目次
休日のOB訪問に適切な服装とは
OB・OG訪問をおこなう就活生は、多いでしょう。実際に現場で働く人の生の声を聞けるので、OB・OG訪問には多くのメリットがあるといえます。
OB・OG訪問は、平日だけでなく休日におこなわれる場合や、服装の指定の有無など様々です。平日忙しいOB・OGの場合、都合がつかなくて、休日になってしまうこともあります。
OB・OG訪問の服装について悩む就活生は、多くいます。平日のOB・OG訪問は、相手が仕事中でスーツの場合も多いため、ほとんどの就活生がスーツで行きます。一方で、休日の場合はどんな服装で行けばよいのか迷ってしまう人もいるでしょう。
ここでは、休日にOB・OG訪問する際の適切な服装をご紹介します。好印象を与える服装を男女別にご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「OB訪問のやり方」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「OB訪問のやり方」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。
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【シーン別】休日のOB訪問の服装
OB訪問の服装は、多くの人が悩みます。社会人の先輩と会う機会ですので、緊張し、相手に失礼のないように気を遣います。そのため、何を着ていくことが適切なのかも悩むでしょう。
OB訪問は、平日に行うこともあれば、休日の場合もあります。OBが時間のとれる日程を指定されるので、平日が忙しければ休日になることも多々あります。また、服装についても、指定される場合もあれば、特に指定が無い場合もあります。
スーツを指定された場合は、悩むことは少ないですが、それ以外の場合は注意が必要です。ここでは、各シーン別に、どんな服装を着ていくべきか紹介します。休日のOB訪問は、適切な服装で臨んで、お互いにとって快く話せるようにしましょう。
休日のOB訪問の服装①「指定なし」はスーツで行くのがベター
指定がなくても、休日のOB訪問へはスーツで行くのがベターです。スーツより清潔感のアピールできる服装があるならそれでも問題ありません。
例えば、自分の持っているオフィスカジュアルの服は、スーツよりも明るい印象で清潔感もあると思う人もいるでしょう。
しかし、清潔感は受け取り手が判断するものです。こちらがいくら清潔感があると思っていても、それが本当に清潔感があるかどうかはわかりません。
清潔感があると真面目な印象を与える
多くの社会人にとって、スーツは清潔感がある印象になるため、真面目な学生だという印象にもつながります。スーツが、休日におこなうOB訪問の服装としては一番適切です。
就活の服装において、清潔感はとても重要です。清潔感とは、身だしなみを整えることで生まれ、相手と会うために準備したと伝わるため、真面目な印象になります。相手に敬意を払っている誠実さが伝わる服装は、時間を作ってくれたOBには好印象でしょう。
OB・OG訪問では、先輩に快く話してもらうことで、より多くの情報を得られます。そのためには、好印象な服装で臨み、先輩もあなたに協力したいと思ってもらうことが重要です。
指定がなければスーツがベター
OB訪問では、「私服を指定されなければスーツで行く」という暗黙のマナーがあります。相手サイドから「私服で来てください」という指定がない限り、スーツで行くのが一番適切だといえるでしょう。
指定がない場合は、服装に迷うかもしれません。しかし、OB・OG訪問は就活の一環でおこないます。そのため、会社に訪問しても違和感のない服装が前提となります。基本的にリクルートスーツで臨むことが、適切だといえます。
休日のOB訪問の服装②相手が知り合いだった場合の服装
休日にOB訪問をする場合、相手が知り合いでもスーツが一番適切な服装になります。知り合いといえど、相手は社会人です。
相手が知り合いであった場合でもOB訪問なので、礼儀は忘れないようにしましょう。スーツを着て、服装からきちんとした印象を与えることが大切です。
一方、相手によっては、「堅苦しいことが嫌いだから、普段着で来てください。」と言われる場合もあります。あなたに緊張感を与えることなく、本音を引き出したいと考えてくれているのかもしれません。この場合は、相手の意思を尊重して普段着で行きましょう。
OBが知り合いであった場合は、相手の気持ちを優先して対応することをおすすめします。服装に関して何も言われなければ、無難にスーツで行くべきです。
休日のOB訪問の服装③私服指定ならスーツはNG
休日ということもあり、OB訪問を受けてくれる側から「スーツではなく私服で着てください」と指定される場合もあるでしょう。もしそのように私服を指定されているのであれば、そこにスーツで行くのは失礼に値します。
