内定について

内定者懇親会で話す一言の内容|話し方や例文もご紹介

内定者懇親会では一言求められることが多い

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内定が決定し、入社までの間に企業から招集されることは多いです。招集をかけられる名目は企業によって違いますが、内定者懇親会が開かれることも少なくありません。懇親会は内定者同士や企業社員との友好を深め、就職後の仕事をスムーズに進めやすくすることが狙いです。

簡単に言えば仲良くなることを目的とした会で、お互いの理解を深めるために、一言あいさつを求められることも多いでしょう。この一言に悩む人は多く、咄嗟に振られてもすぐに答えられるよう、何らかのアピール内容は考えておかなければなりません。例文も参考にしながら、内定者懇親会で伝える、好印象を与えられる一言を考えておきましょう。

内定者懇親会の一言で伝えたいこと

内定者懇親会で一言を求められた際は、素早く答えることが大切です。何を話そうか悩んで時間をかけてしまうと、ハードルが上がったり、場の空気を盛り下げてしまうこともあるでしょう。一言を求められたら素早く自分のことを話す必要がありますが、内容にも注意しなければなりません。内定者懇親会の一言で求められるのは、お互いの距離を縮めるためのスピーチです。何を伝えてもいいわけではないため、伝えるべき内容は把握しておきましょう。

名前や出身大学などの基本情報

一言を求められた際には、まずは簡単に自己紹介をし、あいさつをしましょう。同じ内定者同士だからといって、全員がお互いの顔と名前を認識できているとは限りません。また、懇親会には初対面の社員も同席することが多いです。自分の存在を知ってもらうためにも、基本的な情報をきちんと伝えましょう。

その他の部分で上手にアピールできていても、基本的な情報が伝えられていないと、顔と名前が一致せず、結果的に覚えてもらえに場合もあります。名前や出身大学などの情報はマストで、それに加えて出身地なども伝えるといいでしょう。基本的な情報で共通点を持つ人がいると後で仲良くなりやすく、懇親会でもスムーズに距離を縮めやすくなります。

就職に向けての意欲

内定者懇親会は、いわば就職に向けての準備のための会合です。そのため、就職への意欲を述べることが大切です。仕事への熱意ややる気をアピールしておきましょう。この時、面接のように堅苦しく考える必要はなく、何をしたいか、将来的にはどのような仕事を担当したいかなど、漠然としたものでも構いません。

仕事への取り組みの姿勢ややってみたいことを簡単に伝えることで、就職への意欲の高さは伝わり、社員にマイナスの印象を持たれることはないでしょう。もし自分がやりたいことをすでにやっている社員がその場にいる場合は、後で声をかけてもらえる可能性もあります。懇親会には複数部署の社員が参加していることもあるため、将来的にやってみたい仕事に言及するのはおすすめです。

前向きな発言が大切

懇親会は仲良くなることが目的で、評価される、今後の社会人生活に関わるなど、難しく考えすぎる必要はありません。自分を知ってもらい、距離を縮めることが最大の目的のため、学生時代にやってきたこと、趣味や特技、興味のあるものなどを伝えてもいいでしょう。基本的には自分の人となりが分かることなら、どのような内容で伝えても問題ありませんが、前向きな発言を意識することが大切です。

せっかくの懇親の場でネガティブな発言をすると、場の空気が悪くなってしまいます。同期や社員からの印象も悪くなり、就職に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。ネガティブな発言をしたからといって内定を取り消されるわけではありませんが、プラスにはならないため注意が必要です。

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懇親会で一言を述べる時の話し方

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懇親会で一言を求められた際は、話の内容だけではなく、話し方にも注意しなければなりません。どれだけ内容がよくても、話し方ひとつで印象は大きく変わり、場合によってはマイナスのイメージを与える可能性もあります。内容と話し方が両方工夫できてきると、より好印象を与えることができ、お互いの距離も縮められるといえます。一言を求められると緊張して普段通りに話せなくなることも多いため、いつも以上に話し方に意識を向けましょう。

大きな声でハキハキと

大きな声でハキハキと話すのは基本です。これができていないと暗い印象を与えてしまいます。どれだけ明るい内容でも、声が小さくぼそぼそと話していると、信憑性がなくて不信感を抱かれます。また、懇親会によって会場の規模やマイクの有無などは違いますが、小さな声だとそもそも何を話しているのかが聞き取れず、何も伝わらない可能性も高いです。

