履歴書
画像解説付き|履歴書のNG例一覧と正しい書き方を紹介
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目次
履歴書のNG例を知って正しい書き方をマスターしよう
志望企業が定まって各企業に応募していく段階になると、履歴書を自身で作成していく必要があります。
しかし今まであまり履歴書を書いた経験がなく、履歴書作成に不安を感じている学生や、避けるべき内容を知りたい学生もいるでしょう。
そこでこの記事では、履歴書でよくある失敗と正しい書き方を画像を交えながら解説します。NGな履歴書になっていないかの確認方法も紹介するので、履歴書作成で失敗したくない学生はぜひ参考にしてください。
前提をチェック! 履歴書で見られているポイント
採用担当者にマイナスの印象を感じさせてしまうNGな履歴書を避けるには、事前に採用担当者が履歴書のどのようなポイントに着目しているのかを確認することが大切です。
そうすることで、履歴書を作成する際に意識すべきポイントを明確にできますよ。ここでは、履歴書で企業が見ているポイントを2つ紹介するので、履歴書を作る前に必ず確認しましょう。
基本的なマナーがあるか
履歴書には、一般的なマナーがあります。そのため、企業は履歴書を通じてマナーを守れる人材であるかを確認しています。
履歴書における一般的なマナーは、以下のとおりです。
たとえば、履歴書に書かれている文字がなぐり書かれていたり、下書きが残っていたりすると採用担当者からは一般的な常識に欠ける人だと思われるでしょう。
また、履歴書に文字を書く際は、他者に改ざんされてしまったり、文字が消えてしまったりするリスクを回避するためにも、消えないボールペンで書くことがマナーとされています。
このような一般的なマナーを守れないと、社会人になっても顧客や取引先に迷惑をかけてしまう可能性があるため、採用担当者は必ず確認しているのです。
入社への熱意があるか
採用担当者は面接選考を効果的におこなうためにも、書類選考の時点で入社熱意があるかを判断しています。そして、判断基準の一つとして履歴書を活用し、そこに書かれている文章をもとに熱意があるかを確かめているのです。
そのため、履歴書の内容が抽象的であったり、志望動機や自己PR欄に空欄があったりすると、入社熱意がないと判断され、書類選考の時点で落とされてしまう可能性もありますよ。
履歴書で入社熱意を示すためにも、志望企業ならではの強みや特徴を交えた志望動機や自己PRを考えることが大切です。
履歴書マニュアルを確認してください
履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。
そんな時は履歴書のポイントを網羅した「履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。
実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。
あなたが書類選考でアピールできる長所を特定します。
画像で失敗例を解説! 履歴書の項目別のNG例と正しい書き方
企業が履歴書で確認しているポイントを把握したところで、履歴書の画像を確認しながら、どのような点を意識することでNGな履歴書を回避できるかを解説します。
履歴書にはさまざまな項目があるため、それぞれの項目のNGな書き方を把握し、採用担当者にマイナスの印象を感じさせない履歴書を作成しましょう。
全体:見やすさや基本的なマナーを徹底する
採用担当者が読みやすいと思える履歴書は、全体を通して違和感がなく、綺麗にまとまっています。そのため、まずは全体を通してマナーが守られているかを意識することが大切です。
たとえば、履歴書上部の日付欄には履歴書の提出日(ポストに投函する場合は投函日)を記入しますが、生年月日と提出日の日付が西暦と和暦で分かれていると、統一感のない履歴書になってしまいます。
ほかにも、履歴書の文章に誤字脱字があったり、話し言葉が混じっていると、注意深さが足りない学生と思われたり、基本的なビジネスマナーが足りていないと感じられる場合があります。
履歴書に書いてしまいがちな話し言葉は、次のとおりです。
履歴書の基本マナーについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
基本情報:日付や写真など細かいところまで注意する
履歴書において、採用担当者が最初に確認する項目は「基本情報」です。どのような雰囲気の応募者なのか、年齢はいくつなのかを添付された写真や項目で確認します。
そのため、基本情報の欄でNGな履歴書の書き方をしてしまうと、第一印象が悪くなってしまいますよ。
