就活のマナー

【就活の面接試験マナー】流れに沿った7つのマナーとチェックリスト

面接試験マナーを身に付けるべき理由とは

就活の中で誰しもが経験するのが「面接」です。その本番に備えた面接対策ではどのようなことをしていますでしょうか。自己PRや志望動機、学生時代に力を入れたことなど、紙に書き出してみたり、誰かに内容をチェックしてもらったりする方も多いと思います。もちろんそれらはとても大切ですが、それだけで面接に挑むのは準備が不十分と言えるでしょう。

面接は、就活生と企業の社員が出会う場でもあります。エントリーシートでは分からなかった部分も顔を合わせて話すことで、あなたがどういう人なのかが見えてきます。そこで一番重要になってくるのは「マナー」です。マナーとはルールのように守らなければならないとものではなく、守ることでお互いが気持ちよく過ごすことができる心遣いなのです。様々な場所、人、状況によってマナーには変化があります。

「マナーを守るなんて面倒くさいし、マナーはそこそこ分かっている」と思う方もいるかもしれませんね。しかし、それが面接の合否に響くと聞いたらどうでしょうか。面接試験マナーを身に付けることで得られるメリットはたくさんあります。その中でもここでは3つご紹介していきます。

好印象を与えることができる

マナーは相手への心遣いが行動に現れた部分です。正しいマナーが身についていると、面接官は非常に良い印象を持つでしょう。面接は長くても1時間程度です。もし、マナーが守れずに悪い印象を与えてしまったのであれば、それを面接で覆すことはたったの1時間では厳しいのです。

正しいマナーが身についていないと、マイナスの評価をされてしまうことも少なくありません。どれほど良い自己PRができたとしても、マナーが悪ければ結果的に評価は下がってしまいます。面接官に良い印象を与えることで、評価も上がり、礼儀正しく頑張ってくれそうだと良い結果をもらえるかもしれません。

入社したいという意欲が伝えられる

面接試験マナーがしっかり対策してある学生と、マナーがなっていない学生とではどちらが本気に見えるでしょうか。面接で聞かれたことだけでなく、相手への心遣いまで考えられている学生からは「入社したい!」という意欲が伝わってきます。

面接官も入社意欲の部分は、質問の回答だけで判断しません。どれだけ口で意欲を伝えたとしても、それが態度として表現できていなければ、「本当に入社したいのか」と疑問を持たれてしまう可能性も十分にあります。

マナーをしっかり守ることができるのは、本気で就活に取り組んでいる姿勢と、面接にチャレンジしている様子を伝えられるツールの一つなのです。

社会人になってからも役立つ

社会人にとってマナーが守れることは当然とされています。社会人になると、自社の目上の人と関わるだけでなく、他の企業の方と顔を合わせる場面もたくさんあります。もしその時にマナーが守れなかったらどうでしょう。非常識な人だと思われ、良い評価をしてもらえない、会社の評判を悪くしてしまい商談打ち切りなんてこともあるかもしれません。

新入社員のうちは先輩と同行して様々な経験をさせてもらえると思いますが、マナーを守れないということは自分だけでなく、その先輩にまで恥をかかせてしまうのです。

社内での人間関係や人事評価、社外関係まで、マナーはどこでも必要とされています。就活のマナーと考えるのではなく、未来の自分のためにもマナーは身に付けておきましょう。

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面接試験マナーを流れでおさえよう

マナーがこれから先どれだけ大切であるかがわかったところで、面接ではどんなマナーがあるのか早速学んでいきましょう。ここでは面接試験のマナーを面接の流れに沿って説明していきます。場面ごとでどのようなマナーが必要であるのか、一つ一つ確認していきましょう!

