就活の悩み

就活で大手病にかかる危険性|対処法やかからないためのコツをご紹介

就活で大手病にかかる学生は多い

大手病にかかり、就活が難航してはいませんか?大手病は難しい就活をさらに難しくするため、かからないように注意が必要です。また、大手病にかかってしまっているなら、早急な対処しなければなりません。大手病にかかり就活が難航している場合でも、対処法はあります。就活の上手な進め方を知り、大手病を上手に回避して内定の獲得を目指しましょう。

就活の大手病とは有名企業のみに絞った就活をすること

そもそも就活の大手病とはどのようなものか、定義を確認しておきましょう。大手病とは「大手ばかりを受けて失敗する」「大手企業、あるいは有名企業1社に絞って就活をする」などが該当します。1社しか受けないと限定する場合はもちろん、複数社受けていてもそれがすべて大手、知名度の高い有名企業だと大手病に該当するため注意が必要です。大手病の危険なところは、就活失敗の確率がぐんと上がる点にあります。

もともと内定を獲得するのは難しいことであり、志望する企業の種類、ランクに応じて難易度はさらに上がります。大手企業は目指す人が多く、求められるレベルも高いため、当然内定を得るのは難しいです。選択肢すべてが難関になってしまい、就活攻略の難易度が人よりも格段に上がってしまうことが、大手病の恐ろしい点と言えるでしょう。

大手病になってしまう原因

就活で、希望の企業を絞り込みいくつかに決めていくのは大切なことです。職種や業界を選んでいくと同じような傾向になるはずです。意識していなくても、入社したいと思う企業が大手ばかりということも起こります。しかし、大手にしか就職したくないという気持ちが強すぎると、大手病になってしまいます。

どこでも就職できれば良いと考えるのは極端ですが、逆に大手の企業にしか就職したくないというのも、偏った考えになってしまいます。大手企業を希望している人すべてが大手病というわけでもありません。大手病になってしまう原因はどんなところにあるのか、詳しく解説していきます。

人に自慢できるかどうかで企業を選んでいる

周囲の目を気にして、人に自慢できるような企業を選んでいる可能性があります。親から、「大企業に勤めて欲しい」という期待が大きすぎる場合や、「大手企業なら、他の人にも堂々と就職先を言える」と考えていることが原因です。自分では意識していなくても、「大手企業=優秀」と思っているのかもしれません。

今までの育ってきた環境によっても、そうした考え方が根付いてることもあります。また、気が付かないうちに周囲からのプレッシャーを感じていて、自慢できるような企業に就職しないとと執着しすぎていることもあるでしょう。企業を選ぶ基準が、自分が何をしたいか・どんな企業で働きたいか、ではなく人に自慢できるかどうかになってしまっています。

大手企業でなければならないというプレッシャーがある

いわゆる、有名大学に在籍していると「就職するなら大手企業でなければならない」というプレッシャーが大きくなってしまうことがあります。「あの大学を卒業したのに、その企業で働いているんだ」と言われてしまわないように、誰もが知っている大手の有名企業に就職することが大切だと思い込んでしまうと、大手病になってしまいます。
高学歴であるというプライドが高いと、大手に就職しなければという気持ちも強くなるでしょう。また、有名大学を卒業したんだから、有名企業に入るのが当然という、家族や親戚からの無言の圧力を感じている場合も、大手病になりがちです。自分の希望や考えよりも、周囲の期待や大学のことを優先してしまう人は、大手病になりやすいといえます。

就活で大手病にかかる危険性

なぜ大手病にかかってはいけないのかを簡単にまとめると、「就活攻略の難易度が格段に上がる」からです。もともと難しい就活をさらに難しくして、自身を苦しめることに繋がるため、大手病は回避して就活を進めなければなりません。しかし、自分が望む志望先を選び、納得のいく形で就活を進めるのも大切です。難しいという理由だけで大手を避けるのはよくありませんが、大手だけに偏るのもよくありません。大手病にかかる危険性を知り、なぜ大手に偏るとよくないのか知っておきましょう。

