履歴書
【履歴書ではみ出すのはアリ?】注意が必要な項目と対処法
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目次
履歴書はきちんと書こう
面接時の参考資料にもされる履歴書は、就活において非常に重要なものです。選考全体を通して関係する書類のため、慎重に、丁寧に作成しなければなりません。履歴書作成時に注意すべき点は数多くあり、綺麗な文字を書くことはもちろん、誤字脱字をなくしたり、内容を充実させたりと細部まで気を配る必要があります。
これらを踏まえて綺麗に作成することが大切ですが、慎重に書き進めていても文字数が超過したり、文字が大きすぎたりしてはみ出すこともあるでしょう。枠からはみ出す程度なら問題はないと考える人もいるでしょうが、実際はどのような評価を受けるのでしょうか。
履歴書が枠からはみ出すのはアリ?
履歴書を綺麗に作成する上で考えたいのが、枠からはみ出すのはありかなしかです。「綺麗に」という観点だけで考えるなら、枠からはみ出すことで全体の調和が取れないため、なしといえるでしょう。しかし、はみ出したからといって、内容が変わるわけではなく、充実した内容で書けているなら評価に値し、ありといえます。履歴書に記載する項目は数多くありますが、それらが一部分でもはみ出すのは、ありとなしどちらなのでしょうか。
まとめる能力がないと思われる
基本的に枠からはみ出すのはなしで、はみ出した時点で印象が悪くなると考えましょう。枠からはみ出して記載していると、項目内にまとめきる能力がないと判断され、評価を下げられる可能性があります。履歴書には複数のフォーマットがあり、それぞれで細部の項目や枠の大きさは異なります。
しかし、どれもはみ出さずに書くことを前提とした大きさであり、適切な文字数、大きさで書いているなら、はみ出すことはないでしょう。はみ出さないことを前提にしているのに枠外に出てしまうと、書き方が悪いと判断されても仕方ありません。文章をまとめる能力や、細かい点に注意を払う気配りが足りないと思われる可能性が高いため、はみ出しには注意しましょう。
ルールが守れないという印象を与える
履歴書はきちんと枠内に収めて作成するのが最低限のルールであり、はみ出すとそれを守れていないと判断される場合があるため注意が必要です。履歴書の基本的なルールも守れない=就職してからも企業内でルールを守れないと思われる場合もあります。また、細部にまで気を遣えていないことで、就活に対する意欲が低いと判断されることもあるでしょう。規定違反と判断されると、どれだけ素晴らしい内容が書いてあっても思うように評価してもらえないため注意が必要です。
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(リーダーシップが強みの場合)
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履歴書ではみ出しに注意すべき項目
履歴書ではどのような項目でも枠からはみ出すのは厳禁で、細部まで注意して作成しなければなりません。しかし、各項目は普通に書いているなら収まる大きさに設定されているため、それほど気を遣わずともはみ出すことなく、書ききれる場合は多いです。はみ出すのはあくまで例外的ともいえ、はみ出しやすいのは一部の項目に限られるでしょう。どの項目がはみ出しやすいのかを知り、その部分を記入する際に特に集中して取り組むことが大切です。
アピール項目
志望動機や自己PR、学生時代頑張ったことといったアピール項目は長い文章を書くためはみ出すことが多いです。少しでも多くアピールしようとするほど文字数が多くなって、既定の枠内では収まりきらなくなるため注意しなければなりません。アピール項目は簡潔に書くことが大切で、ここですべてを伝え切る必要はないと考えましょう。
履歴書でのアピールは、いわば興味を持ってもらうための布石であり、面接に進んでからは細部まで伝えます。履歴書の時点では、要点を簡単にまとめて採用担当者の目を引くだけでいいため、それほど詳しく書く必要はありません。面接で話を広げられるように、アピールの余地を残し、枠内に収まるようにしましょう。
証明写真の貼り付け
履歴書では文字のはみ出しだけではなく、証明写真の枠のはみ出しも多いです。証明写真は一度貼ったら剥がせないというわけではありませんが、何度も貼り付けると見栄えがよくありません。また、写真自体もよれたり曲がったりして、使いまわしている印象を与える可能性もあるため、1度に貼り付ける必要があります。
枠内に綺麗に貼るには、とにかく慎重に貼り付けることが重要です。上から真っすぐ置くように履歴書に乗せるといいでしょう。このとき枠からはみ出さないことはもちろん、写真がまっすぐになっているかもチェックしておかなければなりません。そもそも写真サイズが合っていないと、枠からはみ出したり、小さすぎて不自然に見えたりするため、大きさにも注意が必要です。
学歴や資格欄
