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【就活のTOEICはいつまでに受験する?】何点なら有利なのか解説

TOEICを就活に活かすにはいつまでに受ける?

国内企業でも事業をグローバルに展開するケースは増えており、仕事で英語力を求められることも少なくありません。就活で英語力をアピールしたいなら、TOEICの受験がおすすめですが、いつまでに受験すべきかで悩む人は多いでしょう。

TOEICの結果を就活に活かしたいなら、当然選考までに受けておかなければなりません。しかし、TOEICは受けたからといって、即時結果が公表されるわけではなく、発表までには多少の時間がかかります。つまり、受験日から結果の公表日、さらには就活の選考状況まで考え、受験スケジュールを逆算して考える必要があります。

TOEICはいつまでに受けるべきか、また就活ではどれくらい評価されるのかを知り、上手にスケジュールを立てましょう。

TOEICは就活解禁約1ヶ月前までに受けよう

就活でTOEICの結果をアピールしたいなら、まずは就活解禁までに受験を終える必要があります。選考直前に受けても結果が発表されておらず、スコアがアピールできないため注意が必要です。TOEICは、就職解禁の約1ヶ月までに受けるようにしましょう。

就活解禁の約1ヶ月前に受けているなら、就活に間に合うことが多いでしょう。もちろん、それ以前に受けるのもOKなため、詳細なスケジュールを確認しておくことが大切です。

まずはスケジュールをチェック

TOEICは毎日受験できるわけではないため、まずは実施日を確認しなければなりません。ネットで検索すると、ホームページからテストの実施日が確認できます。TOEICを受けるには事前の申し込みが必要であり、これも含めてスケジュールを考えることが大切です。

受験してから結果が出るまで約1ヶ月のため、就活に間に合わせたいなら、就活解禁の1ヶ月前には受験を終えておかなければなりません。TOEICの申し込み期限は、受験日の約1ヶ月前であり、早めに応募することが大切です。

つまり、申し込んで受験し、結果が出るまでには最短で2ヶ月かかります。早めに申し込みを済ませておかないと間に合わないため注意が必要です。

2020年のTOEIC試験日程

試験日2020年1月12日(日)
申し込み日2019年11月1日(金)~2019年11月26日(火)
結果発送日2020年2月11日(火)

試験日2020年3月8日(日)
申し込み日2019年11月29日(金)~2020年1月14日(火)
結果発送日2020年4月7日(火)

試験日2020年4月12日(日)
申し込み日2020年1月15日(水)~2020年3月3日(火)
結果発送日2020年5月12日(火)

試験日2020年5月24日(日)
申し込み日2020年3月4日(水)~2020年4月7日(火)
結果発送日2020年6月23日(火)

試験日2020年6月28日(日)
申し込み日2020年4月8日(水)~2020年5月19日(火)
結果発送日2020年7月28日(火)

TOEICの試験は、年に10回程度おこなわれています。試験日から結果が分かるまでに1ヶ月ほどかかるため、ESや履歴書に記入するためにも早めの受検を心がけた方がよいでしょう。

スコアに有効期限はないが再発行は2年以内に限定される

TOEICは一度受けるとスコアは永久に残り、有効期限はありません。そのため、過去に獲得したスコアでもアピールはできますが、獲得スコアの証明書は、受験から2年以内しか再発行できないため注意が必要です。

就活ではアピール内容が本当か確認するために、証明書の提出を求めることも少なくありません。紛失していないなら問題ありませんが、なくした場合は2年以上前の受験結果はアピールできなくなるため注意が必要です。

また、あまりに古い受験結果は評価の対象と見てもらえない可能性もあります。企業によって対応は違いますが、確実に評価されるのは過去2年以内に獲得したスコアです。古すぎるスコアは評価されないどころか、再受験していないことで向上心がないと判断される場合もあるため注意が必要です。

TOEICは何点あれば就活でアピールできる?

就活解禁までにスコアの発表が間に合うなら、選考でTOEICの結果はアピールできます。しかし、TOEICを受けているからといって、全ての場合で評価されるとは限りません。重要なのは何点獲得したかであり、スコア次第で評価は大幅に変わるため注意が必要です。

選考までに間に合った場合でも、スコアによってはプラスに働かないこともあります。TOEICは何点からならアピールできるのか知り、正しい活用方法を理解しておきましょう。

600点以上が基本

就活で評価されるTOEICのスコアは、600点以上からです。企業によってはもう少し低くても評価してもらえる場合はありますが、基本は600点以上からと考えましょう。600点を大幅に下回っている場合は、提示しても評価の対象にならない可能性が高いため注意が必要です。

また、評価されないどころか英語力の低さがマイナス評価になり、選考で不利になる場合もあります。受験してもスコアがよくなかった場合は、提示しないほうが無難でしょう。就活では取得資格は嘘偽りなく提示しなければなりませんが、持っているものを全て差し出す必要はありません。

何を提示するかは自身で取捨選択が可能であり、獲得しているスコアを提示しなかったとしても嘘をついたことにはならないでしょう。

企業によってはさらに高いスコアが必要

600点以上で評価されるのは、あくまで基本的な英語力が必要な場合です。企業によって、仕事によってはより高いレベルが求められ、600点ではマイナス評価になる場合もあるため注意が必要です。

そもそも600点は就活でアピールする最低ラインであり、高い評価を受けられるスコアではありません。英語を使った仕事が多かったり、海外での仕事が多い企業だと、700~800点程度求められることもあるため注意が必要です。

