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【インターンシップで名刺は必要?】就活生が知っておくべきマナー

インターンシップで名刺は必要か

インターンシップに参加するにあたって、名刺に関することで悩んでいる就活生も多いでしょう。インターンでは、参加する企業で働く立場になります。学生であっても、マナー違反がないように気を付けなければなりません。

インターンシップ中、名刺を受け取る機会もあるでしょう。自分も名刺を用意したほうがよいのではないかと悩む学生は多いです。名刺を用意したほうがよいのか、やりとりをするときのマナーはどうなっているかなどの、インターンシップでの名刺に関するマナーをご紹介します。悩んでいる人は、参考にしてみてください。

インターンシップにおいて名刺は不要

結論からいうと、インターンシップにおいて名刺は不要です。絶対に用意しなければならないというものではありません。ただ、就活生のなかには自分をアピールするツールとして用意する人もいます。

他の就活生が名刺を差し出すのをみて、焦ることもあるでしょう。実際に、名刺交換で採用担当者に印象を残すことができれば、内定に一歩近づくことができると考える就活生もいます。しかし、企業は就活生との名刺交換を期待していないため、準備していなくて不安になる必要はありません。

個人情報が分かってしまうなどのデメリットがある

名刺は用意してもしなくてもよいですが、デメリットがあることは理解しておきましょう。名刺を用意する就活生は少数派です。だからこそ、用意すれば目立つ面があります。1人だけ目立つということに難色を示す人もいるのは、忘れないようにしてください。

「まだ学生なのに生意気」という評価につながる場合もあります。悪目立ちというよくない結果になることもあるでしょう。企業もインターン生の名刺をもらったところで、意味はほとんどありません。

また、名刺には個人情報がたくさん含まれています。名刺交換をした結果、個人情報が記載されているため捨てにくい、自分の個人情報を知られるからイヤだ、と迷惑に感じる人もいるため注意しましょう。

連絡先の交換がしやすいというメリットはある

もちろん、名刺を持っていると便利なこともあります。最大のメリットは、やはり連絡先の交換がしやすいことです。名刺交換をすることで、相手の連絡先を知ることができます。採用担当者と名刺交換をしていれば、インターンが終了した後にお礼のメールなどを自分から送ることができるでしょう。

また、企業の人だけではなく、就活生同士で名刺交換をすることも可能になります。就活では情報も大事な戦力です。インターン先が同じということは、志望する業界も同じである可能性が高いでしょう。就活生同士で名刺交換をしておくことで、後々情報交換をしあえるようになります。

連絡先の交換は案外難しいことです。しかし、名刺を持っていることで、比較的簡単に交換することができるようになります。

インターンシップでは名刺の受け取り方に注意

インターンシップでは、名刺を受け取る可能性もあります。名刺を受け取るときのマナーを知っていないと、自分の評価を下げることがあります。また、取引先との名刺交換でマナー違反をしてしまえば、指導をしてくれる先輩や上司だけではなく、会社の顔をつぶすことになります。

名刺を受け取るのはむずかしいことではありません。基本を知っていれば、慌てず落ち着いて相手の名刺をきちんと受け取ることができます。名刺をもらうときの手順や、もらったあとはどうすればよいかポイントを理解しておけば何も怖くありません。名刺を受け取るときの手順について詳しくみていきましょう。

名刺をもらうときの手順

名刺は、立って受け取ります。座っていた場合は立ち上がり、自分の体を相手側にまっすぐ向けます。相手が「◯◯です」と名乗ったら「頂戴いたします」といってから両手で受け取るようにしましょう。そのとき、注意したいポイントは名刺に記載されているロゴや名前に指が触れないようにすることです。

受け取ったあとは、胸の位置で名刺を持ってください。それから「◯◯と申します。よろしくおねがいいたします」と挨拶をしましょう。名刺に記載された名前にむずかしい漢字が使われている場合もあります。

そのときは、その場で「お名前はなんとお読みすればよろしいでしょうか」と聞いても問題はありません。まとめると、きちんと立つ、相手に体を向ける、相手が名乗ってから両手で受け取る、胸の位置に留めて自分が挨拶をする、という順番です。

