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就活で理系がTOEICを持っておくといい理由|スコアやアピール方法

理系の就活でもTOIECは大切

TOEICは英語力を示す資格であるため、理系の就活では関係ないと考えている人は多いでしょう。しかし、TOEICは文系や理系に関係なくアピールできる万能な資格であり、理系でも取得しておくに越したことはありません。就活では資格のアピールは有効な武器になるため、上手にアピールすれば選考をより有利に進められます。

もちろん、評価されるためにはさまざまなポイントがあり、それらをきちんと把握しておくことが大切です。TOEICは理系でアピールできるだけではなく、理系だからこそアピールしたい資格とも言えます。理系の就活にTOEICがどのように関わるのかを知り、上手にアピールするポイントなども把握して就活の攻略に活かしましょう。

理系でも就活でTOIECが必要な理由

理系の就活でTOEICを上手にアピールするためには、そもそもなぜ理系でも英語力が必要なのかを知っておくことが大切です。英語力が必要=文系と考える人は多く、実際に文系が多い就職先では、英語力が求められることも多いです。

就活ではさまざまな能力が評価されますが、高評価を得られるのは、学生が持っている能力と企業は求める能力が一致している場合です。理系でもTOEICのアピールが可能ということは、それだけ英語力が必要な仕事が多いことは理解しておきましょう。

業務上英語が必要な企業は多い

理系は業務上英語力が必要な企業が多く、より高い英語力が求められます。理系ならではの職種としては、研究、開発職などが挙げられますが、これらの職種では英語で書かれた論文を読んだり、英語で研究データをまとめることも多いです。専門的な内容を日本語ではなく英語で処理しなければならないことも多いため、基本的な英語力を必ず身に付けておかなければなりません。

企業や職種によっては、基礎的な能力だけでは不十分な場合もあり、より高い英語力が求められることもあります。理系は文系以上に英語を使用する頻度が多いこともあり、英語力は仕事で活躍する上で重要な能力のひとつと考えられています。一見英語が関係ないように見えて、実は必要という企業も多いので注意しなければなりません。

英語ができる若手が求められている

理系の職種では英語力が求められることが多いですが、これは企業の事情による部分も大きいです。研究、開発に所属しているからといって、全員英語ができるわけではなく、当然英語がまったくできない人もいます。特に年齢が上がるにつれて英語から遠ざかっている人も多いため、企業としても円滑に業務を進めるために、英語ができる若手を求める傾向にあります。

入社後にTOEICの受験を義務付けている企業も増えており、就活生に対して英語力を求めるケースは多いです。最低限のラインを突破する意味でも、TOEICは取得しておいたほうがいいでしょう。英語力がなければ、それだけで評価を下げられる可能性もあります。

明確な努力を提示できる

TOEICは英語力をアピールするだけではなく、スコアを獲得するまでの努力をアピールすることも可能です。高得点を取得するためには努力が必要であり、スコアを提示することで、英語力の高さだけではなく、明確な努力の経過を伝えられます。物事へ取り組む姿勢は選考でも重要視されているポイントであり、英語力の必要性に関係なくアピールできるポイントでもあります。

目標を達成するために、しっかり努力できることが伝われば、仕事についても成長を目指して努力し活躍できると判断されます。高いハードルを乗り越えていることで、成長力の高さのアピールにもなるでしょう。

文系職でも有利になりやすい

理系の就活の特徴としては、理系職だけに限定せず文系職での応募も可能な点にあります。理系職はほとんどが専門職なため、文系からのチャレンジはできませんが、理系はどちらでも挑戦が可能であり、選択肢は幅広いと言えるでしょう。しかし、理系が文系職に応募する際には、当然文系がライバルとなりますので、文系ならではの強みを使われると、太刀打ちできないことが多いです。

そこで戦う武器として登場するのがTOEICであり、語学のスキルを活かすことで、文系とも対等以上に戦うことができます。文系職では英語力を必要とする企業も多いため、TOEICもアピールがしやすいです。理系職、文系職に関係なくアピールできる資格のため、就活の選択肢を増やすためにも、積極的に取得しておきましょう。

昇進に影響することもある

TOEICは就活に影響するだけではなく、就職後に効力を発揮することも多いです。TOEIC以外にも英語力を示す資格はありますが、TOEICはビジネス英語の出題が中心であるため、ビジネスにおける英語と言えばTOEICと認識されています。

就職後に社員のスキルアップを目的としてTOEICの受験を求める企業は増えており、スコアが昇進などに影響することも多いです。TOEICをすでに取得していれば、就職時に有利に働くだけではなく、就職後に有利なポジションに就きやすくもあります。