特に外資系はより高いスコアを求められることが多く、600点程度を提示すると大幅に評価を下げられる可能性も少なくありません。志望先が求めるレベルによっては、600点以上でも提示しないほうがよい場合があることは頭に入れておきましょう。

英語が不要な企業では評価されないことも

そもそもどれだけ高得点を取っても、仕事で英語を使わない企業だとTOEIC自体が評価の対象にならない場合もあります。就活で資格やTOEICの獲得スコアが評価されるのは、あくまで仕事に活かせる場合に限られます。どれだけ優れた能力を提示しても、それが企業の仕事に全く関係しないものだと宝の持ち腐れになる可能性が高いため注意が必要です。

評価されないどころか、企業が求めるものを理解できていないと判断され、せっかくのハイスコアでもマイナスの評価を受ける可能性もあります。もちろん、スコアが高い場合は、高得点を獲得するための努力が評価されることもあります。

しかし、英語力自体が評価されているわけではなく、過程がどの程度評価されるかは企業によって異なるため注意が必要です。

スコアだけではなく総合的な英語力が必要

TOEICを就活で活かすには、英語力が必要な仕事を選び、志望することが大切です。しかし、英語力が必要な仕事だからといって、TOEICだけで高い評価を得られるとは限りません。TOEICはあくまで学力的な英語力を測るテストです。

ハイスコアを獲得しているからといって、ネイティブな英語を話せるとは限りません。企業が求める英語力とは、筆記試験で高得点が取れる能力ではなく、実際に英語を使って問題なくコミュニケーションが取れることです。

いくらTOEICで高得点でも、肝心の英語を使ったコミュニケーションが取れないと、評価は下がってしまうため注意が必要です。TOEICはあくまで英語力を示す武器のひとつでしかなく、本当に高い評価を受けるには、スピーキングの能力も含めた、幅広い観点からアピールしなければなりません。

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就活までにTOEICの受験が間に合わなくても大丈夫?

事前にスケジュールを調整し、就活解禁までにTOEICの受験を間に合わせることが大切ですが、場合によっては結果の発表が間に合わないこともあるでしょう。TOEICが受けられない、あるいはスコアが発表されていないと英語力のアピールができず、不安になる人も少なくありません。

特に英語力が必要な企業を目指す場合、武器がひとつなくなると思う人は多いでしょう。就活までにTOEICの受験が間に合わなくても大丈夫なのか、TOEICと就活の関係性から考えることが大切です。

英語力以外のアピールを充実させる

結論から言えば、就活解禁までにTOEICの受験が間に合わなくても問題はありません。TOEICのスコアが発表されていないことで、英語力をアピールする選択肢は減りますが、その他の分野なら問題なくアピールできます。

就活は資格や特定の能力ひとつで合否が決まるわけではありません。能力や人柄、価値観といった幅広い内容をチェックし、最終的な評価を決定するため、その他のアピールによって十分カバーできます。

TOEICの受験が間に合わない場合はアピールの方向性を変え、英語力以外に目を向けてアピール内容を充実させるとよいでしょう。その他の能力や人柄が評価されるなら、たとえTOEICを受験していなくても内定の獲得は可能です。

TOEICがなくても英語力はアピールできる

就活で英語力をアピールするには、TOEICの点数を提示するのがもっとも簡単です。TOEICのテストはビジネス英語からの出題も多く、就職後に活かせる英語力を提示するには、TOEICのスコアがもっとも信憑性が高いといえます。

しかし、英語力をアピールする方法は、当然ですがTOEICのスコアだけではありません。英検やTOEFLでも英語力のアピールは可能であり、さらに言えば資格がなくても英語力は提示できます。

英語力に関する資格を持っていなくても、留学経験があるならそれを提示すると、英語力を評価してもらえる場合もあるでしょう。もちろん、資格がない分定量的なアピールが難しいため、その場で英語で話すといった工夫は必要です。しかし、方法次第で英語力はいくらでも提示できるため、TOEICの結果だけにこだわる必要はありません。

TOEICを受けている=絶対に評価されるわけではない

TOEICのスコアは就活でアピールしやすいというだけで、絶対に評価を受けられるものではありません。受験していてもスコアが低いなら当然評価はされず、一定程度のスコアを獲得していても、企業が求める水準に届いていないとマイナス評価を受ける場合があります。

また、どれだけスコアが高くても、実際に英語が話せないと実践的な能力が低いと判断され、評価を下げられる場合も多いです。TOEICはあくまで武器のひとつであり、全部ではありません。

TOEICのスコアしかアピールしていないと、それしか強みがないと思われ、評価も限定的になってしまいます。そもそもTOEICは絶対に評価されるものではないからこそ、それだけに固執せずに、幅広い視点から自身を売り込むことが大切です。

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いつまでにTOEICを受けるべきかスケジュールを調整しよう

TOEICのスコアを就活でアピールしたいなら、就活解禁までに受験を終えなければなりません。受験から結果の発表までには大体1ヶ月かかり、試験の申し込みはさらに1ヶ月前におこなう必要があります。

つまり、結果を得るには最短でも2ヶ月が必要なため、就活解禁の2ヶ月前までに申し込みを済ませることが、ぎりぎりのリミットと考えましょう。就活解禁までにやるべきことは多く、その他の雑務に追われていると申し込みを忘れてしまうことも少なくありません。

スケジュールの確認は徹底が必要で、いつまでにどの段階を終えなければならないのか、詳細までチェックが必要です。スケジュールは徹底して管理し、いつまでに申し込み、いつまでに受験が必要かチェックし、就活解禁までにTOEICのスコア発表を間に合わせましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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