わざわざ私服指定をする場合は、何かしらの意図がある可能性もあります。リラックスしたムードで会話がしたいから、私服で来てほしい人もいるでしょう。また、センスを見たいため私服指定をしているかもしれません。
いずれにしてもスーツで行けば、その意図をないがしろにしてしまうことになります。指定されていたら休日のOB訪問には私服で行きましょう。
私服はオフィスカジュアルが適切
休日のOB訪問で私服を指定された場合は、オフィスカジュアルであれば問題ありません。オフィスカジュアルは、ビジネスシーンでも適している服装ですので、社会人になる前に把握しておきましょう。
OB訪問の服装としてオフィスカジュアルの服を選ぶ際には、「会社内にその服装で入っても浮かないであろう格好」を前提にしてください。社会人の先輩に貴重な時間を割いてもらうので、相手に失礼のない服装を選びましょう。
シャツとチノパンであったり、ジャケットとミモレ丈のスカートなど、なるべくきれいめな服装を意識すると良いでしょう。
休日のOB訪問に私服で来てほしいといわれても、普段着ているような私服で行くのはNGです。記事の下部で、「休日のOB訪問で避けるべき服装の特徴」についても紹介しているので、それも確認したうえで服装の参考にしてください。
「オフィスカジュアル」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「オフィスカジュアル」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。
インナーは派手でない衿付きのシャツを選ぶ
OB訪問の際に着るトップスですが、きちんと感の出る襟付きのシャツを選ぶようにしてください。なおかつ、あまり派手なものではないほうが良いでしょう。
迷うのであれば、清潔感のある白色が無難です。一方、襟のないTシャツやパーカーなどは、ラフすぎる印象を与えてしまいます。気負わずリラックスして臨むという面では良いのかもしれませんが、だらしなく見えてしまうので適切ではありません。
夏場であれば、ポロシャツを着るというのもよいでしょう。ただし、白や黒、ネイビーなどのシンプルな色味のものを選ぶようにしてください。
もし不安な場合には、一枚ジャケットを持っておくと安心です。ジャケットを着ることで、私服であっても「きちんとした服装」に見えるでしょう。
好印象を与えるOB訪問の服装【男女別】
ここでは、休日のOB・OG訪問の際に着ていくと好印象を与える服装を、男女別でご紹介します。休日のOB訪問にどんな服装で行くべきか分からない就活生は、参考にしてください。
服装や身だしなみひとつで印象が変わることはもちろん、OB・OGからの評価も変わってきます。OB・OGに好印象であれば、相手に快く話してもらえる可能性が高くなります。話しやすい雰囲気になれば、お互いにとって有意義なOB訪問になるでしょう。
良い印象を与え、「協力したい」と思ってもらえるように、適切な服装でOB・OG訪問に参加しましょう。
男性の服装
OB・OG訪問で好印象を与える男性の服装は、スーツです。平日・休日問わず、スーツで訪問しましょう。スーツは、就活の際に使用するリクルートスーツで問題ありません。
スーツの下に着るシャツは、清潔感を意識して白いものを選びましょう。ただし、就活をおこなっていると自然につくシャツのしわには注意してください。ネクタイはシンプルなものを選び、靴下は黒か紺色の長めのものがおすすめです。
私服で来るよう指定された場合の服装は、オフィスカジュアルで行くのがマナーです。普普段着であるパーカーやジーパンではなく、ジャケットやチノパンなどを用いて訪問しましょう。
男性の髪型
OB訪問の際、男性の髪型はどうあるべきなのでしょう。就職活動の一環なので、基本として清潔感のある爽やかな髪型でなければなりません。極端なロングヘアーなどは、この場合ふさわしくない髪型となります。
髪色は、基本的に黒が望ましいです。4~6のトーンが一般的に「黒」と認識される髪色になります。明るい髪色は、「不真面目」な印象になるので注意しましょう
髪の長さはショートヘアが一番望ましいです。おでこを出すような髪型にすると、フレッシュで清潔感のある印象になるでしょう。ミディアムやロングのヘアスタイルは清潔感がなく、だらしない印象を与えてしまいやすいので注意してください。
サイドは必ず耳を見えるようにして、清潔感を出しましょう。襟足も不必要に長くせず、ワイシャツの襟にかからない長さがちょうどいいです。天然パーマやくせ毛の人は仕方ありませんが、直毛の人はなるべくパーマはかけないほうがいいでしょう。
「好印象な髪型」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。
女性の服装
