自己PR

【自己PRで学業についてアピールする方法】注意点と例文3選

自己PRとは何か

就職活動において、志望動機と並んで苦労する項目が自己PRです。いったいどんなことを書けばいいのか悩んでいる人も多いでしょう。特に、大学時代学業に打ち込み、サークル活動などの実績がない方は頭を抱えているかもしれません。

そもそも自己PRとはなんでしょうか。自己紹介の延長、と捉えている人もいるかと思いますが、それは大きな過ちです。自己PRは「募集職種や応募企業に、自分が採用されるに値する人材であることをアピールする」ことです。

したがって、募集職種や応募企業と全く関係ない分野のアピールやただの自己紹介となっては意味がありません。

学業への取り組み方も自己PRで評価されるポイント

新卒の人がアピールできる価値とは、「勤勉さ」「熱意」「明るさ」でしょう。そのため、学業以外に特別なエピソードがないという人も、心配する必要はありません。

他のスキルは社会に出てから覚えればよいですが、この3つだけはやはり採用時に外せない企業が多いです。それでは、大学時代学業に力を入れて取り組んできたという人は、どの様に自己PRすればいいのでしょうか。ここでは、自己PRの方法と学業についてアピールする場合の例文を紹介します。

学業について自己PRする際のコツ

自己PRを書く時には、効果的にアピールできるような工夫が必要です。まずは自分のどのような強みを自己PRとして企業へ伝えるかを考えましょう。自分の長所や、これまでに強みを発揮できたエピソード、入社後にどのように活かせるかを盛り込み、自己PRを完成させていきます。

ここでは自己PRを書く際におさえるべきポイントを具体的にご紹介していきます。これから自己PRを作成しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

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最初に結論から述べる

自己PRを作成する時には、まず最初に結論から述べるようにします。これは自己PR以外にもビジネスのシーンでよく見られる構成ですが、一番伝えたいことを始めに持ってくることで、何が言いたいかが明確になり、聞き手の興味を引く文章になります。説明が長すぎると、結局何を伝えたい文章なのか分からなくなり説得力に欠けてしまいます。

まずは、自分の強みをはっきりと述べましょう。そこから、なぜそう思うのかという理由や、これまでのエピソードで強みを発揮できたことなどを加えていきます。エピソードでは、どんな課題があったのか、解決するために何をしたのか、その結果どうなったのかを順を追って説明し、最後に自分の強みを仕事でどのように活かせるかを伝え、前向きな姿勢をアピールしましょう。

学業への取り組み方で人柄をアピールする

学業を自己PRとして伝えるのもよいですが、企業は応募者がどれだけ学業で優秀な成績を残せたかはあまり重要視していません。それよりも、応募者の人柄や企業への熱意、将来の可能性などを知りたいと思っています。そのため、学業で自己PRをおこなう時には、実績よりも学業への取り組み方を通して、自分の強みや人柄を伝えるようにしましょう。

どのような困難があり、それをどう工夫して乗り越えたのか、結果として何を学んだのかを伝えられるように意識してみてください。どれだけ実績があったとしても、企業から見て将来性があると思われなければ、内定を勝ち取ることはできません。自分の魅力を充分にアピールできるような自己PRを作成しましょう。

具体的なエピソードで説明する

自己PRで大切なのは、具体的なエピソードを使って自分の強みを説明することです。実績を述べるだけでは、その人の魅力や人柄が伝わりません。例えば、「試験で優秀な成績をおさめました」という文では実績だけをアピールしています。一方、「困難な状況でしたが、自分なりの工夫をして良い成績を取ることができました。」とすれば、課題に向けて考えて行動できる人だと感じられるでしょう。

対処法や工夫の仕方は具体的に述べると、相手も状況をイメージしやすくなり説得力が増します。ただ、できるだけ分かりやすく説明しようとすると、だらだらと長い文章になる可能性もありますので、簡潔にまとめるように気を付けましょう。

自己PRで学業をアピールする際の例文

ここからは実際に選考試験の自己PRにおいて、学業をアピールする時に参考になる例文をご紹介します。これまでに解説したポイントやコツをおさえ、自分なりの強みをアピールする文章を作成してみましょう。

まずは、これまでの経験を振り返り、印象に残っている出来事を思い出してみます。その中から、強みを発揮して課題を解決できたことや、大切なことを学んだ経験を選び出してみましょう。例文も参考にしながら、効果的な自己PR文を作成してみてください。

