業界研究

【IT系就職ランキング】職種や内定するためのポイントを紹介

IT業界に就職したい

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IT業界は華やかなイメージや柔軟で自由な働き方ができるといったイメージから、就職希望者が多いです。新卒でもIT業界を志望する人は増えており、業界別に見ても就職希望者は年々増加傾向にあるでしょう。IT業界は人手不足の企業も多いため、広く募集が出ていることも少なくありませんが、反面就職難易度が高い企業もあるため注意しなければなりません。

単に憧れを持っているだけでは選考を突破することは難しく、攻略のためには徹底した準備が必要です。また、企業選びも重要ですが、業界規模が大きく、選択肢が多いだけに迷う人も少なくありません。IT業界そのものへの理解を深め、人気企業のランキングも参考にしながら、自分にはどのような就職先が合っているかを考えましょう。

IT業界が人気の理由

IT業界が人気の理由

IT業界への就職を目指すなら、人気の理由を知っておくことが大切です。漠然とした憧れを持って志望する人も多いですが、きちんと魅力を知った上で就職を希望するべきです。どのような面が魅力的なのかを知ることは、業界理解にも繋がるでしょう。IT業界が就職先として人気の理由は、大きく3つに分けられます。それぞれの理由を深堀りして、どのような特徴を持った業界なのかを知りましょう。

成長力が高い

IT業界は、今後ますます成長が期待されている業界です。成長力が高いため、伸びしろがあり、企業と一緒に自身の成長も目指しやすいことが人気の理由でしょう。ひとくちにIT業界といってもその領域は非常に広く、まだまだ拡大しつつあります。つまり、業界として縦と横両方の成長がある点が、他の業界との成長力の違いだといえるでしょう。

成長力が高いだけに、挑戦的な風土を持った企業は多く、他の業界より若いベンチャー企業も多い傾向です。チャレンジングな仕事がしたい、成長しながらどんどん難しいことにも挑戦したいといった向上心の高い人から人気を集めている業界といえるでしょう。

先進的な仕事ができる

IT業界は常に時代の最先端を走る業界であり、仕事内容も先進的なものが多いです。新しいものに触れたい、作りたい人にはうってつけの業界で、先進的な仕事ができることも人気の理由でしょう。ITの仕事は、さまざまな分野に進出し、先端を行く仕事を進めています。例えば医療や化学、製造などの分野に進出する企業も多く、テクノロジーと既存の技術を合体させ、新しいものは常に生み出され続けています。

好奇心旺盛な人や新しいことにチャレンジしたい人、刺激を求めて変化を好む人にとっては、魅力的な職場になる可能性が高いでしょう。誰も見たことがないもの、触れたことがないものと真っ先に出会えることは、IT業界ならではの魅力です。

需要がなくなる心配が少ない

就職先を決める上では将来性の有無は重要です。今はよくても将来的に縮小する可能性があると、就職をためらう人も多いでしょう。現在はAI技術の進歩により将来的にAIに代替される仕事が増え、将来性を危惧される業界や職業も多いですが、IT業界はこの点も心配ありません。

仮にAI技術が発展したとしても、そのAIを生み出すのがそもそもIT業界の仕事であり、AIを作り育てるという仕事はなくならないでしょう。また、どれだけ技術が進歩しても、完璧なシステムができるとは限らず、何らかのバグが発生する可能性はあります。不具合を起こした際にメンテナンスをおこなう仕事も必要であり、これもIT業界の分野です。仕事の量や内容が多少変化することはあるでしょうが、根本的に仕事がなくなる心配はなく、将来性は安泰といえます。

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IT業界の人気就職先ランキング

IT業界の人気就職先ランキング

  1. NTTデータ
  2. 楽天
  3. 富士通
  4. グーグル
  5. SCSK
  6. ヤフー
  7. 伊藤忠テクノソリューションズ
  8. アクセンチュア
  9. LINE
  10. 日立製作所

みん就のIT業界人気企業総合ランキングでは、NTTデータが1位を獲得しました。福利厚生が充実している点や、安定したイメージがあることが人気の理由です。NTTデータは文系・理系別、男女別のランキングでも1位となっています。

