業界研究

【商社のOB訪問で就活を有利に】時期やおすすめの質問を紹介

商社を目指すならOB訪問をしよう

商社は学生人気が高く、スムーズに就職を目指すには積極的にOB訪問をおこなうことが大切です。OB訪問は希望者だけがおこなうもので、就活を攻略する上で絶対に必須なわけではありません。しかし、得られるメリットは多く、少しでも有利に選考を進めたいなら、欠かすことはできないでしょう。

OB訪問はまずはチャレンジすることが大切であり、さらにメリットを高めるにはどのように取り組むかを考える必要があります。OB訪問は取り組み方次第でメリットが異なるため、細かいポイントを意識して実践することが大切です。OB訪問の重要性や上手におこなうためのポイントを知り、より有利な状態で選考を進めましょう。

商社志望でOB訪問が重要な理由

商社志望でOB訪問が重要な理由

就活を有利に進めるためには、OB訪問をできるだけおこなったほうがいいですが、商社の場合は特にその傾向が顕著です。難関企業が多い商社だからこそ、選考の突破にはOB訪問を欠かすことができず、積極的に取り組むメリットは大きいです。しかし、OB訪問の何が商社就職に役立つのか、どのような点からおこなうべきなのかを理解できていない人も多いでしょう。そこで、なぜ商社就職を目指す上でOB訪問をおこなうべきなのかを紹介します。

業界・企業理解が深まる

商社志望でOB訪問が重要なのは、業界や企業への理解が深まるからです。業界・企業研究は念入りにおこなうことが大切であり、正しく理解が深められていないと、選考でも志望度をアピールすることができません。理解が浅い=志望度が低く、選考への優先度も低いと思われ、マイナスの評価になりやすいことは理解しておきましょう。

OB訪問は理解を深めるために最適の場であり、他では得られない有益な情報が手に入ることも多いです。特に商社は企業対企業のBtoBの経営モデルであることから、学生では知らないこと、世に出回っていない情報も数多く存在します。実際に働いている人しか分からないこともあり、それが聞けるだけでもOB訪問をおこなうメリットはあるでしょう。

ミスマッチを減らせる

就職後のミスマッチを減らせることも、OB訪問をおこなう上で重要なポイントのひとつです。商社に対する憧れから就職を目指す人も少なくありません。憧れを持って志望するのは大切なことですが、理想しか見ていないと、いざ就職した際に理想と現実のギャップに苦しみ、大変な思いをすることも多いです。

特に、商社の場合は好条件で働ける一方で、仕事が激務になることも多く、実際に就職してから苦労を感じている人も数多くいるでしょう。憧れを持っていても、必ずしもそこが自分にとって最適な就職先とは限りません。自分に合ったベストな仕事を探すためにも、OB訪問で実態を知っておくのは大切です。

選考に直結しやすい

本選考とOB訪問は切り離して考えられることも多いですが、商社では比較的選考に直結しやすい傾向にあります。OB訪問実施者を優遇し、優先的に選考でも評価する企業もあるため、少なくとも第一志望の企業では積極的におこないましょう。OB訪問は回数が制限されているわけではなく、先輩社員の都合次第で何度もおこなうことができます。

1回よりも2回、2回より3回と複数回おこなうことで、さらに自分を印象付け、選考も有利に進めやすくなるでしょう。商社は人気が高いため、ライバルも非常に多く、並大抵のアピールでは他の学生に埋もれてしまいます。周囲との差別化を図り、少しでも有利に選考を突破するには、OB訪問から自分を売り込むことが大切でしょう。

商社のOB訪問をおこなう時期

OB訪問は自分の意思だけでできるわけではなく、先輩社員と都合を合わせておこなわなければなりません。そのため、いつ実施するかも重要で、時期を間違えると希望しても訪問が実現しないこともあるため注意が必要です。いつおこなうべきかを頭に入れておくと、そこから逆算して事前準備を始める期間、その他もろもろ就活のスケジュールも組むことができます。段取りよくスケジュールを組んで実施しましょう。