何を話しているのかが分からないと自分を知ってもらうことができず、お互いの距離を縮めるのも難しくなります。緊張すると声が小さくなったり、早口になったりしたりする人は、特に意識してゆっくり大きく話すことを心がけましょう。大きな声でハキハキ話していると、内容は何であれ明るいイメージ、好印象を持ってもらいやすいです。

全員を見ながら話す

一言を話す際は、できるだけ全員の目を見ながら話すようにしましょう。目線を動かしながら話すことで全員に語り掛けているように聞こえ、より距離感が近く感じられます。特定の誰かに向けた内容でなくても、目線を動かしながら話していることで距離を縮めやすく、その後親交も深めやすくなるでしょう。

どこか一点を見つめていたり、下を向きながら話してしまうと、暗い印象を与えて壁ができてしまうことも多いです。目線はゆっくりと動かし、全体を見渡すようにして話すことがポイントです。目線を動かす時は、必ずしも目を合わせる必要はありません。一人ひとりに目を合わせて緊張するなら、顔のどこか一部を見るようにするだけでも目を合わせて話している印象が与えられるでしょう。

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懇親会での一言の例文

はじめまして。○○大学経済学部より参りました、○○と申します。○○県の出身で、小学校から高校までサッカーをやっていました。大学ではフットサルチームに所属しているので、自分もやっているという人はぜひ声をかけてください。明るく元気に、何事にも前向きに取り組みたいと思っています。テンションが高くてうるさいかもしれませんが、皆さんよろしくお願いします。

自分の人となりを上手く説明できています。仕事への取り組み方にも言及できており、就職への意欲の高さもアピールできています。人柄を伝えることで、距離を縮めやすく、好感も持たれやすいでしょう。

懇親会に参加する際の注意点

懇親会に参加する際の注意点

懇親会は距離を縮めることが目的のため、基本的にはフランクな雰囲気で進められます。しかし、企業が開催するイベントであるのは確かで、就職、とりわけビジネスの範囲でおこなわれていることは忘れてはいけません。懇親会参加時には注意点もあり、それが守れていないと印象が悪くなってしまいます。肩の力を抜きリラックスして臨むことは大切ですが、最低限のポイントはきちんと守り、社会人としてふさわしい行動を心がけましょう。

一言は短めにする

懇親会で一言を求められた場合は、できるだけ短くまとめることが大切です。長くなり過ぎると時間が押して迷惑がかかります。短すぎず、長すぎない程度であることが大切です。時間にして30秒から1分程度が適切と考えましょう。あまりに短すぎると壁を作っている印象を与えて失礼ですが、長すぎても他の人の時間を奪うことになって迷惑です。

どれくらいの時間で話すべきか、空気を読んで長さを変えるのは、社会人として心がけなければならないポイントでしょう。長くなりすぎないよう簡潔に自分を伝えることを意識し、より細かい部分については、その後自由に話せるタイミングを利用することが大切です。

他の参加者の話をきちんと聞く

懇親会で一言を求められるのは自分だけではありません。また、内定者に限らず、企業の社員が何らかのスピーチをすることもあるでしょう。他の参加者が話しをしている時は、うるさくせずにきちんと聞くことが大切です。上手にあいさつができていても、他の人の話を聞く姿勢が悪いと、マイナスの印象を与えてしまいます。社会人ではTPOに合った振る舞いが求められます。

一言を求められてたなら、適切な長さ、内容でスムーズに話し、他の人が話しているなら黙って聞くのがマナーです。自分勝手に好き勝手振る舞うのは、学生気分が抜けていない証拠で、評価のダウンにも繋がりかねません。他の人との話が弾んでも、誰かが話しているなら静かに聞くことを心がけましょう。

内定者懇親会で話す一言は事前に考えておこう

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内定者懇親会では、何か一言とあいさつを求められることが多いです。急に振られて困らないためにも、あいさつの内容は事前に考えておくことが大切です。懇親会に限らず、今後就職すると簡単にあいさつ、自己紹介を求められることは多く、それらに備えるためにも、自分なりのあいさつは考えておく必要があります。

一言を求められてすぐに話せると、場の空気を盛り下げることなく、スマートに振る舞えるでしょう。一言は分かりやすく短い内容で考え、自分らしさが伝わること、前向きな内容であることが大切です。話し方を意識しながら上手に伝え、自分がどのような人間かをアピールしながらお互いの距離をスムーズに縮めましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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