要です。エントリーの締め切りや履歴書の提出期限、面接の日時など、間違えて日時を過ぎてしまったりダブルブッキングしてしまったりすると取り返しのつかないことになってしまいます。

また、細かな日時単位だけでなく、月単位、年単位の大きなスパンで「〇月からエントリー開始だからそれまでに○社の企業分析をしておく」といった就活特有のスケジュール管理も忘れないようにしましょう。

インターンシップ

インターンシップは、大きく分けて夏季(サマー)インターンと冬季(ウィンター)インターンに分かれており、多くの企業はこの2季にインターンシップをおこない、企業名や業界のアピール、あるいは優秀な人材の確保に勤しみます。

期間は1日~数週間までと幅広く、業種によってはアルバイトのような有償インターンを実施している所もあるのが特徴です。インターンシップは、就活生にとって大きなチャンスです。

外からではわからない企業の仕事を実際に体験でき、社会人や他大学の学生と意見交換ができるため、ここでの経験や学びは就活のみならず将来的にも役立つはずです。勉学との両立が難しいかもしれませんが、夏・冬・春の長期休みなどを上手に利用しましょう。

企業説明会

企業説明会というと、マイナビやリクナビなどの大手サイトを通して参加するイメージが強いかもしれませんが、それだけではありません。企業が大学まで説明しに来ることや、就職支援課の掲示板などで情報が公開されていることもあるのです。

どの企業に入りたいかが固まっていない人は、まずは多くの企業の話を一度に聞ける「合同説明会」がおすすめです。ただし、合同説明会に参加する企業も就活生も多いため、時間内に全ての企業のブースを回りきることは難しいです。

そのため、事前に下調べをして説明を聞く企業を厳選しておくか、友人と手分けしてブースを回り、後で情報を共有するなどの工夫をするといいでしょう。

エントリー開始

卒業のちょうど1年前の3月、つまり3年生から4年生になる間の春休み中に大手就活サイトでのエントリーが解禁となり、各企業へのエントリーがスタートし、就活が一気に本格化していきます。つまり、それまでにできることを先にしておかないと、後回しにするとどんどん時間が足りなくなってしまうのです。

自己分析や企業研究、OB訪問といった「先にできること」は事前に計画を立てて、時間の余裕があるうちに進めましょう。そして、あくまでも学生の本分は勉強です。就活に集中するあまり単位を落として留年してしまってはせっかくの内定も無駄になってしまいます。そんなことにならないよう、勉学と就活のバランスに気をつけましょう。

筆記試験

筆記試験として、Webテストを実施する企業が多い傾向にあります。多くの応募者の答案を採点するのは、意外と手間がかかるものです。そのため、採点に人員や手間があまりかからないWebテストを導入する企業が増えてきています。

しかし、その一方で筆記試験やレポートといった課題の提出を求める企業もあります。一定以上の学力や常識力を求める企業や伝統を重視する企業、あるいは創造性や感性を重視する企業では、面接以外の筆記試験が課せられます。問題集や対策本なども多数発行されているため、筆記試験があると事前にわかっている場合は、しっかりと対策をしておきましょう。

面接

就活で筆記試験をおこなわない企業はありますが、面接をおこなわない企業はありません。多くの企業では一次、二次、最終、と複数回面接をおこないます。つまり、就活をする上で面接は避けては通れない道なのです。面接をするにあたって、何の不安もない人や全く緊張しない人などいません。

多くの就活生は、少しでも不安や緊張を和らげるために、何度も練習を繰り返したり模擬面接をおこなったりするのです。立ち居振る舞いや入退室のマナーなど、付け焼刃ではしっかりと身に付かないこともあります。就活が本格化する前に一通りの練習ができるよう、大学の就職支援課などを活用したスケジュールを組みましょう。

※面接が苦手な23卒の方へ

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「就活を始めたばかりで、どう答えるべきか分からない
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面接に通ることができず悩んでいる方は、積極的に相談してみてください。
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就活をいつまで続けるのか目標を立てておこう

就活時期は大学卒業後の人生を決める大きなターニングポイントです。じっくりと時間をかけたい気持ちはわかりますが、時間は有限です。また、自分が就活生であると同時に学生でもあることを忘れてはいけません。

多くの大学生は卒業論文や卒業制作、あるいは単位数などの要件を満たさなければ卒業そのものができないため、いつまでも就活ばかりに集中してはいられません。

内定が出た後も「もしかしたら他の企業もいけるかも」などと、就活を引き延ばした結果、単位が足りないことに気づかず留年してしまう人もいます。あらかじめ「○月までに就活を終わらせる」といった目標を立て、それに向けたメリハリある行動をしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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