履歴書

【工場の志望動機の書き方】履歴書でNGな内容と例文10選

工場の志望動機の書き方

工場勤務を目指す場合、とくに志望動機を絞り出しにくいですよね。工場勤務が好きというのが正直な理由という方はいらっしゃると思いますが、それ意外にあまり理由がない就活生も多いでしょう。しかし、ただ単に好きだけでは志望動機が弱いです。そこで、工場勤務を目指す人のために志望動機の書き方とポイントをご紹介します。

①工場独自のことを調べる

工業勤務を目指す場合の志望動機の書き方における1つ目のポイントは、その工場独自のことについて調べることです。その工場ならではの特性やいいところを見つけることができれば、それを志望動機にするだけで印象は良くなります。

例えば、それが大きな工場で多種多様な作業をやっているケースであれば、その工場に就職すれば将来的にさまざまな作業をするのが可能になるかもしれません。これはその工場ならではの魅力ですから、惹かれた部分を伝えると他社との差別化を図れた志望動機ができるでしょう。

工場と一口に言っても規模や種類などさまざまありますから、その工場独自のことを調べてそれを志望動機に盛り込んでいってください。一つでも他の工場ではだめ、という理由が見つかれば、あとはもう工場勤務が好きだという理由でも十分印象強い志望動機ができるのです。

②工場勤務が好きな理由を述べる

工場勤務を目指す場合の志望動機の書き方における2つ目のポイントは、工場勤務が好きな理由を述べることです。なぜ工場勤務が好きなのかというきっかけや、なぜ工場勤務がしたいのかという理由を考えてみてください。

もちろん「楽そうだから」といった理由は、NGです。黙々と作業を続けるのが得意なのであれば、その点を志望動機に盛り込みましょう。このように自分の性格や特性を取り上げて、工場勤務に向いているというアピールにつなげるとより良い志望動機になります。

工場では手先が器用な人や根気のある人が求められますから、そういった作業に向いている人がいれば採用したいと思います。そのため、向いているというアピールをすれば、志望動機は十分に魅力的なものになるのです。

③技能・資格をアピールする

志望動機を書く際には、技能・資格をアピールすることも大切です。なぜなら、工場に就職したいという動機・想いなどが十分に伝わったとしても、「採用したらどのように活躍できるのか」が具体的にわからなければ、採用するメリットが伝わらないからです。

もちろん、動機や想いは長く仕事を続けていく上でとても大切な要素です。ただし、やる気だけあっても工場での仕事が勤まるというわけではありません。「就職後にどのような能力を発揮できるのか」をわかりやすく伝えることが大切であり、技能・資格のアピールはこの点で有効なのです。

ただし、持っている技能や資格をただ伝えるだけではアピールになりません。工場での仕事を自分なりにきちんと理解し、その仕事で活かせる形で伝えていくのがベストでしょう。持っている技能や資格があれば、「どうしたら仕事で活かせそうか?」を具体的にイメージし、積極的に伝えていくと良いでしょう。

④将来どうなりたいか述べる

工場勤務を目指す場合の志望動機の書き方における三つ目のポイントは、将来どうなりたいかを述べることです。志望動機は、志望した理由と共に熱意を伝えるためのものです。志望動機でより熱意を伝えるために、その工場に勤務したのちに将来どうなりたいかを述べるようにしましょう。

そうすると、熱意が伝わるようになります。5年後や10年後といった将来までしっかり見通しができていれば、真剣にこの工場で働くことを考えてくれているんだなと感じるものです。

とくに工場勤務という特性上、なかなか将来どうなりたいかまで考えている人はいません。一生工場で働きたいのか、工場勤務から少しづつ出世して最終的に本社で働きたいのか、そういう将来の目標のようなものも志望動機につなげてみると良いでしょう。

工場の志望動機を書く際のNG内容

日本において製造業は日本を支えている産業といっていいでしょう。競合他社が多数存在しています。志望動機を書く上で競合他社の事を引き合いに出すことはNGです。「○○社よりも技術が上だ。」だったり、「○○社よりも老舗だ。」だったりと、他社名を出してはいけません。志望動機を書く上では、面接を受ける企業の優れている点を、志望動機にさりげなく盛り込みましょう。