1〜3月は混み合う

OB訪問は、就活の情報が解禁される3月前に混み合う傾向にあります。特に商社の場合は就活解禁前を狙って志望者が殺到するため、1〜3月の間は避けたほうが無難でしょう。この間もOB訪問を希望しすることはできますが、先約がいてなかなかアポが取れないことも少なくありません。

少しでもタイミングが遅れると、あっという間に予約が埋まってしまい、訪問自体ができなくなるという危険性もあります。また、忙しい時期だと、仮にアポが取れてもOB訪問の時間が短くなったり、忙しくて先輩に覚えてもらえなかったりと、メリットが薄くなりがちです。無理に予約が混み合う時期に合わせる必要はないため、この時期はできるだけ避けて別のタイミングを見計らいましょう。

年明けまでがおすすめ

商社のOB訪問は混み合う前におこなうのが鉄則であり、基本的に年明け前までに終わらせておきましょう。年明けまでなら比較的OB訪問の予約は少なく、余裕を持って予定も組みやすいです。スケジュールに余裕があると、さらに多くの情報を獲得できる可能性が高く、より有意義な時間を過ごしやすくなるでしょう。

また、早めにおこなうことで、就活に向けた意欲もアピールしやすく、印象にも残りやすいです。忙しい時期ならその他大勢の一人と認識されますが、余裕のある時期なら顔と名前をしっかり覚えてもらうことができ、選考でも優遇されやすくなります。OB訪問の時期に明確な決まりはないため、できるうちに早めから行動して予定を入れておきましょう。

OBのみつけ方

OB訪問をする際には、自分でOBをみつけてアポイントメントを取る必要があります。社会人と繋がりがなく訪問するOBがみつからないという人も多いですが、いくつかの方法があります。

代表的なものとしては、大学のキャリアセンターを利用する、インターネットのツールを利用してみつける、人から紹介してもらう、という方法です。これらの方法なら、社会人の知人がいなくてもOBがみつかります。それぞれ詳しく解説していきますので、OB訪問の際に参考にしてみてください。

大学のキャリアセンターを利用する

OBをみつける時に就活生がよく利用するのが、大学のキャリアセンターです。キャリアセンターには多くの卒業生の進路先が掲載されています。なかには、電話番号やメールアドレスなど連絡先を載せている先輩方もいるため、直接OB訪問を依頼することも可能です。知り合いではなくても、同じ大学という共通点があるため、連絡が取りやすいでしょう。

ただ、キャリアセンターを利用して学生と会うことを禁止している企業もあります。また、大学によっては志望企業へ就職した先輩がいないことも考えられます。キャリアセンターでOBをみつける場合は、実際に卒業生名簿を見て、OB訪問が可能か確かめてみましょう。キャリアセンターの職員に相談するのもおすすめです。

ネットのOB訪問ツールを利用する

近年、OB訪問のためのアプリやサイトを利用する人が増えてきています。インターネットを通じて簡単にOBをみつけられるため効率的で、忙しい就活生に人気です。基本的な使い方は、まずアプリやサイトに登録して自分の基本情報を入力します。次に各業界で働いている社会人を検索します。検索では、大学名や部活動、学生団体に所属している、帰国子女である、などさまざまな条件を加えることが可能です。

訪問したいと思う人がみつかったらフォローしてメッセージを送り、OB訪問のアポイントメントを取ります。自分と似た境遇の先輩をみつけることができるため、面接の際のアピールポイントや、選考での注意点などを聞くことができるでしょう。

人から紹介してもらう

直接の知人にOBがいない場合は、友人やゼミ・バイト先での先輩、家族、大学の教授などから紹介してもらう方法があります。就活中でOB訪問したいと周囲の人に伝えておくと、紹介を受けやすくなります。連絡先を教えてもらったら、こちらからOB訪問をしたいという旨を伝えましょう。