そして基本情報でよくあるNG例は、ふりがなの記入漏れや映りの悪い証明写真の添付、「ふりがな欄」にカタカナで記入するなどです。
また、記載するメールアドレスが自身の名前と関連のない文字列である場合、その学生が誰なのかが一目でわかりにくいため、就活用に自身の名前が入ったアドレスを作成しておくことも大切ですよ。
学歴:正式名称で記載する
履歴書の学歴欄を書く際は、いつから書くのかどのように書くのかといった注意点を理解し、正しく書けるようにしておきましょう。
まず就活の履歴書に書く学歴は、中学卒業から書きます。なぜなら、中学までが義務教育として定められているため、採用担当者はその後の学歴を知りたいからです。
また、履歴書に学校名を書く際は「〇〇高校」「〇〇大学」ではなく、「〇〇県立△△高等学校」「〇〇大学△△学部✕✕学科」と正式名称で書き、学校を卒業していない場合は「卒業見込み」と書きます。
ほかにも、学生時代にアルバイトを経験した人もいますよね。しかし、アルバイトは正社員ではないため職歴には含まれません。したがって、記入する必要はないですよ。
履歴書の学歴の書き方について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
免許・資格:名称や順番に注意する
志望企業の仕事に活かせる資格を取得しても、履歴書で書き方を間違えてしまうと、取得した資格を採用担当者に正しく伝えられない可能性があります。
そのため、資格・免許欄では、自身のスキルや知識を正しくアピールするためにも、NG例と正しい書き方を把握しておきましょう。
資格・免許欄でよくあるNG例は、次のとおりです。
資格・免許欄でのよくあるNG例
- 正式名称を記入していない
- 級や点数が記載されていない
- 「取得」と「合格」を間違えて記載している
- 取得日順に並べられていない
- 階級ごとに同一資格が記載されている
たとえば、合格ラインが定められている免許や資格を保有している場合は「合格」を記載し、業務をおこなうために免許証が交付されるものは「取得」と記載します。具体的には、自動車免許は「取得」で、実用英語検定は「合格」です。
また、自分を良くみせようと、嘘の資格を記載してしまう人もなかにはいます。しかし嘘の記載は、資格証明書の提出などでバレる可能性が高く、内定取り消しにつながるため絶対に避けましょう。
履歴書の資格欄の書き方について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
資格がない場合の履歴書の書き方についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。
志望動機・自己PR:説得力があるかを意識する
履歴書の項目にある志望動機・自己PR欄は、採用担当者がもっとも確認する項目であり、ほかの学生と差別化する際の重要な要素です。
そのため、志望動機・自己PR欄は、採用担当者が納得できるような説得力のある内容を心掛けましょう。
履歴書における志望動機・自己PR欄のNG例は、以下のとおりです。
履歴書における志望動機・自己PR欄のNG例
- 自分だけの具体的なエピソードがない
- 志望企業ならではの内容になっていない
- あいまい表現が含まれている
- 嘘や過度な誇張表現が含まれている
- 志望動機と自己PRで矛盾がある
前述したとおり、採用担当者は履歴書を通じて、応募者の入社意欲を確認しています。
したがって、志望動機に企業ならではの特徴や具体的なエピソードが含まれていないと、他社の内容を使い回していると判断され、入社意欲が低い応募者だと思われてしまうでしょう。
また、「だと思います」などのあいまいな表現があると、自信がなさそうに見えたり、本心じゃないと思われる可能性があるので、断定表現を使用することを心掛けてください。
本人希望欄・自由記入欄:空欄にしない
履歴書の最後の欄には、「本人希望欄・自由記入欄」があります。そして学生のなかには、ここで気を抜いてしまい、空欄のまま提出してしまう人もいます。
しかし、空欄のまま提出してしまうと、採用担当者からは「記入し忘れ」と判断されてしまい、マイナス評価につながる可能性があるのです。
ほかにも、希望する職種や勤務地が合った場合に、特定の職種や勤務地を書いてしまうと、配属先が限定されてしまうため、ほかの柔軟性が高い学生が優先される可能性もありますよ。
そのため、「本人希望欄」がある場合は、ほとんどの場合で「特になし」と記載しましょう。ただし、「自由記入欄」と書かれている場合は、志望動機や自己PRで伝えきれなかった自身の強みや経験、熱意などを伝えるのも良いですよ。
内容以外の部分:サイズや封筒にも気を配る
