面接対策

「もう無理、面接行きたくない…」100社落ちた先輩が学んだ、受からない就活生がお祈りフラグを立てないための基本

就活でしくじらないために!面接でうまく答えられないから全滅…つらい…

面接で落ちる原因、あなたは理解していますか?

「熱意はあるのに、伝わらないのかな~」
「きちんと質問に受け答えできたのに!」
「色んな人に志望動機を確認してもらったけど…」
「自分に合わない業界だった(確信)」
「雰囲気だけで判断したんでしょ?!」  

…書類選考が順調にも関わらず、就職活動に苦労している就活生の皆さん! 今回お届けするエピソードは、『面接では“正解を言う”ことを求め続けてやらかした』というNさんの体験談です。

今回のインタービュイー

  • 名前:Nさん
  • 大学:東京工科大学バイオニクス学部(現在の応用生物学部)
  • 受けた企業数:約150社
  • 就活中見ていた業界:IT
  • 内定をもらった業界:IT

Nさんは大学のキャリアセンターや、就職エージェントに志望動機を確認してもらい、「この答え方は人事からの評価が高い」と判断して就職活動に挑戦。150社以上の会社を受けるも、結局は面接で落ちる日々を過ごしていたようです。

今では希望の業界で働いているものの、「疲れたときでも、機械的に受け答えするのはダメ」と語るNさん。そこで面接に関する『しくじり』から、自身の経験から得た教訓まで、就活生が陥りがちな罠について語って頂きました。  

インターン経験がある理系女子でも評価されない!?面接が通らない日々

-それでは出身大学と学部について、お話を伺わせていただきたいと思います。Nさんは理系女子だったんですよね。

はい。私は高校卒業後に東京工科大学へ進学して、バイオニクス学部(現在の応用生物学部)で生物学や化学を学んでいました。いわゆる理系の部類ですね。

-僕自身は理系の分野が不得意だったので、とても憧れます。元々、そういった「生物」とか、「化学」が好きだったんですか?

そうですね。基本的にずっと生物系は好きで、勉強をすると頭にするする入ってきました。大学を選ぶ際も文系があまり魅力的に感じなくて。

あまり人に話せないくらいすごく安直なんですが、生物が得意だからバイオニクス学部を選んだ感じです。ただ、将来的に何がやりたいのかは考えていなかったですけどね。

-ちなみにNさんは3年の頃、将来の考えについて変化というか。どういうキャリアを思い描いていましたか。

3年生になったときはもうブレブレ(笑)。やりたいことは見つかっていませんでした。

それに理系とは言え、とにかく物理が苦手だったんです。だから、必修を落とさないことだけに集中して、将来のことをじっくり考えるなんて無理な状態でした。

-何かすごく分かります(笑)。インターンシップには参加されたんですか。

やっぱり私の周囲でも「インターンシップは行ったほうが良い」という声は挙がっていました。

当時は4年の10月頃から就活が始まっていたので、私自身も銀行のシステム開発などを行なう会社で、1週間ほどのインターンシップに参加しました。

エンジニアのインターンに参加してからの就職活動。割と評価されるイメージです。

そうですね。いざリクナビとかに登録して、「理系の女子で、システム開発に携わったことがある」ってプロフィールを入力すると、エンジニアとしてのスカウトメールが100~200社から来ました。

日本は未だにエンジニアが少ないですし、尚且つ、女性というところもポイントだったんですね。選考は有利に進んだんですか?

100社ほど受けたんですけど、内定が出たのは1社でした。

面接力診断で、苦手な分野を見つけよう

今年の就活ではweb面接で選考を行う企業も増え、戸惑っている就活生も多いのではないでしょうか?

そこで「面接力診断」を活用して、選考の対策をしておきましょう。

面接力診断は24の質問に答えるだけで、自分の弱点をグラフで見える化し、どこを伸ばせば面接力が高くなるのかが一目で分かります。

web面接においても、通常の面接と押さえるべきポイントは同じです。
面接力診断で弱点を把握し、効率的に対策することで、選考の突破率を高めましょう。

志望動機や面接での質問は“正解”を出せれば受かると思っていた

驚きです。受けているうちに自分に合わないと思って選考辞退したのですか? それとも基本的に「やらかした」ポイントがあった?

辞退したわけではなく、面接で落ちることが多かったですね。

そして、唯一の内定先で力を発揮する自信も熱意もなかったので、結局は就職浪人をすることにしたんです。一年目の就活は「ミスった…」と思いましたね。

-そうなんですね。就職浪人を選択するのはなかなか友だちにも話せないし、勇気がいることじゃないですか。

志望業界が見つかったのも大きかったんですよ。説明会に参加していく中で知った「SEO(Web上での検索結果を最適化する仕事)」に興味を持って、SEOサービスを展開している企業に行こうと思いました。

-その分野に興味が湧いた理由は何ですか?

大学時代の研究がブレていたことが要因ですかね(笑)。実は2年の時に生物系から電子・電気系に方針転換して、人工知能などの分野にロマンを感じていたんです。

Googleの検索エンジンも人工知能みたいなものですよね。それにSEOはサイトを最適化して、特定の検索ワードをかけた時に上位に表示されるための手段。とても魅力的な仕事じゃないですか!

