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【現住所に同じはOK?】履歴書やESへ記入する時のポイントを解説
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目次
現住所に同じはどのように使う?
履歴書やエントリーシートは書き方のルールが細かく決まっているため、細部まで注意して作成しなければなりません。同じ項目でも書き方が複数存在する場合もあり、履歴書やエントリーシートならではの表現もあります。よく使われる表現のひとつに「現住所に同じ」というものがあり、これを使うことでよりスムーズに作成できるでしょう。
履歴書やエントリーシートは就活を通して多くの枚数を作成するため、少しでもスムーズに書くことが大切です。複数の表現を知っておくことで、状況に合わせて使い分けもしやすく、履歴書やエントリーシート以外の書類作成に役立つ可能性もあります。「現住所に同じ」とはどのようなタイミングで使用するのか、使用時のポイントも含めて理解を深めましょう。
現住所に同じを使うシーン
「現住所に同じ」を上手に使って履歴書やエントリーシートをスムーズに作成するには、まずはどのようなシーンで使えるのかを知ることが大切です。履歴書やエントリーシートならではの表現は数多くありますが、それはどの場合でも使えるわけではありません。状況によってはそもそも表現が使えないこともあるため、間違えないように注意が必要です。間違ったシーンで使ってしまうとマイナスの印象を与えてしまい、全体の評価も下がってしまいます。履歴書やエントリーシートはトータルで評価されるため、細部まで間違えないよう正しく記入することが大切です。
現住所と帰省先住所が同じ
そもそも「現住所に同じ」は住所の記入を省略する際に用いる表現です。そのため、使用するのは帰省先住所を記入する際に限られ、使えるのは現住所と帰省先住所が同じ場合のみです。それぞれが別の住所であるなら、省略表現は使わず、両方に正しい住所を記入しなければなりません。
現住所と帰省先住所が同じなのは、基本的には実家に暮らしている場合に限られます。下宿している場合は、現住所が下宿先の住所、帰省先住所は実家の住所です。それぞれに当てはまるものを把握しておかないと、省略表現を使うタイミングすら間違ってしまうため注意が必要です。
同上・同左でもOK
「現住所に同じ」はあくまで省略表現に過ぎず、別のもので代用できるならそれを使っても構いません。履歴書やエントリーシートで使える他の省略表現では「同上」や「同左」が挙げられ、どちらを使用するかは記入する項目の場所によって異なります。例えば帰省先住所の欄が現住所の下にある場合は「同上」、帰省先住所の欄が現住所の右にある場合は「同左」を用いるのが正解です。
位置関係が上下にあるのに「同左」、左右にあるのに「同上」とすると間違いになるため注意しましょう。また、履歴書やエントリーシートは上から下、左から右に書くのが基本のため、同下や同右となることはありません。同上・同左の省略表現を使う場合も、現住所と帰省先住所は同じでなければならないため、基本的なルールは守りましょう。
「〃」の記号は使用しない
「同上」のように、上と同じであることを意味する記号に「〃」があります。同上は履歴書やエントリーシートに使用できますが、「〃」は使ってはいけません。「〃」は現住所に同じや同上とは違い、カジュアルな表現になってしまいます。そのため、履歴書やエントリーシートに使用するのに相応しくありません。
現住所に同じや同上は、履歴書やエントリーシートの見た目をすっきりさせるために使用します。「〃」を使用すると、より見た目がすっきりするため使おうと考えてしまう人もいるでしょう。しかし、ビジネスシーンに相応しくない「〃」を使うことで、マナーを知らない人や場をわきまえられない人などと思われてしまう可能性があります。誤って使用してしまわないように気をつけましょう。
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現住所に同じを使う場合のポイント
「現住所に同じ」を使用する際は、現住所と帰省先住所が同じであることが基本のルールですが、それ以外にも気にするべきポイントはあります。省略表現を使用する際は記入の方法に注意が必要であり、間違いのないように正しく書かなければなりません。また、省略表現を使うことで各項目はスマートにまとめられますが、見た目がよくなるかどうかは書き方次第です。上手に使うには細かいポイントを意識しなければなりません。
現住所は正式に書く
「現住所に同じ」はいわば現住所に書かれた情報をコピーして、帰省先住所に貼り付けた状態です。そのため、大元の情報である現住所が間違っていると、帰省先住所の情報も間違いになるため、正確に書くことを心がけなければなりません。帰省先住所の記入を省略してしまうと、万が一現住所の情報が間違っていた際に訂正することができなくなります。