1.面接前日までにすること
2.受付と待機中のマナー
3.入室時のマナー
4.面接試験時のマナー
5.退室時のマナー
6.面接終了後のマナー
7.WEB面接でのマナー

1.面接前日までに準備すること

まずは面接の前日までに準備しておくべきことについてです。マナーというと、その場での立ち振る舞いや行動をイメージしがちですが、服装や身だしなみ、持ち物などもその場に適したものを持ち合わせていることが必要です。
その服装や身だしなみは、当日すぐに変えられるものではないため、事前に準備しておきましょう。

服装、身だしなみのマナー

まずは服装と身だしなみを確認していきましょう。服装は、企業によって私服、オフィスカジュアル、リクルートスーツなど指定があると思います。指定があるものに関しては、良く確認してそれに従ってください。

最近よくあるのは、服装は自由ということです。自由だからといって、スウェットやジャージ、着崩れた服はマナー違反です。靴も汚れがついているもの、踵がつぶれているもの、サンダルは選ばないようにしましょう。これらはだらしない印象を与えてしまう原因になります。

スーツを着用する場合も、体に合っているか、しわがよっていないかなど全身鏡で一度チェックしておきましょう。就活中、スーツは毎日着用している場合が多いため、汚れていたり、ボロボロになっていたりすることがよくあります。

最後に髪型についてです。服装ほど決まりというものはありませんが、重要なポイントは「清潔感」です。髪が目にかかっている、金髪など華美すぎる、寝ぐせのままでは就活に適していません。あなたのその髪型が、客観的にみて清潔感があるかどうか一度考えてみましょう。分からない場合は身の回りに人に聞いてみても良いかもしれません。

香水や髪に付けるワックスやオイルは清潔感を与える一つのアイテムではありますが、においがきつすぎるものは相手への配慮が欠けているためNGです。

服装や身だしなみにとって一番大切なのは清潔感です。頭の先からつま先まで一貫して清潔感があるように、自分だけではなく、周りの人のチェックを受けてみても良いかもしれません。

身だしなみチェックのリスト

面接の服装や身だしなみのマナーについてより詳しく説明している記事もあります。「自信がない」と感じた人はぜひこちらの記事も合わせて読んでください。

持ち物のマナー

持ち物も揃っているか前日までに必ずチェックしておきましょう。企業から指定されている持ち物も場合によってはあります。当日は最終チェックのみで、前日のうちに全て用意しておくと安心できますね。

最低限のマナーとしてハンカチやティッシュは持っている人も多いでしょう。思います。文房具やメモ帳、また次回の面接の日程を決める際に、予定がわかるスケジュール帳もあると良いです。

下の表は必ず持っていくべきものと、持っていくと良いものをまとめた表です。前日までにぜひ活用してみてください。

持ち物チェックのリスト

2.受付と待機中のマナー

さて、面接当日です。実際にまだ面接試験は始まっていませんが、受付と待機している時にはもマナーも見られていることを意識しましょう。個人面接であれば、受付を終えてからそのまま面接が始まることもありますが、集団面接や説明会の後そのまま面接の場合は、控室などで待つ時間があります。

試験会場に一歩足を踏み入れた瞬間から見られているという緊張感を持って、マナーをしっかりと守りましょう。その時の過ごし方についてもご紹介します。

遅刻と早すぎは厳禁!5分前行動を

面接会場へ到着する時間にも、相手へ配慮したマナーがあります。遅刻してはいけないということはご存じかもしれませんが、早く到着しすぎてもむしろ迷惑になってしまうのです。それはまだ面接会場の準備をして忙しくしているときに、学生の対応まで手が回らないからです。目安としては、集合時間の15分前に会場へ到着することです。見落としがちなのは、集合時間の15分前に最寄りの駅に到着ではないということです。交通機関の乱れ、道に迷うなどの突発的なできごと用事にも対応できるようにゆとりをもって計画を立てて下さい。

受付へは集合時間の5分前にしましょう。その時には身だしなみの最終チェックやトイレは済ませておき、万全の状態で受付へ進んでください。
遅刻は論外ですが、遅すぎず早すぎずを意識して、指定された時間に到着できるようにしてください。

スマートフォンを使用しない

面接まで時間がある場合は、スマートフォンを使用しないようにしましょう。待っている間にスマートフォンを使用するのはマナー違反です。スマートフォンを使用すると自然と姿勢が悪くなり、遊んでいるようなイメージがついてしまいがちです。時間を確認するには腕時計を、何かメモがある場合は紙に書き出しておきましょう。

またスマートフォンは電源を切っておくかマナーモードに設定しておきましょう。バイブレーターも長い時間振動音がすると、静かな面接室に響くのでその設定も確認しておきましょう。

