就活イベント

【会社説明会のマナー】覚えておくべき6つ事項と持参物

会社説明会では社員に見られている意識を持つ

会社説明会に参加するときは、社員から見られているという意識を持たなければいけません。ただの会社説明会だからといって油断をしていると、気付かないうちにマナー違反をしてしまいます。企業の社員は、そういったマナー違反の有無を、意外と細かく見ているのです。

会社説明会でマナー違反をして、それを社員が覚えていれば、就活の選考で不利になってしまう可能性もあります。「マナーを守れていなかった人」というレッテルを貼られたら、挽回するのはなかなか難しいでしょう。だからこそ、会社説明会の時点でも油断をせず、常に気を引き締めておくべきなのです。

会社説明会のマナー6つ

では会社説明会のマナーとは、一体どのようなことを指すのでしょうか。この章では、マナーについて6つのポイントに分けて解説します。

以上6点のマナーのポイントを、シチュエーション別に紹介します。マナーとは「相手に失礼を与えないこと」です。自分の振る舞いひとつで、知らないうちにマナー違反してしまわないように、事前に学び会社説明会でも実践できるようにしましょう。大勢のリクルートスーツを着用した学生の中で、一人だけマナー違反をしてしまうと非常に目立ちます。「会社説明会だから選考ではない」と構えず、社員に見られている意識を持ち、悪い印象を企業に与えないようにしましょう。

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会社説明会のマナー①余裕をもって到着する

会社説明会の会場にギリギリに到着するのは、マナー違反です。面接なら、早く到着しすぎると準備や前の人が終わっておらずマナー違反となるため、5分前でも問題ありません。しかし、会社説明会では大体30分前に準備が終わっているため、ギリギリに到着すると印象が悪いのです。10~20分前くらいには到着しておくのが、マナーです。

説明会の時間のマナーについてはこちらの記事でまとめています。是非参考にしてみてください。

会場に入る前にコートとマフラーはとる

会社説明会の会場に入る前には、リクルートスーツのみの状態でいてください。コートとマフラーは会場に入る前に脱ぎ、カバンを持っている腕に掛けて持ち歩きます。受付では大学名・氏名をきちんと名乗るようにしましょう。コートとマフラーを身に着けたまま受付をするのはマナー違反です。

ビジネスの場では、コートやマフラー、他にも手袋やイヤーマフラーは、会社の領域に入る前に着脱した状態で入場するのがマナーとなります。。会場に入る前に防寒具を外すことでマナーは守ることができるので、防寒対策はしっかりしてください。

受付では大学名・氏名を名乗る

会社説明会の会場に到着したら、まずは受付をしましょう。受付では、自分が属する大学の名前と、氏名を伝えてください。この際、ぶっきらぼうな言い方にならないように注意が必要です。ただの受付でも、企業の社員がどこでチェックしているか分かりません。気を抜かず、正しい言葉遣いで話しましょう。

大学名と氏名を伝える際には、聞き取りやすい声を心掛けてください。ハキハキと大きな声を出すのがポイントですが、大きすぎると周りの迷惑になってしまいます。挨拶後、提出書類がある場合はそれを渡しておきましょう。

受付でのマナーについてはこちらの記事でより詳しく紹介しています。

会社説明会のマナー②会場内では私語を慎む

会社説明会では私語を慎むようにしてください。同じ学校の友人と説明会に参加をしていてつい話しをしてしまった、たまたま隣の席になった人と気が合い話が盛り上がってしまった、というケースはよくあるでしょう。しかしこの状況は、緊張感がないように見えてしまいます。

携帯電話の電源は切っておく

会社説明会では、携帯電話の電源を切っておくことが当然のマナーです。社員が話をしているときに、携帯電話の音楽が流れれば、話をさえぎってしまうため失礼にあたります。必ず電源を切るか、音楽・バイブレーションの鳴らないサイレントモードにしておきましょう。

「マナーモードなら良いだろう」と考えている就活生も、少なからずいるかもしれません。しかし、マナーモードの多くは、着信時などにバイブレーションが発動します。全員が真剣に話している場合は、そういったバイブレーションの音でさえ、気になるものです。会社説明会だからといって油断をしないように、気を付けてください。

