身だしなみ

【スーツの上着に関するマナー】たたみ方を画像付きでご紹介

意外と知らない「上着」のマナー!

スーツを着用するのはビジネスマンの基本ですが、意外とその上着についてのマナーを知らない人はたくさんいます。上着はただ着ていればOKというものでもありませんし、脱ぐ際にもマナーはあります。

そんなに細かいところまでと思うものもあるかもしれませんが、見ている人は細かいところまでチェックしています。細かいところに気を配ることができているのかも評価の基準になりますので、就活生のうちに正しい上着のマナーを覚えておきましょう。

覚えておきたいスーツの上着に関する3つのマナー

スーツの上着に関するマナーは、主に3つあります。それは、「ボタン・フラップ・上着のたたみ方」のマナーです。ボタン一つとっても、かなり細かくマナーが存在ているのです。採用担当者も、服装を評価する項目のひとつとしていることがあります。社会人としてビジネスマナーを守るというのは、当たり前のことです。就活生は社会人になるという自覚をしっかりと持ち、選考までに服装に関するマナーについて詳しく知っておきましょう。

ボタンについてのマナー

スーツの上着にはボタンがついています。このボタンについても実はマナーがあるので注意が必要です。上着の種類によってはボタンが2つだったり3つだったりと変わってきますが、ボタンの閉め方にもマナーがあります。

全部のボタンを閉めていればいいというわけでもなく、逆にマナー違反になる場合もあるので、正しいボタンの閉め方を覚えておきましょう。

ボタンが2つ

上着のボタンが2つの場合は1番目のボタンだけを閉め、2番目のボタンは開けておくというのが正しい着こなしです。就活では真面目な服装を心がけるあまり2番目のボタンを閉めている学生も多いですがこれは誤りになります。

上着の作りとして2番目のボタンまで閉めてしまうと型崩れをおこしたり、バランスが悪くなるものが多いです。2番目のボタンは飾りのためについているという認識を持っておきましょう。

ボタンが3つ

ボタンが3つの上着の場合は基本的には1番目と2番目のボタンを閉め、3番目のボタンは開けておくのがマナーとされています。しかし3つボタンの上着は例外的にボタンが折り返しになっている場合は1番目のボタンも開けておいてOKとされています。つまりボタンが折り返しのものは2番目のボタンを閉めていればOKということになります。

ただこれは1番目を開けても構わないというものなので、1番目を閉めていたからといってマナー違反にはなりません。3つボタンの上着で心配なのであれば、1番目と2番目の両方を閉めておけばマナー違反になることはありません。

フラップについてのマナー

スーツのフラップはしまいますか?それとも、しまわないですか?
【回答】

・しまう
・しまう
・しまわない
・しまう
・しまう

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「スーツのフラップ(ポケットのふた)はしまいますか?それとも、しまわないですか?」

スーツの上着のポケットには薄い布の、ポケットのふたのようなものが付いています。これはフラップと呼ばれるもので、このフラップについてもマナーがあります。室内ではフラップを内側にしまうのがマナーで、室外では外に出しておくのが正しい着こなしになります。

スーツのフラップはポケットの中にゴミや汚れを入れないためについているものです。雨除けの機能としても使われていますので、ポケットを清潔に保つためには室外では出しておく必要があります。

そしてフラップは室外の汚れを受け止めた場所なので、汚れる心配のない室内では内側にしまうことになっています。いつ出していつしまうのかが分からなくなれば、フラップの機能について思い出すといいでしょう。

就活マナーを見直そう

男女ともにスーツの着こなしに自信のない就活生は多いでしょう。面接は第一印象が大切であり、身だしなみは大きな意味を持ちます。スーツを正しく着こなすためにも、就活マナーマニュアルを事前に確認してチェックしておきましょう。

マナーを守った正しい身だしなみの知識があれば、ネクタイ選びやその他の小物選びも間違えないでしょう。少しでも印象をよくするためにも、身だしなみのマナーを把握しておくことが大切です。無料でダウンロードできるため、マナーに自信がない就活生はチェックしておきましょう。

上着のたたみ方

面接などの際には、上着をたたんでカバンの上に置くのがマナーです。上着を椅子に掛けるのはマナー違反となっています。きれいにたたむことができないとだらしがない見た目になってしまいますので、上着のたたみ方について詳しく見ていきましょう。

カバンの上に上着を置くときは、二つ折りか三つ折りにして置くようにします。裏面が表になるようにたたむのが正しいマナーとなっていますので、どのようにたためばいいのか画像を参考にみていきましょう。

上着のたたみ方実践(画像あり)

