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ボーナスっていったい何?
ボーナスは正式には「賞与」と言って、日給制や月給制で定期に給料をもらっている労働者(もちろん新入社員も含みます)に対し、それとは別に雇用者から支払われる特別な給料のことを指しています。
江戸時代に配られた「仕着」の名残がボーナス
ボーナスの起源は、江戸時代に商人が奉公人に対してお盆と暮れの時期に配った、季節に合わせた衣類「仕着」にあると言われています。その名残から、現在でもほとんどの企業で夏と冬の年2回ボーナスが支払われることが多いようです。企業の業績がよければ、年度末にあたる3月にも支給される場合があります。ボーナスの法的な性格が雇用者からの「給付」なのか、労働の対価としての「賃金」なのかというのは諸説ありますが、労働基準法11条では賞与は「賃金」であると明確に規定されています。
ではボーナスが賃金であるとして、入社1年目の新入社員の夏・冬のボーナスはいくらくらいになるのでしょうか。
ボーナスが支給される仕組み
初めてのボーナスは何に使うか、ついつい考えてしまう就活生も多いでしょう。ここでは、ボーナスの仕組みについて解説いたします。
そもそもボーナスの支給は、労働基準法などの法律で定められていません。ですので、企業によって支給額も変わってきますし、業績によっても左右されます。一般的なボーナスの計算方法は、基本給×月数です。これに、どのくらい成績を残したのか表す評価係数が加わる場合もありますが、企業によって変わってきます。
必ずしも支給されるものではない
ボーナスの支給に関しては、企業の雇用契約書や就業規則に書かれています。しかし、「業績不振や赤字などの場合は支払われない」と但し書きされていることがほとんどです。また、企業にボーナスを支払う義務はあるものの、先述したように法律で定められている訳ではありません。したがって、ボーナスは必ずしも支給されるとは限らないのです。ボーナスについて間違った知識を持たないように、しっかり確認しておきましょう。
新入社員の初ボーナスの支給事情
上場企業に勤務している4月入社の大卒新入社員の場合、夏のボーナスの平均額は10万円程度、高卒で7万円程度のところが多いようです。新入社員全体で見ると、ボーナスがもらえる場合は5〜10万円程度、ボーナスをまったくもらえない場合も少なくないようです。なぜこんなことになってしまうのでしょうか。
在籍要件によって新入社員のボーナスの額が変わる!
その理由は、ボーナス支給のための「在籍要件」にあります。ボーナスというのは過去半年の労働に対する対価であるため、夏のボーナスを受け取るためには1月から6月のあいだ、冬のボーナスを受け取るためには7月から12月のあいだ、その会社に在籍していることが要件となってきます。このため、4月からしか会社に在籍していない新入社員は、通常もらえる額の半額程度になってしまうのです。
そして、査定期間を確保する関係で夏のボーナスのための在籍要件を10月から3月に設定している会社も多いのですが、そのような会社だと4月入社の新入社員は夏のボーナスはゼロということになってしまいます。この場合、たとえ数万円の寸志でももらえるだけありがたいと新入社員の方は考えたほうが良さそうです。
新入社員の初ボーナスは何に使う?
たとえ数万円であっても、社会人になってはじめて自由に使うことのできるボーナスです。その使い道について、あれこれ悩んでしまう新入社員も多いはず。そこでボーナスのオススメの使い道が「親孝行」「自己投資」「金融投資」です。初任給でいままで育ててもらったお礼として親にプレゼントを贈った新入社員の方は多いと思いますが、初ボーナスでも親孝行をしてみるのはいかがでしょうか。5〜10万円あれば、普段は行かないような高級レストランに食事をしに行ってもいいですし、週末を使って両親を温泉旅行に連れていってもいいと思います。
ボーナスを自己投資・貯蓄などに費やすことが多い!
また、自己投資の資金としてボーナスを使うというのもアリだと思います。語学学校やスポーツジムの入会金などに使えば、将来の自分のスキルや健康としてはね返ってきますし、旅行やエステなどに行ってストレス発散やリフレッシュのためにボーナスを使うのも賢い使い方といえるでしょう。
とくに使い道がないのなら、普通に貯蓄をするよりも、財形貯蓄などで将来の住宅購入に備えたり、社会勉強の一環として株式や投資信託の購入などにあててみるのも良いかもしれません。
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新入社員のボーナスは5~10万円!在籍要件により額が決められる
このようにして新入社員の初ボーナスというのは気づいたときにはなくなってしまっているものなのですが、12月になればまた冬のボーナスがもらえます。
しかも冬は満額をもらえる会社がほとんどでしょう。そう考えると、また明日からの仕事にも気合いが入っていくというものです。
※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。