女性の服装も、男性の場合と同じように基本はスーツで訪問します。黒のスーツに白のブラウスを合わせましょう。そして、女性もシャツやスカートのしわには注意してください。しわがあると、だらしないと思われ、悪印象です。
また、女性の場合はストッキングを履くのを忘れてはいけません。スーツの下には、肌色に近いストッキングを履きましょう。
OB・OG訪問では、スーツだけでなくアクセサリーにも注意が必要です。休日のOB・OG訪問でも、ネックレスやイヤリングなどはつけないほうが無難です。どうしても着けたいこだわりがある方は、できるだけシンプルなデザインにしましょう。
OB・OG訪問では、「清潔感」を意識して服装を選んでください。私服を指定された場合は、オフィスカジュアルの服装で行きましょう。スカートはひざ丈以上のものを選び、ジャケットやカーディガンと合った服装なら問題ありません。
女性の髪型
就活では、ショートからロングまで、女性の髪の長さに決まりはありません。ショートやセミロング・ロングヘアのどの長さでも、「清潔感」が大切です。
また、就活では、きちんと自分の顔が相手に見えるような髪型であることが大切です。髪が顔にかかって表情がわからないと、暗い印象になってしまいます。
そして、髪の毛の色にも注意が必要です。女性ですので、ファッション性も含めて明るい色に染めている方も多くいるでしょう。明るい髪色の人は、髪の毛を黒色に染めて就職活動をおこなうことをおすすめします。
髪の毛の色が明るいと、それだけで相手に「不真面目だ」という印象になるかもしれません。いくら意気込んでも、相手に悪い印象を与えてしまっては、就活では不利になってしまいます。
「就活の髪型」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「就活の髪型」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。
女性のメイク
女性は男性と違ってメイクが必要です。社会人にとって、女性のメイクは身だしなみとして求められることも多いです。そのため、企業によってはすっぴんだと印象が悪くなる可能性があります。ただし、濃すぎるメイクはNGです。
では、どのようなメイクが就活向けにふさわしいものなのでしょうか。大切なことは、顔色などが健康的に見えるようなメイクをすることです。
アイシャドウは、ラメが目立たないベージュやブラウンのものを使い、チークは自然な血色感が出るものを選びましょう。
リップは、本来の唇の色に近いカラーを選ぶと自然です。顔が青白くてどこか疲れた印象ではなく、健康的で活発な印象になるようにメイクをしましょう。顔色を明るく見せるためにリップは必須ですが、赤色などの派手な色は、印象を悪くするので注意が必要です。
OB・OG訪問は、就活の一環です。就活では、ナチュラルメイクが推奨されています。就活でのメイクは、相手に自然で清潔感があるように見えることを心がけましょう。
「就活のメイク」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「就活のメイク」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。
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休日のOB訪問で避けるべき服装の特徴
休日のOB訪問は、企業説明会などに比べるとリラックスして臨めるものではありますが、だらしなくあってはいけません。服装に関しても、場合によっては印象を悪くする可能性があるので気を付けましょう。
ここでは、休日のOB訪問の際に避けたほうが良いとされる服装の特徴を3つ、ご紹介します。普段の服装で該当する点がある方は、少なくともOB・OGと会う時間だけはそれを控えるようにしておきましょう。
派手なアクセサリーを身に付ける
休日のOB訪問でも、派手なアクセサリーを付けるのはおすすめできません。アクセサリー自体が大きすぎて目立つものや、装飾が多く派手なものは避けましょう。
就活の服装でアクセサリーは、必要な物ではありません。アクセサリーは、特にこだわりがない場合は着用しないほうが、印象を悪くするリスクは減らせます。どうしてもアクセサリーを付けたい場合は、シンプルなデザインなものを選んでください。
外から見えないであろうネックレスも、念のため外しましょう。指先は目につくため、指輪は目立ちます。イヤリングやピアスも見ればわかるので、初めからつけて行かないことをおすすめします。
小物にもおしゃれを取り入れたいという気持ちがある人もいるでしょう。しかし、休日のOB訪問時には、腕時計以外は何もつけないで臨んだほうがよいのかもしれません。
また、男性でスーツを着て訪問するという方は、ネクタイピンにも気を使いましょう。ネクタイピンは、シンプルなシルバーを選ぶようにしましょう。