①コートを脱いだら内側を自分の方に向けて、それぞれの肩の部分に両手を入れます。

②手を返すようにしてコートの内側を引っ張り出します。

③肩と肩を合わせて、コートの前と後ろの幅を合わせます。

④半分に折って完成です。


上着のたたみ方ですが、脱いだ上着の表面には外での汚れがついているので、裏側が見えるようにたたむのがマナーになっています。慣れないうちは難しく感じますので、面接時に慌てないためにも事前に練習をしておき、本番でスマートにたためるようにしておきましょう。

夏の身だしなみのマナー

就活が長引けば真夏でもスーツを着なければなりません。クールビズを採用し就活生にも適用している企業もありますが、全てがそうではありません。暑い時期にスーツを着て就活をするのは大変ですが、我慢して真夏でも正装を心がけるようにしましょう。そんな真夏の就活には夏用のスーツがオススメです。

就活は冬から始まるので、そのときのものをそのまま使っているという学生もいますが、冬用のスーツはかなり分厚く、真夏にはとても暑く感じてしまいます。季節に合わせた素材のものを着るというのも大事なことなので、ぜひ夏用のスーツを購入しておきましょう。夏用のスーツは涼しい素材で風通しがよく洗濯できるタイプも多いので、汗をかく真夏の就活の必需品だと言えます。

面接時にも上着を着用しておく

就活では上着を着用した状態が基本になります。なので面接時はきちんと上着を着用しておきましょう。企業に行くまでは上着を脱いでいても構いませんが、企業に到着すれば必ず上着を着用するようにしましょう。また面接までの待合室でも基本的には上着は脱がないほうがいいです。どうしても暑い場合は断ってから上着を脱ぐようにしましょう。

いつまでも上着を脱いだままではなく、落ち着いたらすぐに上着を着用するようにしましょう。担当者が上着を脱いでも構わないと先に言った場合でもそれは同じです。その場合でも面接会場に移る前に上着を着用するようにしましょう。

移動中は上着を脱いでもOK

「移動中もずっと上着を着ているのは暑くてしんどい」と思う就活生もいるでしょう。もちろん移動中であれば、上着は脱いでいても問題はありません。むしろ無理して上着を着続けた結果、体調を崩してしまっては本末転倒です。熱中症のリスクもあるため、移動中は出来るだけ涼しい服装で過ごしましょう。

その際、上着の持ち方には注意が必要です。上着を適当に持って移動していると、知らず知らずのうちにシワが出来てしまいます。そのままで面接に臨むと、思わぬ減点を受けてしまう恐れがあるのです。上着はシワにならないよう、丁寧に扱うことを意識しましょう。

夏用スーツがおすすめ

夏場の就活でもスーツを着なければなりませんし、移動中はジャケットを脱いでもOKなものの、それでも暑いことが多いです。企業に到着すればどれだけ暑くてもジャケットを着なければなりませんし、夏場の就活は暑さとの戦いにもなりますので、夏用スーツを購入しておくのもおすすめです。

スーツはオールシーズン使えるものもありますが、夏用、冬用など季節ごとに用途がわけられているものもあります。冬用のスーツは生地が分厚く、保温性が高い素材でできていますが、夏用スーツは生地が薄く、通気性の良い冷感素材でできているものが多いです。同じスーツでも夏用と冬用では体感温度が全く違いますので、夏場の就活では夏用のスーツを着るようにしましょう。

夏でも長袖のシャツを着用する

夏に就職活動を行う場合、長袖のシャツを着用するのが暑苦しく感じる就活生もいることでしょう。面接に臨む際、夏であっても長袖のシャツを着るのがマナーになります。半袖のシャツを選んで面接に臨むと、カジュアル過ぎる印象を面接官に与えてしまう恐れがあるのです。マイナスの評価を受けてしまう恐れもあります。そのため、夏であっても長袖のシャツを着用するのが賢明だといえるでしょう。

その際、腕まくりをするのはNGです。腕まくりをすると、シャツにシワが出来てしまいます。シワのついたシャツで面接に臨むと、「細かい部分に気を回せない性格なのかな」と思われてしまう可能性が高いです。面接の場で腕まくりをしないのはもちろん、移動中もシワにならないように気を付けましょう。

通気性や冷却効果のある肌着を着用する

真夏に就職活動に臨む際には、通気性や冷却効果のある肌着を着用するのも効果的です。真夏にスーツで移動していると、大量の汗をかくこともあるでしょう。そのような状態は本人にとっても不愉快でしょうし、面接官からしても、汗だくで面接に来られるのはあまり気持ちの良いものではないです。