名刺をもらった後はすぐにしまわない

名刺をもらい慣れていない人でよくあるミスが、すぐにしまうことです。汚れると思ってすぐにポケットやかばんにしまうのはよくありません。もらった名刺は、名刺入れの上に置いておくのがマナーです。

ただ、1枚ならよいのですが、複数もらったときどうすればよいか分からない人もいるでしょう。その場合、縦と横に並べる方法に分けることができます。縦の場合は、役職が上の人から並べてください。一番役職が高い人の名刺を、名刺入れの上に置きます。横の場合は、座席順でもかまいません。名刺入れは机の上に置いたままでかまわないです。

名刺を置くとき一番気を付けたいのは、重ねることでしょう。複数もらっても全員の名前などが分かるように置いてください。名刺をしまうタイミングは会議などのその場が終わるタイミングです。複数あっても、適当にかき集めるのはよくありません。最後まで1枚ずつ丁寧に名刺入れにしまい、胸ポケットやかばんへ入れるようにしましょう。

名刺を渡すときのマナーと注意点

受け取るほうではなく、自分が名刺を渡す側になったときもマナーを重視してください。インターンシップでは不要でも、社会人になってから必要になるビジネスマナーのひとつです。名刺を渡す場合も、受け取るときと同じくマナーを守らなければ、評価を下げることになります。

名刺交換に慣れていない人は緊張することもあるでしょう。ただ、受け取り方と同じくポイントを理解しておけば何も怖くありません。名刺の渡し方の基本について解説します。

名刺を渡すときは目下である自分が先

名刺は目下である自分から目上の人に渡すのがマナーと考えてください。もちろん受け取るときと同じく座っていたら立ち上がり、相手にきちんと自分の体を向けてください。さらに注意したいのが、相手と自分との間にテーブルなどがあるときです。テーブル越しで名刺交換をしてはいけません。相手の前にいき、名刺交換をするようにしましょう。

また、名刺を渡す相手が複数いたとします。その場合、目上の人から順番に渡すようにしましょう。社長、部長、課長という順番です。また、目下の人から名乗るのが基本です。

相手が先に名刺を出してしまう場合もあります。そのときは「頂戴いたします」と一言そえてから「申し遅れました」といって、自分の名刺を出してください。緊張せずに焦らず、落ち着いてやれば失敗しないでしょう。

名刺交換は相手に許可を得てからおこなう

インターンシップで名刺を有効活用したいという人は、まず一言許可を得てからおこなったほうが無難です。「名刺交換をさせていただきたいのですが大丈夫でしょうか」と自分の意思を伝え相手が「いいですよ」と言ってから名刺を渡すようにしましょう。

インターン生という立場は、まだ社会人ではなく学生です。ただ、一部ベンチャーの中には正社員と同じ仕事を任される場合もあるでしょう。そのような状況になったときは、名刺が必要になる可能性もあります。

ただ、インターン生と名刺交換をするメリットは相手にはありません。だからこそ、名刺を渡すときはきちんと相手の許可を取ってください。もし相手が断ってきたなら素直にあきらめましょう。そこで「どうしてですか」などと聞けばマナー違反となります。断られたら、無理に名刺交換をする必要はありません。

相手がすぐ名前を読める向きにして両手で渡す

渡すときは、名刺の向きに注意してください。まず、自分の胸の位置で名刺を持ちます。そのとき、自分の名前を相手がすぐ読める向きになっているかどうか確認しましょう。このような細かい点も、ビジネスマナーができているかどうかの評価に関わるため注意してください。

また、名刺は名刺入れの上に乗せて両手で渡すのが基本です。ただ、相手と同じタイミングで名刺交換をする状態になったときには、右手で渡し、左手で受け取る場合もあります。そうした名刺交換の方法は、社会人になってから先輩や上司のやり方を見て、参考にしましょう。

相手の目を見て挨拶をしてから渡す

名刺を渡すときは、相手の目を見て挨拶をしてから渡すのが基本です。挨拶では、具体的には所属と名前を伝えます。「株式会社◯◯の△△です。よろしくおねがいいたします」と挨拶をしてから名刺を差し出します。このとき、ミスをしがちなのは名刺を見つめたり、床を見たりすることです。

