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例文13選|自己PRでボランティア経験をアピールする3つの秘訣
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目次
- ボランティアの自己PRはどのように成長したのかを伝えることが大切
- そもそもボランティアとは
- 就活生に聞いた! 自己PRでボランティアについてアピールした?
- どう映る? 自己PRでボランティア活動を伝えた際の印象4つ
- ボランティア経験が大きなアピールとなる業界5選
- 就活生に聞いた! ボランティアの自己PRを伝えた業界
- 自己PRの軸を決めよう! アピールできるボランティアで得られる経験4選
- 自己PRで押し出そう! ボランティア活動で身に付く7つのスキル
- 自己PRでボランティアを伝える際の3つのポイント
- 就活生に聞いた! ボランティアの自己PRで意識したこと
- 3ステップで完成! ボランティアの自己PRの作り方
- 【内容別】ボランティアの自己PR例文6選
- 【身に付いたスキル別】ボランティアの自己PR例文7選
- ボランティアの自己PRでは学んだスキルや経験をアピールしよう
ボランティアの自己PRはどのように成長したのかを伝えることが大切
自己PRにボランティア経験を盛り込もうと考えている人もいるのではないでしょうか。たしかにボランティア経験があれば、思いやりを持っていることや、行動力があることなどさまざまな性格を企業にアピールできます。
しかし、学生時代にボランティア経験をしている人は多く、多くの学生が自己PRにボランティア経験を盛り込むことが予想されます。そのため、ほかの学生とは一味違った内容にするためにも、ボランティアを通じてどのように成長したのかを伝えることが大切なのです。
この記事では、自己PRにボランティア経験を盛り込もうと考えている人に向けて、ボランティア経験から得られる経験やスキルなどを紹介します。ボランティアをテーマにした自分だけの自己PRにするためにも、確認しておきましょう。
そもそもボランティアとは
自己PRで的外れなアピールをしないためにも、まずはボランティアとはどのような活動か確認しておきましょう。
ボランティアとは、利益を度外視して他人のために何かをすることです。たとえば、次のような活動をボランティアと呼びます。
ボランティア活動は、無償で他人のために行動することですが、お金では得られないやりがいや達成感を得られるほか、自分自身を成長させてくれる活動です。そのため、自己PRでアピールしやすいテーマだといえますよね。
就活生に聞いた! 自己PRでボランティアについてアピールした?
自己PRでボランティアについて話そうと考えている人は、どのくらいの学生がボランティアについて話そうとしているのか気になりますよね。そこで、学生の皆さんに、自己PRでボランティアをアピールした経験があるのか質問してみました。
アンケート結果としては、7.2%の学生が自己PRでボランティアについてアピールしたという結果となりました。およそ10人に一人の割合で自己PRでボランティアをテーマにしていることから、採用担当者からもボランティアはよくある自己PRだと認識されているでしょう。
そのため、ボランティアを自己PRでアピールする際は、ボランティアで得られた経験やスキルを盛り込みながら、自分だけの自己PRに仕上げましょう。
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どう映る? 自己PRでボランティア活動を伝えた際の印象4つ
自己PRでボランティア活動を伝える場合、ボランティア経験で自分がアピールしたい強みを伝えられるかを確かめるためにも、採用担当者にどのようなイメージとして映るのかを把握することが大切です。
ここでは、自己PRでボランティア活動を伝えた際に採用担当者が感じる印象について4つ紹介するので、自分が伝えたい強みであるかを確認してみてください。
①社会貢献に前向きな人
ボランティア活動は、地域社会や災害地域、自然環境などに対して支援をおこなう社会貢献の一つです。
たとえば、地域住民に楽しんでもらうためにお祭りなどのイベントを開催したり、災害が発生した地域を訪れて被災者の生活支援をするなど、社会全体をより良くするための活動が挙げられます。
そのため採用担当者は、利益を度外視してボランティア活動をしたあなたのことを社会貢献に前向きな人と感じてくれますよ。
②自発的に行動できる人
ボランティア活動は誰でも参加できる活動ですが、必ずしも参加しなければならない活動ではありません。そのため、ボランティア活動に参加する場合は、自分から声をあげて参加することがほとんどでしょう。
