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【インターンシップの服装|夏編】スーツ・私服それぞれのポイント

夏のインターンシップに参加する時の服装

企業で実際の業務を体験するインターンシップは、就活にも役立つ貴重な経験となります。興味のある業界や企業のインターンシップには、積極的に参加するのがおすすめです。インターンシップは年に何回か開催されていますが、長期休みとなる夏の時期は、多くの企業でインターンを募集しています。

インターンシップ中は、実際に業務をおこなうこととなります。参加する際には、どのような服装が相応しいのでしょうか。企業や職種によって異なりますが、ビジネスシーンに合った服装をすることが大切といえます。ここでは、夏のインターンシップに参加する時の正しい服装について解説していきます。スーツの場合・私服の場合、それぞれについてみていきましょう。

夏のインターンの正しい服装

夏の長期休みを利用して、インターンシップに参加する学生は多いでしょう。インターンは、実際にどのような業務がおこなわれているか体験できる機会です。

インターンシップに参加することが決まった後に、どのような服装が相応しいのか悩んでしまうこともあります。社会人として仕事をする場に適した格好とは、具体的にどのようなものか、詳しく紹介していきます。

服装自由・平服の場合はスーツで行く

夏のインターンシップに参加する際に、企業から服装の指定をされることがあります。「服装自由」と記載されている場合がありますが、普段のカジュアルな恰好でいいというわけではありませんので、注意しましょう。

「服装自由」と企業から指定があっても、基本的にはスーツで参加するのが一般的です。企業で仕事を体験することが、インターンシップの目的ですので、友達と遊びに行くような服装は相応しくありません。

アパレル業界やIT業界では自由な社風の場合もあり、社員はラフな服装をしていることもありますが、特別な例だといえるでしょう。どのような服装がいいのか迷ってしまうなら、スーツを着用すれば問題ありません。「平服」と指定されている場合も、スーツを着るようにしましょう。

私服指定はオフィスカジュアルが基本

企業から私服指定があり、インターンシップに参加する場合は、オフィスカジュアルを意識しましょう。私服でいいといっても、普段の服装だとカジュアルすぎてしまいビジネスシーンには向いていません。Tシャツやジーンズなどは避けましょう。

アパレル業界などは服装でその人のセンスを見ることもありますが、ほとんどの企業ではオフィスカジュアルを基本としています。私服指定をする企業は、実際に働いている社員も比較的ラフな恰好である場合も多くなっています。

しかし、インターンシップに参加する就活生の立場を考えると、節度のある服装を意識するのがよいといえます。社会人として適切か、ビジネスシーンに合っている格好であるか、などをチェックして選んでみてください。

クールビズを実施している企業もある

夏のインターンシップの時期は、6~9月が多くなっています。気温は高く、30度を超える日もあるでしょう。企業では普段スーツを着用していても、夏場はクールビズを実施しているところもあります。

インターンシップの服装についてクールビズを指定された場合は、指示に従い、ノージャケット・ノーネクタイで参加してもよいでしょう。しかし、実際に企業へいった時に、社員がジャケットやネクタイを着用していることもありますので、念のため持参した方がいいです。

クールビズは通常のスーツ着用よりもカジュアルな服装になりますが、Tシャツやポロシャツなどはラフな印象になりますので、長袖のシャツを着るのがおすすめです。インターンに参加する時には、企業がクールビズを推奨しているか、事前に確認しておきましょう。

夏のインターンシップでクールビズを指定された場合のポイント

インターンに参加する際、企業からクールビズを指定されることがあります。クールビズは2005年に環境庁が一般公募から採用した言葉ですが、はっきりと定義があるわけではありません。そのため、どのような服装で行くべきか迷ってしまう人も多いでしょう。

インターンシップで困ってしまわないように、一般的にクールビズといわれたらどのような格好が正しいのか、適した服装とはどのようなものなのか確認しておきましょう。

クールビズで行くときのポイント【男性】

クールビズでは、ノージャケット・ノーネクタイが基本となりますが、長袖シャツで暑いからと腕まくりをするのはNGです。ビジネスの場でシャツをまくり上げるのは控えるようにしましょう。

また、シャツのボタンも上まで留めておくようにしてください。ネクタイをすると、第一ボタンが隠れるため開けていても見えませんが、クールビズでノーネクタイの場合、ボタンを留めていないとすぐに分かってしまいます。

