就活その他

履歴書の証明写真の貼り方|のりの種類や裏面の記載事項をご紹介

履歴書の証明写真の貼り方に悩む人は多い

履歴書には証明写真が必須ですが、写真の貼り方に悩んでしまう人は多いです。証明写真を貼り付ける欄は用意されていますが、単にここに貼りつければいいだけではなく、マナーを守らなければなりません。履歴書は細部までチェックされており、マナーができているかも評価の対象です。

証明写真の貼り方が違うだけで与える印象も異なり、場合によってはマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。証明写真は第一印象を決定する重要なポイントであり、履歴書内でも特に注意しなければならない部分です。正しいマナーにしたがって、履歴書を作成しましょう。

履歴書の証明写真の貼り方の基本

履歴書の証明写真の貼り方にはさまざまなマナーがありますが、まずは基本部分を知っておくことが大切です。何事も基本が重要であり、就活においても基本のマナーは特に重要視されています。ビジネスマナーは非常に細かいため、学生のうちであればすべてを網羅していなくても仕方ないと企業は考えます。

細かいマナーについてはできていなくてもマイナスにならない可能性がありますが、基本ができていないのは悪印象です。基本ができていない=就活へのやる気がないと思われますので、写真の貼り方についても基本を押さえておきましょう。

貼り付けにはのりか写真用テープを使用する

証明写真の貼り付けは、のりか写真用テープでおこなうのが普通です。基本的にはどちらでも構いませんので、使いやすい方を選びましょう。また、証明写真によってはシールタイプになっているものもあります。

シールタイプであれば、そのまま貼り付けてOKです。テープを使う場合は、必ず写真用を選んでください。普通のテープでは写真が浮いてしまったり、剥がれる可能性が高くなるため、必ず写真用を使用することが大切です。

裏面には名前・大学名・撮影日を記載

証明写真を貼り付ける前に、裏面に名前・大学名・撮影日を記載しておく必要があります。これは万が一写真が剥がれてしまったときに、誰の写真なのかを分かるようにするためであり、必要な情報です。写真が剥がれた場合の予防策ではありますが、企業によっては裏面への記載があるかを確認することもあるので注意が必要です。

消えないように油性マジックを用いる

証明写真の裏に個人情報を記入する際は、消えないように油性マジックを用いましょう。水性ペンや消せるペンなどを使用すると、のりをつけた際に字が消えてしまいます。履歴書から証明写真が剥がれても、裏に情報があれば所在が明らかになりますが、消えてしまうと誰のものかわからなくなってしまいます。

それによって、履歴書が不備扱いになる可能性もあるのです。証明写真を撮るのにもお金がかかっていますし、何より一生懸命書いた履歴書が受理されなくなってはもったいないです。基本的に、書類に使用する筆記用具は油性などの落ちないものを選びましょう。

剥がれないようにしっかり貼る

証明写真は丁寧に貼り、剥がれないようにしなければなりません。履歴書に証明写真は必須であり、写真がなければその時点で不合格になります。そのため、仮に写真を貼って提出したとしても、のり付けがあまく途中で剥がれると不合格になる可能性があるので注意しましょう。

せっかく素晴らしい内容で履歴書が書けていたとしても、読んでもらえなければ評価はされません。まずは読んでもらうことが大切であり、最低限の体裁を整える必要があります。何かの拍子に写真が剥がれてしまうことはありますので、剥がれないようにしっかりと貼っておきましょう。特に四隅が浮いていると、何かに引っかかって剥がれてしまう可能性があるので注意が必要です。

履歴書の証明写真の貼り方の注意点

履歴書の証明写真への貼り方には注意点があり、これが細部のマナーとして見られています。注意点が守れていなければ、マイナスの印象を与えてしまう可能性が高く、選考でも不利になるので注意しなければなりません。

証明写真の貼り方は油断しがちなポイントであり、細かい部分まで徹底してマナーを守れているかによって、評価は大きく違ってきます。油断しがちなポイントだからこそ、気持ちを引き締め、注意点を守って貼り付けましょう。

①証明写真のサイズを合わせる

証明写真にはさまざまなサイズがあり、用途によってどのサイズにすべきかは異なります。履歴書用のサイズがあるため、まずはそれで撮影し、写真を手に入れておく必要があります。写真を手に入れればそれを貼り付けますが、証明写真は数枚で一組になっているため、自分で切り取って貼り付けなければなりません。

このとき写真の切り分けに注意が必要であり、せっかく履歴書用のサイズで撮影していても、切り方次第ではサイズが合わなくなってしまいます。サイズそのものが違うと印象が悪いですが、切り方によってサイズが違ってしまっている場合も印象が悪くなります。線がゆがまないようまっすぐ切り、サイズを調整しましょう。