このことから、ボランティア活動をした人は自分から興味のあることに自発的に行動できる人だと採用担当者は考えます。自発的に行動できる強みを選考でアピールしたい人は、ボランティア活動の内容以外にも、どのような経緯でボランティア活動に参加したのかもあわせて伝えると良いですよ。
③給料以外のモチベーションを持てる人
前述したとおり、ボランティア活動は無償で何かを支援する活動です。そのため、ボランティア活動に参加している人は、お金以外のモチベーションを維持できる人だと採用担当者は感じます。
お金以外のモチベーションで仕事に取り組める人は、給料などの待遇に不満を感じにくく、給料アップを目的とした離職も考えにくいですよね。
そのため、お金ばかり意識して仕事に取り組む人よりも、給料以外にもモチベーションとなることを見つけられる人のほうが長期的に活躍してくれる人材だと考え、採用担当者から高い評価を得られやすいのです。
④問題解決能力を持っている人
ボランティアは、何かしらの目的を設定しておこないます。たとえば、地域のポイ捨てゴミを減らすことが目的であったり、子どもの成績を向上させることが目的であったりなどです。
そのため、ボランティアを通じて直面している問題に対して自分の意見を提案し、実際に行動して解決した場合は、問題解決能力を持っている人だと採用担当者は認識します。
社会人になって仕事に取り組んでいると、さまざまなトラブルに直面するため、自分自身で問題を解決する能力が求められます。問題解決能力が学生時代に身に付いていると、社会人になっても自分でトラブルに対応できるため、早い期間で自立してくれる人材だと感じられるのです。
就活においてのボランティアについてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
ボランティア経験が大きなアピールとなる業界5選
さまざまな業界の選考で強みとなるボランティア活動ですが、なかでも特に強みとなる業界がいくつかあります。
ここでは、ボランティア活動が大きなアピールとなる業界を5つ紹介するので、ここで紹介する業界を志望する場合は、積極的にボランティア活動をアピールしましょう。
①福祉業界
福祉業界は高齢者や体の不自由な人たちなど、生活の支援を必要としている人たちをサポートする業界です。ボランティア経験がある人は見返りを求めず、困っている人に手を差し伸べることができる人という印象を持たれやすいため、大きなアピールになりますよ。
またボランティア経験がある人のなかには、福祉業界に関係する活動に参加したことがある人もいるでしょう。たとえば高齢者や障がい者などの生活サポートや、福祉施設に訪れてイベントを開催するなどです。
実際の業務に近い活動でボランティア経験があると入社後の活躍イメージにつながりやすいため、ボランティア活動を通じて福祉関係に携わった経験があれば、選考で積極的にアピールしましょう。
福祉業界についてについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
②インフラ業界
インフラ業界は、人々の暮らしと密接にかかわっている業界です。たとえば、道路工事や水道の配管工事、電気などのエネルギー資源の管理が仕事内容として挙げられます。
そのため、ボランティアで人々の生活をサポートした経験や災害支援をした経験があれば、人々の暮らしをサポートする大切さを実感した経験としてアピールできますよ。
特に災害が発生すると、その地域のインフラ機能が低下してしまう可能性が高く、インフラ業界の企業は復興支援に力を入れます。したがって、災害地域でのサポート経験は、インフラ業界で活躍する際に役立つ経験だといえるのです。
インフラ業界の志望動機について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
③教育業界
教育業界は子どもや社会人の学びをサポートしたり、教育関係のサービスを展開する業界です。特に子どもの教育現場では、すべての子どもに平等に接したり、成長を促すために粘り強くサポートすることが求められます。
そのため社会貢献意欲が高く、困難なことにも根気よく取り組めるイメージがあるボランティア経験者は高評価につながりやすいのです。
またボランティア活動の一環として、子どもたちの教育の場に携わった人もいるでしょう。たとえば、経済的困難を抱える家庭の子どもに対して学習支援を実施するなどです。この場合、実際に子どもたちに勉強を教えた実務経験や、利益を度外視した学習サポートへの熱心さなどが教育業界には大きなアピールポイントとなります。
そのため、ボランティア活動で学習支援をした経験があれば、どのようなことを意識して子どもたちに学習支援をしたのか、どのようなことが難しく感じたのかなどを伝えられるようにしておくことが大切です。