特に目上の人やお客様と接する場合などは、ボタンが開いているとだらしない印象になりかねませんので気を付けましょう。クールビズでも場合によってジャケットやネクタイが必要なこともあるので、念のため鞄の中に入れておくと安心です。

クールビズで行くときのポイント【女性】

女性のクールビズの場合、シャツは長袖に限らず半袖や七分袖でも問題ありません。男性と同じように、長袖シャツで腕まくりをするのはNGです。暑そうならあらかじめ短めの袖のシャツを着用するとよいでしょう。ただ、二の腕が見えるほどの短い袖やノースリーブは、ビジネスシーンには適切とはいえませんので、避けた方が無難です。

シャツのボタンは上までしっかりと留めておきましょう。第一ボタンを外していると、だらしない印象を与えてしまいます。首元が窮屈な場合は、スキッパータイプのシャツを着用すれば、苦しくありません。

ジャケットは基本的に不要ですが、場合によっては必要なこともありますので、念のために持っておくとよいでしょう。シャツから下着が透けて見えてしまう場合は、キャミソールなどを着用するのがおすすめです。

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夏のインターンシップでスーツを着る場合のポイント

インターンシップにスーツを着用して参加する時には、いくつかのポイントに注意しましょう。まずは季節に合ったスーツを選ぶことです。量販店やスーツ専門店には夏用の、生地の薄いものがあります。

通気性が良く、汗をかきにくい素材のスーツもあるので、上手に活用しましょう。冷却効果のある下着を身に付けるのもおすすめです。また、サイズ感にも気を配りましょう。体にぴったりと合ったスーツを選ぶようにします。大きすぎるとだらしない印象になってしまいますので注意してください。

清潔感も大切です。汚れていないか、シワがないかなどを事前に確認しておきましょう。長期のインターンシップでは毎日スーツを着ることになるので、2着用意しておくと着回しができるので便利です。

私服で行くときのポイント【男性】

企業から私服指定があった場合には、オフィスカジュアルを意識して、社会人として適切な恰好をするように心がけましょう。インターンシップは「企業で仕事をする」ということを忘れずに、相応しいアイテムを選ぶことが大切です。

カラフルなもの、変わったデザインのものなどは避けた方が無難です。色は白や黒、紺などが基本となります。男性の服装について、ポイントを解説していきますので、夏のインターンシップに私服で参加する時に参考にしてみてください。

トップス

シャツは襟付きのものを着用しましょう。Tシャツでは、カジュアルな印象になってしまいます。シャツの裾を出しているとだらしない印象になりますので、ズボンに入れるようにしましょう。

色は白や淡いブルーなどを選びます。派手な色のもの、柄のあるものは避けてください。デザインも凝ったものや変わったものではなく、シンプルなものにします。夏場には、通気性のいいシャツが向いています。

基本的に私服指定の場合にはジャケットを着る必要はありませんが、必要になることもあるので念のために持参しておくと安心です。体に合ったサイズを選ぶように心がけてみてください。スーツ専門店にもたくさんのシャツがありますので、その中から選ぶとよいでしょう。

ボトムス

ボトムスはコットン素材のチノパンやスラックスを選びましょう。夏場では通気性が良い麻製のものなどもあります。暑い時期に合った素材のボトムスなら、快適に過ごすことができます。接客に関わることのない職種でも、ジーンズはビジネスシーンに向いていませんので、避けた方がいいでしょう。

サイズはダボっとしたものではなく、細めのタイプにするとスマートに見えます。黒、ネイビー、ベージュ、グレーなどのベーシックな色ならどんなシャツにも合わせやすいので便利です。

夏の暑い時期だからといっても、くるぶしが見えるような短い丈を履くのはNGです。インターンシップに参加する際には、フルレングスのパンツを選ぶようにしてください。

鞄や小物

鞄は黒や茶色などのベーシックな色合いのものが適してします。カジュアルな手持ちカバンでも問題ありません。リュックや肩掛け鞄などは、ラフなイメージなので避けた方が良いでしょう。サイズはA4サイズの書類が入る、少し大きめがベストです。革製だときちんとした印象になります。

靴は私服の場合でも革靴が適しています。スニーカーは避けた方がいいでしょう。先の尖ったデザインや、光沢のある靴もインターンシップには向いていません。アクセサリーは着用せずに、シンプルな腕時計だけにしましょう。