待遇面で決めたという内容

志望動機に、「給与が高い、賞与が安定している、福利厚生がしっかりしている」等の待遇面での動機を書くのもNGです。選ぶ側からしてみれば当たり前かもしれませんが、選ばれる側の企業からしてみれば「わが社の技術に興味がない」「お金の事しか頭にない」などの印象を受けるでしょう。

安定した収入を求めているのは当然ですが、それは企業側も日々創意工夫しています。待遇面は安定していることが前提として、優れた人材を募集しているのです。書くとするならば、「企業と一体となり今後の発展、安定に尽力致します」このような内容を盛り込むと良い印象を受けるでしょう。

その企業の仕事ではない部分で選んだという内容

志願する理由として、家が近い・未経験者歓迎・知り合いが多い等で選ぶケースもあります。しかし、その理由を書いてしまうのもNGです。

長年務めるのですからこのような条件で仕事を決める場合もありますが、このような文章を盛り込んでしまうと、企業側としては「工場が移転しても残ってくれるのだろうか」「知り合いが退社しても辞めないだろうか」等と思ってしまうでしょう。

工場は、合併・集約などによる移転、もしくは海外進出等による転勤も考えられます。企業としてはその様な時が来ても残ってくれる人材を募集しているのです。「何があっても勤められる」という覚悟を持っていることをアピールするのも有効といえます。

表現が曖昧で説得力のない内容

面接を受ける企業の下調べをして面接に向かうケースもあります。ですが曖昧な表現ばかりを使うのはNGです。「貴社の技術を知り、とにかく感動しました」「日々品質を上げていることを凄いと思いました」このような文章ばかりではこちらの誠意が伝わりません。

感情表現しかしていないと、なぜ感動したのか、どうして凄いと思うのか、面接官は疑問に感じるでしょう。志望動機では、文章の中に説得力のある理由を盛り込みましょう。企業は独自の技術を持っていますが、そこを知られていると誇らしく感じるものです。文章としては、何の技術に・何を感じ・自分はどうしていきたいのかを、盛り込むと良いでしょう。

就活本やサイトのパクリ

求人情報や雑誌など、特に人材募集が多いのが工場だと言えます。その分、履歴書例文、志願理由テンプレートなどが多数存在しています。参考にすることは良いことだと思いますが、そのまま例文を使用する、所謂パクリはタブーです。

もしそのままの文章を提示したらどうなるでしょうか。「あのサイトの文章だな」と思われた時点で不採用となるでしょう。しかし、初めて書く文章ですから書き方が分からないこともあります。ただ真似るのではなく、まずはフォーマットを参考にして書いてみて、繰り返すことでオリジナルの文章を作りあげましょう。

質問に答えるだけで志望動機を完成させよう

工場の志望動機を作成する際、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。

志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に工場に採用される志望動機を完成させましょう。

工場の志望動機例文

志望動機の書き方のポイントを押さえたら、例文を見ていきましょう。10件の例文をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

例文①

私が◯◯工場を志望する理由は、2つあります。1つは、私が幼いころ母が工場で勤務しており、その内容が主に貴社の内容と近く親しみを感じられるからというのが理由です。もう1点は、私がそうした環境で育ったこともあり、◯◯業界の発展に貢献したいという気持ちが強くあります。貴社はその中でも特化したジャンルで強みを持っており、ほかの工場以上に強く貢献したいという気持ちを持って業務にあたれると考えられるからです。

1つ目の例文は、「志望する工場に親しみを感じ貢献したい」という理由です。ポイントは「特化したジャンルで強みを持っており」と、その企業でないといけない理由が盛り込まれていることです。また、書き方のポイント①でご紹介した「工場独自のこと」を書いているので、魅力的な志望動機だといえるでしょう。

