面接対策

【グループディスカッションの自己紹介】例文付きでポイントを解説

グループディスカッションでは自己紹介をおこなう場面がある

企業によっては、選考にグループディスカッション形式の試験を取り入れています。グループディスカッションでは、与えられた議題に対して、就活生同士で意見を出し合い、討論することで結論を導き出します。

選考でよりよい討論を展開するには、共に議論を進めていくメンバーのことを、自己紹介を通じて理解することが大切です。

グループディスカッションの最初に、討論をするグループ内で自己紹介をおこなう場面があります。試験官から促されることもありますが、特別に場面を設けられないままディスカッションが始まった場合は、自ら率先して自己紹介をしましょう。

ここでは、グループディスカッションにおける自己紹介の重要性ややり方について解説します。

自己紹介次第で討論にスムーズに入れる

採用担当者はディスカッションで、参加者ひとりひとりがどのような態度・姿勢でディスカッションに挑んでいるかを評価します。そこから就活生の人柄や能力を判断するためです。

そのため、グループディスカッションでは、発言の内容よりも、議論にどのように参加していくのか、人との協調性があるのかなどに注目されます。これらを討論の中でアピールしていくためには、自己紹介で参加者同士を理解しておくことが大切です。

ディスカッションが始まる前に自己紹介をしておくことで、話し合いの雰囲気が柔らかくなり、意見を出しやすくなるでしょう。和やかな雰囲気を作り、また自分のキャラクターを周囲に知ってもらったうえでディスカッションを開始することができれば、討論がよりスムーズに進んでいくといえます。

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グループディスカッションでの自己紹介のポイント5つ

グループディスカッションでの自己紹介は、通常の面接時と同じようにおこなえばよいのか、疑問に思う人も多いでしょう。実際は、グループディスカッションならではのポイントがいくつかあります。

グループディスカッションで面接のときと同じような自己紹介をしてしまうと、時間を多く使いすぎて他の就活生に迷惑をかけてしまったり、自分のキャラクターを上手に伝えられなかったりなどの事態が想定されます。そうならないために、ここではグループディスカッションならではの自己紹介のポイントを5つ紹介します。

①事前に話す内容は決めておく

グループディスカッションや面接では、緊張のために話したいことが上手く話せなかった、という人も多いでしょう。人は緊張をすると、自分の思っていることの半分も伝えられなくなるのが現状です。

そこで、スムーズに自己紹介をするために、事前に話す内容を決めておくことをおすすめします。内容は箇条書きでもいいですし、文章にしてみてもよいでしょう。そして内容を決めて書き出してみたあとは、声に出して練習しましょう。

棒読みにならないように、自然な感じで話せているかを確認しながらおこないましょう。もし家族や友人が近くにいるならば、聞き手になってもらうとさらに練習になります。

②話す内容はシンプルにまとめる

自己紹介で大切なポイントは、話す内容をシンプルにまとめるということです。長い自己紹介は、聞いている方も退屈になってしまいます。短いながらも起承転結を入れた、リズム感のある内容になると印象がアップします。

内容をシンプルにとはいっても「〇〇です」と名前だけいうのは余りにもぶっきらぼうです。10秒~30秒を目安に収めましょう。

グループディスカッションでの自己紹介は、他の就活生に名前を知ってもらうことが一番の目的です。印象的な自己紹介をすることで名前を覚えてもらえれば、その後の討論もスムーズに進むでしょう。

例えば、「名前に珍しい漢字が入っているため、読み方をよく間違われる」などの自己紹介は、印象的で名前を覚えてもらいやすいです。何かひとつ印象に残ることを、簡潔に紹介しましょう。

最適な自己紹介は名前と大学名+一言

グループディスカッションの自己紹介として最適なのは、「名前と大学名+一言」です。就活生のなかには、自己紹介を採用担当者の方にアピールする機会と捉え、長々と話してしまう人もいます。

しかし、自分のアピールはグループディスカッションでは求められていません。スムーズに自己紹介を終え、本題のディスカッションにうつる必要がありますので、無駄な自分のアピールは、グループのメンバーに迷惑がかかります。

自己紹介は「名前と大学名+一言」程度の内容にとどめておき、できる限り素早くディスカッションに移ることが賢明です。

③打ち込んできたことを話す

グループディスカッションの自己紹介では、自分がどんなことに打ち込んできたのかを簡潔に話すこともおすすめです。例えば、「学生時代にどんなサークルに所属し活動したのか」や「卒業論文はどのようなテーマで進めているのか」などがあります。

打ち込んできたことの紹介により、自分を印象づけられます。○○をしている人だ、と他の就活生も覚えやすくなるでしょう。また、同じことに取り組んでいる人がいれば、共感を得ることができ、チームの雰囲気が和やかになります。簡潔に、短い内容で紹介できるようにまとめておきましょう。