「就職活動のことで相談したいのですが、お時間を頂けますでしょうか」「〇〇業界に興味・関心があるのですが、お知り合いでいたら紹介してもらえないでしょうか」などと声を掛けてみます。面識のない相手であっても、身近な人からの紹介なら訪問しやすいでしょう。また、OB訪問で話を聞いた社員に、別のOBを紹介してもらう方法もあります。

商社のOB訪問でおすすめの質問

OB訪問をより有意義な時間にするためには、訪問時の質問内容も重要です。OB訪問は先輩社員への質疑応答がメインとなり、この時に聞く内容によって得られる情報は違ってきます。また、質問内容によって与えられる印象も異なり、内容次第で評価は良くも悪くも変化すると考えましょう。有意義な質問を考え、よりよい情報を得ることがOB訪問を攻略する近道です。どのような質問をすべきかを知り、その理由も含めて理解を深めましょう。

仕事のやりがい

仕事のやりがいはおすすめの質問です。企業や仕事への理解を深めたい人は、積極的に聞きましょう。商社は基本的には卸売業で、企業と企業、人と人を繋げるのが仕事です。仕事の形態が一般的な消費者と関わるものではないため、どのような点に喜びを感じられるのか、疑問に思う人は多いでしょう。

仕事の形態は大きくBtoCとBtoBに分けられ、顧客に対して直接商品やサービスを販売するBtoCなら、販売できた、契約が取れた時がやりがいになると分かりやすいです。しかし、BtoBの卸売は、身近な人や市場への影響は間接的なため、仕事の成果が他の業界、業種よりも分かりづらいです。学生にはイメージしづらいことも多いため、実際に働く人がどのようなことに喜びを感じているかを知り、自分も共感できるか考えてみましょう。

やりたい仕事に就くまでのキャリアパス

ひとくちに商社といっても仕事内容は豊富で、選択肢は数多く存在します。活躍できる仕事の幅広さも商社ならではの特徴で、自分がやりたいと思っている仕事には、どのようにして就くことができるのかを聞くのがおすすめです。入社時に部署や仕事の希望を出すことはできますが、必ずしもそれが叶えられるとは限りません。

キャリアパスは企業にも考えがあり、ある程度経験や実績を積ませてから別の仕事にチャレンジさせるというケースがほとんどです。キャリアパスを聞くことで、やりたいことが実現できるまでの道のりが把握でき、就職に向けた明確な目標が持ちやすくなるでしょう。ただし、就職して数年の若手社員には不向きな質問のため、ある程度キャリアを積んだ人が対応してくれた場合に聞くことが大切です。

仕事での苦労

仕事は楽しいことばかりではなく、大変なことや辛いことも必ずあります。特に商社は激務になることも多いため、仕事での苦労もきちんと聞いておいたほうがいいでしょう。どのようなことで苦労したのか、大変に感じているかを聞き、自分も同じように乗り越えられるかを考えることが大切です。

先輩社員が話す苦労があまりにも自分にとって重荷に感じるなら、商社への適性が本当にあるか、一度考え直したほうがいいでしょう。苦労を聞き、何とか乗り越えられそうだと感じるなら、自分ならどのように対処するか、考えてみることも大切です。実際に仕事をする姿を具体的にイメージすることで、選考でも就職後のビジョンを明確に伝えやすく、志望度もより高くアピールできるでしょう。

1日の仕事の流れ

OB訪問では仕事への理解を深めることが大切であるため、1日の仕事の流れも聞いておくといいでしょう。1日の流れを知ることで、大まかな仕事の内容や状況が理解できます。就職後どのような仕事を任されるのかを知っておくと、自分との相性が判断しやすく、ミスマッチも防げるでしょう。

また、就職後の姿もイメージしやすく、自分ならどのように活躍できるかも考えやすいです。さらに1日の流れから、始業と終業時間が分かり、どれくらい残業がありそうかも何となく把握できます。特に気になりやすい仕事の条件も、1日の流れを聞くことである程度は分かるため、おすすめ度の高い質問です。