視野が狭くなる

大手病にかかると視野が狭くなりやすく、結果的に自身が望む志望先に就職できない可能性も高いです。大手病にかかった学生は、「大手であること」「誰もが知っている企業であること」を指標に志望先を決めがちです。日本中で知られているような大手、有名企業は多くありますが、中小企業のほうが圧倒的に多く選択肢の幅も広いでしょう。

大手企業だけに絞ると少ない選択肢の中だけで志望先を選ぶことになるため、どうしても視野は狭くなり、本当にやりたいことを見逃してしまう可能性もあります。また、大手病にかかると条件やステータスから志望先を探してしまいやすく、これも視野が狭くなる理由のひとつです。

全落ちする

大手だけで就活を進めると難易度は上がり、志望先で全落ちするケースも少なくありません。内定獲得のためにはある程度志望数が必要になることが多いですが、大手の場合は数を打てば当たるとは限らないため注意が必要です。大手企業は日本だけではなく、海外からも就職を目指す人がいるため、通常の企業よりも倍率ははるかに高いです。

新卒だけに限定してみた場合でも日本中から応募書が殺到するため、合格できるのはほんの一握りしかいません。書類選考だけでも何千、何万人と集まるため、場合によっては選考初期ですべて落とされる可能性もあります。

挫折しやすい

大手だけに志望先を絞ると不合格になりやすく、失敗が続くことで就活自体に挫折してしまうことも多いです。志望先すべてに合格するわけではないため、不合格になるのは不思議ではありません。しかし、あまりにも連続で落ち続けると、「本当に就職できるのか」「社会に必要とされていないのではないか」などと思ってしまうことも多く、挫折してしまいます。

特に大手の場合は不合格になる可能性が高く、面接まで進めないことも少なくありません。選考初期での不合格が続き、かつ選択肢がどんどん減っていくと内定の獲得が不可能に思えてしまうことも多いです。就活に対してマイナスイメージを持つことで、モチベーションが下がり、そのままずるずる就活をやめてしまう人も多いため注意が必要です。

大手病にかかった場合の対処法

大手病にかかると就活は難航するため、上手に回避しながら就活を進めなければなりません。しかし、どれだけ気をつけていても、大手病にかかってしまうことはあり、悪いサイクルに陥って就活がうまく進められないこともあります。大手病にかかったからといって、必ずしも就活に失敗するわけではなく、対処法はあります。仮に大手病にかかっても、そこから脱出できるなら問題はありません。正しい対処法を知り、大手病としっかり向き合って就活を進めましょう。

就活の軸を見直す

大手病にかかってしまった場合は、まずは就活の軸から見直しましょう。就活の軸とは、就活の方向性を定めたものであり、大手病にかかる人の多くは、軸の設定時点で大手や有名企業ばかりに目を向けている可能性が高いです。大手病にかかりやすい軸は、「条件」「知名度」「企業の規模」を指標にした場合です。

これらを単体で指標にすること自体は問題ありませんが、複合して考えると大手病になりやすいため注意しなければなりません。就活の軸を見直す際は「中小企業も該当する」ことを意識して、指標選びをおこないましょう。大手企業にしか該当しない条件を出してしまうと、どれだけ練り直しても大手病から脱出することはできません。視野が狭くならないよう複数の企業が該当する指標を意識し、志望先の選択肢を増やすことが大切です。

本当にやりたい仕事を考える

大手病にかかってしまう人の多くは、「ステータス」を重要視する傾向にあります。確かに大手企業に就職すると、社会的なステータスは高く、労働環境、条件も良いことが多いです。大手に勤めるメリットは数多くありますが、だからといって中小企業に就職するのが悪いということにはなりません。

ステータスを重視するあまりに、本当にやりたい仕事を見失っている可能性が高いため、仕事から得られるメリット、求める条件は抜きにして仕事を考えてみましょう。純粋にどのような仕事がやりたいかを考えることで、本当に進むべき道が見えてきます。やりたい仕事から志望先を選ぶのは就活の基本であるため、初心に戻って最初から就活をやり直してみましょう。