学歴や資格欄も場合によっては長くなりやすく、はみ出しやすいです。学歴は中学校から書きますが、特にはみ出しやすいのは大学の経歴でしょう。大学の場合は、大学・学部・学科・専攻・コース名まで記載が必要で、枠内に収まらないことも少なくありません。これらはすべて1行にまとめる必要はないため、適当なところで次の行に移って続きを書きましょう。
また、専攻やコース名は、あまりに長くなるなら省略も可能ですが、勉強してきたことをより明確にアピールしたいなら、長くなっても書くのがおすすめです。資格も基本は同じですが、取得しているものが多く枠が足りなくなる場合は、本当にアピールしたいものを優先して記入しましょう。
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さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。
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履歴書で枠からはみ出す場合の対処法
履歴書で好印象を獲得するには、枠からはみ出さずに書くことを意識しなければなりません。しかし、意識していてもはみ出してしまう場合はあり、その時は対処法を考える必要があります。はみ出したままでもOKとする企業もあるでしょうが、それはごく一部のレアケースであり、基本的にはマイナスの印象を与えます。そのため、はみ出してしまったなら、必ず対処してより綺麗な状態の履歴書を作成し提出しましょう。
書き直す
どの項目でも、はみ出してしまったなら最初から書き直すことが基本です。履歴書は公的な文書であるため基本的に修正できず、修正ペンや修正テープを使って直すのはご法度です。また、二重線+訂正印という正式な修正方法もありますが、これも使えるのは一度きりで、複数箇所間違えた場合や、はみ出したなら一から書き直さなければなりません。
正しい方法ならば修正は許されますが、この場合でも直したということは分かってしまい、印象が悪くなるケースもあることは覚えておきましょう。方法が正しくても、書き直しではなく、修正したという事実から企業への優先度が低いと思われることもあります。時間がかかるかもしれませんが、書き直しで対処しましょう。
事前に下書きしておく
枠からはみ出すと最初から書き直しが必要で、ミスが続くと何枚も履歴書を作成しなければなりません。書き直しには時間がかかるため、ミスなく確実に仕上げるには鉛筆で下書きをするのもおすすめです。下書きなら間違えてもはみ出しても問題はなく、消しゴムで消して簡単に修正できます。
はみ出さないよう下書きを完成させ、それをなぞって清書すると、より確実にミスのない履歴書が作成するでしょう。下書きをする際は、鉛筆跡が残らないよう優しく書くこと、下書き部分は完全に消すことが大切です。履歴書の下書きは本来認められておらず、あくまで痕跡を完璧に消せるならOKというものであることは理解しておきましょう。消しゴムをかける際は優しく、インクが完全に乾いてからおこなうことが大切です。
アピール項目の内容を厳選する
アピール項目では、どれだけ調整しても枠内に収まらないということもあるでしょう。アピール項目を綺麗に枠内に収めるには、内容を厳選するしかありません。一見完璧なアピールのように見えても、細部までじっくりチェックすると不要な部分が見えてくることはあるでしょう。
履歴書ではそこまで細かい情報まで伝える必要はないため、可能な部分はどんどん削ることが大切です。極端にいえば、なくしても意味が通る部分は削っても構わないと考えましょう。文字数を減らすとアピール力が弱くなるようにも思えますが、実はコンパクトにまとめたほうが印象的になり、記憶に残りやすく評価される場合も多いです。
履歴書の正しい作成方法をマスターしよう
履歴書を作成する際は、誤字脱字に気を付けること以外にも基本的なルールやマナーを守る必要があります。履歴書には細かいルールや書き方が存在するため、きちんと守られているか作成前後にチェックすることが大切です。
そこでぜひ活用したいのが「履歴書作成マニュアル」です。履歴書の書き方に悩んでいる就活生におすすめです。無料でダウンロードできるので、実際に履歴書を作成する際のお手本としても持っておいて損はありません。
履歴書ははみ出すことなく書くのが基本
より高い評価を受けるには、履歴書を綺麗に書くのが基本です。内容が充実していても、綺麗に書けていないと読んでもらえない可能性すらあり、その時点で選考から弾かれることもあります。綺麗さの基準は複数ありますが、まずは枠からはみ出さず、既定の範囲内にきちんと収めることが大切でしょう。
項目によっては短くまとめるのが難しい場合もありますが、それでも書く内容を厳選することで枠内に収められます。収まらない場合は内容が多すぎると考え、どこを削るのか、反対に絶対に削れない部分はどこかを考え、さらにブラッシュアップをかけることが大切です。内容の充実だけではなく見た目の印象も大切にし、枠からはみ出すことなく綺麗に履歴書を仕上げましょう。