NGな履歴書を避けるためには、履歴書の内容以外にも意識すべきポイントがいくつかあります。
たとえば、履歴書を紙で提出する場合、A4サイズやB5サイズなどサイズを指定される場合があります。この場合は、企業が指定したサイズに合わせて送らないと、ルールを守れない応募者だと思われてしまうため注意しましょう。
また、郵送で送る封筒の表面には志望企業の住所と宛先、裏面には左下に自身の住所や氏名を書いて送付することが一般的な常識です。
ほかにも、相手への気配りを考慮した「添え状」を付けていなかったり、一度書いた履歴書のコピーを使用していたりすることもNGな履歴書を回避するためにも避けるべきポイントですよ。
履歴書のサイズについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
履歴書を送る封筒について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
履歴書の添え状について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
コピペで使える自己PR文がかんたんに作れます
自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?コピペで使える効率的に受かりやすい自己PRを作成することができます。
自己PR作成ツールを使えば、簡単な20個の質問に答えていくだけで、あなただけの自己PRが完成します。
作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
あなたが書類選考でアピールできる長所を特定します。
最終チェック! NGな履歴書になっていないかを確認する3つの方法
NGな履歴書を避けるためには、たくさんの注意点があります。そのため、正しい履歴書を作成したつもりでも、気付かないうちに間違った書き方をしている可能性もあるでしょう。
そのため、NGな履歴書を採用担当者に送らないためにも、最終チェックを怠らないことが重要です。
ここでは、NGな履歴書になっていないかの3つの確認方法を紹介するので、履歴書を作成できたら一つずつ確認してみてください。
①NG例と見比べながら見直す
履歴書を作成する際に注意するポイントはたくさんありますが、採用担当者は多くの履歴書を確認していることから、一つでも履歴書のNGポイントがあればすぐに見つけられます。
そのため、履歴書の確認作業で気を抜かず、入念なチェックが必要不可欠です。
したがって、履歴書を作成できたら、この記事で紹介したNG例を一つひとつ確認しながら、自身の履歴書が正しく書かれているかを見直してみてください。
特に誤字脱字や言葉の使い方、正しい名称で書かれているかといった細かなところまで確認することが大切です。そうすることで、NGポイントが一つもない魅力的な履歴書を企業に提出できますよ。
②翌日に見直しをする
履歴書を見直す際は当日ではなく、翌日に見直すことが大切です。なぜなら、翌日に見直すことで、客観的な視点から履歴書を確認できるからです。
たとえば、志望動機や自己PRを考える際にその時点では良い言い回しや表現だと感じていても、日を改めて確認することで、別の表現のほうが良いと感じる場合もあります。
また、履歴書を正しく書いたという認識のもと、その日のうちに履歴書を確認してしまうと、正しく書けているという思い込みから履歴書のNGポイントを見逃してしまう可能性もあるでしょう。
このように履歴書を確認する際は、当日に確認するとミスを見逃してしまう可能性があるため、翌日に確認することが大切なのです。
③第三者に確認してもらう
履歴書を確認する際は、あなた自身だけで確認するのではなく、第三者にも確認してもらうことが大切です。
また履歴書を確認してもらう際は、友人や家族ではなく就活に精通している人に依頼すると、精度の高いチェックに期待できますよ。
履歴書の確認で精度の高いチェックができる人は、次のとおりです。
思わぬところで企業からの評価を下げないためにも、履歴書を提出する前に一度確認してもらいましょう。
履歴書のNG例を押さえて評価につながる書類を作成しよう
就活で履歴書を作成する際は、さまざまなNGポイントがあります。そしてNGな履歴書を企業に提出してしまうと、どんなにほかの部分が魅力的でも、マイナスの印象を持たれてしまう可能性があるので注意が必要です。
そのため、これから履歴書を作成しようと考えている人は、この記事で紹介した履歴書のNG例を参考に、正しい履歴書を書けるようにしてください。
自分の魅力を最大限伝えるためにも、履歴書におけるNG例を押さえて、書類選考突破を目指しましょう。