身だしなみ

【履歴書でのネクタイの選び方】証明写真で好印象を与える色と柄

履歴書に貼る証明写真は身だしなみを整えて撮影する

履歴書を提出する際には、証明写真を貼らなければなりません。証明写真は本人確認を取るためのものであり、これがないと履歴書として完成しないことは理解しておきましょう。また、単に証明写真を貼っているならそれでよいわけではなく、好印象を獲得するには写真にもこだわりを持たなければなりません。

証明写真の写り方によって印象は大きく変わり、合否に影響することもあります。とくに重要なのが、体の中心部分に見えるネクタイです。どのようなネクタイを着用するか、あるいはどのようにネクタイを身につけるかによって、印象は左右されます。ネクタイの正しい選び方や身につけ方を把握して、履歴書に貼る証明写真もこだわって撮影しましょう。

履歴書で好印象を与えるネクタイの色

そもそも身だしなみを整える上でネクタイに気を配らなければならないのは、ネクタイの色によって印象が大きく変わるからです。全く同じ人で、その他の身だしなみが一緒だったとしても、ネクタイを変えるだけでよくも悪くも印象は変化します。

つまり、この変化を上手にコントロールすることで、より身だしなみの印象をよくし、プラスの評価にも繋げられます。就活で好ましいとされているネクタイの色は何か知り、身だしなみの基本を把握していきましょう。

赤・青・黄色が基本

就活時に着用するネクタイは、赤・青・黄色の3色が基本です。これはあくまで系統であり、完全に原色でなければならないわけではありません。赤系ならワインレッドやえんじ色もOKであり、青系なら落ち着いた色合いの紺色もよいでしょう。

それぞれ色によって与える印象は変わり、志望先に合わせて選び分けることが大切です。例えば赤系のネクタイなら、活発で情熱的な印象を与えやすいです。青系なら反対に冷静沈着でクールな印象になるでしょう。

黄色系は両者の中間くらいのイメージで、明るく元気で柔らかい印象を与えやすいです。色によって大幅に評価が変わるわけではありませんが、印象付けの要素にはなるため、自身のキャラクターに合ったもの、志望先に合ったものを選ぶとよいでしょう。

白や黒は冠婚葬祭のイメージがあるためNG

基本的には派手過ぎないことが大切で、基本の赤・青・黄色系以外でも、フォーマルに見えるものならOKとされています。しかし、落ち着いた色だからといって、白や黒を選ぶのはNGです。これは色味の濃淡や柄に関係なく印象が悪いです。

そもそも白色のネクタイは結婚式やパーティを連想させ、黒はお葬式を連想させるため、ビジネスの場に合った色ではありません。ビジネスではなく冠婚葬祭のイメージが強いため、TPOに合った着こなしができていないと判断され、印象が悪くなりやすいでしょう。

モノトーンの色はフォーマルに見えるため、つい選んでしまいがちですが、就活においては間違いのため注意しなければなりません。新卒らしいフレッシュさをアピールできる色合いを選んだほうが、見た目の印象はよくなりやすいでしょう。

ピンクや紫・季節感のない色は避ける

ピンクや紫色のネクタイは、避けた方が無難です。このような奇抜な色のネクタイは、ビジネスの場である就活には相応しくありません。人によっては、マナー違反と捉えられる可能性があるため注意しましょう。デザインによってはカジュアルな印象を与えてしまうこともあり、一般常識の無い人物と評価されかねません。

また、夏に暖色系というような季節感のない色の選択も好印象ではありません。洒落たネクタイを選ぶ必要はありませんが、季節感が感じられないものでは、みる人に違和感を与えてしまうことがあります。夏には涼しげな色、冬には温かみのある色というような季節感のあるネクタイを身につけ、身だしなみから好印象を獲得しましょう。

履歴書の証明写真におすすめの柄

ネクタイ選びでは、色と同様に柄にも迷う人が多いです。ネクタイの柄にも、好印象なものとそうではないものがあります。せっかく印象のよい色を選んでいても、柄選びに失敗してしまってはもったいないです。

ここでは、履歴書の証明写真を撮影するときにおすすめのネクタイの柄を紹介します。ネクタイの柄で悪い印象を与えてしまわないように、どのようなものを選ぶべきなのかしっかりと確認しておきましょう。

柄は小ぶりなものを選ぶ

ネクタイは色だけではなく、柄にも注意が必要です。基本的には柄ありで問題ありませんが、小ぶりで目立たないものを選ぶのが基本です。例えば線幅の細いストライプや斜めに線が入ったレジメンタル、小さめのドットがリクルートスーツに合わせやすい柄といえるでしょう。