2位以下は楽天、富士通、ヤフー、グーグル、LINEなど、社名やサービス名の知名度が高い企業が人気となっていることが分かります。また、SCSKや伊藤忠テクノソリューションズなど、商社系の企業も上位にランクインしています。ランキングの上位には日立ソリューションズやユニアデックスなどのITメーカー企業、SkyやTISなどの独立系システムインテグレーター企業が入っています。インターンシップやSNSを通じて、就活生に対して積極的に職場の雰囲気を伝えている企業は、就職先としても人気があります。

IT業界の主要企業

自由な社風の企業が多く、最新のスキルを身に付けられるIT業界は、毎年人気の就職先となっています。IT業界の業務内容や給与だけでなく、福利厚生の充実や、さまざまな技術を学べる研修制度などに魅力を感じる人も多いです。

IT業界と一言でいっても、企業によって得意とする分野や業務内容は大きく異なります。ここではIT業界の主要企業とその特徴を紹介していきますので、企業選びの参考にしてみてください。

①NTTデータ

NTTデータは、データ通信やシステム構築事業をおこなっている業界最大手の企業です。主な事業内容はシステムインテグレーション事業と、ネットワークシステムサービス事業で、顧客は中央省庁や地方自治体、銀行、小売り、メーカーなど多岐にわたります。また、スマートフォンと連携したサービスやシステム開発にも力を入れていて、幅広いビジネスを展開しています。

IT業界の中でも売上・事業規模はトップを誇り、国内だけでなく海外展開も積極的におこなっています。「情報技術で新しいしくみや価値を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献する」ことを企業理念として、行動力やチャレンジ精神を持つ人材を求めています。大手企業ならではの安定感や信頼感が、就活生に人気です。

②楽天

楽天の創業は1997年で、当時はエム・ディー・エムという社名でした。従業員6名、13店舗でインターネットモールをスタートさせ、翌年には楽天オークションのサービスを開始、1999年には社名を「楽天」と変更しました。その後、楽天トラベル、楽天ブックス、楽天ポイントサービスなど新たな事業を次々に展開し、創業5年目にはインターネットモールの店舗数が6,000店を突破しています。

2008年に海外進出として台湾楽天市場をオープン、その後は世界のECサイト関連企業への買収・出資を強化し現在ではグローバルな企業として知られています。2012年には社内公用語を英語としています。

現在は東京、ニューヨーク、パリ、シンガポール、ボストンの5拠点体制をとっていて、会議などは基本的に英語でおこなわれます。

③富士通

1935年に創業された富士通はテクノロジーソリューション、ユビキタスソリューション、デバイスソリューションをおこなっています。「常に変革に挑戦し続け快適で安心できるネットワーク社会づくりに貢献し、豊かで夢のある未来を世界中の人々に提供する」を企業理念とした、日本最大のITベンダーです。

ITサービス市場での売上は国内で1位、世界で5位を誇り海外展開にも力を入れています。特に国内の業務用サーバーシェアは25%と、NECやHPを抑えて1位となっています。富士通では、変化に柔軟に対応し、挑戦を恐れない積極的な姿勢を持つ人が求められています。また、業務ではスピードとチームワークを重視し、一人ひとりが責任を持って行動することを目標としています。

④グーグル

2001年に創業されたグーグルは、東京都に本社があります。アメリカを拠点に世界40ヶ国以上にオフィスを構え、4万人を超える社員が働いているグローバルな企業です。「世界中の情報を整理して、世界中の人がアクセスして使えるようにすること」を企業の使命として掲げています。

グーグルでは「長期的に見てグーグルにふさわしく、さまざまなことに秀でている人」「大きな挑戦を好み、大きな変化を歓迎する人」「チームワークが得意な人」が求められます。選考では「リーダーシップ」「職務に関連した知識」「考え方」「グーグルらしさ」の4つのキーワードがポイントといえるでしょう。グーグルで働くには、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザー目線に立って考えることが重要です。

⑤SCSK

住友商事の情報システム部門が独立して誕生したのが、SCSKです。1969年に創業した住友情報システム株式会社が、株式会社CSKを吸収合併し、2011年に誕生しました。製造システム事業・通信システム事業・流通システム事業・金融システム事業で構成された業種別事業は、ITソリューションの提供などをおこなっています。

また、ソリューション事業・ビジネスサービス事業・プラットフォームソリューション事業・ITマネジメント事業で構成された機能別事業では、クラウドサービスなどの提供が主な仕事です。「人を大切にします」「確かな技術に基づく、最高のサービスを提供します」「世界と未来を見つめ成長し続けます」という3つの約束を掲げ、協調性やチャレンジ精神、お客様第一を重視しています。