自由席の場合は前に座る

自由席の場合は、前に座るようにしてください。自由席だからといって、後方に座ったり、端に座ったりしては、後から入場してくる人たちが座りにくくなるだけではなく、説明会をする担当者も話しにくくなります。自分の都合だけしか考えられない人はマナーを守れていない人と見受けられてしまいます。

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会社説明会のマナー③説明がいつ始まってもいいように準備しておく

説明がいつ始まってもいいように準備しておくことも、マナーのひとつです。私語をせず、メモがいつでもできる準備を済ませ、落ち着いた様子で椅子に座って待っているようにしましょう。

もらった資料は事前に目を通す

会社説明会においては、事前に資料に目を通しておくことも重要なポイントになります。事前に目を通しておくことで、「〇〇についてよくわからないから、この点についてしっかりと学ぼう」など、会社説明会による目的をはっきりとすることが出来るようになります。

会社説明会では多くの情報が提供されますが、ただ漠然とそれらの情報を聞いているだけでは頭に入っていきません。事前に資料に目を通し、疑問点を明らかにしておくことで、より効果的に情報を頭に入れられます。

疑問点もメモをしておく

説明会には質疑応答の時間が設けられていることがほとんどです。そのときに質問ができるよう、この時点でいくつか疑問点をピックアップしてメモしておきましょう。

他にも説明会終了後に、社員との座談会タイムや、採用担当者と直接話せる機会がある場合もあります。疑問点や質問を聞くチャンスでは、積極的に企業研究している姿を見せ、志望度の高さをアピールしましょう。

会社説明会のマナー④メモを取ることに集中しすぎない

会社説明会では、社員が話をしますが、参加している側がメモばかり取り、少しも顔を上げないようであれば、マナーとして良くありません。会社説明会ではメモを取ることに集中しすぎず、できるだけ社員の人の顔や目を見て、話を聞くようにしてください。

しかし、会社説明会で全くメモを取らないのは、もちろんNGです。メモを取らなければ、やる気や意欲が伝わりにくくなります。話が止まるタイミングなどを見計らって、小まめにメモを取ることをおすすめします。

腕組みなど聞く態度に気を付ける

話を聞く態度にも気を付けましょう。会社説明会は長いと2時間以上にも及ぶこともあります。時間が長くなると、その分集中力が切れてきてしまって、ついマナーが疎かになってしまいます。マナーが疎かになってしまうと、企業の方々に失礼な印象を与えてしまう恐れがあります。

つい腕組みをしてしまう癖がある人は、説明会中にそのような癖が出ないよう注意しておきましょう。また足を組む、貧乏ゆすりをするなどの行為も見ていて心地良いものではありません。時間が長くなれば集中力も途切れがちになりますが、会社説明会では就活生のマナーも見られています。最初から最後まで集中を切らさずに臨みましょう。

会社説明会のマナー⑤1人でいくつも質問しない

「会社説明会で企業の社員に印象を残そう」と気合いを入れた結果、1人で何個も質問をする学生が稀にいます。しかし、実はこれは、マナー違反にあたるのです。1人で繰り返し質問しても、悪い印象だけが積み重なり、選考に対して悪影響を与えかねません。意外と知られていないマナーのため、気を付けておきましょう。

質問は基本的に1人1~2回がマナー

会社説明会では、1社につき1人1回の質問が無難だと思っておきましょう。マナー違反にならない質問の回数は、多くても2回です。それ以上の質問がある場合は、説明会終了後に社員の人に個人的に質問するようにしてください。OB訪問を依頼するなどして、次に繋ぐのもアリです。

調べればわかることは質問しない

説明会では積極的に質問をすることで、採用担当者に覚えてもらうことができますが、質問内容は何でもいいわけではありません。企業のホームページなどで調べればわかることを聞いてしまうと印象が悪くなる可能性がありますので、企業の基本的な情報については質問しないようにしましょう。