暑さ対策を行っておくことは非常に重要になります。また、面接室は冷房が効いていることが多いです。汗だくの状態から急に冷えた空間に行くと、風邪をひく恐れもあります。就職活動で忙しい時期に体調を崩さないよう、着用する肌着などで温度調整の工夫しましょう。

冬の身だしなみのマナー

就活は1年を通して行われ、冬に就活をするということもあります。冬はスーツだけでは寒いのでコートを着用するでしょう。コートを着て就活を行うこと自体は何の問題もありませんが、上着と同様でここにもマナーがあります。

面接時にはコートは脱いでおかなければなりませんが、そのタイミングや脱いだコートをどうするのかも見られています。冬場の就活はこのコートのマナーもあるので注意が必要です。

コートは面接官の目につかない場所で脱ぐ

コートは面接官の目につかない場所で脱ぐのが基本です。ですので、企業に到着する前かトイレなど、面接官の目につかない場所で脱いでおくことになります。相手の目の前で脱がなければマナー違反にはなりませんが、コートを着たまま社内に入ることをマナー違反だと考える人もいるので、企業に到着する前にコートを脱いでおくのが無難だと言えます。

また着るときも同じで、面接が終わったからといって油断してその場でコートを着て退出するのではなく、会社の外に出てからコートを着るようにしましょう。

コートは手に持つ

コートを脱いだ後は手に持って移動しましょう。またこの時も脱いでぐしゃぐしゃのまま持つのではなく、綺麗にたたんで持つようにしましょう。そこまで丁寧に折りたたむ必要はありません。ある程度見た目が整うようにたたんで持っていれば大丈夫です。面接時には綺麗に畳んで自分のバッグの上に置くようにしましょう。

会場によっては荷物置き場やコートをかける場所が用意されている場合もありますが、そうでない時は椅子の横にバッグを置きその上にコートを置くことになります。説明会や筆記試験などの場合も同様にです。コートはバッグの上に置くようにしましょう。横の席や椅子が空いていても、特に指示がない場合はそこに置かずバッグの上に置くようにしてください。

手袋やマフラーはカバンにしまう

冬はコートを着ているだけではなく、手袋やマフラーなどの防寒具をしていることも多いです。冬場の就活ではこれら防寒具の着用は認められていますが、コートと同様企業に入る前に脱ぐのがマナーです。またコートは手に持って持ち運びますが、マフラーや手袋については基本的にはカバンに入れておくようにしましょう。

手に持っていると邪魔になってしまいますし、多くの荷物を持ったままだと動きづらくなります。入るものはすべてカバンにしまった方がいいですし、たくさんの荷物を持っているのは見た目としてもよくありません。冬場の就活ではマフラーや手袋もカバンに入れることを考え、夏用よりは少し大きめのカバンを選ぶといいでしょう。

透け対策や寒さ対策でシャツの上にニットなどは着ない

女性はシャツを着る際に、下着が透けるのを防ぐ必要があります。白や肌色の無地のキャミソールを着て下着が透けるのを防ぐのが一般的といえるでしょう。冬の寒い時期は薄手の保温性の高いTシャツを着るのがおすすめです。

シャツが透けるのはマナー違反であるため対策が必要ですが、シャツの上にニットを重ね着するのはやめておきましょう。透けるのを防ぐためや寒さ対策としてシャツと上着の間にニットベストやカーディガンを着用する方がいますが、就活の場においてはマナー違反です。

スーツの下にカーディガンやセーターを着ると、カジュアルな印象になってしまいフォーマルな場に相応しくありません。どうしても寒い場合は移動のときだけ着用するようにして、企業の最寄り駅付近に付いたらニットを脱ぐようにしましょう。

コートの選び方にも注意

冬場の就活ではコートを着用することも多いですし、コートの着用自体は身だしなみのルールとしても許されています。しかしコートは何でも着ていいわけではなく、種類によってはマイナスの印象を与えてしまうので注意が必要です。

就活はコートも身だしなみの一部ですし、就活にふさわしいフォーマルなものを選ばなければなりません。就活にふさわしいコートとはどのようなものかを知り、上手な選び方も知っておきましょう。

トレンチやステンカラーコートがおすすめ

一口にコートといってもさまざまな種類がありますが、就活でおすすめなのはトレンチやステンカラーコートなどです。トレンチやステンカラーはフォーマルな形であり、就活中に着用していても問題はありません。また就活だけではなく、就職して社会人になってからも使うことができますし、デザインによってはプライベートで使用できる場合もあります。