⑥ヤフー

ヤフーは、ポータルサイトYahoo!JAPANを運営している企業で、ソフトバンクグループの子会社のひとつです。オークション・ショッピングモールの運営や、検索の広告枠の販売などが主な業務となっています。現在、100を超えるサービスを展開しているヤフーは、日本最大級の利用者規模を誇り、そこから得られるビッグデータを活用したサービスの開発・改善や、人々の生活や社会をアップデートすることへの取り組みに力を入れています。

「100年先も、200年先も、人々に必要とされるインターネット企業であり続けるために挑戦していくこと」を企業の目標として掲げ、主体性・チャレンジ精神・社会貢献を重視しています。このことから、社員には主体性を持ち、社会の発展に積極的に行動できる人を求めていると考えられます。

⑦伊藤忠テクノソリューションズ

伊藤忠テクノソリューションズは、2006年に伊藤忠テクノサイエンス株式会社と株式会社CRCが経営統合して誕生しました。本社は東京都にあります。主な事業内容は、コンピュータネットワークシステムの販売・保守、ソフトウェア受託開発、情報処理サービス、科学・工学系情報サービスです。電子マネーに対応した店舗決済のシステム構成や、銀行や証券会社、カード会社などで使用されるシステムの開発・保守・運用をおこなっています。

特にシステム構築に力を入れていて、経験豊富なITサービスをワンストップで提供できる総合力が特徴で、顧客の課題に対して、最先端の技術で対応できるようにさまざまな取り組みをおこなっています。

「個々の人々の彩ある生き方をもとに、お客様をはじめとするステークホルダーの価値を創発し、社会のより良い展開を目指す」ことを企業理念として、コミュニケーション能力や自己管理能力、実行力のある人を求めています。

⑧アクセンチュア

アクセンチュアは世界120ヶ国以上にクライアントを持ち、約38万4千人のプロフェッショナルコンサルタントが活躍する、世界最大級のコンサルティング企業です。戦略策定、業務改革、デジタル変革、アウトソーシングなどをおこない、ブロックチェーンや人工知能などといった最新のテクノロジーも積極的に研究しています。

終業時間が長く、残業が多いとされているコンサルティング業界ですが、アクセンチュアは2015年から働き方改革に取り組んでいて、月間平均残業時間を大幅に減らし、有給休暇取得率のアップにも成功しています。

「アクセンチュアは激務」というイメージがありましたが、現在は改善されているといえるでしょう。選考ではグループディスカッションやケース面接など、理論的思考力が重視される傾向となっています。

⑨LINE

LINEは、日本人の半数以上が利用しているコミュニケーションアプリ「LINE」を提供している企業です。2000年に創立され、本社は東京都渋谷区にあります。事業内容は「コア事業」と「戦略事業」の大きく2つに分類されていて、さまざまなサービスを展開しています。

コア事業では、LINEアプリ画面のクライアント広告や、公式アカウントを利用したアカウント広告、NEWSなどに流れるディスプレイ広告などから広告料を得ています。また、個人を相手としたBtoCモデルのコミュニケーション事業もコア事業に含まれ、クリエーターが作成したスタンプやツムツムなどのゲームがこれにあたります。一方の戦略事業は、LINEPayやLINE保険、LINEチケット、LINEショッピングなどのサービスがあります。

⑩日立製作所

電気機器メーカーとして高い知名度を誇る日立製作所は、洗濯機や冷蔵庫などの白物家電の製造実績が豊富な企業です。創業は明治43年と歴史が長く、家電だけでなくIT事業や、鉄道車両・運行システム、エレベーターなども手掛けています。

鉄道インフラやエレベーター事業は日本だけでなく、海外でも高いシェアを獲得していて、新規参入が少ないことから今後も日立製作所の主要事業のひとつとして続いていくといわれています。

鉄道やエレベーターなどを含む社会インフラ事業は、新興国の経済発展が進むにつれて需要がさらに増えると予想されます。長い歴史を持つ老舗企業のため、社風は真面目で堅実です。基本的には年功序列が重んじられる傾向がありますが、人を大切にする文化が根付いていて働きやすい環境が整っています。