ピアスやネックレス、指輪などはインターンシップの時には外しておくのがマナーです。清潔感がある服装を心がけてみてください。

私服で行くときのポイント【女性】

インターンシップの際の女性の服装も、基本的には男性と同じで清潔感が大切になります。体に合ったサイズを選び、汚れやシワがないようにチェックしておきましょう。季節に合わせて涼しげな素材を選ぶこともポイントです。

企業では冷房が効いていて涼しい場合もあるのため、夏場でも羽織るものを持っておくと便利です。シンプルなデザインで、ベーシックなカラーを選ぶとよいでしょう。大きなリボンがある服、フリルなどがある服は避けるようにしてください。

トップス

トップスには、シャツかブラウスを着るようにしましょう。シンプルなデザインで、色は白や淡い青、淡いピンクなどが適切です。派手な色や柄があるものは避けましょう。胸元が空かないものなら、襟が付いていなくても大丈夫です。

夏場は冷却効果のあるインナーを着用すると、暑さ対策になります。肌寒い日や冷房が効いた室内では、カーディガンを羽織るといいでしょう。ジャケットでも構いません。大きすぎてダボっとした印象にならないように、サイズ感も注意してみてください。体に合った丁度いいものを選びましょう。

上着の色は、黒や紺などのダークカラーやパステルカラーなどの淡い色を選びます。ボタンをしていないとラフな印象になりますので、上まで閉めておくのがおすすめです。

ボトムス

ボトムスはスカートでもパンツでも構いません。どちらがいいのか分からない時には、スカートを選んでおくと無難です。スカートの丈はひざくらいで、タイトなシルエットのもの、広がりすぎるデザインのものは避けましょう。

台形、ワンボックスプリーツなどのシンプルなものが合わせやすいです。色は落ち着いた黒や紺、ベージュなどが適切です。スカートの場合には必ずストッキングを履いてください。素足はビジネスシーンに相応しくありませんので注意しましょう。

パンツは、すっきりと見えるタックパンツがおすすめです。スキニーパンツのようにぴったりしすぎるタイプや、ワイドパンツは向いていません。丈はくるぶしがみえるくらいでも問題ありません。

小物・アクセサリー

靴はパンプスが基本になります。黒や茶色、ベージュ系などのシンプルなものならどんな服装にも合わせやすく便利です。ハイヒールやピンヒール、スニーカーはNGとなります。動きやすいように、サイズの合った靴を選ぶようにしましょう。履きなれたのものだと靴擦れもおこりにくいです。

バックは黒やブラウン、ベージュ系の落ち着いた色の革素材がベストです。形はシンプルな手提げタイプがいいでしょう。A4サイズの書類が入るくらいのサイズが最適です。

アクセサリーは基本的にはつけません。指輪やピアス、ネックレスなどもインターンの際には外しておきましょう。腕時計は時間をみる時に必要になるため、社会人になってからも使えるものをひとつ用意しておくと便利です。

カジュアルすぎる服装はNG

インターンシップは入社に向けて、実際に企業で仕事をすることが目的となります。ビジネスの場であることを意識して、服装を選ぶようにしましょう。私服での参加であっても、何を着てもいいというわけではありません。仕事をするのに適した格好であるかどうか、社会人としてマナー違反にならないか、などに気を付けて服装を選んでみてください。

ジーンズやTシャツ、ダボっとした恰好、ダメージ加工の施してあるもの、スニーカーやサンダルなどはNGです。オフィスカジュアル指定で、スーツよりラフな服装をする場合も同じです。

インターンシップに参加する前に、カジュアルすぎる服装になっていないか、しっかりと確認してから当日に臨みましょう。

企業に合った服装で夏のインターンへ参加しよう

インターンシップに参加する際の服装に迷ってしまう人も多いでしょう。私服指定や服装自由といわれた場合でも、普段着を着ていけばよいというわけではありませんので、注意しましょう。

インターンシップは、あくまでビジネスの場です。社会人としてふさわしい服装を心がけてみてください。また、インターンシップなど就活中には清潔感が重要になります。色やデザイン、サイズなどにも気を付けて、服装を選ぶようにしましょう。

季節に合わせたコーディネートも意識してみてください。夏場は気温が高くなりますので、涼しい素材のものや、涼しいインナーなどのアイテムも、上手に取り入れてみましょう。インターン先の企業によっても、服装に関する考え方は異なります。業界や職種も踏まえて、適切なものを選ぶようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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