待機中はスマートフォンを触ったりせず、企業のパンフレットや配布物を見るなどして静かに過ごしましょう。

コートは脱いでおく

寒い時期になるとコートやマフラーを羽織ることもあると思います。コートは会場に入る前に脱いでおきましょう。コートは外で着るものです。外の冷気や埃を持ち込まないために外で脱ぐのがマナーとされています。これは高級料理店やホテル、誰かの家に訪問する時にも応用できます。雨や雪などで、コートが濡れているときはきちんと水気をふき取っておくのもマナーの一つです。

コートを着る時も同様にして、会場の外に出てから着るようにしましょう。

3.入室時のマナー

続いては、入室時のマナーです。面接官と顔を合わる最初のタイミングです。ここでのマナーがあなたの第一印象を決める鍵となります。面接室に入るときから出る時まで、面接官はあなたのことしか見ていません。そのためそこでの立ち振る舞いは、良くできていれば好印象を、良くなければ残念な印象をすぐに持たれてしまいます。集団面接の場合は、周りの学生との違いがすぐにわかるので、悪目立ちしてしまう可能性もあります。

ここでは、基本的なマナーをご紹介していきますので、本番まで家で練習するなどして、癖にしておくと良いでしょう。

ノックは3回が基本

名前が呼ばれたら面接室に向かいます。そしてまずはノックをしましょう。部屋に入る前のノックは「入ってもよろしいでしょうか」というお伺いの合図です。ノックをせずに部屋に入ることは、相手の状況お構いなしに自分の都合だけで行動しているという意味になるため印象を与えるため、大変失礼です。そのため、まずは中指や人差し指の第二関節を使って優しく「コン、コン、コン」とドアをたたきます。ノックの音が大きいと乱暴なイメージになり、小さすぎても聞こえない可能性があります。ここも練習しておくと良いでしょう。

ノックをして「どうぞ、お入りください」と面接官の方からの許可を頂いてから入室します。その際も勢いよく扉を開けるのではなく、「失礼します」と一言添えて静かに入りましょう。ただし、もともとドアが開いていた場合や面接官が部屋まで案内してくれた場合はノックの必要はありません。

ドアは両手できちんと閉める

ドアを開け、入室したら扉を閉めます。この時、きちんとドアの方を向き両手で静かに閉めるようにしましょう。前を向いたまま後ろ手で閉めたり、勝手にドアが閉まるからといって振り返らずにそのまま入室したりするのはマナー違反です。

ドアがきちんとしまったことを確認してから、再度面接官の方を向き「宜しくお願い致します」と明るく伝え、軽くお辞儀をします。
ここまでがドア付近で行い立ち振る舞いです。

挨拶と着席のタイミング

まずは椅子の横に立ちます。そして「○○○(自分の名前)です。宜しくお願い致します。」と自分から挨拶をしましょう。明るくはきはきと自分から話すことができると、主体性があり面接に対して前向きな姿勢だと受け取られるため、相手にとってはとても好印象です。

面接官から「どうぞ」「ご着席ください」など、座ることを促されてから「失礼します」と一礼をしてから着席してください。鞄やコートは足元に置き、背もたれに寄りかからず背筋をピンと張って座ると美しい姿勢になります。

ここまでが入室から着席までの一連の流れになります。挨拶や着席のタイミングを普段気にすることはほとんどありません。流れを頭の中で理解していても本番は緊張しているため頭が真っ白になってしまうことも考えられます。家でも練習できることなので、癖づいてしまうくらい練習をしておくと安心です。

4.面接試験時のマナー


いよいよ面接が始まります。面接で答える内容はもちろん評価に値する大切なことですが、ここではマナーとして面接を受ける態度、姿勢、話し方についてご紹介します。話す内容は添削して何度も練習しているかもしれませんが、立ち振る舞いは意外と自分では確認できていないもの。相手からは気になる部分も、自分では気が付いていないことが多くあります