IT企業の職種

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業界への理解をさらに深めるために、IT企業の職種についても知っておきましょう。IT企業に就職する場合、どの職種で採用されるかによって仕事内容や求められるスキルは異なります。IT業界は理系が活躍する業界とイメージする人も多くいますが、文系が活躍しているフィールドもあります。職種を知ることは、業界や企業理解に繋がるだけではなく、より具体的な職業選択にも役立てられるでしょう。

SE・プログラマーのエンジニア系

IT系の職種といえば、SEやプログラマーをイメージする人が多いでしょう。これらはエンジニア系の職種であり、実際にIT技術を駆使して、サービスやシステム、アプリなどを開発するのが仕事です。SEとプログラマーは同一に考えられることも多いですが、これらは違った仕事のため、混同しないよう注意しなければなりません。

SEはシステムの設計を考える人で、クライアントと話し合いながら、作成するサービスやシステムについての打ち合わせをすることが多いです。プログラマーは、SEが作った設計図をもとに、実際にプログラミングをするのが仕事です。SEがプログラマーを兼任する場合もあるため同じと考えられがちですが、実際には別物であることは覚えておきましょう。

営業系のITコンサルタント

IT業界でも営業やコンサルタントに該当する職種はあり、これらは文系で活躍している人も多いでしょう。文系がエンジニア系の職種に挑戦できないわけではありませんが、一部高い技術を要する仕事については、理系でなければ応募資格を満たせないこともあります。営業系の職種の場合は、学部・学科に関係なく挑戦でき、能力次第で誰でも採用されます。

ITコンサルタントは、簡単にいえばIT技術を使って、企業や団体の運営をスムーズに進めるお手伝いをする仕事です。自社で扱うサービスやシステムを売り込んだり、その企業に合った新規システムの開発を提案したりします。ITに関連するコンサルタント業、営業の仕事と考えるとイメージしやすいでしょう。

IT業界に就職するには

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IT業界は人気が高いだけに倍率が高く、一筋縄では就職できないことも多いです。就職難易度が高いからこそ、事前対策が重要であり、念入りに準備をおこない、万全の状態で就活に臨まなければなりません。漠然とした理解や憧れだけでは、選考を勝ち抜くのは難しく、仮に就職できても、その後苦労する可能性が高いため注意が必要です。IT業界に就職するには何が必要か、やっておくべき事前の準備も含めて理解を深めておきましょう。

志望する分野を明確にする

IT業界は業界規模が大きく、分野も幅広いです。そのため、スムーズに就活を進めるには、志望する分野を最初に明確にしておかなければなりません。簡単に考えただけでも、ハードウェア、ソフトウェアと分けられ、そこからさらにシステム開発、WEB開発、アプリ開発のように細かく細分化されます。

実際にはさらに細かく分野が広がっているため、IT業界に絞って考える場合でも、選択肢が非常に広いことは理解しておきましょう。同じIT業界でも、分野によって扱うものは大きく違い、仕事内容も異なります。何を扱いたいのか、どのような仕事がしたいのかを考え、自分がやりたいことを実現できるのはどの分野なのかを把握しておきましょう。

パソコンの基礎スキルを身につける

IT業界だからといって、必ずしもパソコンを使う仕事とは限りませんが、それでも使用する可能性は高いです。どのような職種を目指す場合でも、基礎的な知識、スキルくらいは持っていないと困るため、基礎をしっかり身につけておきましょう。エンジニア系の職種を目指すなら、特に基礎は固めておかなければならず、可能ならプログラミングについても少しずつ勉強することが大切です。

近年ではIT業界でも人手不足の企業が多く、採用してから教育するケースも少なくありません。しかし、就職後に学べる場合であっても、できることは自分でやっておくことが大切です。基礎ができているなら教育コストも低いと判断されるため、選考で有利になることも多いでしょう。

ランキングを参考にIT業界就職を目指そう

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IT業界は年々拡大成長を続ける業界であり、今後も順調に推移することが見込まれています。華やかなイメージや成長性の高さから就職を目指す人も多いでしょうが、実際に就活を勝ち抜くには、業界や企業、仕事について正しく理解しておかなければなりません。漠然としたイメージだけで就職を目指すのは危険です。

仮に就職できてもミスマッチを感じる可能性が高いです。IT業界に就職するなら、細部まで理解を深め、自分は何がしたいのか、どの企業なら自分のやりたいことが達成できるかを、念入りに調べておくことが大切です。人気ランキングも参考にしながら、IT業界の選択肢を知り、本当に自分に合った企業をみつけましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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