それぞれ柄自体はOKでも、大ぶりになるとカジュアルに見えて印象が悪くなるため注意しなければなりません。もちろん、志望先の業界によっては、ある程度カジュアルでもよく、大ぶりな柄や奇抜な柄でもOKとされることはあります。

美容業界やアパレル、先進的なIT業界なら、多少柄が目立っても問題ないことが多いでしょう。それ以外の業界・企業を目指すなら、基本に忠実に目立ちづらいものを選ぶのが得策です。

ストライプ柄

ネクタイの柄でもっともオーソドックスなのが、ストライプ柄です。定番だからと、この柄を選ぶ就活生も多いでしょう。実際、ストライプ柄のネクタイは落ち着いた知的な雰囲気を演出してくれるため、社会人にも身につけている人が多いです。

ストライプの中でも、レジメンタルと呼ばれる斜め右上に向かう柄がおすすめです。右下に向かうリバースの柄でも問題ありませんが、就活の場であればレジメンタルのほうがよりオーソドックスであるため、無難でしょう。

デザインは、ラインが細めで2~3色のものが、フォーマルな印象を与えてよいです。派手すぎるものはカジュアルにみられるため、ラインの太さや色合いにも注意しましょう。

ドット柄

ドット柄のネクタイも、真面目で誠実な印象を与えるため、おすすめです。ストライプ柄に比べると色数が少ないため、落ち着いてみえるというメリットもあります。また、シンプルなデザインが多く、コーディネートがしやすいでしょう。

しかし、ドットが大きいものを選んでしまうと、一気にカジュアルさが増してしまいます。せっかくドット柄を選ぶのであれば、ドットが小さいものを選ぶようにしましょう。小さいドット柄は、上品さを演出してくれます。ストライプ柄と同様に、ドット柄を選ぶときも派手ではないデザインや色合いかどうかに注意する必要があります。ドットの間隔は、8mm程度のものがおすすめです。

チェック柄

チェック柄のネクタイは、活発で親しみやすい印象を与えます。そのため、新卒社員ならではのフレッシュさをアピールしたい人にはおすすめです。とくに広告業界のようにクリエイティブさが求められる業界での着用に向いています。

しかし、ストライプ柄やドット柄に比べると、カジュアルになりやすいという注意点があります。公務員や金融業界のように、誠実さが求められる業界には向いていないでしょう。

チェック柄のネクタイは、色数が少なくラインの細かいものを選ぶとよいです。ラインの太いチェック柄や色数の多いものは、カジュアルすぎる印象を与えるため、就活向きとはいえません。色数は3色以内に抑えるのが無難です。

無地は汚れが目立ちやすいため注意

フォーマルさを重視するなら柄はなしで、無地のネクタイを選ぶという人もいるでしょう。確かに無地なら色に気をつけるだけでよく、選び方もそれほど難しくはありません。しかし、無地は汚れが目立ちやすく、手入れがやや面倒なため注意が必要です。きちんと手入れして綺麗な状態を保てるなら問題ありませんが、汚れたまま放置してしまう人には向いていません。

身だしなみは身についているアイテムそのものだけではなく、アイテムの状態も含めてチェックされています。身につけているアイテムがフォーマルなものであっても、汚れていたり、ほつれていたりするとだらしなく見え、印象は悪くなってしまいます。

新卒では忙しく動き回って細かいところに気を配る余裕もなくなりやすいため、最初から汚れが目立ちにくい柄ありのネクタイを選ぶのがおすすめです。

素材にも注意が必要

ネクタイは素材にも注意が必要です。ウールやポリエステルなどのさまざまな素材のネクタイがありますが、カジュアルに見えるものは避けましょう。シルクのようにフォーマルさのある素材を選ぶことが大切です。色や柄がどれだけシンプルでも、素材感だけでカジュアルダウンするため注意しましょう。

履歴書に貼る証明写真でも、細部まで注目して判断される可能性はゼロではありません。仮にカジュアルなネクタイで書類選考に通ったとしても、その後面接で同じネクタイをつけてしまうと、身だしなみから評価が下げられてしまいかねません。

就活用にネクタイを購入するなら、証明写真から本選考まで長く使えたほうがよいです。カジュアルに見える素材は避け、ビジネスでも使用できるフォーマルな素材のネクタイを選びましょう。

ネクタイの幅は7~9㎝のものを選ぶ

就活のネクタイを選ぶときは、色や柄だけではなく、ネクタイの太さにも注意しなければなりません。近年は、ナロータイと呼ばれる、細いネクタイが人気になっています。ナロータイの幅は4~6㎝です。デザイン性に優れており、おしゃれに魅せることができる点が人気の要因です。しかし、おしゃれであるがゆえに、ナロータイにはカジュアルに見られやすいという特徴もあります。そのため、就活で着用するのに向いているとはいえません。