学習支援を通じて意識したことや乗り越えたことなどをアピールできれば、教育の現場で感じる苦労を理解したうえで選考に参加していると判断され、長く活躍できる人材だと認識してくれますよ。
教育業界の志望動機について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
④行政
行政では、配属される自治体の地域に住んでいる人々の生活を支えます。そのため、ボランティア活動で地域社会に貢献した経験があれば、大きなアピールポイントになります。
また、ボランティアを実施した地域と公務員として応募する自治体が同じである場合、ボランティアを通じて見えてきた自治体の問題点や改善点などを伝えることで、採用担当者から共感を得られるかもしれませんよ。
無償で地域社会に貢献した経験がある人は、仕事でも熱心に活躍してくれる人材だと採用担当者は感じるでしょう。
⑤IT業界
IT業界も社会の成長という観点から、ボランティア活動での体験を自己PRに結び付けられる業界です。
たとえば、ボランティア活動として、高齢者や障がい者の生活をサポートしたとします。この場合、実際に福祉の現場に立って気付いた改善点や思ったことをIT技術の発展と絡めることができるでしょう。
現代では、スマートフォンやスマートウォッチなど身近なところでIT技術が使われており、そのIT技術が多くの人の健康管理に役立っています。そのため、ボランティア活動から学んだことを参考に、自分が持っているIT技術をボランティアの現場で活用できるシステムにつなげたい点などを自己PRで伝えましょう。
また、子どもたちを対象としたIT技術を使ったモノづくり教室などのボランティアもあるため、IT系技術を使ったボランティアをした場合は、実務経験も大きなアピールポイントとなりますよ。
ボランティアのアピール方法についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
IT業界の志望動機について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
就活生に聞いた! ボランティアの自己PRを伝えた業界
自己PRにボランティアの内容を盛り込もうとしている人は、ほかの学生がどのような業界でボランティアについてアピールしているのか気になりますよね。そこで、学生の皆さんに、自己PRでボランティアをアピールした業界について質問してみました。
アンケート結果としては、最も多い回答がメーカーの15人で、次に商社と流通・小売が同率2位で6人という結果となりました。
たしかに、メーカーや商社、流通・小売業界は、モノづくりや生活必需品の供給などを通じて、人々の生活を豊かにしている業界です。そのため、ボランティアで社会貢献した経験は、大きなアピールポイントになると認識している学生は多いといえるでしょう。
自己PRの軸を決めよう! アピールできるボランティアで得られる経験4選
ボランティア活動を自己PRにするなら、アピールポイントとする強みと得られた経験を軸として決める必要があります。なぜなら、軸を決めておかないと内容がまとまらず、採用担当者に伝わりにくい自己PRになってしまうからです。
ここでは、ボランティア活動で得られる経験を4つ紹介するので、採用担当者に伝わりやすい自己PRにするためにも、自分がアピールしたい経験を考えてみてください。
①幅広い世代とのかかわり
ボランティアには、学生からお年寄りまで幅広い年代の人が参加します。そのため、ボランティア活動では、幅広い世代とかかわることができます。
社会人になると、会社に在籍している社員や顧客の年代は幅広いため、ボランティア活動で幅広い世代の人とかかわりを持っていると、その経験が社会に出た後に役立つのです。
特に会社はチームワークを大切にする組織です。同世代以外の人との接し方に慣れていれば、入社後に先輩社員や上司との関係も良好に保てると想像できますよね。
②社会貢献の実感
ボランティア活動は、社会貢献に通じる内容がほとんどです。そのため、ボランティア活動を通じて、社会貢献をしている実感を得られるでしょう。
社会貢献に力を入れている企業は中小企業から大企業まで多くあります。そして実際に、モノづくり文化を発展させるために小中学校に体験プログラムを導入している企業や、人々の健康促進を考えて商品やサービスを提供している企業などがあります。
このように社会貢献に力を入れている企業の選考では、応募者が社会貢献に関心があるのかを判断している企業もあるため、ボランティア活動を通じて社会貢献を実感したことを伝えることが効果的なのです。
社会貢献に力を入れている企業で、ボランティア活動と紐づけて社会貢献にやりがいを感じることをアピールすると、採用担当者から共感を得られる可能性が高いですよ。
③目標に向かった努力