質問リストを送っておくのがおすすめ

スムーズにOB訪問をおこなうには、事前に質問リストを送っておくことが大切です。訪問前に質問リストを渡しておくことで、OBにも準備をしてもらえるため、よりスムーズに回答を得やすいでしょう。

質問リストを渡していないと、当日突然の質問に明確な回答が得られないこともあり、何よりOBを困らせてしまうこともあります。質問を通知しておくことで、OBも準備ができ自分も明確な回答が得られるため、両方にメリットがあります。

質問リストはメールにして送り、訪問前日のあいさつメールと合わせて送るとよいでしょう。質問リストを送付せずに当日望んでも問題はありませんが、よりよい答えを確実に得るには、リストを送っておいたほうがよいです。

OB訪問の時期までには、自己分析を終わらせておこう

就活には自己分析が必須。遅くても、OB訪問の時期には終わらせる必要があります。ただ、やり方がわからず、上手く進められない方も多いはず。

そんな時は、自己分析ツールの「My analytics」を活用してみましょう。

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱み→それに基づく適職を診断できます。

My analyticsでサクッと自己分析をして、万全の準備を整え、内定への最短距離を走りましょう。

質問をする際の注意点

OB訪問は質疑応答がメインで進みますが、質問をする際には注意点があります。注意点を守れていないとスムーズに回答が得られなかったり、失礼にあたって評価を下げてしまう恐れもあります。

OB訪問はおこなったからといって必ずしもプラスに働くとは限らず、失敗を重ねてしまうと評価を落とし、選考に悪影響を及ぼすことも少なくありません。せっかくのOB訪問で評価を下げてしまわないためにも、質問に関する注意点は必ず覚えておきましょう。

自分で調べれば分かることを聞くのはNG

OBは気軽な質問でも受け付けてくれますが、よりよい時間にするためには、自分で調べて簡単に分かることは、聞かないようにしましょう。調べて分かることはOB訪問の貴重な時間を割いてまで質問するものではなく、その質問をしなければ他に聞けることは多数あります。

有益な質問をするチャンスを潰してしまうことになるため、事前に下調べはきちんとおこない、それでも分からなかったことに焦点を当てて質問しましょう。また、調べて分かることを聞く=下調べをしておらず、企業への興味が薄いと思われることもあります。志望度が低いと思われないためにも、下調べは念入りにおこないましょう。

担当外のことを質問しない

OBへの質問はその人が所属している部署や、キャリアの中で経験したことがある部署、現在取り掛かっている仕事などに限定することが大切です。担当外のことを聞いても分からない場合が多く、明確な答えがもらえないばかりか、OBを困らせてしまうことになります。

企業によって、個人によってどこまで仕事を割り振られているかは分からないため、具体的な仕事内容を聞いてから、それをさらに深堀りしてきくとよいでしょう。もちろん、部署や職種に関係のない、社会人としての在り方や就活に関すること、仕事全般についてなどを質問しても問題ありません。仕事の詳細を聞く場合は、担当してくれる人のキャリアに合わせておこなうことを意識しましょう。

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商社志望の就活生は積極的にOB訪問を活用しよう

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商社へのスムーズな就職を勝ち取るには、積極的にOB訪問に参加することが大切です。OB訪問をおこなうことで、業界や企業、仕事についての理解を深められ、就職後の働き方や自身との相性も判断しやすくなるでしょう。

また、就職意欲の高さもアピールしやすく、選考で有利になるケースも多いです。OB訪問は必須なわけではありませんが、損になることなく、積極的におこなったほうが少なからずプラスに働きます。OB訪問は先輩社員が忙しくならないうちに余裕を持っておこなうことが大切で、質問内容もしっかり吟味しなければなりません。正しい方法でOB訪問をおこない、有益な情報を獲得しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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