志望動機

志望動機に箇条書きを使った書き方|ポイントや例文をご紹介

箇条書きで分かりやすく志望動機を作成したい

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就活において書類選考は避けて通れない関門のひとつであり、履歴書、ESの作成に悩む人は多いでしょう。特につまづきやすいのが志望動機で、これが上手く書けずに悩んだり、実際に不合格になったりする人は少なくありません。志望動機は単に企業を志望する理由やきっかけを述べるだけではなく、就職への熱意や意欲、企業で活躍するための意気込みを伝える必要があります。

これらを念入りにアピールしなければなりませんが、文章で表現するのは難しく、字数の制限もあるため上手くまとまらないことも多いでしょう。要点をまとめて伝える方法には箇条書きがありますが、志望動機で使用してもいいのか、疑問に思う人も少なくありません。箇条書きは使ってもいいのか、使うとしたらどのように用いるべきか知っていきましょう。

志望動機で箇条書きは使えるのか?

大前提として考えなければならないのが、志望動機を箇条書きの形式で作成してもいいのかどうかです。履歴書やESの書き方は細かくルールが決められており、これは一般的なルールと企業独自で指定するルールに分けられます。これら両方を満たすことが最低限の条件です。前提条件の部分で箇条書きが禁止されていると、使用した時点で評価が大幅に下げられます。箇条書きは特別な書き方であることは理解して、用いても問題はないのか知っておきましょう。

基本的に形式は自由

履歴書やESの記述の形式は基本的には自由であり、箇条書きを使用しても問題はありません。ただし、企業からの指定で箇条書きが禁止されている場合はこの限りではなく、制限があるなら使用は控えましょう。箇条書きは要点をまとめられることが強みで、短い文章で説得力を高めたい場合に有効です。

応募書類に記載する志望動機は記入できる範囲が限られており、必要最低限しか記せないため、伝えたいことを絞って述べられる箇条書きは有効に働きやすいでしょう。もちろん、箇条書きはあくまで表現のひとつであり、必ずしも使わなければならないわけではありません。

強調したい部分が複数あるならおすすめ

箇条書きは志望動機にも使えて便利ではありますが、誰しもにおすすめできる書き方ではありません。基本的には志望動機の中で強調したい部分が複数ある人におすすめで、ピンポイントでのアピールがしたい人には、むしろ不向きな方法といえるでしょう。無理に箇条書きの形式をとったがために、結局何を伝えたいのか分からず、マイナス評価になる可能性もあるため注意しなければなりません。

箇条書きを使用したからといって、必ずしも簡潔に志望動機を伝えられるわけではなく、結局は上手に使えるかどうかの問題です。アピールの内容や方向性次第では、そもそも箇条書きの形式に向かない場合も多いです。箇条書きだからいいというわけではなため、アピール内容から使用すべきかどうかを考えることも大切といえます。

志望動機で箇条書きを使用する際のポイント

志望動機で箇条書きを使用する際のポイント

志望動機を箇条書きで書く際は、ポイントを把握して使用することが大切です。何を意識して使うべきか、またどのような条件に当てはまるなら使用すべきかを考えましょう。ポイントを知った上で自分には不向きと思うなら、無理に使用する必要はありません。アピールしたい内容、やり方と適合する場合のみ用いるようにしましょう。

ポイントが3つ以上ある場合に使用する

強調して伝えたいことが複数ある場合は箇条書きが有効ですが、複数といっても2つではやや少ないです。最低でも3つ以上伝えたいポイントがある際に使用するのが望ましく、1〜2個なら箇条書きよりも文章にした方がアピールしやすいでしょう。1つなら当然箇条書きにすることができず、2つの場合でも「」で括って強調したほうが、印象深く伝えやすいです。

3つ以上ポイントがある場合は繋げて述べると量が多く感じられるため、箇条書きにしたほうが情報が整理されて分かりやすく伝えられるでしょう。伝えたいポイントが多いほど、箇条書きが適していますが、反対にあまりに増えすぎるのも考えものです。ポイントが多すぎると、箇条書きでも情報過多な印象になりやすいため、取り上げるのは3〜5個までに収めましょう。

もっとも伝えたいことを列挙する

箇条書きは、列挙した部分が強調して伝える部分になり、そこが一番目立ちます。そのため、志望動機中でもっとも伝えたいこと、絶対にアピールしたいことを抜き出す必要があり、ポイントを慎重に選ばなければなりません。本当に伝えたいことが文章中に隠れてしまうとアピール力は半減します。

