OB・OG訪問

【OB訪問のベストな時期】適切なタイミングの実施が内定を近づける

OB訪問に最適な時期とは

OB訪問をする時期は、いつ頃がよいのでしょうか?OB訪問では、志望している業界や企業で社会人として働く先輩から直接話を聞き、業務内容や社内の雰囲気について知ることができます。OB訪問をしたいと考えている方は、そのタイミングをいつにするべきか悩んでいる人も多いでしょう。

OB訪問はいつおこなっても構いませんが、実は最も適した時期があります。周りの就活生たちの動きも考えながらOB訪問をおこない、就活に有利な情報を手に入れましょう。この記事では、OB訪問にベストな時期とその理由について紹介します。

就活はなるべく先手を打って行動することが大切です。企業研究に役立つOB訪問は内定に近づくための第一歩といえますので、他の就活生に差をつけるためにもかならずおこなうようにしましょう。

OB訪問のやり方を確認しておきたい場合はこちらの記事を参考にしてみてください。

OB訪問は3月~5月に集中する

OB訪問が集中する時期は、3~5月です。就職活動の解禁日になっているため、この時期からOB訪問を開始するという学生が多いようです。OB訪問のピークの時期ですので、相手も複数の学生から声を掛けられている可能性があり、また自分自身も就職活動が本格化したことでスケジュールが埋まってきているころだと考えられます。

日程の調整がだんだんと難しくなってくる時期だと考えられるため、早めにOB訪問を始めておいた方がよいといえるでしょう。OB訪問をお願いする先輩と自身の日程が合えば時期は特に限定されていませんので、早めの対応が求められます。

タイミングを逃すと会いたい人に会えない可能性もありますので、特に大手企業や人気の業界に勤めている先輩から話を聞きたい場合は注意が必要です。

ピークを避けられる2~3月

OB訪問が集中するのは3~5月ごろですが、もっとも最適な時期は2~3月とされています。実際のピーク時よりも、早めのOB訪問を心がけましょう。ピークの時期を避けるようにすれば先輩との連絡も取れやすく、複数のOB訪問の日程を立てやすくなります。2~3月であればOB訪問を始めている学生も少ないため、希望した日程に先輩と会いやすくなるでしょう。

OB訪問は時期が遅すぎると相手のスケジュールが空かず、会えないことが多くなってしまいます。就職活動が本格化する前の段階であれば、自身もスケジュールを立てやすいはずです。OB訪問をする時期に早すぎるということはありませんので、他の就活生を出し抜くためにも先手を打っておくことが、就職活動を成功させるコツといえます。

OB訪問の時期には、自己分析を終わらせておこう

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早めにOB訪問をするメリット2つ

早めにOB訪問をするメリット

では、OB訪問を早めの2~3月に行うメリットはなんでしょうか?もちろん先ほども述べたように、他の就活生がまだOB訪問をしておらず、お願いしやすいというものもあります。

ここでは、早めにOB訪問をするメリットについて2つご紹介しましょう。

①他の企業のOB訪問も可能になる

早めにOB訪問をするメリットの1つ目が、一か所の企業だけでなく、複数の企業のOB訪問も可能になるということです。OB訪問の時期が遅くなると、OBとの日程調整ができなかったり、1つに絞り切ってしまう可能性があります。

しかしOB訪問を早い段階からおこなうことで、他の企業のOBも訪問でき、自分の視野が広くなります。まだ企業を決め切らない、自分にはどんな企業が向いているのか分からない人は、早めにOB訪問をおこない、複数のOBやOGに会うようにしてみましょう。

②OBのモチベーションが高い

早めにOB訪問をするメリットの2つ目が、OBのモチベーションが高いためです。OBの対応する就活生が3人目や4人目だった場合、3回、4回と同じ話をしていることになります。何度も同じ話をしているとOB自身が疲れてしまいます。

しかし、1人目だとOBも力が入り、いろんな話しをしてくれるでしょう。そのため、OB訪問はなるべく早い時期からおこない、OBの対応する就活生1人目となるように活動することがおすすめなのです。

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OB訪問の時期に関する注意点

OB訪問をおこなうにはおすすめの時期がありますが、逆に避けるべき時期もあります。適していない時期に活動を始めると、本来のOB訪問で得られる情報の量が半減したり、都合がつかなくなったりしてしまいます。相手の融通が利くかどうか、話を聞かせてもらうのにふさわしい期間なのかよく考えてみましょう。