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例文①

私の強みは、目標のために努力を続けていけるところです。大学でその力を発揮できたのは、取得率が50%といわれている授業の単位を取得した時です。学びたいと思っていた授業だったので、単位を取るのが難しいといわれていても、挑戦することにしました。
講義内容を細かくノートに取り、毎日図書館で参考文献を読むことで、自主的に予習・復習に取り組みました。試験は予想以上に難易度が高かったですが、努力を続けた結果、無事に単位を取ることができました。
 最初から無理だと諦めずに、自分なりにコツコツと努力すれば結果につながると感じたのを覚えています。この経験を活かし、仕事をする上でも努力を惜しまず、目標に向かい前向きに取り組んでいきたいと思っております。

※この例文はChat GPT自己PR作成ツールで作成しました。
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単位取得が難しいといわれている授業でも、最初から諦めずに自分なりにコツコツと努力を続けることで結果を出せたエピソードです。取得率が低い単位を取ったことよりも、自分なりにどのような工夫をしてきたのかが大切なポイントになります。また、経験から学んだことを仕事で活かしていきたいと述べることで、前向きな姿勢が伝わります。

例文②

私の長所は、具体的な目標に対して継続的に努力を続けることができる点です。私は学生時代にTOEIC900点を取ることを目標にして、英語学習に力を入れていました。大学に入学した時には500点しか取れませんでしたが、海外旅行の際に現地の人とより深いコミュニケーションがとりたいと感じ、勉強を始めました。
毎日2時間以上英語のラジオを聞き、映画やドラマを見て英語に触れる機会を多くしました。また、街で外国人旅行者に出会った時には積極的に話しかけ、案内をするなどしてコミュニケーションスキルも身に着けることができました。
 その結果、半年で400点のスコアアップを達成し、目標だった900点を超えることができました。目標を掲げ、一生懸命取り組めば結果が出ることを実感しました。これからも、目標達成に向けて努力を惜しまず、御社に貢献できるようスキルアップしていきたいです。

※この例文はChat GPT自己PR作成ツールで作成しました。
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資格試験は成果が分かりやすく、努力をより具体的にアピールできます。資格を取得したというだけでなく、どのように取り組んで、どのような工夫をしてきたのかも合わせて伝えることがポイントです。たとえ、目標としていた資格を取得できなくても、努力して取り組んできた過程をアピールすることで、課題に対して真摯に向き合える姿勢を伝えることができます。

例文③

私は粘り強い性格です。何事も諦めずに困難な状況においても、最後まで全力で取り組んでいく自信があります。大学ではアルバイトをしていましたが、学業との両立がとても大変でした。アルバイト先の飲食店ではリーダーを任され、後輩の指導などをおこなっていたため、とてもやりがいを感じていましたが、学業をおろそかにしたくなかったため、どちらも全力で取り組みました。
無理のない範囲でスケジュールを立て、効率的に勉強ができるように工夫しながら努力を続けました。余裕がなくくじけそうになった時もありましたが、問題点を改善しながらうまく両立し、すべての単位を落とすことなくやり抜くことができました。この粘り強さを仕事でも発揮し、御社に貢献したいと考えております。

※この例文はChat GPT自己PR作成ツールで作成しました。
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学業とアルバイトを両立した経験から自分の粘り強さをアピールしています。一生懸命取り組んできたところばかりではなく、スケジュールを立て、改善点を見つけて工夫を重ねた点も好印象です。なぜ粘り強いといえるのか、どのような点を頑張ったのかなど具体的なエピソードがポイントとなります。

自己PRで学業について述べる時は課題を解決した工夫をアピールする

学業について自己PRする方法についてみてきました。自己PRを作成する際には、結論からのべて目標を達成するためにどのような工夫をしたのかをアピールすることが基本です。具体的なエピソードで学業へ取り組む姿勢をアピールし、自身の人柄や企業に対する熱意を伝えようにするといいでしょう。

自己PRでは、特別なエピソードは必要ありません。企業は、サークル活動で活躍したことや留学など華やかなエピソードを聞きたいわけではなく、就活生の人柄を知りたいのです。学生の本分は勉強することですので、学業に力を入れたという人は自信をもってアピールしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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