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【大学を卒業できない時の対処法】企業側の対応と就活での心構え
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目次
大学を卒業できないのかもう一度落ち着いて確認する
内定をもらっても、大学を卒業できないと就職することができません。新卒は大学卒業を条件に内定契約を結んでいますし、大卒者を雇うことで採用も進められています。大学を卒業できなければ、大卒扱いにはなりませんし、卒業単位が揃うまで大学で勉強しなければなりません。
内定が決まっているのに大学を卒業できないと分かればパニックにもなりますが、深呼吸して落ち着き、本当に卒業できないのかもう一度確認することが大切です。可能性としては低いですが、見間違いをしていて本当は卒業できるということもあります。
何度も確認し、本当に卒業できないとしても諦めてはいけません。大学を卒業できないときの対処方法を解説しますので、最後まで行動し緊急事態に対応していきましょう。
留年しそうな就活生については以下の記事も参考にしましょう。
内定ありで大学が卒業できないときの対処方法
すでに内定をもらっているのに大学を卒業できないとなると、焦ってしまうでしょう。内定があるのに卒業できないということは、その時点で内定した企業で働けなくなる可能性があります。
せっかく手にしたチャンスを無駄にしてしまわないように、諦めずに対処することが大切です。大学側と企業側に対して、事情を説明するなどの行動を起こしましょう。ここでは、内定ありで大学が卒業できないときの対処法について説明します。
留年が就職に与える影響については、以下の記事で解説しています。
単位見直しができるか確認する
内定ありで大学が卒業できない時は、単位見直しができるか確認しましょう。これから単位が取れるものがあるか、課題があるかなど、学校に確認してみる必要があります。課題を提出すれば単位を取得できることもありますし、最後まで諦めずに行動することが大切です。
課題、レポートの提出の他、授業に参加したり、イベントの手伝いをしたりすると単位が取得できることもあります。大学や取得できる単位によって方法は異なるでしょう。単位を取れば本当に卒業できるかを確認することも大切ですので、取得可能単位と卒業に必要な単位を照らし合わせて、間違いのないように確認しておきましょう。
留年の不利にならない伝え方については、以下の記事で解説しています。
内定先に事情を説明する
単位の見直しをしても、どうしても取得できる単位がなく卒業できないのであれば、卒業できない事情を説明して、内定先の返答を待ちましょう。どれだけ単位の見直しをおこなっても取得できる単位がなかったり、取得できても卒業に必要な単位に届かないことはあります。
どれだけ手を尽くしても卒業できないのなら仕方ありませんので、内定先に正直に卒業できないことを伝えなければなりません。内定先に卒業できない旨を伝えるのは勇気がいりますが、卒業できないと分かった段階ですぐに連絡をしてくことが大切です。
内定先は新入社員の就職に向けて準備を進めていますし、連絡が遅くなれば遅くなるほど迷惑をかけてしまいますので、できるだけ早めに連絡しましょう。
企業へ単位不足を連絡する際の会話例文は、以下の記事を参考にしてください。
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卒業できないときに考えられる企業の対応
どうしても卒業できないときは、内定先に事情を説明して返答を待つ必要がありますが、企業によって対応はさまざまです。企業の対応に合わせて行動しなければなりませんので、返答を待つしかありませんが、企業がどんな対応をするのかを知っておくことが大切です。
内定取り消しになることも考えられますが、企業によっては事情を聞いたうえで就職するチャンスをくれることもあります。企業の対応について知り、心の準備をしておきましょう。
以下の記事では、9月卒業の就活スケジュールについて解説しています。
内定が取り消しになる可能性がある
卒業できないときに考えられる企業の対応としては、内定が取り消されることが挙げられます。新卒は卒業を条件に内定契約を結んでいますし、卒業できなければ働くことはできません。
連絡する際に、内定を取り消される覚悟はしておきましょう。内定が取り消される理由としては、単に内定契約に反する以外に、卒業できないことで「だらしない」「約束を守れない人」と評価されるからでもあります。企業からの信用を失うために内定が取り消しになることも多いです。