また、自身の就職活動のスケジュールを踏まえた準備をしていかなければなりません。急な予定が入ったり都合が合わなかったりするせいでOB訪問が中止にならないように、時間に余裕をもって取り組むにはいつ頃がいいのでしょうか。

希望する企業の繁忙期は避けよう

OB訪問を依頼する場合は、希望する企業の繁忙期を避けるようにしましょう。OB訪問の日程として繁忙期を指定してしまうと、断られてしまう可能性が高くなります。多くの企業は12月末・3月末・6月末・9月末に4半期決算がありますので、その時期は避けるべきでしょう。3月はOB訪問に適した月でもあるのですが、後半は避けたほうがよいとされています。

4月や10月も企業の異動の時期と重なるのため、避けたほうが無難です。特に異動や新入社員の入社時期にあたる4月上旬は、どの企業もバタバタしている可能性が高いでしょう。こういった繁忙期の時期にあたらないか事前に企業の状況を確認をして、OB訪問と重ならないようにすることが大切です。

6月以降の遅い時期

OB訪問の時期として、6月以降の遅い時期も避けた方がいいでしょう。6月に入ってからだと、既にOB訪問の予約で埋まってしまっている場合があります。そうなってしまうと貴重な話を聞くことができなくなるため、他の就活生に後れを取ることになってしまいます。

OB訪問を依頼した相手によっては、「6月をすぎてから連絡をするなんて対応が遅い」と思われてしまう可能性もあるでしょう。OB訪問ができないうえに、印象が悪くなってしまうというのは避けなければなりません。6月となるとすでに就職活動も本格化しています。

いつから始めるべきなのかきちんと計画を立てて、相手のためにも自分のためにも早めに動き出すように心がけましょう。

OB訪問は時期だけでなく準備やマナーの把握も必要

OB訪問で注意すべきは、時期だけではありません。質問の準備やOBと接するにあたってのマナーの把握も必要です。質問の準備をまだしていない、どんなマナーが必要なのか分からないという人は、ぜひOB訪問マニュアルをチェックしてみてください。

このOB訪問マニュアルには、OB訪問の準備から、OB訪問中のマナー、終わってからの対応など、OB訪問においてのあれこれがつまっています。せっかくあなたの就活のために、OBは時間を割いて会っています。そのため、あなたはきちんとしたマナーを身に付け接するようにしましょう。そして、無駄な時間とならず有意義な時間になるように努めてください。

訪問時のマナーについてはこちらの記事でまとめていますので、併せて読んでみてください。

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1年のうちからOB訪問を始める人もいる

OB訪問は、一般的に大学3年生の秋ごろから開始する人が多いといわれています。4年生になってからは就活が最も忙しくなるため、3年生の秋頃を目安に動き出す準備をする必要があるのです。

業界や企業によって早めに取り組んだ方がいい場合があり、広告業界や総合商社、イベント系の広告代理店などを希望する学生は、早いうちからOB訪問を始める人もいます。

中には、大学1~2年生のうちからOB訪問を始める学生もいます。大学1年生の時期から始めるのはあまりにも早すぎると感じる方も多いかと思いますが、早いうちからOB訪問を始めて損をすることはありません。社会人の意見を早い段階で就職活動に取り入れることで、より志望企業選びや自分の将来について考えることができるようになります。

OB訪問は時期によっては集中するため早めに動き出そう

業界研究や企業研究に役立つOB訪問は、早めに動き出した方がいいとされています。一般的には3~5月がピークとされていますが、2~3月の時点で早めにOB訪問をしておくと複数の企業を回ることができ、相手も丁寧に対応してくれる可能性が高くなります。うまくいけば、紹介で入社できることもあるでしょう。

OB訪問を避けるべき時期は、その企業の繁忙期です。四半期決算や異動の時期はなるべく避けるようにして、OB訪問ができないか依頼するようにしましょう。6月以降のOB訪問も、時期が遅すぎるため避けた方が無難です。

OB訪問は、タイミングやスケジュールについてよく考えたうえで日程を調整する必要があります。相手と自分の都合をよく考えてから実施するようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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