大学のサークルなどの活動内容を話すのがおすすめ

自己紹介では、自分の名前だけではなく、大学名や所属している部活・サークルについて簡潔にまとめて話してみましょう。大学で印象に残っている思い出や出来事でもよいです。

運動系のサークルなのか、文科系なのか、どんなことをするサークルなのか、など後で話のきっかけになる内容を紹介しておくことで、後々の会話がスムーズになります。

サークル活動については、「〇〇の競技をしています」だけでは相手に伝わりにくいです。サークルの規模や具体的なエピソードなど、興味をもってもらえる内容を全面に紹介していきましょう。

④チームで頑張ろうと伝える

自己紹介の最後に、「チームで頑張りましょう」という言葉を添えると好印象です。グループディスカッションでは、誰かひとりだけが活躍していても、選考を通過することは厳しいです。

一人ひとりが協調性をもって取り組むことで、そのチーム全員が採用担当者に注目されるようになります。最初に「チームで頑張ろう」と伝えることで、チーム内の空気が格段によくなり、よりよい意見が出せるようになるでしょう。

また、採用担当者からも、チームを気遣うことができる人物として高評価を得られます。グループディスカッションでは、協調性が何よりも評価されています。

自己紹介の時点で協調性の側面をアピールすることができれば、採用担当者によい印象を与えることができるため、自己紹介の最後の一言はチームの空気をよくするような言葉を選びましょう。

対等な立場であることを伝えられる

グループディスカッションで注意したいことは、自分の主張を通したいあまり、発言が断定的になったり相手を言い負したりしないことです。グループディスカッションでは、皆が対等な立場です。周りのメンバー全員が仲間であり、一緒に受かるつもりで議論することを心がけましょう。

グループディスカッションのメンバーを敵と思ってしまうと、攻撃的な言動になりがちです。相手の発言を否定せず、もし違う考えならば、「〇〇もよいけれど、こういう方法も考えられるのでは」という代案を出しましょう。

また、誰かが話している時は、話している人の方に体を向けて相槌を打ちながら聞くとよいです。もし自分が発言している時に、他の人が上の空では、あまりいい気がしないでしょう。採用担当者は、発言していない就活生の態度もよく観察しています。気を抜かずにディスカッションに参加することが重要といえます。

⑤大きな声と笑顔で話す

自己紹介での印象は、当然ディスカッションのメンバーからの第一印象になります。そのため、ここでは大きな声で、笑顔で話すことが大切です。

ぼそぼそと小さい声で話してしまうと、暗い人物と思われかねません。また、表情が硬いと、ぶっきらぼうで冷たい人とも感じられてしまうでしょう。そうなれば、その後のディスカッションでも、周囲からどこか敬遠されてしまい、意見をいうチャンスが減る可能性も高いです。

ディスカッションが始まる前に明るい印象を得られるよう、自己紹介は大きな声と笑顔を心がけましょう。そうすれば、討論にもスムーズに入っていけます。

グループディスカッションでの自己紹介の注意点3つ

グループディスカッションの自己紹介では、注意するべきこともいくつかあります。この注意点を知らずに自己紹介をおこなってしまっては、採用担当者からマナーを守れない人というマイナス評価をされかねません。

また、周囲の就活生に不快感を与えてしまい、その後のディスカッションでぎすぎすした雰囲気になってしまう可能性が高いです。

ここでは、グループディスカッションの自己紹介で注意したい点を3つ紹介します。討論を円滑に進めるためにも、しっかりと理解しておきましょう。

①長々話すのはNG

グループディスカッションの自己紹介で、ついつい長く話し過ぎてしまう人もいます。しかし、グループディスカッションでは時間が限られています。自己紹介込みで〇分とされている場合も多いです。ダラダラ長く自己紹介をしていては、肝心の議論の時間が少なくなってしまうでしょう。

自己紹介で議論の時間が削られてしまっては、たとえチームで仲良く話せたとしても意味がありません。グループディスカッションは友達を作るための場ではありません。自己紹介は最低限の内容にとどめましょう。

②役割はまだ主張しない

グループディスカッションでやりたい役割があると、ついつい自己紹介の段階で主張したくなる方もいるでしょう。しかし、自己紹介での役割の主張は、採用担当者にはもちろん、チーム内からも嫌われるためNGです。

採用担当者からは、自己中心的な人物とマイナス評価をされるでしょう。同じチームのメンバーからは、主張が強い人だからあまり意見を交えたくないな、と思われてしまいます。そうなっては、肝心のディスカッションで実力を発揮できなくなって可能性が高いです。たとえやりたい役割があったとしても、全員の自己紹介が終わったあとの段階で主張するようにしましょう。

