就活その他

意識高い系の就活生にありがちな5つの特徴|評価をさげない対策も紹介

就活において「意識高い系」は良い意味ではないことが多い

近年、就活などにおいて「意識高い系」という言葉が聞かれるようになりました。意識高い系とは目的達成のために行動をおこすのではなく、評価や印象を演出するために活動しそれをわざわざアピールする人のことです。意識高い系とはそういった大学生によく使われている言葉でしたが、しだいに社会人や主婦に対しても使われるようになってきました。

例えば、おしゃれな手料理をインスタやフェイスブックに載せるためにつくったりしている人などが、意識高い系といえます。本人がおいしいものが好き、料理が趣味という理由で行動しているなら意識高い系ではありませんが、目立ちたいがためにそうした行動をとっているなら意識高い系といえます。就活生も、見栄を張るあまり意識高い系大学生になってしまっている人が多いです。意識高い系とは誉め言葉ではありませんので「意識高い系の学生」を目指すのではなく、「意識の高い人」を目指すようにしましょう。

スキマ時間3分で自己分析を完璧にしよう

就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは以外と難しいですよね。

そこでおすすめなのが「自己分析ツール」です。3分程度で終わる質問に答えるだけで、あなたの性格を12タイプから診断。あなたの強みや弱みを簡単に知ることができます。

このツールを使えば選考でアピールできる強みを簡単に特定することができます。今すぐ活用しましょう。

分析スタート!【無料】

あわせて活用したい!

30秒で適職がわかる!スマホで診断できるお役立ちツールです。

意識高い系就活生の5つの特徴

意識高い系の就活生には、5つの特徴があります。ここで問題なのが、意識高い系の就活生は実践や行動などが伴っていないのに、人と比べたり誰かを見下しているような発言が多くなってしまうということです。また、本人は本当に意識が高い人になったつもりで、ただの意識高い系の人になってしまっていることがあります。

自分が意識高い系になっていることに気付かないでいると、自分に対して抱いているイメージと他人から見た客観的な認識にズレが発生し、そのギャップに苦しむことになります。知らず知らずのうちに自身が意識高い系の就活生になっていないか、特徴を知り確認していきましょう。

①他の就活生と優劣をつけたがる

意識高い系の就活生は、他の就活生と優劣をつけたがるという特徴があります。学生団体を主催してイベントをおこなった、海外でボランティア活動をしていたなどの経験について誇りを持っており、そうした活動をしていない普通の就活生を見下していることがあります。自分の方が優れているという考えがあるため、一般的な大学生として勉学やサークル活動、アルバイトなどを頑張っている学生を自分より下に見ているのです。

楽しい大学生活を送るために行動するのではなく、一歩進んで社会的に貢献できる活動をするのは素晴らしいことです。しかし、サークル活動やアルバイトも一生懸命取り組んでいるのであれば同じぐらいの価値があります。活動の内容ではなく何を学んだのかが重要であり、そうした学生を見下すのは意識高い系の嫌な部分といえます。

②人脈の広さをアピールする

意識高い系の人は、経営者など地位の高い人との人脈をアピールする傾向があります。人脈が広いことはいいことですが、経営者との人脈があるからといって自分自身の地位が高くなるわけではありません。人脈を就活に活かすのは良いですが、あまり周りに自慢したりしないように心がけることが大切です。

意識高い系の人の中には、「一度会ったことがある・会話をしたことがある・名刺交換をしたことがある」程度の人との繋がりをアピールする方もいるようです。たとえ会ったことがあったとしても、相手からすれば多くの学生のうちの一人であり繋がりがあるとはいえません。まるで親しい間柄のように振舞っていると誤解を生みやすいのでやめておきましょう。

③専門用語を使う

専門用語を多用するという意識高い系の人も多いようです。社会に出ると、「リスケ」や「サジェスト」などといった日常会話で使わないようなビジネス用語が飛び交っていることがあります。しかし、わざと専門用語を多用するとその意味を知らない人には何を言っているのかわかりませんし、少し嫌味な印象になってしまう可能性が高いです。

また、意識高い系の人の中には、正しい意味をわかっていないのに難しい言葉を使おうとする人がいます。間違った言葉だと相手に指摘されてしまえば、恥ずかしい思いをすることになるでしょう。不必要な難しい言葉を使ったりわざわざ英語に言い換えたりするのは意識高い系の人の特徴ですので、気を付ける必要があります。

④SNSで拡散したがる

意識高い系の人のは、自分の就活状況やその他の活動についてSNSで拡散しようとする人が多いです。食べておいしかった料理の写真や友達と過ごしたことをアップするのではなく、自分自身の頑張っている姿や意識の高い考えについて周りに見せようとするところがあります。

自分の行動や近況を知らせるだけなら問題ありませんが、意識高い系の人はそうした情報を拡散することで周りに評価されたいという考えがあるのです。さりげなくすごいことに挑戦している、一生懸命頑張っている自分を印象付けるために、アップする文章などで過度な演出をおこなっていることがあります。そうしたSNSの投稿は見ている側からすると面白いものではありませんので、なんどもアップすると距離を置かれてしまうでしょう。