現住所は正しく書くことが大切ですが、このとき省略しないように注意しましょう。「現住所に同じ」や「同上」「同左」といった表現を使うことは可能ですが、それ以外の部分において内容を省略するのはNGです。町名や番地、マンション名や部屋番号まで省略せずに書き、「○丁目○番地○号」のようにハイフンを使った省略も避けましょう。
現住所に同じにふりがなは不要
帰省先住所に「現住所に同じ」と書く場合は、これにふりがなをつける必要はありません。ふりがなをつけると余計な情報が増えて見た目が悪くなるため注意が必要です。せっかく省略表現を使ってスマートに記入しても、不要なふりがなを振って野暮ったく見えると意味がないため注意しましょう。
もちろん、現住所欄に書く住所にはふりがなが必要です。ふりがなは都道府県から書き、番地の前までで構いません。ただし、マンション名に漢字が入っていて読みづらい場合はふりがなをつけておくと親切でしょう。
左詰めにせずバランスよく書く
履歴書やエントリーシートは、記入する内容はもちろん見た目の綺麗さも重要です。全体的なバランスを考えて記入することが大切なため、「現住所に同じ」と書く場合も左詰めにせず、真ん中あたりにバランスよく書きましょう。帰省先住所の欄は横長に取られていることが多く、ある程度の広さがあります。
左詰めで書いてしまうと右半分が大きく余ってしまい、全体のバランスが悪く見えます。バランスが悪いことも野暮ったく見える要因であり、読みづらくなる可能性もあるため、注意しなければなりません。また、文字の配置を適当にしていることで、場合によっては細かい部分まで気を遣えないという印象を与える可能性があります。細かい点ですが気を配って書き、こだわった履歴書やエントリーシートを作成することが大切です。
履歴書やエントリーシートで他にも省略できる箇所はある?
住所は「現住所に同じ」などの省略表現を使うことでスムーズに記入できますが、履歴書やエントリーシートには他にも記入する項目が数多くあります。少しでも楽に作成するために、住所以外の欄も省略したいと考える人は多いでしょう。実は省略できる場所は他にもあり、上手に省略することで、さらに履歴書やエントリーシートを作成するスピードは早められます。ただし、省略してはいけない項目もあります。それぞれへの理解を深めて、よりスムーズかつ確実な履歴書やエントリーシートを作成しましょう。
電話番号
電話番号は省略できる項目であり、同上や同左などの表現を使用します。履歴書やエントリーシートでは電話番号が「携帯電話」「固定電話」「緊急連絡先」などの項目に分けられており、書類の形式によって内容や表記が違います。そのため、「現住所に同じ」のように表現することはなく、全て「同上」か「同左」で対応すると考えましょう。
電話番号の項目が複数あり、それぞれ同じ番号の場合は省略が可能ですが、対応するものがあるならきちんと番号を書き分けることが大切です。就活中は企業から電話で連絡が来ることも多く、履歴書やエントリーシートに記入された番号を使って電話をかけます。この時1つ目の電話番号で出ないなら次の番号と、複数の番号を使用することもあります。特に緊急性の高い連絡の場合、複数の番号にかけるため、対応する番号を書き、出られる可能性を高めることが大切です。
学歴・職歴は省略しない
学歴・職歴欄は同じ言葉を何度も繰り返して書きますが、ここは省略はNGです。「同上」などを使って省略してしまうと、正しく経歴が伝わずに評価を下げられてしまう可能性があります。学歴に記入する情報は、入学と卒業という区分の違いがあり、省略すると見た目にもおかしくなります。
例えば「○○大学経済学部 入学」を「同上卒業見込み」と書くと意味が伝わりづらく、そもそも本当にその大学の卒業見込みを指すのかも分かりません。省略すると伝わる情報が少なくなり、正しく伝えられなくなるため、長くてもきちんと書きましょう。
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現住所に同じなどの省略表現でスマートに書こう
履歴書やエントリーシートは記入する内容だけではなく、書き方にもこだわることが大切です。同じ内容でも全体的にすっきりしていて綺麗に書かれているほうが読みやすく、印象もいいです。読みやすいことで採用担当者も手に取りやすく、読むストレスがないため、好印象にも繋がるでしょう。
読みやすい履歴書やエントリーシートを作成するには、情報の量を抑え、スマートに書くことが大切です。「現住所に同じ」や「同上」「同左」などの省略表現はスマートに書くにはうってつけで、上手に使うことで全体をすっきりと見せられます。ただし、使い方にはルールがあり、間違えるとマイナス評価に繋がるため注意しなければなりません。正しい方法で省略表現を用いてスマートに書き、読みやすい履歴書やエントリーシートを作成しましょう。