周りに不信感を与えてしまう可能性がある

グループディスカッションでは、あまりにも目立った態度や発言は、相手に不快感を与えてしまいます。自分をアピールしようをいう気持ちから、つい話しすぎることがないように気をつけましょう。グループディスカッションはあくまでも集団での討論や作業が評価の主軸であり、自己紹介はそのための準備と捉えましょう。

集団での協調性を乱す行為は、評価がマイナスになりかねません。個性を出すために「~が得意です。~ができます」ばかり主張することはあまりよい結果にはならないでしょう。グループディスカッションの中ではあくまでも、会話のキャッチボールが大切です。もしあまり発言していない人が見受けられたら、「〇〇さんはどう思いますか」などと話をふることも重要です。

③自己PRはしない

面接での自己紹介とグループディスカッションでの自己紹介では、役割が異なります。面接の自己紹介には、面接官に自分をアピールする役割がありますが、グループディスカッションの自己紹介では、ディスカッションするメンバーに自分のことを知ってもらうことがおもな役割です。

面接の調子で自己PRを交えながら自己紹介をしてしまうと、「周囲に合わせられない人」とマイナスな評価をされかねません。また、他の就活生から「自分だけアピールをする自分勝手な人」という印象を抱かれ、その後の討論に悪影響を与えてしまう可能性もあります。

グループディスカッションでの自己紹介は面接での自己紹介とは異なるということを意識し、自己PRをしてしまわないように注意しましょう。

グループディスカッションの自己紹介例文3選

グループディスカッションでの自己紹介のポイントを踏まえて、例文を3つ紹介します。ポイントを理解していても、実際どのような内容にすればよいのか、どのくらいの長さのすればよいのかなど、疑問を抱えている人もいるでしょう。

そのような人は、例文を参考に、自分の自己紹介をイメージしてみることが大切です。あらかじめ内容を固めてから、本番に臨みましょう。

例文①

はじめまして。私は、〇〇大学〇〇学部の△△△△です。大学時代は、バレー部の主将をしておりました。実績としては、県内3位に入賞しております。このグループディスカッションでは、バレーで培ったチームワークを発揮したいと思っています。皆さんと色々と議論を重ね、チーム一丸となれるよう頑張りますので、よろしくお願いします。

サークルでチームの主将をして、チームをまとめていることをアピールした例文です。団体プレーで培ったチームワークを、グループディスカッションでも発揮したいと紹介しています。ここでは、県内で3位に入賞しているという内容ですが、チームをまとめるためにどのような工夫をしているかをアピールしてもよいでしょう。

例文②

はじめまして。私は、〇〇大学の△△△△です。現在、ベンチャー企業でのインターンとして、IT企業で広告の担当をしています。「企業がどのような広告を出したいのか」を企業の広告担当者と話して試作しています。このグループディスカッションでは、皆さんとテーマに沿ってよりよい議論を展開したいと思っていますので、よろしくお願いします。

ベンチャー企業のインターンとして、他の企業とのやり取りをアピールしている例文です。インターンではありますが、企業での業務の内容をディスカッションで他の就活生に共有することができます。グループディスカッションのテーマにも「学生と社会人の違い」などがよく出されるため、違いを理解しておくとよいでしょう。

例文③

はじめまして。私は、〇〇大学〇〇学部の△△△△です。今打ち込んでいることは、留学の準備です。卒業前に2ヶ月の留学を計画しています。そのため、TOEICで800点とることを目標に日々頑張っています。このグループディスカッションでは、与えられたテーマに対してよりよい結論が導き出せるように充実した議論を展開したいと思っていますので、宜しくお願いします。

直近の自身の目標やそのために実践していることを紹介している例文です。実践していることの内容を具体的に紹介することで、目標実現のために計画的に取り組める人物であることをアピールしています。グループディスカッションでも計画的な議論ができると期待してもらえるでしょう。

あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、適職診断ツール「My analytics」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

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グループディスカッションは自己紹介でチームの空気を温めよう

グループディスカッションにおける自己紹介は、非常に大切です。そこで好印象を残せるかどうかで、その後の言葉のとられ方も変わってきます。

また、自己紹介でチームの雰囲気が和やかになれば、討論でも積極的に意見を出し合える空気になるでしょう。そのため、自己紹介の出来次第で、その後の討論をスムーズに進められるかどうかが変わってくるといえます。

ここで紹介したポイントを参考にして、よりよい自己紹介ができるように、話す内容を考えてみましょう。間違っても、いきなり印象を悪くするような自己紹介は避けてください。話す内容が決まったら、家族や友人に聞いてもらって、添削してもらうことをおすすめします。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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