面接対策

【面接で採用されるためのチェックポイント】不採用になる人の特徴

面接で採用されるために重要なポイント

企業の選考試験には、必ず面接があります。面接は、エントリーシートや履歴書、筆記試験では知ることのできない、応募者の人柄や雰囲気などをみるためにおこなわれます。効果的なアピールをして、よい印象を残せるかどうかで、合否にも大きな影響を与えます。

面接で採用されるためには、アピールのポイントや採用されるコツを確認しておくことが大切です。ここでは、面接で採用されるための重要なポイントや、面接官がどのようなところをみているか、面接で不採用になってしまう人の特徴などを解説していきます。

面接を突破して志望企業の内定を獲得できるように、ぜひ参考にしてみてください。面接の合否連絡が来る目安や、連絡方法なども合わせて紹介していきます。

面接官が面接で採用を決めるのは最初の1分

企業が応募者を採用するかどうかは、面接の内容で決まります。面接の所要時間は、企業によって異なりますが、30分前後であることが多くなっています。その中で、様々な質問をして回答を聞くことで、企業に合っている人物であるか、入社後に活躍してくれそうかを判断します。

面接の時間が長いと採用される、という意見もありますが、一方で「面接は3秒で決まる」という人もいます。採用担当者へのアンケート結果では「約7割が面接開始から1分以内に採用の判断をした」というデータが出ています。

中には、開始10秒以内に判断したと答える面接官もいることから、面接で重要なのは開始からすぐの時間だといえます。質問に対する回答以上に、第一印象が重要になると覚えておきましょう。

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面接官が採用を決めるポイント

上記で紹介したように、面接官が応募者に対して採用・不採用を決めるのは、面接が始まってからのわずかな時間です。面接開始からおこなわれることは、応募者の入室、挨拶や自己紹介などでしょう。

質問をされて自分の意見や考え、志望動機などを伝える前から、面接官は応募者のことをしっかりとチェックしていることが分かります。これまでの経験やスキル以上に、最初に与える印象が重要といえます。ここでは、面接官がどのようなポイントで採用・不採用を判断するのか解説していきます。

入室の仕方や挨拶などのマナー

面接官は、応募者が社会人として基本的なマナーができているかどうかをチェックしています。まずは、面接における入室の仕方に気を配りましょう。ノックをする、「失礼します」という、など基本的なマナーを確認しておきます。面接が始まる前の挨拶も重要です。声が小さい、聞き取りづらい、下を向いているなどは、相手に不快感を与えてしまいます。

緊張する場面ではありますが、ハキハキと明るい声で、面接官の方をみて挨拶しましょう。入室や着席は、面接官からの指示を待ちますが、挨拶は必ず自分からおこなってください。

第一印象

人は、他人を第一印象で判断する傾向があります。外見や、雰囲気などで決まることが多く、一度ついた第一印象を変えることは難しいともいわれています。面接でも同様で、入室して挨拶をした時点で、応募者に対しての印象を決めることになります。

よい第一印象を与えるためには、まずは外見に注意してみましょう。髪の毛に寝癖はついていないか、ボサボサの髪になっていないか、など身だしなみに気を配ってみてください。スーツに汚れやシワがないか、サイズは体に合っているかなどもポイントです。

鏡の前で全身をチェックして、だらしない印象を与えることがないか、事前に確認しておきましょう。身だしなみに注意する時には、清潔感を基準に考えると分かりやすくなります。清潔感がある人を、不快に感じることはありません。家族や友人に、アドバイスをもらうのもおすすめです。

話し方やしぐさ

面接で話をする時には、必ず面接官の方を向いて喋るようにします。緊張しているからと、空中を見て話をしたり、目線を落として答えるのはマナー違反です。相手の目を長時間みているのは不自然ですので、目元や鼻のあたり、口元などをみるようにしましょう。

また、おどおどしたり、大きすぎる声を出すのも、よい印象とはいえません。なるべく冷静に、落ち着いて、受け答えができるように練習しておきましょう。体をユラユラと動かしたり、髪の毛を触るのも、マイナスイメージとなります。

日頃の癖が無意識のうちに出てしまうこともあるため、面接では特に注意しましょう。始まる時の挨拶や、自己紹介の際に笑顔があると、よい印象を与えられます。

採用の可能性が高いといえる面接官の反応

・入社可能日を問われる
・希望する職種や勤務地について問われる
・次回の選考についてアドバイスされる

面接で採用されるかどうかについては、面接官の反応を見ることである程度予測できます。上記の3つのサインが現れると、合格している可能性は高いといえるでしょう。

ただし、これらのサインはあくまで採用される可能性があるという不確定なものです。実際の評価とは何ら関係しない場合もあるため、サインがみられても油断せずに最後まで気を引き締めて取り組むようにしましょう。

