インターン

IT業界のインターンに参加するメリット|実施内容や選び方も紹介

ITインターンは増加傾向にある

IT関係の企業が実施するインターンは増加傾向にあり、毎年多くの学生が参加しています。就活をスムーズに進めるためには、インターンへの参加がおすすめです。IT業界ならではのメリットや特徴などもあるため、それらを把握した上で参加を決めることが大切です。

インターンは漠然とした気持ちで参加するのではなく、参加する意味や目的を明確にして、成長意欲を持っておかなければなりません。意識の違いによって、インターンから得られるものも大きく違ってきます。IT業界のインターンにはどのような特徴があるかを知り、参加することで何が得られるのかを知っておきましょう。

ITインターンに参加するメリット

IT業界のインターンに参加すれば、さまざまなメリットが得られます。インターンから得られるメリットは、他の業界と共通しているものもありますが、IT業界ならではのものもあります。

どのようなメリットが得られるかを事前に把握しておけば、本当に参加すべきかどうかが分かり、より就活にも役立てやすいです。自分が求めるものと、得られるメリットが一致しているかを確認しておきましょう。

企業の具体的な仕事内容を知ることができる

同じIT業界の企業でも、 仕事内容はそれぞれ異なります。実際にインターンシップに参加して業務をおこなうことで、企業の特徴や詳しい仕事内容が分かります。 IT業界は、これからも成長が見込まれている人気の業界です。

インターンシップでIT業界を選択する人も多く、業務内容についても興味を持つ就活生もたくさんいるでしょう。様々な業種や職種が絡み合ってできているIT業界は、技術開発だけでなくサービスや情報処理など幅広く展開しています。企業のホームページや会社説明会だけではわからない企業の細かな仕事内容も、インターンシップに参加することで採用試験の前に把握できます。

ここでは少し、IT業界のなかでも業務内容に応じていくつか分類されますので、ここでご紹介しておきましょう。

ハードウェア

IT業界の中でも、ハードウェアはコンピュータを構成している電子回路や、キーボードやマウス、モニター、プリンターなどのパソコン周辺機器のことを指します。インターネットが利用できるようなパソコンやスマートフォン、IT家電やゲーム機などもハードウェアに分類されます。

ハードウェアは、常に新しい機械が開発・発売されているため一定の需要があると考えられています。しかし、近年では成長率がマイナスになるなど、今後の動きが注目されています。ハードウェアを開発するエンジニアは電子物理学や電気工学系の知識が必要です。また、一人前の技術者として活躍するまでには数年単位かかるのが一般的です。ハードウェア系の企業は、理系の学生から人気の高いインターン先となっています。

ソフトウェア

ソフトやアプリケーションは、ひとくくりにソフトウェアと呼ばれています。コンピューターの様々な動作を制御するプログラムのことです。全体を管理する基盤システムのOSと、個別の作業を動かすアプリケーションソフトの2種類に分類されます。企業によって、ハードウェアのみ取り扱っている会社、ソフトウェアのみ扱っている会社、ハードウェアとソフトウェアの両方を手掛けている会社があります。

ソフトウェア系の業界では、プログラマー、システムエンジニア、ネットワークエンジニアなどの職種が活躍しています。プログラマーはシステムエンジニアが制作した設計を元にして、プログラミングをしていきます。ハードウェアを取り扱う職種では、理系の専門知識が必要ですが、ソフトウェアは文系出身でも数ヶ月単位で技術が取得できることもあります。

サイト制作・アプリ開発

スマートフォンやタブレットの普及により、サイト制作やアプリ開発もIT業界の中心的な業務となっています。アプリ開発の歴史はまだそれほど長くはなく、企業では若い社員が多く活躍しています。インターンに参加する学生とも年齢が近いためコミュニケーションが取りやすく、すぐに打ち解けられる雰囲気の職場が多いのも特徴です。

仕事内容としては、コンテンツの設計、開発、動作チェックなどアプリケーションにおける一連の流れをおこなうことが一般的です。コーディングのスキルだけではなく、どのようなアプリが求められているのかアイデアを提案し企画するスキルも必要となります。企業によって開発環境は異なりますが、プログラミング言語でのプログラミング技術を使用します。

情報処理サービス

情報処理サービス業界は、システムインテグレーター協会とも呼ばれています 。たくさんのデータの中から必要な情報を見つけ出し、パターン認識や統計学などを使いデータを解析していきます。抽出したデータを使いってサービスや商品開発に活用したり、顧客に提供をおこないます。顧客のニーズを把握するコンサルティングから、ソフトの開発、設計、保守、運営まで幅広い業務を請け負います。