就活で着用するネクタイは、幅が7~9㎝のものを選びましょう。7~9㎝幅のネクタイは、ビジネスの場では定番です。就活で着用するのにも無難であるといえるでしょう。

証明写真ではネクタイはきちんと締める

履歴書の証明写真で好印象を獲得するには、ネクタイをきちんと締めて撮影に臨むことが大切です。色や柄に気をつけてフォーマルなものを選んでも、着用のマナーができていないと印象は悪くなります。

身だしなみは正しいアイテムを、正しく着こなせてこそ評価されます。証明写真でも正しい着こなしができているかどうかは分かるため、細部まで気を抜くことは許されません。ネクタイをきちんと締めるとはどのような状態なのか、具体的な着こなしのポイントを知っておきましょう。

第一ボタンは留めておく

ネクタイを締める際には、上まできちんと締めるのが基本ですが、この時第一ボタンも留めておく必要があります。ネクタイをきつく締めるなら、第一ボタンが開いていても隙間が見えないことも多いですが、ふとした瞬間に隙間が見えてだらしなく思われる可能性があります。

証明写真でもこれは同じで、万が一失敗した際は撮り直すのに余計なコストがかかるため注意が必要です。第一ボタンを留めておかないと、襟が寄ってしまったり、形がおかしくなったりして、不自然に見える場合もあります。

第一ボタンはしっかり留めるのが着こなしの基本であり、ネクタイもそれに合わせて締めることが大切です。ボタンが留まっているかどうかでも、ネクタイの見え方は違ってくるため、基本に忠実に身だしなみを整えましょう。

大剣と小剣の長さを調節する

ネクタイは前に来る太い部分が大剣、短い部分が小剣と呼ばれます。結ぶ際にはそれぞれがちょうどよいバランスになるよう調節することが大切です。一方が長過ぎる、あるいは短すぎるという風にならないように注意しましょう。大剣のほうが長く、小剣が短いのが基本の着こなしであり、大剣の下から小剣が見えないようにしなければなりません。

また、小剣が短すぎる場合は、大剣が長くなり過ぎて不自然に見える可能性があるため注意が必要です。ネクタイの結び方によっても異なりますが、小剣は大剣よりも指2~3本分程度短いのが理想です。極端な長さにならないよう、それぞれ調節して全体のバランスを整えておきましょう。

ネクタイピンで固定するのもおすすめ

証明写真撮影時には、姿勢を整えた際にネクタイがずれてしまうこともあるでしょう。きちんと締められていても、ネクタイが曲がっているとだらしない印象を与えてしまい、印象がよくありません。

これを防ぐためには、ネクタイピンで固定するのもおすすめです。ネクタイピンを付けることで、ネクタイをシャツに固定でき、姿勢が変わってもずれる心配がありません。もちろん、ネクタイピンなしでも問題はないため、あくまでプラスアルファで必要な人のみ揃えると考えましょう。

ネクタイピンは証明写真に写っても大丈夫なように、シンプルでフォーマルなものを選ぶことが大切です。銀色で無地なら就職後も使えるため、便利でおすすめです。

夏場でもネクタイなしはNG

夏場はクールビズが採用されることもあり、ノーネクタイで企業を訪問してもOKな場合があります。しかし、これは企業が独自に定めているものであり、全ての企業に当てはまるわけではありません。

加えて、クールビズはあくまで訪問時に適用されるマナーのため、履歴書の証明写真は対象外です。夏場でどれだけ暑くても、ネクタイなしで証明写真を撮るのはNGのため、着用して撮影に臨みましょう。

また、ネクタイと同様に、ジャケットを脱いで撮影するのも当然NGです。どれだけ暑くても撮影の間は我慢して、ネクタイとジャケットを着用したフォーマルな姿で撮影しなければなりません。身だしなみはきちんと整えて、万全の状態で好印象が与えられる証明写真を撮影しましょう。

履歴書の証明写真ではネクタイも第一印象に影響する

就活を成功させるには、いかに第一印象で好印象を与えられるかが重要です。そのため、面接時のファーストコンタクトがとくに重要視されますが、実は第一印象は履歴書の証明写真の時点である程度固まっています。

履歴書提出時点が本当の意味での第一印象といえるため、証明写真でも身だしなみを完璧に整え、こだわって撮影しなければなりません。身だしなみの中でもネクタイは見落としやすいポイントで、ただ結んでいるならOKと考えている人も多いでしょう。

ネクタイは色や柄、素材に注意が必要で、着こなしのマナーも細かく存在します。履歴書の証明写真が第一印象を決めるという自覚を持ち、ネクタイも含めて身だしなみをしっかり整えてから、写真撮影に臨みましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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