ボランティア活動は、何かしらの目的や目標を持っておこないます。そのため、ボランティア活動を通じて目標を達成させるために努力した経験は、アピールポイントにつながります。
たとえば、地域のポイ捨てをなくすボランティア活動に参加し、さまざまな施策を講じた結果、地域のポイ捨てゴミが大幅に減少したなどです。
また、地域イベントを開催した際に目標となる参加者数を設定したとします。そして、自分がおこなった広報活動などを通じて目標となる参加者数に到達した場合は、目標を達成させた大きな強みになるでしょう。
このように、ボランティア活動を通じて目標に向かって努力した経験があれば、採用担当者にきちんと伝えるために軸として考えてみてください。
④人から感謝される喜び
ボランティア活動で得られるやりがいの一つに、人からの感謝があります。そのため、ボランティア活動を通じて人から感謝される喜びを感じた場合も、自己PRを考えるうえでの軸となりますよ。
たとえば、子どもの学習支援をボランティア活動としておこなった際に、子どもの成績が向上したことで保護者から感謝されたとします。この場合、人から感謝されたことに大きな達成感ややりがいを感じられたら、人からの感謝が仕事を頑張る糧になることをアピールできますよね。
人から感謝される喜びはボランティア活動で得られやすい経験であるため、お金よりも大切なものに気付いたことをアピールしたい場合は、この経験を軸にしましょう。
自己PRで押し出そう! ボランティア活動で身に付く7つのスキル
ボランティア活動を通じて得られることは経験だけではありません。得られた経験から、さまざまなスキルも身に付けられます。そして、自己PRのボランティア活動で特にアピールする必要があるのが身に付いたスキルです。
ここでは、ボランティア活動で身に付くスキルを7つ紹介するので、自分がアピールしたいスキルの考え方を参考にしてください。
①積極性
ボランティア活動は、自分から申し込んで参加する活動であることから、積極性が養われる活動です。また、ボランティアで開催するイベントの企画や運営に携わって積極的にアイデアを提案した場合も、積極性を身に付けられますよね。
ボランティア活動に参加したこと以外にも、ボランティア活動のなかで積極的に行動した経験や積極的に行動したことでの気付きがあれば、積極性と一緒に自己PRで伝えましょう。
積極性のアピール方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
②チャレンジ精神
ボランティア活動は、これまで経験したことのないような体験ができる活動です。そのため、新しいことに挑戦するという意味で、チャレンジ精神を得られたことを自己PRでアピールできますよ。
たとえば、ボランティア活動として、これまで学んだことのない分野や問題に取り組み、自己学習のなかで解決策を考えた経験などが挙げられます。
ベンチャー企業や営業職を募集している企業の場合、自分から行動して道を開拓していける人材が求められるため、チャレンジ精神を持っていることをボランティアの自己PRにすると印象に残りやすくなりますよ。
チャレンジ精神のアピール方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
③責任感
ボランティア活動に参加する際は、ボランティアの目的を理解し、責任を持って自分の役割をまっとうする必要があります。そのため、ボランティアの自己PRとして、責任感を得られたとアピールできます。
また、ボランティア活動に参加し続けることは、強制ではありません。したがって、中・長期的にボランティア活動に従事した経験があれば、責任感を持ってボランティア活動に取り組んだことをアピールできるでしょう。
社会人になると、自身が担当する一つひとつの仕事に対して、責任感を持って取り組むことが求められます。ボランティアの自己PRで責任感をアピールできると、採用担当者からの評価につながる可能性は高いですよ。
責任感のアピール方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
④誠実さ
ボランティア活動のなかには、一人で生活を送るのが困難な高齢者や家庭の経済事情などで学習塾に通えない子どもを支援する活動もあります。
そのことから、どのような環境下で生活を送っている人に対しても、公正に振る舞い、しっかりとその人たちのサポートを実施した経験があれば、誠実さを自己PRとしてアピールできますよ。
また誠実な人は、物事の約束を守ります。したがって、一度参加すると決めたボランティア活動を最後までやり遂げた経験も、誠実さを養えた経験だといえますよね。
⑤問題解決能力
抱えている問題を解決に向けて取り組むことが、ボランティアとしての役割です。そのため、ボランティア活動の自己PRでは、問題解決能力を培ったこともアピールできます。
