筆記試験

テストセンターの時間切れ対策4つ|特徴や制限時間についてもご紹介

テストセンターは時間切れの対策が必要

SPI対策をしている方は、制限時間という言葉に敏感になっていませんか。SPIには制限時間が付き物です。時間内に問題を解くことができないと、選択中の選択肢が回答になってしまい、不本意な回答となってしまいます。時間配分や残り時間を気にしながら問題を解くことに、ストレスを感じる人も多いでしょう。

制限時間が足りず、問題文を読むだけで手いっぱいになってしまったという体験談はよく耳にします。この記事では、テストセンターの時間配分における効果的な対策方法をピックアップしました。時間がないからといって妥協はせず、少しでも高得点を狙えるようにしましょう。

テストセンターの特徴

まずは、テストセンターの特徴について解説していきます。テストセンターの特徴は、問題ごとに制限時間があり、制限時間が過ぎると自動的に次の問題に進み、回答状況によって難易度や出題数が変化することが挙げられます。Webテスティングやペーパーテストとはひと味違う特徴を兼ね備えているので、事前にテストセンターの特徴を把握しておかなければ、当日慌ててしまう可能性があります。次の項目で、テストセンターの特徴について詳細に説明していきます。

①問題ごとに制限時間がある

SPIには制限時間が付き物です。テストセンターの言語・非言語問題の制限時間は約35分です。そして、1問ごとに制限時間が設けられています。1問ごとに制限時間があるので、気を抜かずに素早く問題を解いていくことが求められます。一方、ペーパーテスト方式は問題ごとに制限時間が設定されていないので、時間配分が比較的しやすいです。

テストセンターは全ての問題に制限時間があるので、常に時間を意識しなければならず、どんどん次の問題に進んでいくことが必要です。ちなみに、英語問題は制限時間が約20分です。英語問題も同様に素早く問題を解く必要があります。英語問題には長文問題があるので、長文を読む時間も考えながら回答しましょう。

②制限時間を過ぎると自動的に次の問題に進む

テストセンターは、1問ごとに制限時間が設けられていることがわかりました。そして、言語・非言語は約35分の制限時間が設けられており、1問ごとにも制限時間が設けられています。制限時間内に問題が解けない場合は、自動的に次の問題に進んでいきます。本当にわからない問題や、解けない問題に当たった際は時間をフルに使用せず、次の問題に進んだ方がいいでしょう。

受検中は、パソコンの画面上部に制限時間のパラメーターが表示されます。このパラメーターは残り時間によって、緑色、黄色、オレンジ色、赤色に変化します。赤色になると、自動的に次の問題に移ります。事前にテストセンターの仕組みを把握して、当日慌てることのないようにしましょう。

③回答状況によって難易度や出題数が変化する

テストセンターは、出題内容が回答状況によって変化するという特徴があります。そのため、各人によって、難易度や出題数が変わっていきます。つまり、その場にいる全員が同じ問題を解くという状況にはなりません。テストセンターは時間配分に注意しつつ、出題範囲の問題を全体的に対策しなければならないのです。

徹底したカンニング防止対策がなされているテストセンターは、企業からも人気が高く、近年ではテストセンターで受検させる企業が増えています。テストセンターの対策方法をしっかりと覚えておき、気持ちに余裕を持って受検することができれば、当日も冷静に対応することができるでしょう。

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テストセンターの制限時間

次に、テストセンターの制限時間について解説していきます。テストセンターの受検項目は、性格検査と基礎能力検査(言語・非言語)があります。制限時間は、性格検査が約30分、基礎能力検査が約35分となっています。テストセンターの受検を申し込む際、インターネット経由で予約をします。その際、気を付けてほしいことがあります。

予約が決定した段階から翌日午前3時までに、自身のパソコンで性格検査を受検しなければなりません。そして、性格検査を受検しないと予約は確定となりませんので注意してください。なるべく余裕を持って予約しなければ、あっという間に次の日になってしまうため、予約をした段階で性格検査を受検することをおすすめします。

性格検査は約30分

性格検査の制限時間は30分です。そして、約300問もの問題に回答していきます。ボリュームのある質問文を素早く読んで理解し、当てはまるものを選択して、どんどん次に進まなければなりません。1問1問丁寧に考えてしまうと、あっという間に時間が過ぎてしまい、手一杯になってしまいます。直感に近い感覚で問題を解くようにしてください。

また、中には引っかけ問題も潜んでいるので、冷静に問題文に対応していかないと、うっかり引っかかってしまいます。約300問もあるので、問題を解いていくうちに似たような内容の問題が繰り返し出題されることもあります。質問文の慣れとボリュームの多さから、途中で飽きてしまい、惰性で問題を解くことがないようにしっかり集中して問題を解きましょう。