入社可能日を問われる

採用確実な人には入社可能日を聞くケースが多く、これは新卒だけではなく、転職や既卒などの面接全般でも見られるサインです。入社可能日を聞くということは、少しでも早く働いてほしい、戦力になってほしいという気持ちの表れでもあり、合格している可能性は高いでしょう。

新卒の場合は入社日が4月からと決まっているため、入社可能日の確認ではなく、その後のイベントの日程を提示され、参加の可否を問われることがあります。例えば、懇親会がすでに予定されている場合や研修などのスケジュールが出ているなら、それらに参加できるかどうかを聞かれる可能性が高いでしょう。

いずれの内容であっても、選考以降のスケジュールについて問われた場合は、採用される可能性が高いといえます。

希望する職種や勤務地について問われる

総合職で全国転勤がある場合は、採用が濃厚な就活生に対して希望する職種や部署、勤務地などを聞くことがあります。これは就活生が仕事に対してどのように考えているかを知り、実際の人事配置に役立てたいと考えているからです。

また、本人の希望と企業側の都合が合致するかをチェックしているケースもあり、両者の希望がマッチすると採用される可能性はさらに高まるでしょう。同じ企業に就職する場合でも、配属される職種や部署、勤務地によって仕事の内容から環境まで大きく変わります。

企業は人材を確保するだけではなく、流出も防ぎたいと考えているため、本人の希望はできる限り叶えようとすることも少なくありません。人事配置についての実際的な質問をされるのは、採用が間近である可能性が高いといえるでしょう。

次回の選考についてアドバイスされる

まだ選考が続く場合は、次回選考についてのアドバイスをもらえることがあります。これは企業はその就活生に合格してほしいと考えているからであり、少しでも採用される確率を高めるために選考攻略のアドバイスをしているといえます。

アドバイスをもらえるとその面接に合格している可能性が高いのはもちろん、次回選考の合格率も高くなりやすいでしょう。もちろん、アドバイスをするのは面接官個人の考えで、企業の採用活動には全く関係ないこともあります。

評価を見ると不合格であるものの、面接官が個人的に応援したい就活生に対しては、次に繋がるようにアドバイスをすることも少なくありません。アドバイスは採用のサインであると同時に、不採用のサインにもなりえることは理解しておきましょう。

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面接で不採用となる人の特徴

面接で気を付けるポイントと合わせて、不採用となる人の特徴も知っておきましょう。面接官がどのような点でマイナスの印象を持つのか、事前に理解しておくことで、本番への心構えができます。注意点が多く、難しいと感じてしまいますが、基本的なマナーをおさえておけば大きな問題になることはありません。

社会人としての立ち振る舞いを、もう一度改めて確認しておきましょう。マナー違反にならないように、気を付けてください。

約束時間を守れない

時間を守るのは、社会人として最低限のマナーです。面接で遅刻をしてしまうと、まずよい印象は与えられません。遅れたことで、不採用になることもあり得ます。面接開始時間には、必ず会場に到着するようにしてください。

万が一、電車遅延や思わぬトラブルで遅れそうな時には、できるだけ早く企業へ連絡します。メールでの連絡は、いつ読まれるか分からないので、必ず電話で遅れることを伝えましょう。

また、早すぎる到着もあまりよいとはいえません。熱意を見せるためだとしても、企業は面接開始に合わせて準備をおこなっていますので、迷惑になる可能性もあります。もし、早く着いてしまった場合には、近くで待機して時間を調整しましょう。

身だしなみが整っていない

髪形が乱れていたり、スーツが崩れていたりなど、身だしなみが整っていないと、だらしない人だと思われてしまいます。ルーズで適当な人に、仕事を任せたいと思う企業はありません。実際には几帳面な性格だとしても、外見で判断されてしまうでしょう。

清潔感があるかどうかは、面接でも重要なポイントです。家を出る前に鏡で全身を見て、乱れや汚れがないか確認してみてください。前髪が長すぎて顔が見えなくなったり、邪魔になるような髪形は避けましょう。男性は短くカットし、女性はまとめるとスッキリとみえます。

スーツも、汚れやシワがないかチェックしておきましょう。靴や鞄なども汚れていると、印象が悪くなります。面接の前には、時間に余裕を持ってしっかりと準備しておきましょう。

挨拶・正しい言葉遣いができない

挨拶は、大きな声ではっきりとするのが基本です。自分の名前、大学、学部名を聞き取りやすい声で伝えましょう。また面接では、言葉遣いも重要になります。友達と話すような馴れ馴れしい口調は、厳禁です。