例文②

私が◯◯工場を志望する理由は、大きく分けて2つです。1つは、幼いころから指先が器用だったためです。高校の頃はロボットの製作に強く関心を持ち、都内のコンテストに出場した経験もあります。2つ目の理由は、営業職のように多くの人と触れ合って進める仕事よりは、よりスペシャリストとして1日中1つのことを深めていく業務のほうが、自分自身の性格とマッチしていると考えたからです。

2つ目は、「自分の長所が活かせること」と「性格がマッチしていること」を志望理由にした例文です。長所が活きた過去の経験を書いているので、説得力があります。工場勤務が好きな理由を盛り込んでいることが分かるでしょう。志望動機を書く際に長所を織り交ぜることで、入社後の姿がイメージしやすくなるのです。

例文③

私が◯◯工場を志望する理由は、本社で働きたいからです。私は、企業研究をしているうちに本社での仕事に興味を持ちました。しかしながらそのためには、まず工場の現場の仕事を徹底して理解することが重要だと考えています。また、将来的に貴社が参入している◯◯業界はさらに飛躍していくと考えられるため、自分自身もそうした成長産業を支えたいと思っています。

3つ目の例文は、将来どうなりたいかを盛り込んだ例文です。担当者に入社への熱意を伝えることができます。「そのために今何をすべきなのか」まで書くと、さらに良い印象を与えられるでしょう。掲げる夢は何でも良いわけではないので、現実的なものにするのがポイントだといえます。

例文④

私が貴社を志望する理由は、貴社が掲げる「最高品質のものを届ける」という理念に感銘を受けたからです。私も、貴社の一員として最高品質の〇〇を作りたいと考えています。そのために、常に向上心を持ち自分に厳しい人でありたいと思います。もし貴社に入社致しましたら、一刻も早く貢献できるよう全力を尽くしていく所存です。

4つ目の例文は、企業理念に共感したものです。実際に掲げている企業理念を書くことで、企業研究をしっかりおこなってきたことをアピールできます。共感した企業理念に対して、自分がどうしていきたいのかを盛り込むと、より魅力的な志望動機になるでしょう。

例文⑤

私は、貴社の経営方針である海外事業に興味を持ち志望いたしました。貴社について詳しく調べるほど、貴社で開発された〇〇を世界の人に知ってほしいと強く思うようになりました。私は留学経験があり、日常の会話は英語で話せます。この強みも貴社の事業に活かし、ぜひ貢献したいと考えております。

5つ目は、志望する企業の事業に興味を持った例文です。4つ目の例文と同じように、どんな事業なのか具体的に書くことで印象が良くなるでしょう。この例文のように、事業に活かせるスキルや資格を盛り込むと、担当者の印象に残る志望動機になります。自分にはどんなスキルがあるのか、自己分析してから書くと良いでしょう。

例文⑥

私が貴社を志望しますのは、貴社が「人と自然の共存」を踏まえた技術開発をおこなっているからです。会社説明会で、貴社が風力発電の技術に注力して結果を出していることを知り、とても感動しました。私は人と自然がよりよい形で共存できる技術こそ、本当に求めるべき科学技術であると考えているからです。
大学時代は機械工学を専門に学びました。難しい課題にも粘り強く取り組み、成績は全て「良」以上でした。学んだ知識と粘り強い性格を活かし、貴社に貢献したいと考えています。

この志望動機の良い点は、企業の具体的な取り組みや実績を取り上げ、企業の姿勢と自分の目指す方向が一致していることを示せている点です。企業の取り組みや自分の気持ちをストレートに盛り込むことで、本気度が伝わる志望動機になっています。また、大学時代の経験も、入社後に活かせる形でアピールできているので好印象でしょう。

例文⑦

私が貴社を志望しますのは、貴社が国内の半導体分野でトップを走っているからです。私は幼少時から機械に興味を持っており、特に半導体に強く惹きつけられました。父が精密機械の製造に携わっていたこともあり、私も父のように半導体分野で製造の仕事に携わりたいと考えました。
学生時代にはデータ入力の仕事をアルバイトで経験しましたが、誰よりも速く正確な仕事をし、アルバイト部門で表彰されたことがあります。「正確さ・速さ」を重視した取り組みで貴社にも貢献していきたいと考えています。