基礎能力検査は約35分

基礎能力検査の制限時間は約35分です。言語問題、非言語問題の2つの分野を約35分で解かなくてはなりません。SPIは時間との勝負とはいえ、普段から時間配分に慣れておかないとスムーズに解くことは難しいので、一度模擬試験などで時間の感覚を把握しておくことをおすすめします。

性格検査同様に、ボリュームがある問題量になっています。途中で集中力が切れしまったり、残り時間が気になって焦ってしまったりする人は多いです。テストセンターは出題内容が人によって変わってくるため、出題範囲を絞って勉強することが困難です。後悔しないためにも、定められた時間の中でベストを尽くしましょう。

テストセンターの時間切れ対策4つ

それでは、テストセンターの時間切れ対策を4つご紹介します。残り時間や時間配分に気を付けて問題を解くべきだということはわかりましたが、実際にどのように対策をしていけばよいのか不明瞭な人も多いかと思われます。ぜひ、ここからご紹介するポイントを4つに目を通して、テストセンターの受検に役立ててください。

①選択肢を選んでから解き始める

テストセンターの時間切れ対策として有効なのは、選択肢を選んでから解き始めることです。時間切れになると自動的に次の問題に進んでしまうので、先に選択肢をクリックして選択しておかないと、もしも時間切れになった場合に未回答として進んでしまいます。

どんな選択肢でも、正解かもしれない可能性はあるので、必ず選択肢を選んでから問題を解くようにしましょう。未回答を避けることが大切なので、テストセンターを受検する上で忘れずに心掛けることがおすすめです。

②回答時間を意識して時間配分する

テストセンターの効果的な対策のひとつに、回答時間を意識して時間配分するということがあります。後述しますが、言語問題の長文問題では、長文を読解しなければなりませんので、長文問題用に時間を残しておくべきです。また、テストセンターの時間切れを防ぐために、普段から時間の経過感覚を意識しておくことをおすすめします。

家にあるキッチンタイマーや、スマホのストップウォッチ機能を使用して、1分という時間はどれくらいの感覚なのか、1分15秒は1分よりどのくらい時間が長いのか、一度試してみてください。15秒という時間は、意外と問題を解くのに十分な時間であるということがわかります。残り時間のパラメーターを見て焦っても、実は存分に時間が残されているというケースもあります。

③1問に時間を使い過ぎない

テストセンターの時間切れ対策として、1問に時間を使い過ぎないように意識することが挙げられます。当たり前ですが、1問1問丁寧に問題を解いてしまうと、あっという間に時間がなくなります。残り時間の配分も考えると、素早く問題を解いていかなければ、長文問題や難解問題などで、思うように集中できず、不本意な結果になる可能性があります。

特に、言語の長文問題は長文を読むだけで時間を使用するので、残り時間は序盤で稼いでおいた方が得策です。すぐにわかる問題は、テンポよく問題を選択して次に進むようにしてください。1問に時間を使い過ぎないようにしましょう。

④メモ用紙を使って筆算やポイントの整理をする

テストセンターは電卓の使用が許可されていません。また、筆記用具の持ち込みも禁止されています。その代わり、テストセンター会場では、メモ用紙と筆記用具の貸し出しがおこなわれており、そちらの使用は許可されています。パソコンの画面だけを見て暗算で問題を解くことは難しいので、ぜひメモと筆記用具を使用し効率よく問題を解きましょう。

非言語では、計算問題などでメモ用紙を使うと素早く答えを導き出すことができます。言語問題では、要点の整理やポイントの書き出しに有効です。せっかくのSPI受検ですから、用意されているものは遠慮なく使用して積極的に活用し、高得点が取れるように挑みましょう。

テストセンターの対策に時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう

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テストセンターの時間切れ対策には事前に選択肢を選ぶことなどが大切

この記事では、テストセンターの時間切れ対策について解説してきました。テストセンターを受検する際の注意点を意識しながら、時間配分に気を付けて問題を解いていきましょう。せっかくSPIの勉強をしていても、時間配分に不慣れであっては効率よく問題を解くことは難しいです。

どうしても私たち人間は、残り時間が少なくなってくると、心理的に焦ってしまい集中力が欠けてしまうことがあります。SPIを受検するという緊張に相まって、焦りの感情が重なってしまうと、頭が真っ白になってしまうこともあり得ます。そのような事態にならないためにも、事前に時間感覚を把握して、落ち着いて受検できるようにイメージトレーニングをしておくことが望ましいです。

監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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