たとえば、ボランティア活動で地域のゴミ拾いに参加した際に、どのようなゴミが多く捨てられているのかを自分で分析し、どのような対策を講じたらポイ捨てを減らせるかを考えるなどです。
この場合、ペットボトルゴミが多いのであれば、自販機の横にペットボトルゴミを回収する箱を設置することや、たばこの吸い殻が多いのであれば、路上喫煙を禁止して喫煙者に対して積極的に呼びかける対策が考えられます。
このように、ボランティア活動を通じて問題を解決するために自分の考えを意見した経験があれば、問題解決能力をアピールポイントとして伝えられますよ。
問題解決能力ついて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
⑥コミュニケーション能力
基本的に、ボランティア活動は複数名のチームでおこなわれます。そのため、ボランティア活動を通じてチームで協力して活動した場合は、コミュニケーション能力を得られた経験となるでしょう。
また前述したとおり、ボランティア活動に参加する人の年齢層は幅広いため、同年代以外にも一回りも二回りも年代の人たちと同じ物事に取り組んだ経験は、大きなアピールポイントとなります。
ボランティア活動で周りの参加者との良好な関係を保つために意識したことがあれば、コミュニケーション能力を得られたとこととあわせてアピールしましょう。
コミュニケーション能力のアピール方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
⑦継続力
ボランティア活動を数カ月以上継続した経験があれば、継続力をアピールできますよ。ボランティア活動は、自分の利益を度外視して問題解決に取り組む活動であることから、その活動を長い間継続できた経験は、強いアピールポイントとなるでしょう。
ボランティア活動の自己PRで継続力をアピールする際は、どのようなことをモチベーションとして頑張れたのかを考えてみてください。
たとえば、社会貢献がモチベーションとなっていた場合は、社会貢献に力を入れている企業の採用担当者が共感してくれる可能性は高いですよ。
継続力のアピール方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
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あなたが自己PRでアピールするポイントを特定します
自己PRでボランティアを伝える際の3つのポイント
自己PRでボランティアを伝える際は、ポイントを意識しながら内容を考えることが大切です。そうすることで、採用担当者の印象に残りやすい自己PRに仕上がりますよ。
ここでは、自己PRのボランティアを伝える際のポイントを3つ解説するので、どのようなことを意識すべきかをきちんと把握しておきましょう。
①身に付いたスキルを中心にアピールする
自己PRは応募者のアピールポイントを知るための質問です。そのため、ボランティア活動をしたことだけでは、ただ体験談を伝えているだけになってしまい、自己PRにはなりません。
したがって、ボランティアをテーマにする場合は、ボランティア活動で身に付いたスキルを中心にアピールすることが大切です。
ボランティアに参加しただけでも、チャレンジ精神や積極性などのスキルをアピールできるので、先ほど紹介した得られるスキルを参考に、あなたがアピールしたいスキルを見つけてみてください。
②志望企業に関連した内容にする
ボランティア活動は、さまざまな経験やスキルをアピールできる体験です。そのため、アピール内容は志望企業に関連した内容にしましょう。
たとえば、接客業や営業を募集している企業であればコミュニケーション能力や積極性、インフラ事業を展開している企業であれば社会貢献への関心などです。
アピールポイントとなる内容は企業ごとに異なるため、志望企業の事業内容や志望する職種などを参考に、その企業に関連した内容にすることが大切です。
③ボランティアとビジネスを混同しない
企業などの法人は基本的に利益を追求する組織で、ボランティアとは異なるので、ビジネスを混同しないようにすることが大切です。
たとえば、営業職の場合、顧客に対してどのように提案し、どのように営業利益を伸ばしていくのかを考えて仕事に取り組みます。
このような職種を志望した場合に、ボランティアの自己PRで「利益よりも相手の気持ちを考えられる人として頑張りたい」と伝えると、利益を追求できない人材だと思われてしまう可能性もあるでしょう。
営利法人を志望する場合は、なぜ自分たちが給料を受け取って仕事に取り組むのかをきちんと考えたうえで、自己PRでボランティアについて伝えることが大切なのです。
