職種研究

【経理事務の志望動機】5つの例文とポイント・NG例を紹介

経理事務について

会社の金銭を管理するだけでなく、会社の財政状態を把握し損益計算をおこなう経理は、会社の経営に欠かせない重要な業務を担っています。なぜなら、経理の作る決算書の数字を見て、経営者は企業の経営判断をおこなうからです。

責任のある仕事を担う経理事務として採用されるためには、どのような志望動機を作成すればいいのでしょうか。この記事では、経理事務を目指す就活生の参考になる志望動機の作成ポイントと例文を紹介します。

経理事務の主な業務内容

経理の仕事は、会社の業績を損益計算書や貸借対照表といった財務諸表に数字として表すことです。仕入れや売上といった日々の取引を、簿記の仕訳という方法で帳簿に記録します。その仕訳を一定期間毎に集計し、会社の業績を財務諸表で見られるようにします。

経理の仕事は幅広く、会社の規模や担当する範囲により経理事務の業務は大きく異なります。日々の売上管理や社員の経費精算を担当することもあれば、決算書の作成に携わり経営者に意見を述べる場合もあります。

業務内容に関わらず、経理事務の仕事は会社の経営を左右する決算書類に記載される数字に影響します。ミスの少ない正確性と高い責任感が求められるでしょう。

経理事務の魅力

経理のポジションは、会社全体のお金について理解することができます。そのため、会社経営について学ぶことができ、自身の提案によって利益を拡大させることもできるでしょう。また、お金に関する専門的な知識やスキルを持っている必要があるため、同ポジションで長い期間働けるだけではなく、転職しやすい傾向にあります。

さらにスキルなどを磨いていけば、高待遇の企業に行くことも可能でしょう。また、バックオフィスの仕事ですので、会社にもよりますが社外の人と接することはほとんどなく、勤務時間や休日をコントロールしやすい職種です。繁忙期は年に一度程度しかありませんので、残業なく働くことができるでしょう。そのため、女性が活躍している仕事でもあります。

志望動機を書く際のポイント

志望動機を書く際のポイントはいくつかあります。まずは、志望するきっかけとなったエピソードを述べることです。エピソードはより具体的に、あるいは経験などをもとに作成してください。また、即戦力として役立つスキルもアピールしましょう。日商簿記検定、FASS検定、パソコンスキルなどは経理職において重要です。こうした資格やスキルだけではなく専門的な知識を有しているならば、そのことも伝えるようにしてください。

志望するきっかけとなったエピソードを述べる

数ある職種の中でなぜ経理という仕事を選んだのか、志望動機で伝える必要があります。きっかけやエピソードは具体的に伝えるようにしましょう。「簿記の勉強ができるから」「早めに帰れそうだから」といった志望動機では、会社の業務に貢献するという意欲を感じられず、採用が遠のいてしまいます。

新卒であれば、経済・経営学部で学んだことや、予算などを管理していた経験をエピソードに盛り込むと良いでしょう。過去の経験からやりがいを感じたポイントやコツなどを併せてアピールすることで、なぜ経理という仕事を選んだのか納得できる内容になります。アルバイト・サークル・ゼミなどで培ってきた知識・スキルなどを伝えるようにしましょう。

即戦力として役立つスキルをアピールする

入社して即戦力として役立てることのできるスキルがあれば、存分にアピールしてください。例えば、日商簿記検定を取得しているのであれば、アピールポイントになります。難易度の高い級ならば、なおさらそうでしょう。FASS検定なども即戦力のスキルになります。また、エクセルなどのパソコンスキルなども必要不可欠でしょう。

こうした資格・スキルだけではなく、お金を扱うポジションだからこそ、真面目な人柄で人から信頼を集めるような人材でなければなりません。バックオフィスの仕事ではあるものの、コミュニケーション能力も必要になるでしょう。会社経営に対してアドバイスを求められることもありますので、日々の勉強も欠かせません。

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経理事務の志望動機例5選

経理事務として採用されるためには、どのような志望動機を書けばいいのでしょうか。志望動機の例文を3つご紹介します。

志望動機の例文①

私が貴社を志望した理由は、会社の業績を数字で表すことができる経理の仕事にやりがいを感じたからです。大学で学んだ経営学を通じて、会社の経営判断のベースとなる財務諸表の影響力を知りました。同時に、会社貢献の方法は、営業職となって収益を稼ぐことだけではないことに気がつきました。
入社した際には、アルバイトで得た忍耐力を活かし、定型業務を丁寧かつ正確におこなうことで、貴社に貢献したいと考えています。