職種としては、 IT コンサルタントやセールスエンジニア、プロジェクトマネージメントなどが挙げられます。ITコンサルタントは、インターネットやコンピューターの知識だけではなく、周囲をまとめるリーダーとしての役割もあります。 クライアントの目的や用途を聞き出したり、仕事をより効率的に終わらせるためのツールやシステムの提案などもおこないます。

企業の雰囲気が知れる

インターンに参加して、実際に企業の中で働くことによって職場の雰囲気を知ることができます。社員同士の関係や、上司との接し方、仕事を進めていく上で仲間と協力し合っていくのか、などを肌で感じられることがインターンの大きなメリットのひとつです。企業の説明会に参加しても、特定の社員の人としか接する機会がありません。

インターンシップでは仕事を体験する中で多くの社員と関わる経験ができます。実際に体験して見てるからこそ学べることがあるはずです。 企業研究をした際に持っていたイメージが実際には違っていることもあります。働いてみたら、体育会系の企業だった、想像以上に社員同士が仲が良く職場の雰囲気が良かったなど事前に知ることでミスマッチを防ぐことにもつながります。

IT業界でインターンを受け入れている職種

IT業界にはさまざまな職種がありますが、すべての職種がインターン受け入れをしているわけではありません。職種によっては多忙過ぎる、あるいは専門的過ぎて、インターンを受け入れる余裕がないこともあります。

参加できる職種は限られていますが、それでも受け入れの幅は広く、年々拡大してもいます。インターン受け入れをしている職種を知り、それぞれの特徴や自分との相性を確認しましょう。

プログラマー

プログラマーは、システムやアプリの開発など、実際にプログラミングをしてソフトを作り上げる仕事です。プログラミングにはさまざまな知識が必要ですが、簡単なものであればすぐに作れるため、インターンを受け入れる職種として指定している企業は多いです。

企業ごとに内容は異なるものの、基本的にはプログラミングの基礎を学ぶなど、実践形式で進められることが多いでしょう。経験者はもちろん、初心者でも参加できる企業は多いので、少しでも興味があるなら一度体験してみるのがおすすめです。

プログラマーはIT業界を支える重要な職種であり、プログラマー兼別の職種など、他の職種にまたがることも多いです。IT業界で活躍するための基礎とも言えるため、知識やスキルを身につけておけば、選考も有利に進めやすいでしょう。

SE

SEはプログラミングの設計図などをつくる仕事であり、プログラマーと混同されることが多いので注意が必要です。通常システムの開発などは、取引先から依頼を受けておこないます。ITの専門知識がない企業であれば、どこまでのシステムなら作れるのかなどが分かりません。

欲しいシステムはあるものの、具体的なイメージができていないため、それを具体的な形にして設計図をつくるのがSEの役目です。SEは企業からの発注をもとにプログラムの設計図をつくり、プログラミングを指示します。SE職のインターンでは、実際にどのようにプログラムを考えるのかなど、根本的な部分を学べるでしょう。

コンサル

ITインターンでは、コンサル職の受け入れをおこなっている企業もあります。IT業界におけるコンサルの役割はさまざまですが、基本的には他の業界と同じで、他社への提案、業務改善などを目的として仕事を進めています。他社企業にIT技術の導入などを提案するのも仕事のひとつであるため、IT業界における営業職と考えてもいいでしょう。

コンサル職の場合は、実践形式でワークなどをおこなうことが多く、どのように他社に対して戦略や技術の提案をするのかなどが学べます。コンサル職は人気のため倍率も高く、インターンであっても選考の難易度は高い傾向にあるので注意が必要です。全職種の中でも特に難関と言えるため、選考に参加するならしっかり対策をしておかなければなりません。

ITインターンの実施内容

IT業界のインターンに参加するのであれば、実施内容を把握しておくことも大切です。企業や職種によって実施される内容は違い、それぞれで得られるものも異なります。インターンのメリットを最大限得るためには、自分が求める内容でインターンを実施している企業を選ぶことが大切です。

実際におこなわれている内容を知り、どれが自分に合っているかを見つけておかなければなりません。実施内容は大きく3つに分けられるため、それぞれどんな内容か把握しておきましょう。

アプリ開発

アプリ開発は、プログラマーやSE職で実施されていることが多いです。アプリ開発に力を入れている企業は多く、今後のIT業界を支える重要な仕事とも言えます。アプリ開発では、実際に企業が開発中のアプリを見せてもらえたり、アプリを作り上げるためのノウハウやスキルなどを教えてもらえます。