一度就活から離れる

大手病にかかって就活がうまく進められない場合は、思い切って一度就活から離れてみるのもおすすめです。就活は大変なもので、ずっと頑張り続けるのは難しいです。就活で成功している人もずっと頑張り続けているわけではなく、適度に息抜きをしながら就活に取り組んでいます。就活から離れて頭をリフレッシュすることで、視野も広がり、大手以外の企業も見えてきます。

大手病にかかってしまうのは、就活を進める中で「大手しか就職する価値がない」「就職するなら大手絶対にいい」という価値観を持ってしまうからです。凝り固まった価値観のままでは大手病を抜け出すことはできないため、就活から離れてリフレッシュし、開いた視野で就活を見直してみましょう。

大手病にかからず就活を進めるには

大手病にかかった場合でも上手に対処することで就活を成功に導けますが、もっともよいのは大手病にかからず就活を終えることです。大手病にかからないことで就活はよりスムーズに進めやすくなり、攻略のハードルも低くなるでしょう。大手病にかからず就活を進める方法を知り、自身でハードルを高めないよう注意することが大切です。

隠れた優良企業を見つける

大手病にかかる多くの人は「優良企業=大手」という固定概念を持っています。これは実は間違いであり、学生には知られていないだけで隠れた優良企業は数多くあります。ビジネスマン界隈では有名な企業も多く、それらにも目を向けて就活を進めることが大切です。自分が知らない=悪い企業とはならないため、できるだけ多くの企業を見て、自分の目で優れた企業を見抜かなければなりません。

また、大手だからといって、すべてが優良企業とは限らないため注意が必要です。中小企業と同様に、大手でもブラックはあるため、志望先の選び方は非常に重要です。隠れた優良企業にも目を向けて、狙い目の企業を探しましょう。

志望先を絞り込みすぎない

大手病は限定した選択肢に固執している状態とも言えるため、これを回避するには志望先を絞り込み過ぎないことも大切です。志望先が少ないと視野が狭くなり、全落ちする可能性が高く、結果的に就活にも挫折しやすくなります。就活をスムーズに攻略するには、志望先の選択肢をある程度広く持っておくことが大切です。就活でもっとも回避しなければならないのは、手持ちの企業が全滅することです。

選考を受ける企業がひとつもないと、その間就活は完全にストップするため、失敗する確率も上がってしまいます。大手だけに絞ると当然志望先は少なくなるため、中小企業にも目を向け、手持ちが全滅しないよう常に選択肢は残しておきましょう。

大手の子会社を視野に入れる

大手=優良企業とは限りませんが、実際に優れた企業は多く、大手に就職するメリットは大きいです。大手を目指すこと自体は悪いことではなく、よくないのはそれだけに志望先を絞ってしまうことです。大手にチャレンジする場合でも、大手だけではなく、その子会社に目を向けることで、大手病を回避することができます。

大手の子会社は実は狙い目な志望先であり、大手同様の条件で採用している場合も少なくありません。単に労働条件のよさから大手を目指しているなら、ハードルの高い大手ではなく、子会社に絞って就活を進めるのもひとつの方法です。もちろん、大手子会社だけに絞るのもよくないため、志望先は分散しなければなりませんが、選択肢のひとつに加えておくと視野は広げやすいでしょう。

大手病は就活を苦しめる大きな罠

そもそも就活は攻略が難しいものであり、不合格が続いて挫折する人も少なくありません。失敗を重ねても諦めずにチャレンジし続けることで、内定を獲得することはできますが、大手病の場合は例外です。内定は何十社と受けることで、1社くらいは獲得できることが多いですが、大手だけに絞ると何十、何百と受けて全落ちすることも少なくありません。

それほどまでに大手の就職難易度は高いため、大手病にかかると就活の失敗率が跳ね上がることは理解しておきましょう。就活をスムーズに攻略するには、大手病にかからず、効率的に進めることが大切です。大手病を予防して就活を進め、かかってしまった場合も上手に対処して就活に臨みましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