就活で使えるだけではなく、他にもさまざまな場面で着ることができますので、就活のタイミングで1着購入しておくといいでしょう。就活で使えるコートは基本的にはステンカラーかトレンチであり、その他のコートはカジュアルに見えてしまうためNGです。ダッフルコートやピーコートなどは就活にはふさわしくありませんので、着用しないようにしましょう。

黒・紺・ベージュなどの色を選ぶ

コートはデザインや形も大切ですが、それだけではなく色も大切です。コートの色によって与える印象は違いますし、色味によってはカジュアルに見えてしまう場合もあります。就活で着用するコートは基本的には黒か紺、濃いグレーなど、黒系の落ち着いた色味のものを選びましょう。

トレンチやステンカラーであっても、赤や黄色など原色で派手なものを着ていると身だしなみの印象は悪くなりますし、就活にはふさわしくないと判断されてしまいます。また基本は黒系になりますが、女性に限ってはベージュなど少し明るい色のコートを着てもOKです。黒系のコートであれば落ち着いた印象、ベージュ系だと明るく活発な印象になりますので、与えたい印象によってコートの色も変えるようにしましょう。

就活生におすすめのスーツに合うコートブランド3選

就活生におすすめのコートブランドについて紹介します。就活生にとって、スーツに合うコートを選ぶという機会は今回が初めてだという人も多いでしょう。コートは一度買うと社会人になってからも活躍しますので、印象の良くなるようなものを選ぶようにしましょう。ここでは、「カルバン・クライン」「シップス」「ORIHIKA」のコートについてみていきます。コートの形や色に気を付けて、常識の範囲内で好きなものを選びましょう。

カルバン・クライン

カルバン・クラインは、アメリカのファッションブランドです。「すべてはカッティングから始まる」を哲学として、シルエットのきれいな服が多いブランドです。ニューヨーク出身のカルバン・クラインによって設立されました。コートの他にはジーンズや時計、ジュエリーなども人気が高く、日本では、アンダーウェアとフレグランスが有名です。

カルバン・クライン メンのハイブリッドカシウール チェスターコートは、カシミヤと見紛うほどの上質なウールを100%使用しています。ウェストがシェイプされたデザインで、ポケットの形が縦にカットされています。色はライトグレー、ブラック、ネイビーの3種類となっています。シンプルなコートで、就活にもおすすめといえるでしょう。

シップス

シップスは、「STYLISH STANDARD」をコンセプトにこだわりのスタイルを提案しているブランドです。衣類や小物を取り扱うセレクトショップで、大手セレクトショップであるビームスやユナイテッドアローズとライバル関係といえるでしょう。大人向けのおしゃれなアイテムをメインに販売しています。

シップスのウールボンディング ソリッド バルカラーコートは、イタリアの生地メーカーCERRUTIの防水性、透湿性、保温性に優れた素材を使用しています。ネイビーの記事はビジネススタイルにも相性が良く、秋から真冬まで着用することができます。中のダウンは国内の河田フェザーが使用されており、高品質となっています。

ORIHICA

ORIHICAは、株式会社AOKIのニュータイプスーツストアです。「Key to the new lifestyle」をコンセプトにさまざまなスーツを販売しています。また、スーツやシャツ以外にもカジュアルなアイテムの取り扱いもあります。

ORIHICAのカルゼスタンドカラーコートは、アクティブで若々しいデザインのコートです。カルゼ織りの綾目が特徴となっており、立ち襟のため防風性が高いです。ウエストの後ろにタブがついているため、シルエットを調整することが可能です。ポケットの裏地には 微起毛素材が使用されているため、ポケットの中に手を入れると温かさを感じることができます。

ORIHICAのカタログを参考にすれば、スーツや手袋などトータルコーディネートが可能です。価格も上記ブランドより良心的といえるでしょう。

上着ひとつにもマナーはある

就活だけに限らずビジネスには様々なマナーがあります。シーンごとにマナーは変わってきますが、どの場合においてもビジネスではスーツ姿が基本になるので、上着やスーツの着こなしについてのマナーはついてきます。上着一つとってもたくさんのマナーがあるので、全てのマナーを覚えるのは大変ですが、就活生のうちに少しずつ覚えておくようにしましょう。

ビジネスマンでマナーを覚えていなければ仕事にも影響しかねませんが、就活生ならそれほど痛手にはなりません。ただ全ての人が大目に見てくれるわけではありませんし、許されるだろうと慢心してマナーを覚えようとしない態度はよくありません。マナーを覚えていくことは前提として、少しずつ色々なマナーを知っていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