また、実際に自分でアプリを作成することも多く、期間が長い場合は完成品を披露し合うことも多いです。実践形式でスキルを身につけることができるため、大きな成長に繋がるでしょう。アプリの出来次第では、企業から注目される可能性もあります。

ウェブ開発

ウェブ開発は、アプリよりさらに大枠のシステム開発であり、基本的にはプログラマーやSE職で実施されています。ウェブ開発も、アプリ開発と同様に実践形式で取り組めることも多いですが、アプリに比べると難易度が高くなることも多いです。そのため、ある程度の知識がなければ理解することが難しく、参加しても結局何も分からないということもあるので注意しましょう。

また、プログラマー職の場合は、実際にシステムづくりを経験できることもありますが、SE職の場合は設計図を考える段階からワーク形式でおこなうこともあります。同じ内容でも、応募職種によって細部が異なることも多いため、職種ごとの特徴を把握しながら、実施内容を考えることも大切です。

提案型のグループワーク

提案型のグループワークは、実施に他社に提案する経営戦略やIT技術の導入などを、ワーク形式で考えるものです。基本的にはコンサル職で実施される内容であり、実際の企業を想定して、より実際の業務に近い形式でおこなわれることもあります。コンサル職の場合は他社の利益に大きく影響することが多いため、実際の仕事を経験できることは少なく、基本的には疑似的な体験になると考えましょう。

しかし、疑似体験でも貴重な経験であることに変わりはなく、現役のコンサルタントから話を聞けたり、アドバイスをもらえることもあります。他では得られない情報やコンサルとしてのスキルを磨けますので、参加によって得られるものは多いでしょう。

IT業界のインターン先の選び方

就活を有利に進めるためには、積極的にインターンに参加することが大切です。しかし、ただ闇雲の参加していればいいわけではなく、自分に合った企業をしっかり見極め、志望先を吟味して参加することが大切です。

インターンから得られるものはさまざまありますが、どの企業に行くかによって学べることは違い、場合によっては全く実りがないということもあり得ます。貴重な時間を無駄にしないためにも、上手なインターン先の選び方を知っておきましょう。

実施内容で選ぶ

インターン先を選ぶ場合、実施内容を確認しておくことが大切です。IT業界といっても、企業によって事業領域は幅広く、インターンで実施する内容も企業ごとに大きく異なります。たとえば同じアプリ開発であっても、事業領域ごとに開発するものは違い、経験ができる内容も異なるでしょう。

実施内容によって得られるものは左右されるため、自分が得たいものを把握した上で参加先を選ぶことが大切です。インターンを有意義な時間にするためには、自分が求めるものが得られる企業を選ぶ必要があります。実施内容次第では、学びがなく終わってしまうこともあるでしょう。

実施期間で選ぶ

インターンの実施期間は企業によってさまざまであり、参加できる期間で実施している企業を選ぶ必要があります。スケジュールが合わなければそもそも参加できません。せっかく選考に受かっても、スケジュールが合わずに参加できなくなるのはもったいないため、実施期間は必ず確認しておきましょう。

また、日程はもちろん、期間の長さにも注意が必要です。インターンの期間はさまざまであり、1DAYと短いものもあれば、1週間程度、さらには1ヶ月や半年以上など長期にわたるものもあります。短期と長期、それぞれで得られるものは異なるため、自分のスケジュールと照らし合わせながら選びましょう。

気になる企業はとにかく参加する

実施内容や期間などを見て判断するのも大切ですが、それ以上にインターンには参加することに意味があります。興味があるのに他の理由で参加を諦めてしまうと、後悔をすることも少なくありません。少しでも気になれば参加を検討しましょう。

事前に情報を集めるのは大切ですが、実際に参加してみなければ分からない企業の情報もたくさんあります。気になった企業はすべて参加を検討し、インターンの目的やスケジュールなどを加味して絞りましょう。

IT業界のインターンに参加して就活を有利に進めよう

IT業界でもインターンを実施する企業は増えており、他の業界にはない参加メリットもたくさんあります。ひとくちにIT業界といっても、企業によって特徴は違いますが、最先端の技術などを経験できることは多いです。

時代の最先端に触れるというだけでも刺激的であり、成長に繋がる可能性もありますので、参加するだけでもメリットは大きいと言えるでしょう。また、IT業界にしかない特徴もさまざまありますので、気になる企業を見つければ、積極的に参加を検討することが大切です。

インターンに参加すれば、業界や企業、仕事についての理解が深まり、選考も有利に進めやすくなります。IT業界のインターンに積極的に参加してさまざまな知識、スキルを身につけ、大きく成長して就活の攻略を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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