就職以外の選択肢については、以下の記事で解説しています。
就職を待ってくれる企業もある
卒業できない場合は、ほとんどの企業が内定を取り消しますが、企業によっては1年や半年間待ってくれるところもあります。面接での評価が良く、どうしても採用したい人材だと評価されれば待ってくれる可能性もありますし、そもそも企業の方針として採用時期については寛容なこともあります。
就職を待ってくれる企業は少ないですが、それでもゼロではありません。卒業できないと分かったら正直に伝えることが大切です。また一年待ってくれる場合であっても、前期だけで単位が取得できるなら秋採用として扱ってくれる場合もあります。
企業によって対応はさまざまですが、待ってもらえるならば今度こそ確実に単位を取得して卒業を確実なものにしましょう。
就活に失敗して大学院に進学する就活生は、以下の記事を参考にしてください。
大学や内定先に迷惑をかけないために
内定が決まったにも関わらず卒業できなければ、企業はもちろん大学にも迷惑をかけてしまいます。内定が取り消しとなることで、大学の評価も悪くなり、来年度の後輩の就活に影響してしまう可能性がありますので注意が必要です。
内定先や大学に迷惑をかけないためには、忘れずに単位を取得し、確実に卒業する必要があります。卒業を確実なものとするためには、何をすればいいのか、どんなことを心がければいいのかを知っておきましょう。
内定を獲得する方法については、以下の記事を参考にして就活の基本をおさらいしましょう。
日頃から真面目に取り組む
大学や内定先に迷惑をかけないためには、単位を落とさないように日頃から真面目に取り組むことが大切です。大学は4年間で必要な単位をすべて取得すれば卒業することができますが、順調に単位を取得していれば3年生の時点でほとんどの単位を取得することができます。
4年生になった時点で卒業が確定している人もいますし、真面目に取り組んでさえいれば、卒業することはそれほど難しくありません。就活は忙しいですし、大学の勉強と並行しながら進めるのは難しいですが、先に単位を取得していれば就活だけに集中することができます。
1年生の段階から授業は真面目に取り組んでおき、就活の時点では必要単位をすべて取得して、就活に専念できる環境を作っておきましょう。
以下の記事では、内定がもらえる人の特徴について解説しています。内定がもらえない人の特徴についても説明していますので、参考にしましょう。
単位取得の確認をこまめにする
確実に卒業するためには、単位取得の確認をこまめにすることも大切です。卒業単位が足りているか、履修の時点で確認しておきましょう。卒業のために必要な単位数は決まっていますが、ただ単位数だけを満たせば卒業できるわけではありません。
卒業に必要な単位は必修の科目を含めて内訳が決められていますし、それに合わせて必要な単位を取得する必要があります。単位数で卒業要件を満たしていても、内訳として必要なものが揃っていなければ卒業できませんので、注意が必要です。
卒業するためにはどの単位が必要なのか、履修する授業は卒業に必要なものかどうかを考えおきましょう。卒業単位ぴったりで履修するのではなく、保険のつもりで少し多めに単位を取得しておくことも大切です。
内定が早くもらえる方法については、以下の記事で解説しています。内定を出す時期が早い業界の特徴についても確認しておきましょう。
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内定が決まったら卒業できるようにしよう
就職するためには、選考を勝ち抜き内定を獲得することが大切ですが、内定をもらっても大学を卒業しなければ就職することはできません。就職するには、内定の獲得+卒業が必要ですので、内定が決まれば卒業できるかどうかも確認しておきましょう。
順調に単位を取得していれば、4年生になった時点で卒業を決めることができますし、日頃から計画を立てて勉強して、単位を落とさないようにすることが大切です。単位を順調に取得していれば確実に卒業できるだけではなく、就活にも専念することができます。
就活をスムーズに進めて、本当に自分に合った企業をみつけるためにも単位の取得は大切ですので、単位は確実に取り、内定が出れば就職できるようにしておきましょう。
秋採用の就活については、以下の記事で解説しています。内定を獲得する方法について参考にしましょう。