企業の事業内容や取り扱っている商品、サービスなどを聞いてしまうのはご法度であり、これらを聞いてしまうと企業研究ができていないというマイナスの印象を与えてしまいます。説明会は企業研究の一環ではありますが、事前に企業研究をしておくことも大切です。ある程度のことは事前に調べておき、下調べと説明会でもわからなかったことのみ聞くようにしましょう。

しかし、説明会で何も質問しないというのもあまり印象はよくありません。なるべく質問をするようにしましょう。何を質問すればよいかわからないという人は、この「合説効率化マニュアル」を参考にしてみましょう。説明会の際に企業に聞いておくべき質問リストが掲載されていますので、それに沿って質問すれば悪い印象を与えることは避けられます。

会社説明会のマナー⑥企業側の人にきちんと挨拶をして退室する

「本日はありがとうございました」の一言を言って退室するだけで、印象は大きく変わります。退場の波に乗ってそさくさと帰り、興味がない会社の説明会だったから挨拶はしなくてもいいということはありません。ひとつひとつの説明会に感謝や挨拶ができない人に、企業は次も会いたいと思うことはできるでしょうか。

次も会いたい人=次の選考に来て欲しい人になるためにも、笑顔で説明会開催のお礼を伝えて退室しましょう。次の選考に有利に進むためにも、説明会を聞く側の立場からマナーを守る姿勢を見せて参加してください。

会場を出るまでは騒がない

会社説明会の会場を出るまでは騒がないこともマナーです。説明会の場を抜けたら、そこはまだプライベートの空間ではありません。最後の最後まで、企業はあなたの振る舞いを見ています。急いで退場したり、志望している業界の説明会に参加できて興奮したりしている人は、企業にはどのように映るでしょうか。会場を出るまではビジネスの空間にいることを忘れないでください。

もしもすぐに会社説明会の所感を話し合いたいという場合は、会場を出るまでは過度な私語をせず、会社の従業員が完全にいないエリアまで移動してからフィードバックをするようにしましょう。会社説明会の会場近くの喫茶店だと、会社の従業員が休憩をしている可能性が高いです。会場近辺では、なるべく会社についての話題を避け、従業員に見られる可能性が高いことを意識するようにしてください。

会社説明会に持っていくべきもの一覧

それでは、会社説明会に持っていくべきものをご紹介します。持っていると便利なもの、もしものために使えるものなどを一覧にしてまとめました。

・A4サイズの書類が入るカバン

会社説明会に参加すると、会社パンフレットや案内資料をもらうことがあります。書類を裸で持ち帰ることはマナー違反になります。必ずA4が入るサイズのカバンを持ち歩き、丁寧に書類をしまうようにしてください。

・クリアファイル

上記の書類をそのままカバンに入れてもよいですが、クリアファイルに入れて格納した方が、美しい作法といえます。クリアファイルに入れることで書類が折れにくくなります。また、水分をはじく効果もありますので、突然の雨でも書類を守ることができます。

・筆記用具、メモ帳、ノート

会社説明会の際は必ずメモを取るようにしましょう。そのための筆記用具と、メモ帳、ノートは忘れずにカバンに入れておくようにしてください。説明会の感想を聞くアンケートなどを実施している会社もあるので、その際は自分の筆記用具を出して記入するようにしてください。

・ハンカチ
ハンカチは万能なアイテムです。突然の雨で濡れた髪や服、カバンを拭くことができます。他にも、遅刻しそうになって走り、汗が出ている状態になってしまったときにも活躍します。ハンカチで汗を拭いてから入場しましょう。トラブルというのはいつどこで起きるのかわかりません。カバンに忍ばせておきましょう。

会社説明会の持ち物はこちらの記事で詳しくまとめています。

会社説明会ではマナーを守って好印象を与えよう

会社説明会に参加する際は、最低限でも上記でご紹介したマナーを守りましょう。あとは、明るい声で挨拶ができていれば、悪い印象を残すことはないはずです。

会社説明会では、社員側もよく学生の様子をチェックしています。そこで悪い印象を与えてしまうと、その後の選考に影響を与える可能性があるでしょう。そのため、できるだけ良い印象を与えられるように、心掛けることが大切なのです。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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