箇条書きで志望動機を作成する場合、採用担当者もそこに重要なことが書かれていると考え、他の部分は簡単に読み飛ばしてしまうことが多いです。強調して目立たせるからこそ、そこに本当に重要なことを盛り込む必要があり、これができていないと箇条書きを使うメリットがなくなることは覚えおきましょう。

志望動機で箇条書きを使用する際の注意点

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箇条書きは上手に使うことはもちろん、マイナスの印象を与えないよう注意を払って活用することが大切です。注意点が理解できていないと思わぬところで失敗し、せっかく協調してアピールしたことがマイナスに働いてしまう場合もあるでしょう。高評価の獲得には、プラスの評価を得ることとマイナスの評価を受けないことの両方が重要です。注意点を正しく理解して、志望動機で上手に箇条書きを使用しましょう。

箇条書きだけにならない

志望動機では箇条書きを使用しても構いませんが、これだけになるのはNGです。いかに簡潔にまとめてアピールすることが大切とはいえ、箇条書きだけではあまりにも端的過ぎて十分なアピールにならないことは理解しておきましょう。志望動機では就職への熱意や自身の個性もアピールする必要があり、それらを伝えるにはどうしても文章部分が必要です。

箇条書きだけですべてを構成すると、個性がアピールできず就職意欲が低いとみなされる危険性もあるでしょう。応募書類でのアピールは文字数に制限がありますが、それでも文章+箇条書きで伝えるには十分な余裕があります。必ず両方で構成して、充実した内容に仕上げましょう。

わかりにくいポイントの列挙は逆効果

何を重要ポイントとして列挙するかは非常に重要で、箇条書きの内容ががピンとこないとアピール力は一気に下がってしまいます。箇条書きを使うと全体的に文章がまとまっているように見えますが、内容次第ではかえって分かりづらくなることも少なくありません。

志望動機を書き上げたあとは、列挙するポイントは適切か、本当に一番伝えたいことで構成されているかを見直し、全体として意味が通るかもチェックしましょう。文章部分と箇条書き部分で内容ががらりと変わっていると、何のアピールかが分からなくなり逆効果です。列挙するポイントは、分かりやすく簡潔に述べることを意識しましょう。

箇条書きを使った志望動機の例文

私は住宅の提供を通じて、多くの人の生活の喜びを支えたいと考えています。小学生の頃から家が好きで、友人の家に遊びに行った際に同じ家でも一軒一軒こんなに違うのかと思い、驚きを得たことが住宅に強く惹かれたきっかけです。住宅メーカーの中でも貴社を志望したのは、以下の3点が他の企業にはなく特に魅力的に感じたからです。

・個人向けの住宅販売に強い
・多機能住宅の魅力度が高い
・「住む」だけではなく「楽しむ家」

貴社では営業職としてお客様ひとりひとりに合わせた住宅の提案をすることで、豊かな生活の支えとなって、活躍したいと考えています。

例文では住宅メーカーの営業の志望動機が述べられています。最初に業界を志望した理由を端的に述べ、なぜ業界への興味を持ったのかを過去の経験から伝えています。その上で、箇条書き部分では企業を志望する理由が述べられており、志望度の高さを強調できているでしょう。例文は大きく「業界の志望理由」「企業を選んだ理由」「入社後の目標」の3つで構成されています。構成要素のひとつである「企業を選んだ理由」を箇条書きにすることで、よりコンパクトかつ有効なアピールができているでしょう。

箇条書きは使うべきか慎重に見極めよう

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志望動機を作成する際、少ない文字数の制限で上手くまとめられないと悩む人は多いです。志望動機の難しさは、内容を考えるだけではなく、それを簡潔に伝える点にもあります。どこを切り取るべきか、強調すべきかはつまづきやすいポイントです。特定の場所を目立たせ、かつ全体的にコンパクトにまとめるなら、箇条書きを使用するのもひとつの方法でしょう。

箇条書きなら、伝えたい部分を強調し、複数のポイントを簡潔にまとめてアピールできます。ただし、内容次第では不向きな場合もあるため注意が必要です。箇条書きは便利な反面、マイナスの印象に繋がる可能性も方法でもあるため、使用するかどうかは慎重に決め、自分に合った方法を使ったアピールを心がけましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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