②撮影後3ヶ月以内のものを使う

証明写真はいつ撮影したものでも使用できるわけではなく、原則3ヶ月以内に撮影したものしか使用できません。これは3ヶ月経過すると、見た目の印象などが大きく変わる可能性があるためであり、3ヶ月を経過している場合は撮り直しておくことが大切です。

3ヶ月以上経過したものを使っていてもバレないことは多いですが、万が一バレた場合にマイナスの印象を与えてしまいます。また、証明写真と実際の見た目に大きな変化があると、直近に撮影したものでも3ヶ月以上経過しているのではないかと思われる可能性があります。特に髪型などが違うと印象が大きく異なるため、実物と証明写真が一致するように意識しましょう。

③のりがはみ出さないよう注意

証明写真の貼り付けにはのりを使用することも多いですが、はみ出さないよう注意しなければなりません。剥がれないように隅まできちんと塗ることが大切です。はみ出してしまうと、のりが乾かないうちにゴミやほこりなどが付着してしまうことも多くなります。

汚れた履歴書を提出してしまうと、失礼になるだけではなく、志望度も疑われてしまい、評価を下げられる可能性が高いです。見た目が悪いと履歴書全体の印象も悪くなってしまうため、はみ出さないよう綺麗に塗り、はみ出た場合は綺麗に拭き取ることが大切です。

おすすめはスティックのり

証明写真の貼り付けにおすすめなのは、スティックのりです。スティックのりであればピンポイントで塗ることができ、はみ出す心配もありません。加えて四隅までしっかり塗ることができ、粘着力が強いものも多いです。水のりなどでも貼り付けは可能ですが、はみ出してしまうことが多いです。

のりの水分が多いと、貼りつけた際に写真が水分でふけてしまう可能性もあります。証明写真の見た目が悪いとマイナスの印象を与える可能性もあるため、水のりは避けたほうが無難でしょう。スティックのりであれば、貼り付けてから角だけにのりを足すこともできるため、使い勝手がよくおすすめです。

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パソコン作成の履歴書を提出する場合

履歴書は手書きでの作成が主流ですが、最近ではパソコン作成をOKとしている企業も増えています。企業によっては手書きはNGで、パソコン作成したもののみ受け付けるということもあるため、パソコン作成のマナーも知っておくことが大切です。履歴書は手書きでもパソコン作成でも証明写真が必要ですが、パソコン作成の場合は提出の方法によって証明写真の扱い方が異なります。

印刷して証明写真を貼り付け

履歴書をパソコンで作成し、印刷して郵送で提出する場合は、印刷後に証明写真を貼りつけます。証明写真はデータにして、パソコン内で履歴書に貼り付けることも可能ですが、プリンターの質によっては画質が粗く、きちんと本人確認が取れないこともあるので注意しなければなりません。

パソコンで作成する場合でも、印刷して提出するのであれば、手書きの場合と同様に証明写真の貼り付けが必要です。どれだけプリンターの質がいいとしても、履歴書の印刷後に直接貼りましょう。

証明写真をデータ化して添付

パソコン作成した履歴書をそのままデータで提出する場合は、証明写真もデータ化して一緒に送ります。履歴書は提出方法に関係なく証明写真が必須であるため、データ化したものを用意しておくと便利でしょう。

データで送信する場合は、履歴書データに貼り付ける場合と、履歴書と証明写真のデータを別々に添付する方法が挙げられます。基本的にはどちらでも構いませんので、やりやすい方法を選びましょう。

履歴書データに貼り付けていれば、パソコンスキルをアピールできますが、うまく貼れていないと印象が悪くなるので注意が必要です。別々に添付したとしてもマイナスの印象を与えることはありませんので、難しいと感じれば無理せずに添付して提出しましょう。

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履歴書への証明写真の貼り方はマナーを守って慎重に!

履歴書で高評価を獲得するためには、細部まで徹底して作成しなければなりません。志望動機や自己PRなど、アピールの項目はもちろん、その他細部まで注意を払うことが大切です。履歴書で見落としがちなポイントが証明写真であり、これも評価の対象となっているので注意しなければなりません。

証明写真の貼り方にはさまざまなマナーがあり、細かい部分まできちんとできていれば好印象を与えられます。細部までこだわりを見せれば、マナーを守っていることが伝わるだけではなく、就活への真剣度、企業への志望度の高さのアピールにも繋がります。証明写真は貼り方を少し気をつけるだけで印象が違ってきますので、細かいポイントまで油断せず、ミスのない履歴書を作成しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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