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【顔採用をする企業はある?】見た目の印象と合否の関係を解説

顔採用が本当に存在するのか気になる就活生は多い

顔採用とは、簡単に言えば能力によらず、容姿によって採用を決定することです。通常就活では能力や人柄、将来性を判断して合否を決定します。選考はその人のことを見極めるためにおこなわれており、何度も面接をするのは自社との相性を確実に測るためです。

しかし、顔採用の場合は通常の採用のように能力や人柄がそれほど重視されないことも少なくありません。求める水準に達していないとしても、容姿の良さを考慮して採用を決定します。

新卒でも顔採用があるか気になる人は多いでしょうが、結論から言えば顔採用は存在します。ただし、多くの人がイメージする顔採用とは実態は異なる場合が多いため、正しい理解を持って企業の意図を知っておくことが大切です。

顔採用が多い業界とは

新卒の就活でも顔採用があるのは確かですが、全ての業界、企業が実施しているわけではありません。中には顔採用とは無縁で、完全実力主義で採用を決定する場合もあります。むしろ、実力や人柄、成長性を重視して採用を決める企業がほとんどで、顔採用を実施する企業は少数派ともいえるでしょう。

しかし、顔採用があること自体は事実です。顔採用が多い業界はある程度決まっているため、自身の志望先に該当しないかチェックしておきましょう。

人前に出ることが多い仕事

そもそも顔採用は、「人に見られる」、「人と接する」という仕事を前提としています。そのため、人前に出ることが多い仕事ほど、顔採用の色が強くなり、容姿が重要視される場合があると考えましょう。

サービス業や受付といった対人業務がメインの仕事はもちろん、テレビや広告といった、マスコミ系の仕事でも、顔採用がおこなわれることが多いです。例えばテレビ業界で考えるなら、アナウンサーが分かりやすい例でしょう。

アナウンサーは人前に出るどころか、テレビに出て多くの人に見られる仕事です。一般的な仕事よりも他人に見られる頻度が多いからこそ、容姿は重要視されます。反対にオフィスや研究所にこもってする仕事は、顔採用とは無縁である場合が多いでしょう。

美容やアパレル業界

美容系やアパレル業界といった、ビジュアルに関する仕事も顔採用が実施されていることがあります。業界内でも幅広いジャンルに分けられますが、根本的には「美しさ」を提供する仕事です。サービスを提供する側が相応の美を備えていないと説得力がないため、ビジュアルに関係する仕事は見た目が重要視されやすいことは理解しておきましょう。

もちろん、「美しさ」といっても、一般的に言われているイケメンや美人だけが該当するとは限りません。例えば美容業界なら肌の綺麗さやスタイルの良さも美しさとして考えられ、分野や企業によって美の基準は異なります。これらの業界を志望するなら、志望先が追求する美とはどのようなものか、しっかり研究しておくことが大切です。

企業が顔採用をする理由

顔採用について理解を深めるには、そもそもなぜ企業が顔採用を実施するのか、理由を知っておくことが大切です。顔採用をする企業、しない企業に分けられるということは、する企業側からすると何らかの理由や目的を持って顔採用を実施しているはずです。

何の狙いもなく容姿を採点基準に含めることはないため、企業は何を考えて、あえて顔採用を取り入れているのか知らなければなりません。顔採用をする理由は大きく2つに分けられるため、それぞれの理由を細部まで理解していきましょう。

ビジネスで見た目の印象が影響することがあるため

企業が顔採用を実施するのは、ビジネスでは見た目の印象が重要視されやすいからです。見た目は第一印象を決める要素のひとつであり、その後大きく覆すことは難しいといえるでしょう。

人柄や能力がほとんど同じだったとしても、一方が好印象、一方が悪印象なら、多くの人が好印象な人と仕事をすることを望みます。そもそも就活では身だしなみが重要視されるように、見た目の印象はマナーとしても重要視されています。

印象次第で仕事の円滑さが違ってくることも多く、より有利にビジネスを進めたいという考えから、企業は顔採用をおこなうことがあります。

営業成績アップに繋がる場合があるため

見た目によって好印象が与えられると、そのまま仕事の成功に繋がることも少なくありません。第一印象で一気に信用を獲得し、心理的な距離を縮めることができると、素早くビジネスが成立することもあるでしょう。