ボランティアについて聞かれた際の答え方についてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
就活生に聞いた! ボランティアの自己PRで意識したこと
自己PRでボランティアをアピールする際に意識しているポイントは、人それぞれ異なります。
どのような点を意識すべきかを知りたい場合は、ほかの学生が意識しているポイントを参考にすることで、自分では気付けなかった注意点を見つけられる可能性もあるでしょう。
そこで、学生の皆さんにボランティアの自己PRで意識したことを質問してみました。
ボランティアの内容や学びを意識したという回答が多数
アンケートの回答には、ボランティアの内容や学びを意識したという回答が多くみられました。
たしかに、ボランティアを自己PRに盛り込む学生は多くいるため、ボランティアをしたことを伝えるだけでは、採用担当者の印象に残りにくい回答となってしまいます。
そのため、ボランティアの自己PRでは、ボランティアでの経験や得られた学びをあわせて伝えている学生も多いようです。
また、持続可能な開発目標を意味する「SDGs」を意識している企業もあるため、この言葉と絡めて自己PRでボランティアについて話すのも効果的ですね。
ボランティアをしたきっかけを意識したという回答も
アンケートの回答には、ボランティアをしたきっかけを意識したという回答もみられました。
たしかに、ボランティア活動は任意であることから、参加するきっかけをアピールすることで、行動力や社会貢献に対する熱意などを採用担当者にアピールできるといえますね。
自分の人となりを伝えるためにも、ボランティアに参加するに至った経緯を伝えるのもおすすめですよ。
3ステップで完成! ボランティアの自己PRの作り方
自己PRをボランティアにする際のポイントを把握したところで、実際に自分のボランティア経験から自己PRを作成してみましょう。
ここでは、ボランティアをテーマにした自己PRの作り方を3ステップで紹介するので、ほかの学生とは違う、自分だけの魅力的な自己PRを考えてみてください。
ステップ①ボランティアで得た経験やスキルをまとめる
まずは自己PRの軸となるボランティア活動で得られたスキルを見つけます。そのためにも、ボランティア活動での経験や、得られたスキルを紙に書き出してみましょう。
たとえば、ボランティアでどのような経験をしたのかを箇条書きで書き出してみてから、経験ごとに得られたスキルを考えてみてください。
このように経験ごとにスキルをまとめることで、アピールしたいスキルと経験をセットで見つけられますよ。
ステップ②志望企業でどのように活かせるのかを考える
ボランティア活動での経験から得られたスキルをまとめたら、そのなかから志望企業に活かせるスキルを厳選する必要があります。なぜなら、志望企業とは関係ないスキルをアピールしてしまうと、採用担当者から魅力的な人材だと思われにくくなってしまうからです。
たとえば、次のような職種を受ける際に、ボランティアでのスキルを活かせますよ。
このように、志望企業が募集している職種や仕事内容に活かせるスキルであったり、企業の社風などから求める人材像に合ったスキルを厳選してみてください。
ステップ③結論→学び→入社後の活かし方の順番でまとめる
ボランティア活動を通じて得られたスキルのなかから、志望企業に活かせるスキルを見つけられたら、最後に文章としてまとめて完成です。
文章としてまとめる際の構成は、以下のとおりです。
企業はボランティア活動そのものではなく、ボランティア活動を通じて得た強みを入社後どのように活かすかを知りたいと考えています。そのため、ただエピソードを伝えて終わりではなく、入社後の活躍イメージにつなげることが重要ですよ。
次の章で、このような文章構成で作成した自己PRの例文を、ボランティアの内容別とスキル別に分けて解説します。
自己PRのアピール方法についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
【内容別】ボランティアの自己PR例文6選
ボランティア活動の内容は多岐にわたるため、内容ごとに自己PRの例文を見てみましょう。
ここでは、ボランティア活動の内容別に自己PRの例文を紹介するので、あなたが取り組んだ内容に近い活動があれば、自己PRを作成する際の参考にしてください。
例文①まちづくり・まちおこし
まちづくり・まちおこしを題材にする場合、イベントの企画や運営をした経験などをアピールできるでしょう。そこでリーダーポジションとしてプロジェクトを引っ張った経験などがある場合はリーダーシップをアピールすることも可能です。
また、祭りなどのイベントではさまざまな人たちとかかわれるため、コミュニケーション能力を培ったことなどもアピールできますよ。
例文②子ども・青少年育成