OB・OG訪問でOKなアクセサリー
- 腕時計
- ネクタイピン
OB・OG訪問ではNGなアクセサリー
- ネックレス
- ピアス/イアリング
- 指輪
高価なブランド物を身に付ける
OB訪問時に高級バッグなど、高価なブランドものを持っていくというのはやめておいたほうが良いでしょう。明らかに高級ブランドだとわかるようなロゴが入ったものは、就活にはふさわしくないと印象が悪くなる可能性があります。
OB訪問時に使うアイテムを選ぶ際には、高級ブランドのロゴが目立つものは避けましょう。スーツから小物に至るまで、高くても紳士服の量販店で手に入るアイテムを選ぶことをおすすめします。
高級ブランドの例
- エルメス
- ルイヴィトン
- プラダ
- グッチ
- シャネル
ジーンズやカーゴパンツを履く
OB訪問の際に履いていくボトムスに関してですが、選んではいけないものがあります。その代表例が、「ジーンズ」と「カーゴパンツ」です。これらはその「生まれた背景」からオフィスカジュアルとして適していないとされています。
ジーンズもカーゴパンツも、もとは作業着として生まれました。ジーンズは鉱山に勤めている方々の、カーゴパンツは貨物船(Cargo)で作業をする方々の作業着です。
その事情があることから、ジーンズもカーゴパンツもオフィスカジュアルとしては適していない服装だとされています。ダメージ加工やクラッシュ加工が施されていないきれいなものでも、着用するのは避けるようにしてください。
OB訪問でのコートとカバンのマナー
ここまでの見出しで、どういう服装をすべきか、またどのような服装がダメなのかということを解説してきました。これに加えて、とくに冬場はコートを着脱する機会が多くなるでしょう。
コートやカバンの扱いには、マナーがあります。ビジネスマナーとして今後も必要になるので、覚えておきましょう。ここでは、OB訪問時の服装や持ち物に関するマナーとして特に知っておいてほしい3点をご紹介いたします。
コートは事前に脱ぐ
冬場にコートを着てOB訪問に向かう際には、相手と対面する前の段階で脱ぎましょう。寒いかもしれませんが建物に入る前に脱いでおくことが最も良いとされています。
具体的な理由としては、2つあります。コートを脱ぐというところを相手の方に見せるのは、美しくありません。また、施設内にほこりや汚れた外気をなるべく持ち込まないためという理由です。
コートを脱いだときに、外側を軽く払ってほこりを落とすとさらに良いでしょう。また、脱いだものは内側が表に来るようにたたんでください。些細なことではありますが、相手を思いやる気持ちを見せておきましょう。
コートはカバンの上に置く
脱いだコートは、カバンの上に置いてください。コートは畳んで腕に抱えて持ち、着席する際には、小さくまとめて自分のカバンの上に置くのがマナーです。椅子の背もたれ部分にかけるのは、この場合には好ましくありません。
普段であれば、椅子の背持たれにコートをかける人は多いのではないでしょうか。しかし、それは後ろから見たときにだらしなく見えてしまうほか、椅子を汚してしまう可能性もあります。
また、話している最中には体が動くので、いつの間にかコートがずり落ちる可能性も考えられます。そのようなことがないように、脱いだコートはカバンの上にのせておくようにしてください。
カバンはA4サイズが入るものを選ぶ
カバンは、いざ資料を渡されたとき、入れられるように、A4サイズが入るものを選びましょう。OB訪問時には、OB・OGの方より何か渡されることも想定して、手ぶらで行くのはやめましょう。
しかし、当日に使うカバンを選ぶにしても、どのようなものを持てばよいのかが分からないという方も少なくないでしょう。その場合には、「A4サイズの紙が折らずに入るもの」を選ぶということを必ず覚えておくようにしてください。
なぜなら、書類の多くがA4サイズのものであるからです。それより大きなサイズの書類であれば折る必要は出てきますが、A4サイズが入る手持ちカバンを選べば特に問題はないでしょう。
また、冬場であれば自立するものを選ぶとよいでしょう。コートをかけたときにも、倒れることは少なくなります。
休日のOB訪問は適切な服装をして行きましょう
OB訪問の服装には、指定がなければスーツ、指定があればオフィスカジュアルのようなきれいめなスタイルで行くようにしてください。そうすれば服装で悪い印象を相手に与えることもなくなり、今後の就活に活かせるOB訪問の時間を過ごせるでしょう。
服装は、印象に関わります。だらしない身だしなみや、清潔感のない服装は、相手に悪い印象を与えかねません。OB訪問で悪い印象を与えてしまうと、就活において有効な情報を快く話してもらえない可能性もあります。
休日のOB訪問は、適切な服装で行くことで、お互いにとって快く話し合える時間になるでしょう。