この志望動機では、志望企業が半導体分野でトップを走っているという事実を盛り込むことで、企業の強みを理解していることをアピールできています。この志望動機でも、自分が幼少時から機械に興味があったこと、父のように働きたいと考えたことなど、具体的かつストレートに書かれています。その企業に興味を持ったこともリアルに伝わりやすいでしょう。企業で求められる正確さ・速さという点にフォーカスしてアルバイト経験を伝えている点も好印象です。

例文⑧

私が貴社を志望しますのは、貴社がチームワークを重視する社風であることを強く感じたためです。工場見学の際、先輩社員の皆様が、お互いに声を掛け合って全体の状況を把握しつつ、楽しい雰囲気で仕事をしているのを感じました。生産性の高い仕事をする上でチームの活気は不可欠と考えます。私は学生時代、文化祭の運営スタッフを3年間務めました。
「チームの中でどう動くのが皆にとってベストか」を常に考えて行動し、チームを盛り上げる声がけも積極的にしました。貴社に入社した際にも、チームの中で自分の役割を精一杯果たし、盛り上げ、貢献していきたいと考えます。

この志望動機は、チームに貢献したいという気持ちや協調性をアピールしています。実際にその企業の雰囲気に触れて感じたことを盛り込んでいるため、説得力があります。自分の学生時代の活動を通じ、自分がチーム全体を意識して責任感を持って動けることがアピールされています。協調性やチームを重視する社風の企業であれば、このようにチーム目線で責任感を強くアピールするのも1つの方法です。

例文⑨

私が貴社を志望しますのは、貴社が医療機器の製造を通して医療の質向上に貢献している企業だからです。医療現場の声を頻繁に聞き、問題解決のための製品を作るという貴社のスタイルにとても共感しました。より安全・安心で健康的な暮らしを多くの人ができるよう、私も貢献したいと思います。
学生時代は機械工学を専門に学びました。また、食材工場のアルバイトで正確・慎重な仕事を心がけてきました。これまで学んだ知識や経験で精一杯貢献したいと考えます。

この志望動機では、「医療現場の声を聞き、製品開発に活かす」という志望企業の特徴を押さえ、「貴社でなくてはダメなんです」という気持ちを強くアピールしています。自分自身の目指す方向性と、企業の方向性が一致しているとアピールできており好印象です。学生時代に学んだことやアルバイトの経験も、「就職後に活かせるか」という観点でアピールできています。

例文⑩

私が貴社を志望しますのは、私が貴社のバイクを長年愛用しており、貴社の一員として、よりユーザーに喜ばれるバイク作りに貢献したいと考えたからです。私が愛用している○○は、乗り心地も性能も抜群で、〜〜年間乗り続けています。
ユーザーの目線に立った製品開発、細部まで徹底された品質管理がなされていたからこそ、そのような満足感が実現できているのだと感じました。私は学生時代、データ入力のアルバイトを経験しており、正確で速い仕事ができているということで表彰されたことがあります。
御社でもより良いバイクの魅力をユーザーに届けるという使命感を持ち、速く正確な仕事で貢献したいと考えます。

この志望動機は、自分自身が使用しているバイクの製造元に就職を志望しているケースです。愛用しているバイクなので、その魅力や「より良いバイクの魅力をユーザーに届けたい」という気持ちに強い説得力が生まれています。気持ちの強さをアピールするだけでなく、アルバイト経験から採用メリットをアピールできている点もバランスが取れていて良いと言えるでしょう。

工場の志望動機は印象に残る書き方をしましょう

工場で働きたいのであれば、今回紹介した書き方の4つのポイントを参考に志望動機を考えてみてください。志望する工場にもよりますが、もしかしたら倍率はそこまで高くはないかもしれません。しかしながら、条件のいい職場であればその分倍率も高いです。志望動機で差をつけて、より良い条件の工場への就職を勝ち取りましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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