子ども・青少年育成を題材にしたボランティアの自己PRは、子ども関係の事業を展開している企業に対して効果的です。たとえば、ボランティア活動を通じてどのようなことを意識して子どもたちと接したのかなどを伝えると、採用後の活躍にも期待できますよね。
例文③地域安全
地域安全をボランティアの自己PRで話す際は、地域の見回りをおこなううえで心掛けたことや実際に行動したことを伝えましょう。そうすることで、問題解決能力以外にも行動力などもあわせてアピールできますよ。
例文④環境保全
環境保全を題材にする場合、環境保全活動を通じて抱えていた課題をどのように解決したのかを伝えましょう。そうすることで、どのような考え方や行動をして物事に取り組めるのかを採用担当者に伝えられますよ。
例文⑤災害支援
災害支援のボランティアは被災地を訪れて支援する活動がほとんどであるため、自己PRでは被災者とどのように接したのか、どのような困難に直面し解決策を考えたのかなどを伝えましょう。
そうすることで、緊急性の高い物事を進める際の考え方を採用担当者に伝えられます。
例文⑥海外ボランティア
海外ボランティアでは、異なる考え方を持った人たちとの交流が必要不可欠です。そのため、現地の人々とどのようにして関係を築いたのかを伝えると良いでしょう。
社会人になると、新しい環境でさまざまな人と良好な関係を築く力が求められます。そのため、海外ボランティアの経験は強い自己PRになりますよ。
【身に付いたスキル別】ボランティアの自己PR例文7選
自己PRを考える際は、アピールしたいスキルを軸に作成することが大切です。そのため、ここではボランティア活動を通じて身に付いたスキルに分けて自己PRの例文を紹介します。
志望企業にアピールしたいスキルがあれば例文を参考に、自分だけの自己PRを作成してみてください。
例文①積極性
自ら働きかけて成果を上げることができたことが伝わる例文です。仕事でも自分事として考えて主体的に行動することは不可欠なため、入社後の活躍イメージが湧く内容となっていますね。
例文②チャレンジ精神
ボランティア活動で、初めての経験をしたり初めての土地を訪れたりした場合は、チャレンジ精神をアピールできます。チャレンジ精神は、新事業を積極的に展開している商社などに有効な自己PRですよ。
例文③責任感
社会人になると、担当する仕事一つひとつに責任が生じます。そのため、ボランティア活動で責任を持って取り組んだ経験があれば、自己PRとしてアピールできます。
物事を最後まで取り組んだ経験や目標を達成した経験などがあれば、責任感をアピールしましょう。
例文④誠実さ
相手に寄り添い、最終的に心を開いてくれたことが伝わる例文ですね。仕事では相手や取引先企業からの信頼が重要となることが多いので、誠実に対応してくれる人は好印象を得られるでしょう。
例文⑤問題解決能力
社会に出ると、さまざまな問題に直面するため、自身である程度の問題を解決できる能力が必要とされます。したがって、ボランティアの自己PRで問題に対して自分から取り組んだ経験があれば、問題解決能力をアピールしましょう。
例文⑥コミュニケーション能力
ボランティア活動は、老若男女問わずさまざまな人とコミュニケーションを取れる場です。
そのため、志望企業で接する年代に合わせてアピールする経験を変えるのも一つの手段ですよ。たとえば、福祉施設であれば高齢者とのコミュニケーション経験を伝えたり、児童施設であれば子どもたちとのコミュニケーション経験を伝えたりなどです。
例文⑦継続力
ボランティア活動を長期的に続けた場合は、継続力を自己PRでアピールできます。人材を企業が採用する際に見ているポイントの一つとして、長期的に活躍してくれるかがあります。
そのため、ボランティア活動などのやりがいをモチベーションとして頑張れる人材は、採入社後も意欲高く仕事を続けてくれると思われるでしょう。
ボランティアの自己PRでは学んだスキルや経験をアピールしよう
ボランティア活動と一口に言っても活動内容はさまざまで、得られる経験やスキルは人それぞれ異なります。そのため自己PRでボランティア経験を伝える際は、どんなボランティア活動に参加し、どんなスキルを得られたのかを具体的に伝えることが重要です。
また企業などの法人は利益を出すことも求められるため、ビジネス視点があることを伝え、入社後の活躍イメージにつなげることも重要です。自分だけの経験や学びを盛り込み、企業から好印象を得られる自己PRを作成しましょう。
【自己PRのボランティアに関する調査】
- 調査方法:ポートが運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2024年5月10日~16日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート
- 調査対象者:25卒・26卒の就活会議会員の70人