企業によってはTOEICで何点以上取らなければ上の役職には上がれないなど、明確な基準を作っていることもあります。TOEICは就職後にも影響する資格であるため、時間に余裕のある学生のうちに取得しておくのがおすすめです。

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理系の就活にはTOIECのスコアは何点必要か

理系の就活でもTOEICは有効に働くものであり、上手にアピールすれば高評価の獲得も可能です。しかし、TOEICはただ提示すれば評価されるわけではありません。評価されるにはそれなりの点数が必要であり、どの程度のスコアならアピールできるのかを知っておくことが大切です。

英語力が必要といっても、企業ごとにどれくらいのレベルで求められるのかは異なります。企業や仕事の性質によって求められる水準は異なりますが、アピールできる点数のベースは基本的に同じです。

最低限の基準は600点

業界や企業によって、どの程度の点数が必要かは異なりますが、TOEICがアピールできるのは基本的に600点以上からと考えましょう。600点以下でもアピールできないわけではありませんが、評価の対象とならないことも多いので注意しなければなりません。

また、600点あれば必ず評価されるとは限らず、どの程度の評価になるかは志望先ごとに異なります。基本的な英語力のみでOKな企業であれば、600点であっても十分評価されます。しかし、高いレベルで英語力が必要な企業では、600点では水準に達していないと評価される可能性もあるので注意しましょう。

700~800点以上あると評価される

TOEICは点数が高いほど評価されやすくなるため、最も評価が高いのは満点です。しかし、TOEICのテストは難関であり、ネイティブであっても満点が取れるとは限りません。そのため、700~800点程度であれば、十分高評価を得られます。700点以上はかなりハードルが高いため、しっかり対策をしておかなければなかなか取得できる点数ではありません。

また、テストへの取り組み方に工夫が必要なのも、700点越えのレベルと言えるでしょう。高得点を獲得するためには、事前の勉強はもちろん、点数配分なども考えて先に解くべき問題、後に解くべき問題などを把握しておく必要があります。ハードルは高いですが、その分評価もされやすくなるので、しっかり対策して高得点を目指しましょう。

企業によっては足切りがある場合も

どのくらいの英語力が求められるかは企業によって違うため、同じ点数を提示しても、企業ごとに評価のされ方は違ってきます。企業ごとに求める水準はある程度決まっており、場合によっては足切りのスコアを設けている企業もあるので注意が必要です。

足切りラインを下回ってしまえば、当然TOEICは評価されず、不合格になってしまいます。足切りが設定されている企業はさまざまですが、基本的には高いレベルで英語力が求められている場合が多いです。

足切りラインは企業ごとに違いますが、600点を目安に考えるといいでしょう。600点は就活でアピールできる最低限のラインであり、ここをひとまずラインとして考える企業は多いです。600点を目標に取得して、可能な限り点数を高めてアピールしましょう。

TOEICのスコアをアピールする際の注意点

TOEICでは高得点を取っているほどにアピール力は高まり、高評価も獲得しやすいです。しかし、TOEICの点数を提示したからといって、必ずしも高評価になるとは限らず、アピールの方法次第ではマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。

TOEICを使って高評価を獲得するためには、どのようにアピールするかを工夫しなければなりません。アピール時の注意点を正しく把握して、マイナスの要素を排除して上手にアピールしましょう。

英語力があれば有利とは限らない

大前提として考えておきたいのが、英語力がある=就活で絶対的に有利とは限らないことです。確かに英語力は評価されるポイントのひとつであり、アピールの際の武器にもなります。しかし、あくまで武器のひとつでしかなく、英語力だけでアピールしても高評価の獲得は難しいです。企業は能力だけではなく人柄なども見ており、総合的な評価によって合否を決定します。

いくらTOEICで高得点を獲得していても、アピールが英語力一辺倒になってしまうと、最終的な評価は低くなるので注意しなければなりません。TOEICで上手にアピールするためには、英語力を主軸に置かず、英語力を自身の特徴のプラスアルファになるものとしてアピールすることが大切です。

スコアが低いとマイナスの印象

TOEICは英語力のレベルを示す資格ですが、スコアを持っていればそれだけで評価されるわけではありません。評価されるのはあくまで高得点を獲得している場合のみで、スコアが低いとマイナスの印象を与えてしまうので注意が必要です。TOEICを取得していたとしても、スコアが低いと英語力が身に付いていないと思われてしまいます。

足切りのある企業なら、それだけで不合格の要因になるため注意しなければなりません。また、たとえ足切りラインが設定されていない場合でも、低いスコアを提示すると高得点を目指そうとする意欲がないと判断される可能性もあります。成長意欲がないと判断されればマイナスの評価に繋がるため、取得していても点数が低いならアピールしないほうが無難でしょう。