⑤過度な演出をする

最後にご紹介する意識高い系の就活生の特徴として、過度な演出をしたがるというものが挙げられます。就活において、企業に自分のアピールをする自己PRの枠はとても重要です。しかし、限度を超えてやりすぎと判断されると、過度な演出と捉えられてしまいます。

例えば、小売店では自分のキャラクターを武器に営業していきたい学生が、存在をアピールするために、香水を沢山かけすぎて面接に挑む、海外育ちをアピールするために、依頼されていないのにいきなり英語で自己紹介を始めるといったものが挙げられます。また、自分の学生時代の功績をながながと話し続ける行為も過度な演出のひとつと言えるでしょう。これらの行動は採用担当者に「やりすぎ」と判断されかねない意識高い系就活生の過度な演出です。

「意識の高い」就活生は周りを気にしていない

意識高い系の就活生は、自分をよく見せようと過度な演出をおこないます。しかし、そうした行動は相手に見透かされていることが多いです。上辺だけの印象を取り繕っても多くの学生を見てきた面接官にはバレてしまいますし、他の就活生にも冷めた目で見られることになる可能性が高いでしょう。

本当に意識の高い人は、周りの評価を気にせずに目標をもって努力を続けている人です。自分がどう思われているかを気にして行動しているわけではありません。相手から良く思われたいという動機で行動する意識高い系の人は、本当に意識の高い人のような評価は得られないのだと心得ておきましょう。自分を過大評価してアピールするのではなく、謙虚な姿勢が大切です。

意識高い系の就活生にならないために

就活生は、気付かないうちに自分が意識高い系になっていないか気を付けるようにしましょう。意識が高い人に憧れて真似をしているうちに、自分自身の意識が本当に高くなるのではなく上辺だけ演技をするようになってしまう人は多いです。

ここでは、意識高い系の就活生にならないためのポイントを紹介します。意識高い系の就活生ではなく、本当に意識の高い人を目指して行動してみましょう。そうすれば、自然と周囲からも良い評価を得られるはずです。

自分を過大評価しない

意識高い系の人は、自分を過大評価していることが多いです。意識高い系の就活生にならないためには、自分を過大評価して根拠のない自信を持たないように気をつけましょう。自分に自信があるというのは良いことですが、謙虚な姿勢も大切です。自分について客観的な視点で冷静に向き合うように心がけましょう。

自分以外の人を見下すのもNGです。他の人に自分の価値観を押し付けて評価していると、しだいに物事に対する考え方が偏ってしまいます。学生団体でのイベント運営やボランティア活動を頑張ることと、サークル活動やアルバイトを頑張ることは比べようのないことであり、それぞれに頑張る理由があります。人のことを見下しても自分の価値が上がるわけではありません。

自己アピールしすぎない

意識高い系の就活生は、人より自己アピールをしすぎるという特徴があります。あれもこれもアピールするのはマイナス評価につながりますので、ほどほどにしておきましょう。海外でボランティアや留学をしていたというのは確かに貴重な経験であり、面接などの自己アピールに使うことができるエピソードです。

しかし、その活動を通して何が得られたのかが重要なのであり、活動自体が評価されるわけではありません。自分がどれだけ優秀なのかアピールしすぎると、目的のために行動したのではなく就活でのエピソードを作るためにやっていただけなのではないかと思われてしまいます。意識高い系だと思われないためには自分の優秀さをアピールするのではなく、仕事でどうやって役に立つことができるのかをアピールするようにしましょう。

素直になる

意識高い系の就活生にならないためには、素直になることも大切です。面接で質問された際に、分からない業界用語が出てきた場合、「分かりません」と素直に言えるでしょうか?面接官は、業界研究をするうえで、知っていて欲しいということも確かにあります。

しかし、分からないのにわかったふりをして話すというのはプラスの評価には決してなりません。「申し訳ございません。勉強不足のため○○という言葉を存じあげません。意味をおしえていただけますでしょうか?」と分からない単語に対しては素直に聞くようにしましょう。

面接以外でも同様です。企業のことを知ったふりをしてペラペラ話していませんか?就活生よりも働いている人のほうが、企業のことについては熟知しています。「自分はこんなに知っています」というような態度は出さず、あくまで就活生としてのフレッシュさを大切にしましょう。

自分の強み・弱みは、ツールを使えばかんたんにわかります

自己分析ツールはもう試しましたでしょうか。就活では自己分析が重要です。中途半端に自己分析を終わらせてしまうと、入社後のイメージギャップから早期退職につながってしまいます。

そんな時は「自己分析ツール」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

診断スタート【無料】

あわせて活用したい!

30秒で適職がわかる!スマホで診断できるお役立ちツールです。

意識高い系就活生にならないように自分を見つめ直そう

意識高い系就活生の特徴について紹介しました。意識高い系の人は他の就活生と優劣をつけたがったり、人脈の広さをアピールする、専門用語をわざと多用するなどの特徴があります。SNSで自分の就活状況やその他の活動について拡散したがる人も多く、そうした行動は周りに冷たい目で見られることが多いでしょう。

意識高い系の就活生であることは周りに見破られる可能性が高いため、就活においてもマイナス評価になってしまいます。そうならないためにも、自分を過大評価せずに謙虚な姿勢を持つようにしましょう。自己アピールのしすぎもNGです。意識高い系の就活生になるのではなく、本当に意識が高い人になれるように行動していくことが大切です。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