就活その他

【就活生の人数は増えている?】競合者に負けず内定を取る方法も解説

平成22年以降就活生の人数は増加傾向

平成20年から平成22年にかけて就活生の数は減少していますが、平成23年より右肩上がりに変化しています。一部の業界を除いて産業別の就職者数も増加傾向にあり、各企業は嬉しいものの、就活生とっては自分のライバルが増えていることに他なりません。

そのため、すべての就活生が第一志望の会社に入っているわけではないことも考えられます。こうした厳しい状況において、学生のすべきことは、就活生の人数が増加している現実を受け止め、内定に近づくためにはどうすればよいのか模索することです。

そこでこのページでは、近年、就活生の人数がどれくらい増えているのかを紹介つつ、内定を獲得するためのさまざまな対策を取り上げていきます。

どれくらい就活生の人数は増えているのか

大卒の就活生の人数は、現在、40万人以上です。数年前は、30万人程度しかいませんでしたが、近年は急速に数を伸ばしています。また、一度は就活生の数が減りながらも、増加傾向になっている業界もあります。

就活生は現状ではどれぐらいの人数がいるのか、産業別の就活生推移などをみていきましょう。産業別の就職者数の現状を知ることで、就活に役立てることが可能です。

大卒求人倍率調査|基幹調査|リクルートワークス研究所

現状では40万人を超えている

平成21年は就活生全体で約38万人いましたが、平成22年になると約32万人に減ります。この減少は、リーマンショックによるものです。しかしながら、平成23年には約34万人に増加し、1年ごとに、35、37、39万人と右肩上がりに成長しています。

そして、平成27年には40万人を超えます。平成29年以降は、約43万人とさらに就活生の数を増加させ、多くの人が就職している計算です。また、正規ではない職員の数が年々減り続け、正規職員の数も増加しています。

もちろん就職率もアップしており、数年前は60%しかありませんでしたが、現状では70%以上に変化しています。いずれにせよ、就活生は年々増えていると認識しておいてください。

学校基本調査 | e-Stat 政府統計の総合窓口

産業別の就職者数も増加傾向

リーマンショックによって就活する人が減ってしまうものの、その後、かつてよりも就活生が増加している業界があります。例えば、運輸業や郵便業です。これらの産業は、人手不足を問題にしているからこそ、過去よりも人材を多く集めています。

不動産業や建設業も、リーマンショック前より就職者を増やしています。これは、オリンピックの開催が影響しているといわれています。他にも、小売業や卸売業は、リーマンショック以前よりも増加傾向にあります。

医療や教育、福祉などは、リーマンショックに関係なく人数を増やしている産業です。リーマンショック以前よりも採用人数が伸びていない業界は、製造、情報通信、金融、保険業などです。

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すべての就活生が第一志望に受かるとは限らない

現状、就活生は40万人以上います。しかし、第一志望の企業に入社できる就活生は3割程度といわれています。つまり、何十万人もの就活生が、一番に志望していた企業に入れなかったということです。ただし、第一志望ではないが入りたい企業に入社できたと感じている就活生も多いようです。

入社した企業に満足しているという人は増加傾向にあるものの、第一志望の企業に受かる人の割合は高いパーセンテージではありません。さらに、内定を獲得した会社の平均数なども毎年上がっていますが、大幅にアップしているわけではありません。就活生は内定を得るために、さまざまな対策をして、就活に臨まなければなりません。

【就活リサーチ】第1志望に入社できる学生は3割 - 産経ニュース

他の就活生に負けずに内定を獲得するための対策5つ

内定を獲得するための対策は、いくつかあります。まずは、しっかりと自己分析することです。さらに、業界・企業研究をおこない、ビジネスシーンに必要な知識を身に付けておきましょう。

また、OBやOGなど就活経験者の話を聞き、職業体験であるインターンに参加することも非常に重要です。時間のある人は、資格取得や試験対策もおこなうようにしましょう。こうした他の就活生に負けずに内定を獲得するための対策について、詳しく解説します。