今から3つの点を確認していきますが、どれも無意識のうちに態度に出ている場合がありますので注意深くチェックしていきましょう。

髪や爪を触らない

まずは女性からご説明します。面接をしている際に、髪や爪を触る行為です。無意識のうちにやってはいないでしょうか。毛先を触ったり、髪の毛を整えなおしたりする仕草は、相手側から見ると非常に気になります。触っていなくても、顔を横に振って髪を払う仕草を面接中に何度もするのは、就活生も面接官も互いに集中できない要因の一つです。

しかしそれを無意識に行っているのであれば、直すのは難しいです。面接にこれといった決まった髪型はありませんが、短く切りそろえたり、髪が長い場合はまとめたりする。またはヘアピンでとめるなどして、髪が邪魔にならないようにするのも、相手への配慮に繋がります。

また男性は眉が隠れるような髪型は避けましょう。ここが隠れていると暗い印象を持たれがちであり、また目にかかると髪を面接中に触ってしまいがちです。襟足やもみあげ部分も伸びていると無意識に髪を触ってしまう原因になるため短く切りそろえておくように注意しましょう。

爪を触る仕草も無意識です。爪が伸びていたり、ネイルをしていたりすると指先は気になってしまいます。相手から見るともじもじしていて落ち着きがないように受け取られるので、爪は短く切りそろえておきましょう。

背筋を伸ばして足をそろえる

姿勢をしっかりと伸ばし、足を揃えている姿勢も長く続かない人が多いのではないのでしょうか。初めは美しい姿勢を心がけていても、だんだんと猫背になってしまったり、足を大きく開いたりしては、だらしない印象を与えてしまします。また姿勢が崩れると、自然と緊張感も緩みがちになり、思わぬミスを引き起こすかもしれません。

適度な緊張感を保ち続けるためにも、正しい姿勢はキープしましょう。背もたれには寄りかからず、背筋をピンと伸ばします。男性は肩幅程度に開いたまま、女性は足をそろえて靴と靴とが当たっている感覚を継続できれば大丈夫です。手を膝の上にきちんと置いておけば、足の乱れは防ぐことができます

相手の話を遮らない

そして最後は話し方についてです。ついつい相手が話している間に割入ってしまうことはないでしょうか。主体性を発揮したいからと言って、ガツガツと前のめりの姿勢は「話を聞いていない」とコミュニケーションスキルを疑われてしまいます。面接官がした質問に対して、食い気味に答えたり、質問を遮ったりしないようにしましょう。

そのような状況を生まないためにも、面接官の質問に対しては「はい」と返事をしてから一呼吸おいて答える練習をしておくと良いです。一つ一つの質問に対してきちんと「はい」とうなずくことで、相手も理解してくれたという印象を受けますし、こちらも落ちついて答えることができます。

面接はあくまでも会話、コミュニケーションです。相手の質問をしっかりと聞いて答えましょう。

5.退室時のマナー

面接が終わったからといって気を緩めてはいけません。部屋を出るまで、見られているという意識を持ちましょう。最後の最後でくじいては、これまでの頑張りも水の泡です。最後まで面接官に良い印象を与えられるように、退室のマナーもしっかりとチェックしておきましょう。

お礼を伝える

「面接終了です」と言われたら、退室の用意を始めます。すぐに立つのではなく、まずは「本日はお時間を頂きありがとうございました」と椅子に座ったままお辞儀をして伝えます。企業の面接官は普段の仕事がある中、面接のために時間を費やしてくれています。時間を割いてくれたことに対して、しっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。目を見て心を込めて挨拶ができると、最後非常に良い印象で面接を終えることができます。

席を立つタイミング

座ったままでのお礼の挨拶をしたらができたら、速やかに立ち上がります。再度お辞儀をしたら足元にあった荷物を手に取り、ドアの手前までまっすぐ進みましょう。その際、コートや上着はまだ着ずに手にもってドアの前まで行きます。鞄から何か持ち物がはみ出していたり、コートが地面についたりしないように注意しておくと、最後まできっちりしている印象を与えられます。

ドアをきちんと閉める

ドアの手前までまっすぐに進んだら、面接官の方を向き直し「ありがとうございました。失礼致します。」と言ってさらに一礼をしましょう。これも最後まで丁寧に挨拶やお礼の言葉が言えるのは好印象です。