-その業界への強い想いがあったんですね。志望動機への落とし込みは?

その頃はSEOの求人情報が欲しかったので、リクナビやマイナビ以外の求人サイトをめちゃくちゃ探したんです。でも情報量が膨大だった。

それで、気軽にユーザーが欲しい情報を探せるようにしたり、企業とユーザーを繋いだりするような仕事がしたいと強く思っていました。

-その志望理由は情熱的な印象ですし、企業にも受け入れられそうだと思いますが。2回目の就職活動は順調に?

…それでも50社ほど受けて、内定は1社でした。

-驚きです。

最初は行きたくないと思っていたキャリアセンターに行ったり、就職エージェントに見てもらったりもしたんですけどね。やっぱり面接で落ちることが多かったです。

最初は「自分の就活の軸がなかったのが悪い」と思ってたんですけど、結局は面接で一年目と同じミスを繰り返して全滅してたんですよ。

-就職浪人して、志望動機や自己PRを固めても面接が通らない。何が原因だったのでしょう?

一番の失敗は、自分が面接で「正解を出そうとしたこと」、さらに言うと「正解を出しさえすれば受かると思っていたこと」ですかね。

-と言いますと。

志望動機に限らず、基本的に「こう言えば面接官から評価されるはず」みたいな回答例を用意して、面接で機械的に話してしまったんです。

それこそ、150社ごとに話す内容を用意していたのですが、言ってる事は間違っていなくても、何かテンプレートっぽくて、熱意が伝わらなかったのかなと思います。

-なるほど。話の中身に自信があった分、機械的になって、受け答えに熱意がなかった、と。

回答例を調べるより、答え方を見直すべき!熱意をもって話せないとうまくいかない 

-ただ、多くの企業を受けるとなると、負担が大きい分、どうしても型というか、テンプレートの形になってしまうのも分かります。

でも、そもそも、会話を通して自分の人間性を面接官に伝えられないと、直接会う必要がないですからね。

テンプレ化していたからこそ、アピールが下手だったんだと思います。硬かったですし、何よりも明るくなかった。というか、就活に疲れたような雰囲気が出てしまっていたと思います(笑)。

-2回の就職活動で150社以上ですもんね。でも面接を受けるシミュレーションとかはしていなかったんですか。

実践での対策はしていました。だけど、どこの企業も、質問はだいたい同じじゃないですか。だからテンプレ化しちゃって。

あと、私は人を見ていなかったんだと思います。面接官がどういう人で、どういうことを知りたいかを考えて挑んでいませんでした。つまり、受かることだけに集中していました。質問をされたら「正解を出すぞ!」って、まるで機械のような受け答え。それだと熱意も人柄も伝わらないですよね。

-話の中身を練り上げるだけでは面接でうまく答えられないということですね。Nさんの就活は最終的にどうなったのですか?

無事、内定をもらって、今働いている会社に入りました。

今の会社は、面接がいろんな意味で面接らしくなくて(笑)、フランクな会話の中で素の気持ちや熱意を引き出してもらえたんです。私が「やらかした」ことに気づいたのは就活を終えていろんな人の話を聞いてからなので、今の会社が面接らしい面接をしていたら受からないで終わったかもしれません。

-運命的な出逢いなんだったんですね。では、ご自身と同じ状況の学生を目の前にしたら、どういうアドバイスをしますか。

まずは会話を楽しんでほしいと伝えたいです。「面接官の質問に回答する」というよりは、「一人の人間と会話する」。

自分も「疲れた…」「もう無理、面接行きたくない…」「なんで通らないの…」「もう笑顔で答えられない…」というネガティブな心理状態だったので、難しいのはわかるんですけど、前向きな気持ちを出すだけでも面接の結果は変わると思います。

フランクとまでは言いませんが、自身でバリアは張らない方が良いです。友だちと練習をしたり、年上の方と話をする機会を設けたりすることで、硬くならないようにすることを意識してほしいですね。

-ありがとうございます。面接で落ちる経験が重なってどんどん疲れるという就活生に伝わればと思います。 

“疲れた印象の受け答え”をしてやらかした先輩の失敗談から学ぶ、面接の心得

■志望動機や面接の質疑応答をテンプレート化し、正解を求めてはいけないようです(熱意が伝わりにくいため)

■自分のことを伝えるだけではなく、面接官がどういう人で、どんな情報を求めているのかも考えた方が良いようです。

■面接に行った際は、就活に疲れていても、一人の人間と会話することを楽しんだ方が評価されるようです。

■答え方から素の気持ちや熱意が伝わらないと「お祈りフラグ」が立ってしまい、面接選考はうまくいかないようです。

■本番で緊張しすぎて話せないという事態を防ぐために、事前に練習の機会を設けたほうが良いようです。

現在、「まだ就活が終わらず、数多くの企業にエントリーをしている」「志望動機を書くことに悩んでいる」「直近で面接を控えている」という学生の皆さん。型にはまって何事もテンプレート化する傾向にありませんか。

就職活動に正解はないもの。一つ一つが貴重な経験であり、自身の将来を決めることでもあります。考えてみてください。

歩んできた経歴は人それぞれです。今こそ、誰にも持っていないあなたの魅力を発信してみてはいかがでしょうか。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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