①自己分析をする

就活前に自己分析することは、非常に重要です。自分にしっかりと向き合い、これらからどのようなキャリアを積んでいくのか、あるいは自分はどのような人生を送りたいのかを考えるようにしましょう。やりたいことが明確にあったとしても、はたしてその仕事でよいのか、他にも自分に合ったビジネスがあるのではないかと真剣に向き合ってください。

正しく自己分析するコツは、素直になることです。周りに流されてしまったり、他者からの情報を鵜呑みにしてしまうと、後悔するリスクがあります。自分を一方からみるのではなく、さまざまな角度から分析しなければ、本来の自分をみつけられません。先入観を持たず、自分の進むべき道を発見しましょう。

自己分析のやり方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

②業界・企業研究をおこなう

業界・企業研究も、他の就活生に負けずに内定を獲得するための対策として知られています。なぜ業界研究をおこなうのかというと、自分の入りたい企業を選ぶ際、業界について理解を深めておくと、選びやすくなるからです。

そして、業界の数よりも企業数の方が圧倒的に多いため、先に業界研究することをおすすめします。その後、志望する企業を研究します。パンフレットやホームページをみるだけではなく、どのような人材を求めているのか、社内の雰囲気はどうなっているのかなど、さまざまな角度から企業をみてみましょう。業界・企業研究を進めることで、自分の理想通りであることを確信したり、思っていた業界や企業とは違うという発見もあります。

業界研究のやり方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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③経験者の話を聞く

就活は、早めにスタートさせることでライバルたちよりも有利になりますが、初めての経験だからこそ何をすればよいのか困惑してしまう可能性もあります。そのため、就活を経験し、内定を獲得した人にアドバイスを求めるようにしましょう。

就活前にすべきこと、しなくてもよいことなどを聞くことで、スムーズに就活を進められます。中でもおすすめなのは、自分が志望している会社、あるいは業界で働いているOB・OGを訪問することです。

こうした先輩たちからのアドバイスは、面接対策など、より具体的な就活での必要情報になるでしょう。さらに、経験者に相談したからこそ、自信を持て、円滑に就活を進められる可能性があります。

④インターンに参加する

インターンシップとは、職業体験のことです。このインターンシップに参加すれば、自分と会社が合っているのか把握できるだけではなく、どのような仕事内容なのか、企業内の雰囲気はどうなっているのかも分かります。

就活に有利な情報を得られるため、インターンにはできる限り参加するようにしましょう。また、インターンに参加すれば、入社後にギャップを感じすぐに離職してしまうリスクも回避できます。

インターンにはさまざまな種類があり、企業ごとに内容が異なります。1日で終わるものもあれば、1週間以上かけておこなわれるものもあります。企業によっては実施していないこともありますが、興味のある会社や業界で開催している場合は、積極的に参加しましょう。

インターンシップの必要性については、こちらの記事で詳しく解説しています。

⑤資格取得や試験対策をおこなう

資格を取得すれば、ライバルたちよりも就活において有利です。なぜなら、自分をアピールできる要素が増えるためです。志望している業界、あるいは企業がどんな資格を求めているのか知り、取得を目指しましょう。

英語、パソコン、事務系などさまざまな資格があります。比較的時間に余裕のある学生時代に取得しておくのがおすすめです。また、会社によってはSPIなどの筆記試験があるため、その対策もしておきましょう。

読解力、計算力などのさまざまな能力が問われる重要な試験もあり、まったく勉強していないと、よい結果を出せない可能性があります。対策本などを購入し、勉強しておきましょう。

就活生の人数は年々増え続けているため対策が必要

ここ数年、就活生の人数は増え続けています。具体的には、リーマンショック後と比較すると、10万人以上増加しており、ライバルたちと争うことを拒否できません。一部の業界のみ就活生の人数が増え続けているわけではなく、たいていの産業は増加傾向です。誰でも第一志望に受かるとは限らないと認識しておきましょう。

こうした状況だからこそ、内定を獲得するために対策しなければなりません。自己分析、業界・企業研究、OB・OG訪問、インターンへの参加などは、内定のための対策方法として知られています。時間的な余裕のある人は、資格を取得することもおすすめです。他の就活生に負けないように、しっかりと就活の準備をしておきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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