資格欄などでのアピールがベター

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TOEICはいかに高得点であっても、自己PRなどメインのアピールの題材として使うにはふさわしくありません。英語力はあくまで補助的なアピールをするものであるため、資格欄だけに留めるなど、アピールの範囲を限定したほうが無難でしょう。資格欄でアピールしておけば、自己PRなどでは他の能力や人柄を伝えられるため、より自分自身のことを知ってもらえます。

また、資格欄であれば採用担当者の目にも留まりやすく、面接で深堀りしてもらえる可能性もあります。自己PRでアピールしてはいけないわけではありませんが、全体のアピール力を考えれば、資格欄への記入がベターでしょう。英語力だけではなく、その他の武器も使ってアピールすることが高評価を獲得する近道です。

面接で英語力が必要な質問をされる可能性がある

業務で英語を使う機会が多い企業では、選考試験の面接で英語力が必要とされる質問をされることがあります。例えば、「英語で自己紹介をしてください」「英語で自分の長所を言って下さい」などです。

履歴書でTOEICのスコアが高くても、英語でうまく答えられないと印象が悪くなってしまいます。実際にTOEICや英検などのテストでは高いスコアを持っていても、英語での会話が苦手な人はたくさんいます。仕事で英語を使う機会がある場合には、スコアがいくら高得点だとしても、実践的な英語ができなければ意味がありません。

特に英語力を重視している企業では、英語で答える質問をされる可能性が高くなるので、事前に聞かれることを想定して準備をしておきましょう。

自己PRが思いつかない人は、ツールを使うのが一番オススメ

自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。

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ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

実際にツールで作成した自己PR例文(リーダーシップが強みの場合)
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。
サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。
さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。
問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

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就活に向けたTOEIC対策

就職活動のために、TOEICを受験しようと考えている人もいるでしょう。英語力をアピールするには、具体的な点数を履歴書などに記入すると分かりやすくなります。TOEICは世界共通の英語力を知るためのテストなので、多くの企業でTOICのスコアを英語力の目安にしています。

業務の中で英語が必要な企業に応募する際には、TOEICで高い点数をとると自己PRのひとつとして自身の強みになるはずです。ここでは、就活に向けたTOEICの対策を紹介していきます。就職活動に向けてTOEICを受けようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

就活解禁に間に合うよう早めにスコアを取っておく

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TOEICテストは、年間に10回おこなわれています。2月と8月を除いて毎月開催されているため、自分の都合に合わせて受けやすい時期に申し込みをしましょう。就職活動が本格的に始まると、しなくてはいけないことが多くあり、英語の学習やTOEIC試験対策に時間をとれなくなります。

そのため、早めに対策をおこないテストを受けておくことが大切です。また、テストを受けてから結果が出るまでには3週間ほど時間がかかります。スコアシートが自宅に郵送されてくるまでには、さらに1週間ほどかかるとされています。インターンへの参加を検討しているなら、その前に結果が分かるようにしておくとスムーズです。4~5月がTOEICを受けるベストなタイミングと考えられます。

公式問題集を繰り返し解いて対策する

TOEIC対策をおこなうなら、公式問題集を繰り返し解くのをおすすめです。TOEICテストはリスニングとリーディングにセクションがに分かれていますが、たくさんの問題を解くことで、出題のパターンや出題されやすい単語などが分かります。

TOEICでハイスコアをとる人は、公式問題集を100回以上繰り返し解いて勉強をしていると言われています。TOEICのリーディング問題の後半には長文が出題され、時間が足りなくて最後まで答えることができない人が多くいます。長文を素早く読むためには、英語の文章に慣れることがポイントです。

実際のテストと同じように時間をはかって問題を解く練習をして、ペース配分も考えておくとよいでしょう。

TOEICは文系理系関係なく就活全般で評価される

TOEIC=文系の資格とイメージする人は多いですが、実際は学部関係なく就活全般でアピールできます。理系であっても英語力を必要とする仕事は多く、英語のできる若手を求めている企業はたくさんあります。

また英語力を身に付けておけば、文系職へのチャレンジも可能であり、就活の選択肢を広げるのにも役立つでしょう。TOEICは就活を有利に進めるための武器ですが、あくまでアピールできるひとつでしかありません。

TOEICだけのアピールでは高評価は獲得できませんので、TOEICと一緒に、別の能力や人柄などを提示することが大切です。アピールの方法次第で印象は大きく変わりますので、工夫すればTOEICで高評価は獲得できます。上手にアピールして、TOEICで就活を有利に進めましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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