名刺は相手の目を見ながら渡すようにしてください。中には相手の目をずっと見つめるのが苦手という人もいるでしょう。初めて名刺交換をするときは緊張して相手の目を見れないこともあります。その場合は、目ではなく鼻を見るようにしましょう。基本的に相手の目の周辺を見ていれば問題ないです。

名刺の作り方のポイント

就活で名刺を活用するのであれば、準備をしなければなりません。名刺は、渡し方や受け取り方だけではなく、作り方にもポイントがあるため注意しましょう。

作り方のポイントを知らずに作成してしまっては、せっかく名刺交換をしても、企業から常識が無いとマイナスの印象を持たれてしまう可能性があります。悪い意味で印象に残ってしまっては、名刺交換をする意味がありません。そのため、名刺を作成する前に、気を付けるべきポイントをよく理解しておくことが大切です。

しっかりした紙を選ぶ

名刺を作るときは、できる限りしっかりした紙を選ぶようにしましょう。通常の印刷で使用するコピー用紙のような、ペラペラした紙質のものは避けなければいけません。ペラペラした名刺は、安っぽくみられてしまうためです。

多くの社会人が持っている名刺は、しっかりとした紙質でできています。そのため、ペラペラの名刺を渡してしまうと、常識が無い印象を与えてしまいかねません。

ペラペラの名刺は保存にも適しておらず、せっかく渡しても相手の手元ですぐにぐしゃぐしゃになったり劣化してしまったりする可能性があります。質のよい紙は少々値が張りますが、せっかく作成するのであれば、よいものを選びましょう。

最小限の情報をシンプルに記載する

名刺に記載する情報は、最小限のことに留めておきましょう。大学名と学部学科名、氏名、電話番号、メールアドレスを記載すれば十分です。これ以外の情報を記載してしまっては、個人情報流出への危機感が低すぎると、悪い印象を抱かれてしまうこともあります。とくに住所は、名刺交換では不要な情報です。記載してしまう就活生が少なくないため、注意しましょう。

不必要な個人情報が記載された名刺は、印象を悪くするだけではありません。受け取った人が扱いに困ってしまいます。企業に迷惑をかけないためにも、不要な情報を記載していないか確認して作成しましょう。

また、名前を覚えてもらうためにも、ごちゃごちゃと情報が書かれた名刺はよくありません。名前が目立つように、最小限の情報をシンプルに載せることを意識しましょう。

就活に相応しい名刺入れの種類

名刺を用意するなら、名刺入れも準備しておきましょう。財布やポケットから取り出して「はいどうぞ」というわけにはいきません。名刺入れにもさまざまなものがあります。就活で使った名刺入れは就職してからも使えますが、新人に相応しくない物を選ばないように注意が必要です。

名刺入れのカラーは、黒やダークブラウンなど、暗めの物が好まれます。また、素材は革がよいでしょう。本革だと経年変化を楽しむこともできます。機能性としては、仕切りなどがあると簡単に仕分けできて使いやすいです。

NGな名刺入れはステンレス製です。安っぽいため社会人は持たないほうがよいでしょう。また、派手なデザインやカラーだと就活生や新人にふさわしくないと思われる可能性があります。ハイブランドの名刺入れも、「生意気」と感じる人がいるため注意しましょう。

インターンシップでは名刺の受け取り方や渡し方はマナーを守る

インターンシップで名刺を用意して自分をアピールするなら、きちんとマナーを守ることが大切です。ビジネスマナーを守らず名刺交換をしてしまうと、所属している会社や先輩、上司の顔をつぶしかねません。本来、インターンの立場であれば名刺を使う必要はないため、失敗を避けたいなら用意しないのも選択肢のひとつになるでしょう。

ただ、名刺を活用すれば、相手の情報も入手しやすいため連絡を取れるようになるというメリットがあります。大前提として、正しい名刺の受け取り方と渡し方のマナーをきちんと理解してから、名刺を活用するようにしましょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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