もちろん、見た目だけでビジネスの全てが成功するわけではありません。実際に仕事を進め、成功に導くためには、確かな実力が必要です。しかし、見た目の印象がビジネス成功の一因を担っていることも確かであり、実力以外の武器を獲得したいと考え、顔採用を進める企業は少なくありません。

例えば、美容系の販売なら、見た目が美しい人が商品を販売したほうが、自分もその人みたいに美しくなれるかもしれないというイメージを与えやすいです。見た目の印象が商品やサービスの付加価値になる場合も多く、企業はこれを期待して顔採用を実施します。

就職における顔採用の実態

新卒の就活でも顔採用があるのは事実であり、多くの業界、企業で見た目も選考基準として見られています。顔採用がある場合、見た目に自信がないと落ち込んでしまう人もいるでしょう。

しかし、多くの就活生が考えている顔採用と、企業が実施する顔採用の在り方は違っていることも多いです。顔採用は、一部の選ばれた人のみ有利になるという採用方法ではありません。就職における顔採用の正しい実態を知り、評価を得るには何をすべきか知っていきましょう。

イケメン・美人が圧倒的有利とは限らない

大前提として知っておきたいのが、顔採用があるからといって、イケメンや美人が圧倒的に有利とは限らないことです。見た目が重要視される場合は、容姿が優れているほうが有利にはなりますが、それだけで就職できるほど甘い世界はありません。

もちろん、芸能関係のように容姿が重要視される仕事は別ですが、それ以外の仕事では実務面での能力も評価に含まれます。つまり、どれだけ容姿が優れていたとしても、全く仕事ができない場合は不採用になる可能性が高く、容姿にあぐらをかいていると就活に失敗します。

容姿はあくまで評価の一部であり、全てではありません。イケメンや美人でも絶対に有利になるとは限らず、場合によっては容姿を鼻にかけていると悪印象を与えることもあるため、注意が必要です。

企業が考える顔採用は「愛嬌」や「清潔感」

そもそも企業が考える顔採用は、イケメンであること、美人であることを最重要視しているわけではありません。容姿が優れているなら評価にも繋がりやすいですが、それよりも重視しているのは「愛嬌」や「清潔感」です。

例えば、どれだけ美人でも暗い表情でぼそぼそと不愛想に話していると、印象が悪くマイナス評価になりかねません。容姿に自信がなくても、愛嬌の良さが認められると、顔採用の部分でも評価され、選考を有利に進められることも多いです。

また、清潔感も重要です。清潔感のないイケメンより、清潔感のある普通の人のほうが評価されます。顔採用=容姿がよい人が優遇されると考えていると、対策できる部分で失敗しやすいため注意が必要です。

化粧や振る舞いで顔採用は乗り越えられる

顔採用において企業が重要視するのは愛嬌や清潔感であり、これらは対策次第で乗り越えられます。愛嬌は振る舞い次第、清潔感は化粧や身だしなみの整え方次第でいくらでも改善できます。

明るく元気よく振る舞うことを意識していると、男女ともに愛嬌があると思われ、高評価にも繋がりやすいでしょう。多少失敗があってもひたむきに一生懸命取り組んでいると、愛嬌を評価されて合格するケースも少なくありません。

また、清潔感は化粧の仕方を工夫したり、身だしなみを念入りに整えたりすることで解決します。顔の造形が重要視されているわけではないからこそ、きちんと努力して改善を目指すことが大切です。企業が考える顔採用は、いわば見た目の雰囲気の良さのため、細部まで気を遣って見た目の印象アップを目指しましょう。

企業によって顔採用はあるが容姿よりも印象が大切

新卒の就活でも顔採用は存在し、見た目の印象が評価にも加えられます。しかし、全ての企業が顔採用をおこなうわけではなく、特定の業界や企業に限られることも多いです。仮に顔採用がある場合でも、イケメンや美人だけが就職できるわけではありません。

企業が顔採用に求めているのは、容姿の優れた人ではなく、見た目の印象が良い人、雰囲気の良い人です。明るい振る舞いや身だしなみの清潔感を意識することで見た目の印象はよくなり、顔採用でもプラスに働きます。

大切なのは身だしなみをきちんと整えて、相手に不快に思われないよう準備することです。見た目の印象がよいと第一印象もよくなり、高評価も獲得しやすいです。顔採用の意味を正しく把握し、しっかり対策して見た目の印象から高評価を狙いましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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