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上記の例文では、経理事務を志望した理由を明確に説明しています。志望のきっかけとなった経営学や、忍耐力を得たアルバイト経験について、面接で詳しく聞かれる可能性があ。しっかりとした説明ができるよう事前に対策をしておくことで、採用担当者に好印象を与えることができるでしょう。

志望動機の例文②

私が貴社を志望する理由は、連結決算などの専門性の高い仕事に携われるからです。御社は国内に多くの支店を持ち、海外にも会社を設立しグローバルな事業展開をしています。そのため、連結決算や国際会計など他会社ではなかなか味わえないスケールの大きな仕事ができます。貴社に入社した際には、大学時代に取得した日商簿記検定1級の知識を活かし、会社の適正な期間損益計算に貢献できると考えています。

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経理事務には、取得しておくと採用に有利な資格があります。上記例文では日商簿記検定を挙げていますが、他にもFASS検定などがあります。即戦力となる点をアピールできれば、入社後に活躍してくれそうだという印象を採用担当者に与えることができるでしょう。

志望動機の例文③

私が貴社を志望した理由は、業務改善にやりがいを感じたからです。サークルでは、出納管理と予算管理の担当でした。素早く正確に金額算出する必要があったため、エクセルについての知識をもっています。算出した数字から費用削減項目を見つけることで、メンバーにコスト削減を意識づけることができました。定型業務だけでなく、既存業務の改善もおこなうことで、貴社の業績向上に貢献したいと思います。

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上記例文では、自分の強みであるPCスキルを具体的に挙げています。さらに、サークル活動において経費削減をおこなってきた実績もアピールしています。与えられた業務をこなすだけでなく、それをベースに新たな観点から会社に貢献できる可能性を示すと、魅力的な志望動機を作ることができるでしょう。

志望動機の例文④

学生時代に経営学を中心に経済について学んでおり、お金の動きを管理する経理事務は大変やりがいのある仕事だと思い、志望しました。経理職を目指して簿記2級を取得し、現在もさらなる上の資格取得を目指しています。また、2年間海外に留学していた経験もありますので、英語力にも自信があります。こうした資格やスキルをさらに磨いていき、貴社のグローバル戦略に貢献しつつ、数字の面で経営をバックアップできればと考えています。

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志望するきっかけとなったエピソードや即戦力として役立つスキルをアピールしている例文です。会社の進むべき方向性を理解し、英語のスキルもアピールしています。将来のビジョンを伝えていることもポイントです。

志望動機の例文⑤

学生時代にアパレルショップでアルバイトをしており、数字に強くなることで会社に貢献できると感じ、簿記3級を取得しました。この資格取得や実務を通して、会社経営について理解を深めることができる経理事務が目指すべきポジションだと思い、貴社を志望しました。アパレルショップで培ってきたコミュニケーション能力や経営戦略のプラン構築を活かして、社内外問わずスムーズに業務を進行し、さらなる会社の成長に貢献できればと考えています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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この例文でも、志望するきっかけとなったエピソードや即戦力となるスキルについて触れています。また、仕事をする上で必ず役に立つコミュニケーション能力もアピールすることで、他の就活生との差別化を図っています。

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経理事務の志望動機NG例

経理事務の目指す人の志望動機のNG例を見てみましょう。NG理由についても説明しますので、自分の志望動機と比べてみてください。

NG例

私が貴社で経理事務を目指す理由は、働きながら簿記検定の資格を取得できると考えたからです。これからの会社員として働いていく中で、自分の力量を示す資格を取ることが重要だと思いました。貴社は教育体制が整っているため、簿記の資格を持っていない私でも、日々の業務で経験を積みながら、簿記の知識を深めることができると確信しました。

上記の例文では、会社への貢献ではなく、自分自身のスキルアップが目的であるという志望動機になっています。これでは、面接官に熱意が伝わらないかもしれません。資格や経験がない場合であっても、入社後の自身の成長が将来の企業活動にどのような影響を与えるかということ説明できるようにしておきましょう。それを踏まえて、しっかりとした志望動機を作りましょう。

まとめ

経理事務の仕事は、「会社はいくら儲かっているのか」や「会社にはどのくらいの資産があるのか」といったことを数字で表現することです。経営判断に関わる重要な業務を担っています。

経理事務には、ミスのない正確性、締切を守る管理能力、仕事を成し遂げる責任感が求められます。自分の性格や長所、取得している資格・スキルをアピールすることで、入社後に活躍しそうな学生として期待されることでしょう。

志望動機は、選考のスタートとなるエントリーシートや履歴書に記載するものです。最初の選考を通過するためにも、説得力の高い自分なりの志望動機を作成しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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