特に営業や接客業など、人と関わる機会が多い職種では注意してください。立場や状況に合わせて、正しい敬語や丁寧語が使えるかどうかは、とても重要です。しかし、普段から正しい言葉遣いをしていないと、話をしていてもぎこちなさが出てしまい、不自然に感じられます。事前に練習して、自然に話せるようにしておくと安心です。

語尾を伸ばして話す、「えーと」などを多用する、などは気付かないうちにおこなってしまうこともあるので、最後まで気を抜かないようにしましょう。

相手の話を聞いていない

面接は、コミュニケーションスキルが試される場所でもあります。面接官の質問に対して、何を聞かれているか理解し、適切な答えを述べることが重要です。質問の意図を分かっていなかったり、検討違いな答えを言う人は、受け答えがうまくできずに、マイナス印象を与えてしまうでしょう。

面接官の質問を最後まで聞かず、自分の意見を押し付ける人もいますが、これでは話を聞いてないと感じられます。また、質問に対して「はい」「いいえ」だけしか答えずにいると、話が広がりません。コミュニケーションスキルが欠けていると思われるでしょう。

焦ってしまう時もありますが、まずは相手の話をしっかりと最後まで聞いてから、自分の意見を答えるように心掛けてください。

不採用の可能性が高いといえる面接官の反応

・就活生に対して興味がなさそうにしている
・対応が冷たく、受け答えが端的すぎる
・話を聞いていない、メモを取っていない
・面接官の態度が悪い
・予定時間よりも早く面接が終了した

採用される可能性が高い場合に、面接官からさまざまなサインが現れるのと同じで、不採用の際にもサインが出ることがあります。上記のようなサインが出ると、不採用の可能性は高いといえるでしょう。サインはさまざまですが、共通しているのは就活生に対して興味があるかどうかです。

いかにも興味がなさそうにしている場合は、評価すらしてもらえず、そのまま不採用になるということもあります。ただし、圧迫面接としてあえて冷たくしているケースもあるため、これらのサインが出ても投げ出さずに最後まで取り組むことが大切です。

面接の採用結果が来る目安

面接で採用になったかどうかは、結果を受け取るまでは分かりません。連絡を待っている間は、不安で落ち着かない人も多いと思います。面接の採用・不採用の結果が来るまでの期間は、企業によって異なります。

一般的に大手企業で応募者が多いと、連絡まで時間がかかるといわれています。一方、中小企業では比較的早く結果が通知されるでしょう。ここでは、面接の採用結果が来るまでの目安と、どのような連絡方法で来るかを紹介します。

採用の連絡が遅れる場合もある

面接の採用連絡が来る目安は、約1週間とされています。企業によって異なりますので、ひとつの目安として、頭に入れておいてください。連絡が遅いと、不採用になったのだろうと落ち込んでしまいますが、採用の場合でも遅れて連絡が来ることも考えられます。

企業側にもさまざまな事情があり、予定よりも連絡するまでに時間がかかってしまうケースもあるでしょう。応募者が多ければその分、選考の過程が長くなりますし、上層部の承認が遅れることもあります。企業側にトラブルがあって、連絡がスムーズにいかない場合もあります。

採用結果を待っている間は、ネガティブになってしまいがちですが、目安となる1週間を過ぎることも珍しくないと知っておくとよいでしょう。

採用連絡は電話かメールで来ることが多い

一般的に、面接の採用結果は電話かメールで連絡が来ます。中には郵送する企業もあります。面接の際に、どのような連絡方法で結果が通知されるのかが伝えられるはずです。そのため、面接を受けた後は、電話やメールをいつでも受けられるように準備しておきましょう。

電話が来ていたのに気付かずに、そのままになってしまうことがないように、こまめにチェックする必要があります。メールも受信していないか、定期的に確認するようにしてください。迷惑メールに振り分けられてしまい、気付かなかったということも考えられますので、ドメイン設定などを事前にチェックしておくとよいでしょう。

もし、後から連絡に気付いたら、その時点ですぐに折り返し連絡をおこないます。電話をする際には、営業時間にも気を付けることが大切です。

採用面接では第一印象も大切にしよう

企業の面接は、採用・不採用が決まる重要な場面です。緊張してしまうのも当然ですが、できるだけ落ち着いて、面接官によい印象を与えられるようにしましょう。事前におさえるべきポイントを確認して、本番に向けて準備をおこなうことも大切です。

面接官は、質問に対する回答はもちろん、入室や挨拶、身だしなみなどの第一印象も細かくチェックしています。髪形や服装、スーツの着こなし方など、外見を整えることも忘れないでください。また、挨拶や自己紹介は、ハッキリと聞き取りやすい声を意識します。

社会人としてのマナーを守り、言葉遣いにも気を配ってみてください。相手の立場になって、どのような人なら採用したいと思うのか、考えてみましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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