退室時は大きな音が出ないように静かに扉の開け閉めを行います。扉をゆっくりと閉め終えたら面接終了です。何か指示がなければそのまま帰宅となりますが、面接室を出たからといってもそこはまだオフィス。「終わったー」などと大声を出したり、スマートフォンをさわったりすることなく静かに会場を出ましょう。会社を出るまで油断せず、マナーを意識した行動が重要です。

6.面接終了後のマナー

そして面接後のマナーについてです。面接後も好印象を与えることは可能です。最後の最後までマナーを心がけた行動をしていきましょう。

お礼メールを送る

お礼メールとは、その名の通り面接の場を設けてくれた担当者の方へ感謝の気持ちを送るメールのことです。これは社会人のビジネスマナーの一つです。社会人になると取引企業先との商談後、先輩との面談後など必ずお礼の連絡をします。面接後のお礼メールは必須ではありませんが、非常に良い印象を与えることができるでしょう。

ビジネスメールのマナーを守って、必ず面談後のその日のうちに送るようにしてください。以下の例を参考にぜひお礼メールを送ってみてください。

お礼メールの例文

7.WEB面接でのマナー

最後にWEB面接でのマナーをご説明します。最近ではWEB面接といって、直接対面ではなく、オンラインツールを通しての面接も行われています。日本中あちこちへ飛び回らなくても、色々な企業の面接を受けることができるのはとても嬉しいことです。企業側としてもパソコン一つで面接ができるのは、受付対応や会議室の設営をしなくてすみます。そのためWEB面接を取り入れている企業は増えてきているのです。

ここではそのWEB面接時のマナーについてご紹介します。

カメラのアングルと明るさを調節しておこう

最初はカメラのアングル調整です。事前にPCやタブレット端末など使用するカメラのアングルを調整しておきましょう。面接が始まってから、カメラが傾いていたり、画面が暗すぎたりすると、調整するのにも余計な時間がかかって迷惑をかけてしまします。また、画面の暗さは印象の暗さにも繋がります。

アングルとしては、顔だけでなく胸より上が映るようにし、頭は画面から見切れないようにします。背景はごちゃごちゃしないように、無地の壁や、カーテンにすると良いです。カメラと自分の目線が平行になるように、高さも調節してください。明るさも周りの環境を調節しながらチェックしてみましょう。

カメラアングルの」正しい位置を表した図)

自分から挨拶しよう

WEB面接では、インターネット通信の関係でタイムラグが生じることがあります。段々と慣れてくれば、スムーズなコミュニケーションが取れるようになりますが、はじめのうちは探り探りになるはずです。まずは第一声、「初めまして。〇〇大学の〇〇です。本日は宜しくお願いします」と自分から言いましょう。面接官の指示をずっと待っているよりも、自分から挨拶したほうが、面接官もスムーズに面接が始められます。相手への配慮は直接会っていなくてもできるのです。

音が鳴るものはオフに

そして音が鳴るものは全てオフにしておきましょう。WEB面接を受ける場所はできる限り外部からの騒音、生活音などが入りにくい場所で行ってください。スマートフォンなどの着信音はもちろん、パソコンの中のソフトからの通知音、来客によるインターフォンの音にも注意です。面接が中断となってしまうと、面接官の手間を取らせてしまうことになりますので、細かいところまでマナーを守って面接に取り組みましょう

面接試験マナーチェック項目

これまで一緒にチェックした項目について、一覧にまとめました。面接直前にも確認できるように、よく読んでおきましょう。

マナーチェックのリスト

面接試験のマナーを事前に学んで本番に挑もう!

面接では、直接会うからこそその人のあり方や立ち振る舞いが浮き彫りになります。マナーは今まで意識していなかった人にとっては、面接の一つの関門になるかもしれません。しかし、マナーは対策次第で誰もができるようになります。そしてその覚えたマナーは、これから先社会人になってからも必ず必要になるのです。仕事ができる社会人は必ずこのマナーは身についています。就活のこの機会に、マナーも一緒に学び、面接の場でも積極的に実践していきましょう。

マナーは相手も自分もお互い気持ちよく過ごすための優しい心遣い。本番もスマートに面接ができるように事前にしっかりと学んで本番に挑みましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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